世界樹と星空の女神 ~無自覚美少女は最強魔法剣士。彼女の愛が重すぎるが、それでも俺は冒険者!~   作:Soularti

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[COORDINATE 0069] Sage’s Labyrinth ver. Pioneer 4

# Sage’s_Labyrinth_2nd_Floor_3:

 

 墓場にいた魔物を、ルナリアとフェリスがまたたく間に討伐した。

 

 ルナリアが駆け寄ってきて、細い腕を俺の首筋へ回し、そのまま強く抱きしめてきた。

 歩み寄ったフェリスが、俺の神官服を掴むようにして、ルナリアの隣に並ぶようにそっと身体を寄せてくる。

 

 正面から密着した彼女たちの柔らかな膨らみが、隙間なく押し付けられた。

 激しい戦闘の熱をまだ色濃く残した彼女たちの肌は熱く、汗の交じる甘く濃い匂いがした。

 

 その柔らかさと匂いは、俺に安堵を与えてくれた。

 俺は肺の奥に溜まっていた息を吐いた。

 

「二人とも、無事でよかった」

 

 俺の耳元で、ルナリアが涙のせいで鼻にかかった声で答えた。

 

「うぅ……。もうっ、危なかったのはそっちだよ……」

 

 フェリスは表情こそ涼やかだったが、その声はやはり震えていた。

 

「……まったくだ。……だが、本当によかった」

 

 確かに落ち着いて考えてみると、俺一人だけがかなり窮地だったのか。

 心配させたことを詫びるように、二人の背へそっと手を回し、宥めるように撫でた。

 

 しばらくして、少し落ち着きを取り戻したフェリスが、身体を離し口を開いた。

 

「……しかし、迂闊だった。……すまない」

 

 フェリスが謝っているのは、強制瞬間移動のことだろう。

 スカウトとして罠に気が付かなかったことを恥じているのだ。

 

 そんなふうに俯く彼女の顔には、長いまつげが影を落とし、目元を半分隠していた。

 俺はフェリスの頭を撫でながらそれに答えた。

 

「いや、気にしないでいい。そもそも、あれは罠じゃなかったんじゃないか」

「……んっ。……どういうことだ?」

 

 フェリスはくすぐったそうにしながら、俺を見上げた。

 瑠璃色の瞳は、まだ涙で少し潤んでいた。

 

 俺は思考をまとめるように少し考えてから、フェリスに言った。

 

「この部屋は、全員揃ったら分散して始まる。そういう決まりだったんだろう。そうしないと肝試しっぽくない」

 

「…………はぁ?」

 

「なるほど。だから、フェリスちゃんが気がつけなかったんだね」

 

 そう言うルナリアは、今も俺の首にへばりついたままである。

 下着に覆われていない彼女の胸が、俺の腕に執拗に押し付けられていた。

 

 ルナリアの柔らかな胸の感触に混じって、徐々に胸の先端の固いなにかが当たり始めた気がした。

 俺はルナリアの肩に手を置いて、そっと身体を引き離した。

 ルナリアが名残惜しそうに身をよじり、目尻に涙を残した赤い瞳をゆっくりと俺へ向けた。

 

 フェリスが考え込むように、右手の人差し指を口元へ添えた。

 その手の薬指にある指輪にあしらわれたサファイアが、迷宮の灯りに照らされてきらりと光った。

 

「……なるほど。……構造に違和感がなくとも、漏れ出る悪意で、罠の位置というのはわかるものだ。それなのに、今回、気付けなかったのはそういうことか」

 

「漏れ出る悪意を感じるっていうのが、凄すぎて俺には感覚がわからないけど、まあそういうことじゃないか。だからフェリスのせいじゃないよ」

 

 フェリスは目元をすっと細めて、口を開いた。

 

「……賢者マクスウェルだったか。……ふざけたやつだ。今度会ったらぶっ飛ばしてやる」

「もう故人だよ。多分」

 

 この部屋の魔物のほとんどが、ルナリアに引き寄せられていたようだ。

 

 ふと地面に視線を向けると、落ちていた硝子板が目に入った。

 俺は矢が突き刺さって穴が空いたそれを拾い上げた。

 お前のおかげで助かったよと思いながら、矢を引き抜いて神官服の中へ仕舞った。

 

 そうして、合流した俺たちは、わずかに残ったアンデッドを危なげなく片付けながら部屋の奥へ進んだ。

 

 降りてきた階段の、真向かいの壁へ向かった。

 この迷宮なら、間違いなくそこに戸があると思ったからだ。

 

 そして、やはり最奥には大きな鉄製の戸があった。

 どうやら、この先へ進む条件は満たしたらしい。戸はすでに開いていた。

 

 その奥には、下へ続く階段が覗いていた。

 

 フェリスがその戸へ近づいていき、階段の奥へ視線を向けた。

 左手を地面につき、下の様子を探るように見やった。

 しばらくして、フェリスは俺たちに振り向いて告げた。

 

「……この先は、主だ」

 

 金糸の髪を揺らしながら、ルナリアが言った。

 

「降りるのは、ひとまず休憩してからだよね」

「ああ、そうだな。準備を万全にしてから降りよう」

 

 ルナリアとフェリスが休憩の準備を始めた。

 俺は戸を見ながら、主について思案を巡らせる。

 

 この階層のことや、共和国の賢者の迷宮の主のことを思うと、この先の主も一癖あるんだろうな。

 いったい、どんな変な仕掛けがあるんだろうか。

 

 俺たちは、茶を飲みつつ休憩して体力を戻した。

 それから装備を点検し、状況ごとの動き方をお互いに確認し合う。

 

 そして、俺はローディングを最大階位まで上げた。神威の光に包まれながら、彼女たちに視線を向けた。

 

 俺にすべてを委ねるような表情を浮かべたルナリアが、赤い瞳でこちらを見つめている。

 フェリスは相変わらず嫌そうにしながらも、どこか恥じらうような表情を浮かべていた。

 

「速度上昇属性でかける」

 

 俺はそう言って、両腕を伸ばし彼女たちに支援魔法を展開した。

 

 淡い光がルナリアを優しく包み込む。

 その瞬間、ひどく甘い刺激が彼女の全身を駆け巡った。

 

 びくん、とルナリアの華奢な身体が跳ねる。

 白い喉が大きく震え、堪えきれない甘い声が唇から零れ落ちた。

 

「あっ……! んぅっ、あ……ぁ、ああっ……! ……きみの、激しい……っ」

 

 弓なりに身体を逸らしたルナリアの胸元が激しく上下し、そのたびに柔らかな膨らみが大きく震える。

 赤い瞳に甘い熱が宿り、潤いのある唇がほんのり開いていた。

 震え続ける身体を、彼女は抑えるように自分で抱きしめ、口元から熱い吐息が細く漏れる。

 

 再びローディングを行使し、最大階位まで上げてからフェリスに向き直った。

 フェリスが白い腕を伸ばして、ぎゅっと俺の耳を塞いだ。

 

 このあとの強い刺激に備えて、口を引き結び、肩をすぼめるようにしたフェリスへ支援魔法を流し込む。

 淡い光に包まれた瞬間、甘い刺激が彼女の背筋を駆け抜け、フェリスの身体がびくりと大きく跳ねる。

 熱で潤んだ瑠璃色の瞳が俺を真っ直ぐに捉えていた。

 

「……ん……んぁっ!……い、いや。 ……はぁ……はぁっ、……あんっ」

 

 フェリスの細い肩から腰回りにかけてが、抗えない快感に甘く震えていた。

 彼女は声だけは聞かれまいと、俺の耳を塞ぐ手に力を込めた。

 

 刺激に耐えようとする身体が、自然と俺に密着してきた。

 俺の胸板に擦り付けられた彼女の身体から、彼女の甘い少女の匂いが届いた。

 

 二人の身体を覆っていた支援魔法の淡い光が粒子となって消えていく。

 ルナリアとフェリスは支援魔法の力で、超常の速度をその身体に宿していた。

 

 だが、そんな二人も戦っていなければ、見た目はただの華奢な女の子たちだ。

 

「ねえ、フェリスちゃん。アルスに声を聞かれたくないのは分かるんだけど、耳を塞いで密着してるほうがはしたなくない?」

 

「……む。…………そ、そうか。……確かに、そうかもしれない。……いや、しかしやはり声は聞かれたくない」

 

 俺は星切に左手をかけながら、仲よさげな二人を見ていた。

 それから、戸の奥に続く階段へ視線を向けた。

 

 主へ続く階段が、静かに巡礼者の挑戦を待っていた。

 

 

# Sage’s_Labyrinth_3rd_Floor_1:

 

 長い階段を降りていく。

 俺たちの革靴の音だけが、かつかつと階段に響いた。

 

 やがて大きな鉄製の両開きの戸が見えた。

 フェリスがその戸の脇にある棒状の仕掛けに手をかけた。

 それをぐっと下へ押し下げると、戸が低い音を立てながら開いていった。

 

 俺たちは、その奥へ足を踏み入れた。

 地下三階、迷宮の主の階層だ。

 

 これまでの色褪せた石畳や壁面とは、様子が変わっていた。

 石畳も壁面も赤黒く、ところどころ歪に溶けたようになっていた。

 

 床の端には放棄されたかのように、人間の骨が打ち捨てられていた。

 頭蓋骨はとくに目を引き、この階層の悪趣味さを際立たせていた。

 

 そして、広大な部屋の奥には、それほど大きくはない魔物がうっすらと浮かんでいた。

 薄汚れた白い布を羽織ったような、儚い女性の姿をしている。

 右手には、細い刺突用の剣を握っている。

 

 周囲には、何体ものゴーストがその魔物を守るように、すうっと浮遊していた。

 

「バンシーか」

 

 ルナリアとフェリスが、俺の言葉に答えた。

 

「なんか、思ってたより鉄板の魔物が出てきたね」

「……私はまだ、何かあるんじゃないかと思っている」

 

 白い髪をばらりと翻しながら、バンシーがこちらへ視線を向けた。

 哀れげだった女の顔が豹変し、真っ黒な眼球をむき出しにして、裂けるほど口を開いて絶叫した。

 

「アアアアアアア!!」

 

 生命を絶たれたかのような、悍ましい声が空間に響いた。

 その声は、俺とフェリスの身体を一瞬硬直させた。

 

 虚ろな黒い目をこちらに向けたバンシーが、細剣を鋭く地面へ打ち付けた。

 そこからばちっ、と円状に雷が発した。

 次の瞬間、その雷の輪が凄まじい速度で広がってきた。

 

 唯一、硬直しなかったルナリアが眼前へ躍り出る。

 彼女の握る銀の剣が、燃え盛る業火を纏った。

 

 ルナリアは俺たちに迫る雷の魔法を炎の剣で斬り伏せる。

 弾かれた雷の魔法は、俺たちのいる場所以外の壁面へ直撃し、そこにあった人骨を吹き飛ばした。

 

 バンシーがゆらりと俺たちへ顔を向けた。

 黒く虚ろな瞳で俺たちを捉えたまま、口元を歪め、理解できない言語を発する。

 

「Welcome, pilgrim. I shall now begin the Trial of Courage. That spell just now was merely a greeting. Kyahaha !」

 

 くそ、入ってすぐにバンシーの絶叫に合わせて、雷の範囲魔法かよ。

 ルナリアがいなければ、今ので終わっていたじゃないか。

 

 ふざけた階層だ。

 

 なんとか声を出せるようになった俺は、剣を下げたままこちらの指示を待つルナリアへ声をかけた。

 

「ぐっ……。よ、よし。こっちは大丈夫だ。行け、ルナリア!」

「うんっ」

 

 ルナリアが金糸の髪を揺らしながら、地を蹴って魔物へ突進していく。

 薄暗い迷宮の中にあってなお、彼女の髪は輝いていた。

 

 硬直が解けたフェリスが、すぐに俺の隣へ歩み寄ってきた。

 

「……あの絶叫は、厄介だな」

「ルナリアに効かないのは助かったな。開始早々、半壊するところだった」

 

 フェリスは俺の言葉に頷き、駆けていったルナリアへ視線を向けた。

 透き通るような水色の長い髪へ手を差し入れ、さらりと後ろへ流した。

 

「……なぜ、あいつはバンシーの絶叫を受けて平気なんだ」

「ルナリアだからだな。フェリス、怪我はないか? ……っと、来るぞ」

 

 吹き飛んだ骨のうち、なぜか砕け散らなかったものが床に残っていた。

 その骨は、予想通りスケルトンだった。

 そいつらは様々な武器を携え、ぎぎぎっと起き上がり始めた。

 

 迫ってくるのスケルトンたちの色は黒。

 

 地下二階にいたスケルトンは褪せた赤だった。

 あれが、下級上位だったわけだから、こいつらは中級程度だろうか。

 

「……なるほど。飾りの中にスケルトンが紛れていたのか」

「まあ、そうだろうなとは思っていた。フェリス、頼む。俺はバンシーの動きを、きちんと見たい」

 

 フェリスがシルフの短剣とグラディオの短剣を腰の鞘から抜き放ち、腰を落とすようにして構えた。

 

「……ああ。任せろ」

 

 そう言うとフェリスは地面を踏み込み、スケルトンの方へ突進した。

 地を蹴って、中空で回転するように右腕の短剣を逆手に返した。

 

 逆手に握った短剣が緑の剣閃を描き、一撃でスケルトンを粉々にした。

 身を捻るフェリスの動きに合わせて、鮮やかな青の外套が翻り、浅緑のワンピースの裾から彼女の白い太ももがちらりと覗いた。

 

 だが、フェリスはいつものように他のスケルトンへ連撃を繋げようとはしなかった。

 戦闘中にバンシーの絶叫で硬直することも、想定しているのだろう。

 

 俺は再びバンシーへ視線を向けた。

 

 ちょうど、ルナリアが両腕で握った業火の剣を、横薙ぎに振り払う瞬間だった。

 燃え盛る剣が、空気を焼くような音を立ててバンシーへ迫った。

 彼女の金糸の髪が、赤い炎に照らされて淡い陰影を浮かべる。

 

 金属同士がぶつかる轟音と衝撃波が迷宮に響く。

 

 ルナリアが振るう業火の剣を、バンシーが細剣で受け止めた。

 その反動を利用するかのように細剣を上段へ掲げると、ルナリア目掛けて振り下ろした。

 

 ルナリアが回転するように身を捻って、それを回避する。

 すぐさま返した業火の剣を、バンシーは滑るように移動して受け流した。

 

 再び振るわれるバンシーの細剣と、ルナリアの業火の剣がぶつかりあった。

 攻守を入れ替えるようにしながら二振りの剣が打ち合っていた。

 

 断続的に起こる剣撃の衝撃波が、俺の茶色の髪を揺らす。

 

「ル、ルナリアと剣を打ち合ってるぞ……」

 

 スケルトンを斬り伏せながら、フェリスが答えた。

 

「……なんだ、あのバンシーは。……単純に強い」

 

 バンシーが少し引くように距離を取り、虚ろな黒い瞳をこちらへ向けた。

 直後、甲高く気色の悪い笑い声を発し、地に向けて細剣を振り下ろした。

 

「キャハハハ!」

 

 ばりばりっと雷鳴が響く。

 再び、剣の先から雷が奔り、円状に広がっていった。

 

 あの魔物は、こちらのことも認識して動いている。知能も高いな。

 

 俺はバンシーを見据えたまま、彼女たちへ指示を飛ばした。

 

「ルナリアはそのまま攻撃だ! フェリス、俺を守れ!」

 

 俺の指示を聞いたルナリアは地を蹴って宙を舞うように跳び上がり、ぐるりと横へ回転しながら業火の剣を薙ぎ払った。

 支援魔法を受けた業火の剣は、さらに加速し、真空を生むほどの速度で振るわれ、バンシーに直撃した。

 バンシーが悲鳴を上げ、ふわりと浮き上がるように後方へ退いた。

 

 フェリスが、飛ぶようにして跳躍して俺の眼前へ立った。

 短剣を手の中で返して順手に握ると、緑と紫の剣閃を鋭く放った。

 

 二筋の剣閃に雷の輪は寸断され、再び誰もいない壁面だけを破壊した。

 

「助かった。くそっ、迷宮への拘りはどうしたんだ。強さで攻めるなんてマクスウェルらしくないぞ!」

 

「……最初に造った迷宮だ。……思いついた案を、全部入れてるんじゃないか」

 

 フェリスは、俺の近くでスケルトンを処理するやり方に変えたようだ。

 彼女は側で控えるようにして、俺たちに迫るスケルトンを斬り伏せていく。

 

 フェリスの言うとおりだ、と俺は思った。

 俺にも覚えがある。実によくある話だ。

 初めての漁でも、冒険者の依頼でも、最初は思いついたことを全部やろうとした記憶がある。

 

――つまり、あのバンシーもまだなにかある。

 

 バンシーが距離を取ったのを見て、ルナリアが銀の剣を正眼に構えた。

 彼女の身体を赤い炎が覆い、低い竜の唸り声が響いた。

 バンシーが後退した一瞬の隙に、ルナリアはローディングを挟んでいた。

 

[ System : Universal_Truth_Loading... 1%... 5%... 10% ]

 

 バンシーが異変を感じ取り、凄まじい速度で滑るように突進して細剣を振るった。

 

[ System : Universal_Truth_Load 10% Reached ]

 

 ローディングを切り上げたルナリアは、わずかに上げた階位を銀の剣を覆う炎へ乗せた。

 突進するバンシーへ向けて、ルナリアが足を踏み込み、一歩前へ出た。

 両腕で握られた紅蓮の剣が、左に引き絞られた。

 

 ルナリアの宝石のような赤い瞳が魔物を捉えたまま輝きを増す。

 彼女は、紅蓮の剣を真っ直ぐに振り抜いた。

 

 赤い剣閃が、一直線に奔った。

 

 階位を上げた燃え盛る紅蓮の剣が、轟っと音を立ててバンシーを両断した。

 バンシーは細剣を振り抜くことも出来ず、地に伏せた。

 

「やったか!」

「……アルス。その言葉は……」

 

 俺はフェリスへ顔を向け、首を傾げた。

 剣を振り抜いたルナリアは、残心ののちバンシーの骸へ向き直り、銀の剣を構え直した。

 

 周囲を漂っていたゴーストが一体、両断されたバンシーの身体へ向かってすうっと浮遊していく。

 そして、ゴーストがその中へ入り込むと、両断されたはずの魔物の身体がずりずりと寄り始めた。

 ふたつの身体がひとつになった瞬間、黒紫の影がバンシーを覆った。

 

 そして、バンシーはふわりと浮き上がり、虚ろな黒い目を開いて、再び口が裂けるように笑った。

 

「キャハハハハ!」

 

 そこにいるのは、不死の魔物だった。

 

 

# COORDINATE 0069 END

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