東方仁無録   作:キーマカレー

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どうも、今日は休日だったので投稿。
ではどうぞ。


31話 語られる真実

「ほら、ここよ」

レミリアの後をついていくと俺が今日泊まると思われる部屋の前についた。

「おお」

ドアを開けるとそこには真っ赤なカーペットに大きなソファにベット、自分の二倍くらいはある棚に高そうな置物が配置されており自分が何時も住んでいる場所とは比べ物にならないくらい豪華な造りになっていた。

「どうかしら?」

「本当にここに今日泊まってもいいのか?」

「良いと言っているでしょう?質問を質問で返さないの」

「すまない。それと感謝する」

「ええ、感謝しなさい」

どこか楽しそうなレミリアは夜食の時間になったら咲夜に来させるわと言って何処かに行ってしまった。

「しかし綺麗だな・・・」

部屋の何処を見ても汚れが見つからない。隅まで綺麗に掃除されており流石と咲夜に伝えたいぐらいだ。

そういえば咲夜は体は大丈夫なのだろうか。霊夢から聞いた話だとこの館の家事から掃除まで殆ど咲夜がやっているそうじゃないか。妖精メイドがいるが一人も満足に働いてくれていないと聞いている。

「フフフ、咲夜は凄いでしょ?」

俺の隣で俺を見上げながら俺に向かって咲夜を褒めるフラン。

「ああ、凄い。普通はここまでて完璧にこなせるものじゃない。家のぐーたら巫女に見習ってほしい」

「その巫女って誰のことかしらね?」

不意に後ろから声がした。フランを見るとアハハと笑いながら俺の後ろに指をさす。

「誰だ?・・・おっと、これはこれは楽園の素敵な巫女様じゃないですか」

後を振り向くと、そこには若干機嫌が悪そうな霊夢が腕を組み、此方を睨み付けていた。

「ええ、素敵な巫女さんよ。ところでさっきのぐーたら巫女って誰のこと?神社の居候さん」

「だ、誰でしょうね・・・てか、何でお前がここに?」

「話を変えないでよ。此処にいるのはあんたがこの館の住人に何かされないか監視するためよ」

「心配してくれてるのか?」

俺が冗談混じりに聞くと霊夢は はあ? と頬を少し赤らめ、そんなわけないだろと言わんばかりに俺のお腹を蹴ってきた。

「いっ・・・てぇ・・・何すんだよこのぐーたら巫女っ!!」

「やっぱり私のことだったのね!!この居候!!はあっ!!」

霊夢は体制を低くし、肘を退くと俺の腹を握り拳で殴ってきた。

「ぐはぁっ」

呆気なく戦闘不能。霊夢と俺の戦いが終戦を迎えると丁度部屋に咲夜が入ってきた。

「そろそろ夕飯ができますので移ど・・・・・・貴方たちいったい何をしているの?」

呆れた顔で俺を見てくる咲夜。・・・何で俺?

「それと霊夢。貴女は何故ここに?」

「それはこいつが何かしないか監視をしに来たのよ」

「あれ?お前さっき"この館の住人が何かしないか監視をしに来た"ってなこと言ってなかったっけ」

「・・・・・・あーそうだったわね。そうよ咲夜。あんたたちがコイツに何かしないか見に来たのよ」

霊夢がそこまで言い終えると咲夜は何かを察した顔になった。

「霊夢、貴女まさか・・・」

「な、なによ」

「静次のことが心配で来たんじゃないの?」

咲夜が放った一言で一気に霊夢の顔が熟した林檎のように真っ赤になる。

「は、はあぁぁ~~!?そ、そそそんなわけないでしょ!?」

「あら、そう?まぁ、どっちにしろお嬢様が貴女が来てることを知ってらっしゃるので貴女も泊まって行きなさい」

「え、ええそうさせて貰うわよ」

「なら早く此方に来なさい。それと妹様、夕飯の準備が出来ましたので一緒に来てもらえますか?」

「うん!!」

「では、此方に」

 

 

 

 

 

 

 

 

「なんだこれ・・・」

俺の目の前には生まれて初めて見た豪華な料理が大きな長いテーブルの上にずらりと並べられていた。

「どうかしら?咲夜の作った料理」

「とても美味しそうだよ。本当に良いのか?泊めて貰うにこんな豪華な料理まで頂いて」

「ええ、良いわよ。客人なんだし。ほら貴方の隣の人はもう食べちゃってるわよ?」

「え?」

隣を見ると霊夢が目を輝かせながら大きな肉にかぶりついていた。それを見た咲夜は口の先をひきつらせ、フランは行儀良くナイフとフォークを持ち静かに料理を食べていた。

「あれ、パチュリーは居ないのか?」

「ああパチェは何時も図書館に居るからね、中々一緒に食べる機会が無いのよ」

「そうなのか。それじゃあ俺もそろそろ頂こうか」

「好きなだけ食べなさい」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

豪華な夕飯を食べ終えた後、たわい無い話をしながら楽しんでいると咲夜が俺の隣に現れてこう言った。

「風呂?」

「ええ、先に入ってぱっぱと寝ちゃったら?疲れたでしょ?」

「そうだな。それじゃあ先に失礼するよ」

「それじゃあ案内するから」

「頼む」

咲夜の後をついて行くと賑やかな空気から少しひんやりとした空気に変わった。

「静次、貴方には感謝しているわ」

突然感謝の言葉を口にする咲夜。当然何のことか全く理解していない俺は

「俺が何かしたか?」

と、言う。それに対して咲夜は深く頷く。そして、こう言った。

「妹様、フランドールお嬢様のことです」

「フランの?」

「ええ、妹様は変わられました。貴方のお陰で。昔お嬢様が異変を起こした時に妹様は魔理沙と出会いました。その時から妹様は館内を自由に動きまわれるようになりました。しかし・・・」

咲夜が話している途中に気になる言葉が耳に入った。

魔理沙と出会ってから自由に動きまわれるようになった?どう言うことだ。それじゃあまるでフランは・・・

「ちょっと待ってくれ咲夜」

「何かしら?」

「魔理沙と出会ってから自由に動きまわれるようになったって何だ?それだとフランは魔理沙と出会う前は動きまわれなかったって言うのか?」

「・・・ええ、そうよ。この事何だけど少し長話になるから歩きながら話ましょう?」

 

 

 

 

 

 

 




フランの過去が次話で語られる!!・・・はい、もう知ってますよね。
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