東方仁無録   作:キーマカレー

21 / 58
お久しぶりです。キーマカレーです。
・・・・・遅くなったのは忙しかったからだよ?決してゲームじゃないからね?ホントだよ!?


ではどうぞ。


20話 練習②

赤く光る玉。その一つ一つが辺りを明るくする。

空は闇に染まり星が一つ一つ輝いている。

「はぁ・・・・はぁ・・・・」

頬に伝わって、顎に溜まり、重力に逆らえなくなった水の塊が顎から離れる。

服は汗のせいで肌に張り付いてくる。

そして、右手と左手に赤く、光輝く弾幕を清次は目から水を流しながらずっと眺めていた。

「あら・・・やっと出来たのね」

やっとか、と言う感じに はぁ、とため息をつきながら神社から霊夢は此方に向かってきた。

「え、泣いてんの?」

しょうがないじゃないか。一年間練習してきてやっとの思いで出した弾幕だ。・・・・・ほとんど妖力のお陰な気がするが。 ん?何で弾幕の練習してんだって?それは、妖力のコントロールの仕方が結構簡単で直ぐできるようになったからだよ。

 

「ほら、早くお風呂に入りなさい。」

「少し休ませてくれ・・・」

1日ずっとやってたんだ。足に力が入らねぇ。手が痺れる。

「臭うわよ?」

「しょうがないだろ。汗かいたんだ。」

「・・・臭うと女に嫌われるわよ?」

「!! い、いま入ってくる!!」

それは不味い。幻想郷の女性に嫌われる=全員から嫌われる と、言う式が俺の頭の中に有るんだ。それだけはいけない。

 

 

 

 

「全く・・・・・」

 

霊夢は呆れるしかなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふぃー」

お風呂から上がり居間に向かって歩く

ギシッ ギシッ と、歩くたびに廊下の板の軋む音がする。

そういえば、この神社っていつから在るんだろうか。

そんなことを思いながら居間に入ると、霊夢がお茶を飲んでいた。

「お疲れ様。静次」

ニコッと霊夢は微笑んでくれた。

か、可愛い・・・・

「あ、ああ。ありがとう」

不意打ちとは卑怯なり

「静次、お茶飲む?」

「飲む」

「どうぞ」

「ありがと」

こくっとお茶を一口飲む。身に染みる・・・・

そういえば霊夢っていつからこんなにな可愛くなったんだ?いや、元々も俺が見たことないくらいに美人で可愛かったが。今日は何だか霊夢が魅力的に見える。

可愛いな・・・・・・って、俺はなにいってんだ。我ながらキモい

でもな・・・・

「何ボーッとしてんの?」

「ん?あぁ!!すまない。疲れたんだと思う。俺はそろそろ寝るわ。」

「ええ。お休み」

「お休み」

さっさと寝て明日仕事に行くか。慧音になんて言えば・・・明日でいいや・・・・

 

静次 side out

 

 

 

 

 

霊夢side

 

「・・・・」

 

とぼとぼと歩いていく静次を霊夢は見つめていた。

 

色々一年間あったけど、今回は本当に無事で良かった。

二週間ずっと清次を思って泣き続けていたなんて腹が裂けても言えない。

最近、静次を思うと心が痛くなる。

魔理沙やアリス、妖夢と楽しそうに話しているのを見ると少し胸が苦しくなる。

この気持ちの正体は知っている。でも、わざと気が付かないようにしている。たとえこの気持ちの正体を知って、それを静次に言っても何だか叶わないような気がする。

苦しい・・・・

モヤモヤする・・・・

この私の気持ちに静次は気がついてくれないかしらね。

 

霊夢side out

 

 

 

ーーー翌日ーーー

 

 

 

 

清次side

 

「ん・・・・」

まだ雪の降る季節ではないが、布団から出るとまた布団に潜りたくなるような寒さにはなっていた。

ギシッギシッ と廊下で音をたてながら歩いてく。

居間に入ると霊夢が何やら新聞を見ていた。

つか、幻想郷に新聞あったんかよ。

「霊夢、それは幻想郷の新聞なのか?」

合っているとは思うが一応聞いてみる。

「ええ、そうよ。」

やっぱりな

「あれ、でも何で新聞なんか神社にあるんだ?買ったのか?」

「違うわ。魔理沙に借りたのよ。何でもあんたが起こした異変について書いてあるって」

あれは異変扱いなのか。つか俺が起こしたことになってるのか。刀に封印されていた妖怪ではなく

「見る?」

「いや、遠慮する。あまり思い出したくはないからな。つか、殆ど覚えてないけど」

「そう。」

ズズッと音をたてて霊夢はお茶を一口飲む。

「さぁて、何するかな」

「暇?なら食材買ってきて」

「・・・・やべ、急用思い出した」

「・・・・へー」

霊夢、その目で俺を見るな

「まぁ、別に良いけどな。」

「行かなくて良いわよ。もう買ってきてあるから」

「何だよ」

「一緒にお茶でもしましょ」

「ああ。」

たまにはゆっくりするか・・・・「しっつれーしまーすっ!!」・・・

何かすげぇハイな黒い翼を生やした女の子が障子をぶち壊す勢いで入ってきたんだが

「誰?」

「清く正しい射命丸 文 (しゃめいまる あや) です!!貴方が静次さんですね!?」

「ああ、そうだが」

何で俺のこと知ってんだ

「私は文ヶ。新聞を書いてるんですけど貴方の取材させて貰えませんか!?」

この新聞、こいつが作ってたのか

「別にいいが・・・・」

「静次辞めときなさい。ろくなこと無いわよ」

「取材位別にいいよ。減るもんじゃないし」

「そう・・・」

「では早速、霊夢さんとの関係は?」

「ただの居候だ」

? 何か霊夢が俯いたがどうしたんだ?

「フムフム、では霊夢さんと付き合う可能性はありますか?」

「・・・・は?」

コイツ何言ってやがる。霊夢が居るのにそんなこと普通聞くか?

「普通です。それで!?」

さらっと心読むなし。しかも文、何でそんなにニヤニヤしてんだよ。霊夢、お前はなぜそんな真剣な顔をしている。

「「早くッ!!」」

「何で霊夢まで!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はぁ~。疲れた~」

あん時は酷かった。結局『いや、まぁ、付き合う可能性もあるとは思うけどそれはかなり低い確率で・・・』とかって、長くクドクド話してしまった。

「フフ~ン」ニコニコ

霊夢はスゲー嬉しそうだし。まさか、俺のこと!?・・・・ないか

「ハァ~」

ため息が止まらん。仕事行こ

 

 

―次の日の昼間―

 

 

 

―――文ヶ。新聞―――

博麗神社に住む巫女、博麗 霊夢 の恋人 佐々木 静次 にインタビューしました。

彼は・・・

――――――

見るのが辛い。




どうでしたでしょうか。更新のペースはこれくらいになりますが頑張って行きます。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。