アベコベ少女ノヤンデレ裁判 作:MS
※シェリー編最終回、ヤンデレ注意
ええっと何処まで話しましたっけ……そうです!私と彼がこの世で最も深い関係となったところまでですね!ここから先は名探偵シェリー&素敵な助手のドタバタ解決劇ですよ!
……え?捕まるのは私たちの方?
やだなぁ人聞きの悪いこと言わないで下さい!あれは単なる儀式のようなものです!私と彼が親密になるための、ですけどね!
それで話を戻しますと……あの儀式の後、実は二人ともすぐに里親が見つかったんです。まぁほとんど追放されたようなものですけどね!
「里親ですか……なんにせよ離れ離れにはならなくて安心しました!二人で一緒のお家に住めるなんて嬉しいです!」
「てっきり別々の里親かと思ってたからな、二人一緒ならどんな困難でも乗り越えられそうだ」
「えへへ~、だって私たちは
私が共犯者というワードを出すと、彼は身体をビクつかせます。そして私を小動物のように震えながら涙ぐんだ瞳で見つめてくるんですよ!そうしたら嗜虐心?ってやつが刺激される感じがして……
え?全然変じゃないですよ!あの痛めつけられた日々で私の心は死んでしまいました!その死んだ心が動かされることなんて滅多にありませんからね!彼を怖がらせたいわけじゃないんです、ただあの顔を見るとゾクゾクするから何度でも見たくなるってだけでして……他意はありません!
「あれれ~どうしました?」
「い、いや、なんでもない。とにかくシェリー、あの日のことはお互いあんまり話題に出さないようにしないか?」
「そうですか?私はあれがより仲良くなるキッカケだと思ってるので毎日でも話したいのですが……○○さんがそういうなら仕方ないですね!」
「た、助かるよ……」
仲は親密になりましたが、ちょっぴり壁が出来たような気もして悲しかったですね~。まぁすぐにそんな壁はぶっ壊すんですが!それに同じ家に住むからには施設よりも一緒の時間が増えますからね!悲しいのは一瞬でした!
「え、ええっとそれじゃあ明日からは小学校に行くけど……学校ではどう過ごす?」
「うーんと、○○さんと同じクラスですし特には!朝も昼も夜も一緒に過ごせて嬉しい限りです!」
両親は○○さんを男子校に入れたかったみたいですが、本人の希望で共学に通う事になったんですよ!ふっふーん、きっと○○さんも私と離れたくなかったんですね……可愛いところあると思いません?
「そのなんだ、力加減とかちゃんと考えろよ?」
「失敬な!私だってあんなのもう二度とゴメンですよ!分かりますかあの感覚、肉をぐしゃっと素手で潰すのって案外気持ち悪いんですよ?」
「あ、あんま言わなくていいから……」
でも小学校時代は特に語ることもないんですよね。周りの女の子もまだ○○さんには色目を使うような歳でもないですし、たまにイヤな目で見ている先生とかにパンチを……しようとして○○さんに止められたりとかはありましたが。
でも中学校に上がってからは最悪でしたね~。死んだはずの私の心がまるで生き返ったみたいに毎日ざわつきました!生き返ったならよいのでは?いやいや……代わりに○○さんが面倒事にばかり巻き込まれるのでたまったもんじゃありませんでしたよ!
「は、初めまして○○です!好きなことは読書で、よくミステリー小説を読んだりします!これからよろしくお願いします!」
「上手な自己紹介でしたね~!はいみんな拍手~!」
「わ~、元気な男の子だね~」
「めっちゃアタシのタイプかもしれない!」
「ど、読書でミステリ好き、ふへへ、わ、わわわ私と一緒だ……仲良くなれる、よね」
入学して早々の自己紹介の場、そこで「あ、周りはもう敵ばかりなんだ」って思いましたね!あの場で暴れなかった私を褒めたいくらいです!
「はいはーい!私は橘シェリーです!何か事件がありましたら私にお任せください!なんせミステリマニアですから!」
「シェリーちゃんもミステリ好きなんだね……アタシも好き!握手しよ!」
「はい!勿論いいですよ!仲良くなりましょうね!」
「あいたたったたた!腕ががががっ!」
○○さんは言わば肉食獣の巣に飛び込んだ草食動物!共学の学校だったので他にも男子はいましたが、一クラスに二人いるかいないかレベル……なので他の肉食獣にぱくっとされないように私が守ってあげる必要があったんです!
「○○さん!いくら体育の授業とはいえ半袖半ズボンは肌を出し過ぎです!もっと露出を控えてください!食べられちゃいますよ!」
「い、いやだって熱いし……」
「それにこの前ラブレターが下駄箱に入っていましたよ?私が先に破り捨てておきましたが、余計な事をされないように今度鍵を付けましょう!」
で・す・が!私の献身的な守りも虚しく彼にはちょっかいをかけられるばかり……なのでシェリーちゃんは考えました!どうやったら彼を守れるのか?どうしたら独り占めできるのか?
「○○さん!今度の日曜日は両親が出かけるみたいで一日二人っきりみたいです!」
「そうか……なら一緒にゲームでもするか?」
「そうですね!ちょうど楽しいゲームをしたいと思っていたところなんです!」
答えは簡単!私がそうやって躾けられたように……彼にも
「なんのゲームする?対戦?パーティ?」
「うーんと、ゲーム機を使ったやつではなくて身体を使うタイプのゲームがいいですね!」
「どっちかっていうとスポーツか?しかし部屋でやるにはなぁ……外でサッカーでもするか?」
「いえいえ!そんな生ぬるいのではなく……」
リビングのソファに横並びで座っていましたが、彼の肩をかるーく押してソファに押さえつけちゃいます。ふふっ、あの時はすっごく可愛らしい顔してましたね……思い出すだけでゾクゾクします!
「しぇ、シェリー?動けないんだけど?」
「私最近イライラするんです。○○さんが楽しそうに他の女の子と話す度に、幸せそうな笑顔を私以外に向ける度に、私に内緒で受け取ったラブレターを愛おしそうに眺めるその度に!!!」
「ば、バレてたのか……ていうかおお落ち着いてくれ!ちょっと、正気じゃないぞっ!」
がちゃがちゃ言いつつも一切抵抗しないんです!これって躾けられたいってことですよね?だって中学生にもなれば女の子より男の子の方が身体もしっかりしてきて力だって強いですし!いやよ嫌よも好きの内とは言いますが……ちょ~っと誘い方が露骨すぎますよね。そこも可愛いところなんですが!
「ええっと確か、顔はあんまりされませんでしたね。周りにバレるからでしょうか?大抵はお腹や腕とかで、脚をやると歩き方とかでバレるかもですし……」
「な、なに怖いこと言ってんだよ?本気じゃないよな?お前に本気で殴られたら死んじゃ……!」
「ちょっと黙っててください!全く……躾ける側も大変なんですよ?聞き分けの無い子供は特にです。私は職員さんより力も強いから壊さないように細心の注意を払わないといけませんし!」
みるみるうちに
「えいっ、シェリーちゃんパンチ!」
でも私は我慢のできるいい子です!なので力を試すためにも一発ソファに向かってパンチを……
彼の顔をかすめてしまったのはまだまだ未熟だったせいですね!
「ひっ!?あ、やめ、やめて……」
「やめて?」
「や、やや止めてくださいっ……!」
トラウマってやつなんでしょうか?どうやら私のパンチが大の苦手なようでして……知ってますか?今でも時折反抗的な態度を取られるんですが、目の前で握りこぶしを作るだけで面白いようにいう事を聞くんです!躾けの甲斐がありましたね!
「これからのルールです!私以外の女の子とは極力話さない!ほんとは一切合切話さないでほしいのですが、業務連絡などもありますからね。あぁなんて優しい譲歩でしょう!」
「ち、誓います誓います!シェリー以外とは話さないようにします!なのでもう解放してっ……」
「他にもルールは沢山作りますが……今のところはその誓いに免じて許しましょう!さ、お話してたらお腹が空きました!オムライスでも食べたい気分です!」
怒ってないか?イヤですねぇ、愛しい彼への怒りなんてありませんよ!勿論ダメなことをしたら躾けますが、それは彼の為を思ってですし……ねぇ?
おおっともうこんな時間ですか!そろそろ帰らないと彼が心配してしまいますからね!私はこの辺でお暇させていただきます!またお時間ありましたお茶しましょうね!
愛し方や躾け方は親から習う、ならばそれが歪んだ方法だったとして……正しいと思い込んじゃっても仕方ないよね?そして次回は桜羽エマ編となります。ちなみにそれぞれヤンデレのタイプが違っておりまして、シェリーちゃんは暴力的なヤンデレでした。強い女の子に力で躾けられたいよね……度が過ぎる?ヤンデレにはこれくらいされたいでしょ!(ドマゾ)
感想や高評価を頂けたら嬉しい限りです……嬉しくなっていっぱい書いちゃうかも。
次のヤンデレは誰に……?
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桜羽エマは救わない
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黒部ナノカは疑わない
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佐伯ミリアは奪わない
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蓮見レイアは縛らない
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沢渡ココは覗かない
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宝生マーゴは語らない
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二階堂ヒロは適さない
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紫藤アリサは揺らめかない
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城ケ崎ノアは描かない
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氷上メルルは癒さない
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夏目アンアンは操らない
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遠野ハンナは浮かれない