※前書きです。
本話は独自設定・原作改変を含みます。
原作とは異なる表現、矛盾、人物が登場しますが
本作独自の創作ですのでご容赦ください。
老人ーダルクは闘士達に、レイに自分達の技を教えるように命じた。
闘士達は最初それを激しく拒否した。
自分の技は身を守る最後の切り札なのだ。
それを他人に教えるなど自殺行為でしかない。
しかしダルクは頑として譲らなかった。
レイはクルダ独立の希望なのだ。
クルダが独立すれば仲間同士で殺し合わされる事もなくなる。
ダルクの言葉は「明日」を諦めていた闘士達に「希望」を抱かせた。
そうして闘士達の協力を得たレイは様々な技を身につけていった。
その修得速度は異常としか言えなかった。
何しろ技を見ただけで、口伝でしか伝えられていない“最源流技”のひとつで、超高速移動で目前から姿を消して見せる《
その秘密はレイの眼にあった。
レイの眼は相手の表情のみならず、筋肉の動き、呼吸、視線、姿勢、力の入り具合等を認識し、相手の次の行動を予測できた。
状況によっては相手の動きがスローモーションのように止まって見えた。
レイが剛剣死(士)相手に闘えた理由である。
これによりレイは技を使う時の筋肉の使い方、体重移動のやり方、呼吸の方法などを見よう見まねで身に付け、ほぼ完璧に技を修得する事が出来たのだった。
レイは瞬く間に
しかしそんなレイにも修得出来ない技があった。
手技主体の表技や足技主体の影技の基本的な技と言っても良い“
そんなレイを見てダルクは「こんなに器用で、こんなに不器用なやつは見た事がない」と呆れた。
それに対してレイは「うるせ〜!使いこなせなかったら基本技だろうが、最源流技だろうが違いなんかあるか!」と毒付く事しか出来なかった。
事実、レイが《
何しろ《
《
この時もやはり脚の筋肉は断裂し、激痛でのたうち回ることになった。
呪符で何とか回復させたものの、いくら修行してもレイが“
逆に真空波を使用しない技は驚異的な速度で身に付けていった。
そして数日が過ぎ、レイの次の闘いの日が、処刑の日が決まった。
※あとがきです。
お読みいただきありがとうございます。
本話には本作独自の設定が多数ありますが、創作上の出来事としてご容赦ください。
最源流技を身に付ける事は出来ても、真空波を放つ事は出来ない。
つまり、レイに出来る事は徹底したインファイトになります。
これが後に本作の『中ボスにしてラスボス』との対決において大きな意味を持つ事になります。
レイは生き残る事が出来るのか?
次回お楽しみください。