黒歌が言霊を使い、妹や仲間のために戦う物語。   作:ピック

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完結までよろしくお願いいたします。


第16話 いざ特訓!リアス眷属! ②暴獣二狼VS白音

第25章 白音・・・暴獣二狼との10日間

 

白音の前に立つのは、暴獣二狼。

 

黒歌の言霊によって生み出された、二狼の姿をした幻影だった。

 

「白音」

 

二狼は静かに言う。

 

「お前は、守ろうとする気持ちが強い。」

 

「・・・はい。」

 

「だが、それだけじゃあ足りねぇ。」

 

1日目

 

二狼は、白音へ向かって一歩踏み込んだ。

 

白音は正面から受け止めようとする。

 

「止めるな。」

 

二狼が言った。

 

「拳を見るな。身体を見ろ。」

 

白音は相手の肩、腰、足を見る。

 

次の瞬間、攻撃が来る。

 

白音は紙一重で横へ避けた。

 

「・・・今のだ。」

 

「それを覚えておけ。」

 

2日目

 

今度は足元を見る。

 

重心。

 

踏み込み。

 

身体の向き。

 

白音は攻撃の直前に移動し、7回中5回を避けた。

 

「相手の力と戦う必要はない。」

 

二狼は言った。

 

「力の向きを変えればいい。」

 

3日目

 

白音は、攻撃を受け止めるのではなく、腕を流す。

 

二狼の拳が横へ逸れる。

 

「そうだ。」

 

4日目

 

今度は反撃。

 

だが白音は欲張らない。

 

一撃だけ当てて、すぐ距離を取る。

 

5日目

 

二狼が白音ではなく、後ろにいる木場へ向かう。

 

白音は瞬時に移動。

 

木場への攻撃を横へ逸らした。

 

「それが、守るということだ。」

 

6日目

 

二狼は何も指示しない。

 

白音自身が判断する。

 

「避ける」

 

「流す」

 

「止める」

 

その選択を、自分で決める。

 

7日目

 

二狼の姿が一瞬、恐ろしく見える。

 

それでも白音は動けた。

 

「怖いからこそ、相手を見る」

 

8日目

 

白音は戦う場所そのものを選ぶようになる。

 

敵を自分の守りたい場所から遠ざける。

 

9日目

 

複数の仲間を同時に守ろうとする白音へ、二狼が告げる。

 

「全部を1人で守ろうとするな。」

 

白音は戸惑う。

 

「でも・・・、私は、みんなを守りたいです。」

 

「その気持ちは間違っていない。」

 

二狼は静かに答える。

 

「だが、仲間にも守る力はある。」

 

白音は仲間を見る。

 

そして初めて、自分だけで全部を背負うのではなく、仲間を信じて任せることを選んだ。

 

10日目

 

最後の実戦形式。

 

二狼が、これまでとは比べものにならない速さで踏み込む。

 

「最後だ。自分で答えを選べ。」

 

白音の前に、二狼による全力の一撃が迫る。

 

白音は正面から受けない。

 

1歩。

 

半歩。

 

そして・・・。

 

力の方向を変える。

 

二狼の拳は白音の横を通り過ぎた。

 

「・・・できた。」

 

「そうだ。」

 

白音は、力で勝つのではなく、力の流れを変える強さを身につけた。

 

レーティングゲームでの白音の役割は、単なる盾ではない。

 

仲間を守りながら敵の攻撃を逸らし、前線を安定させる・・・。

 

そんな、守備の要となる存在へと成長した。




感想や、誤字脱字の報告などお待ちしています!

次回「いざ特訓!リアス眷属! ③全王VS姫島朱乃」

黒歌が色々な世界に行き、強者から姿と力を(言霊として)借りる展開を書こうと思います。どちらで見たいですか?

  • 前日譚
  • 倒れた後に、目覚めた小猫(白音)に話す
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