ではどうぞ。
饅頭を食べた後、霊夢が昼食を作っている時に天子たちとトランプ片手にを駄弁りながら待っていた。
テーブルの上には赤いダイアの6が三枚出ており、その上に魔理沙はハートのキング三枚をダイアの6の上に重ねた。
「ちょっと、何でだすのよ」
天子は誰も出せないのだろうと思っていたのか場に出たキング三枚を穴が空くほど見つめていた。
今やっているのは大富豪。先に自分の手札を無くして身分を決める遊びだ。今は三人だから富豪、平民、貧民の三つの身分を誰が先にとるのか争っている最中だ。
「現実はそんな甘くないぜ」
魔理沙は天子の反応に満足したのか満足げに笑っている。
時間はもう昼頃。さっきまで飲んでいたお茶が無くなりそうだ。自分の手札からずっと使わないでいた2を三枚キングの上に置くと魔理沙は悔しそうにした。
魔理沙の手札は後一枚。天子は三枚に俺も三枚。そう簡単に上がらせてたまるか。
スペードの9を一枚出しその上に天子がハートの10をだす。これは流石に魔理沙が上がるかなと思ったがそうでも無かったみたいだ。
「魔理沙出さないのか?」
心の中で分かっていながらわざと言う。俺の予想だが魔理沙の手札はあまり良いカードでは無いだろう。
「あんた今雑魚しか持ってないでしょ」
魔理沙が出さないのを見た天子はちょっと嬉しそうにしながら魔理沙に問う。
「さ、さあな。ほら静次、お前の番だぜ」
「ああ」
ダイヤのジャックを出し天子と魔理沙がパスしたのを確認すると場のカードを払い残りのカードを出した。
「それじゃあ俺は霊夢の所行ってくるから」
ゲームに勝利した俺は居間からでて霊夢の所に歩いて行く。俺が居なくなった居間からは天子の喜びの声が聞こえてきた。
「霊夢」
「何?」
台所に行くと味噌汁を味見している霊夢の姿があった。その姿は少女だが、どこか大人びている気がした。
「静次、味を見てくれないかしら?」
小さな皿に味噌汁を少し注いだ霊夢は俺の口の近くに 持ってきた。
味噌汁を飲むといつも飲んでいる味噌汁の味がした。いつも霊夢が作るのから当たり前なのだが。
「どう?」
「いつも通りの味だよ」
俺の感想が気に入らなかったのか霊夢はジト目でそういうことじゃないわよと言ってきた。
「あぁ、もしかて味か?」
俺の鈍さに呆れたのか頭をがくっと力なく下げ、もう良いわよと言われてしまった。
「そんなこと言うなよ。普通に美味しかったぞ?」
素直な感想を言う。すると霊夢は
「どーも」
と、素っ気ない返事で食器を出し始めた。
これ以上の反応は得られないと確信した俺は素直にその場から離れて魔理沙たちに飯ができることを伝えに行った。居間に移動している最中に居間から天子と魔理沙ではない声が聞こえてきた。この声はアリスだな。
居間に入ると予想通り金髪の頭が一人増えており三人で楽しそうに会話をしていた。
「アリスいらっしゃい」
「お邪魔してるわ」
「魔理沙天子、飯できてるぞ」
そう言うと魔理沙は勢い良く走って行き、天子はゆっくりと歩いていった。
「なぁアリス」
「何?」
手に持って弄っていたトランプをテーブルに置き、体をこっちに向け頭を傾げた。
「天子のこと知ってる?」
「いえ、ちょっと前に霊夢から少し聞いただけよ」
「そうか」
俺が何を考えているのかが気になったのかアリスはどうしたのと目を見つめて聞いてきた。
「何でもないよ」
答えが気にくわなかったのかアリスはムッと眉をしかめるが直ぐに戻り笑顔になった。
「そういえば静次すこし身長伸びたんじゃない?」
幻想郷に来てから身長を測る機会が無かったためか自分の身の成長のことを考えたことが無かった。そのためアリスに言われてから初めて考えた。
「どうだろう・・・幻想郷に来る前は165位だったはず」
「今度測ってあげようかしら?」
何故か俺と自分の身長を比べながら聞いてくる。それが少し可笑しくてつい笑ってしまう。
「ん~そうだな。どれくらい伸びたか知りたいしお願いする」
「ええ」
嬉しそうに笑うアリスに少し疑問を抱くが余り気にせずに此方も笑い返した。
「そういえば飯だ。アリスもどうだ?」
「どうしようかな?静次は食べてほしい?」
「何だよその質問」
意味が分からなくて自然に笑ってしまう。アリスは笑いを取るためにやっているのか俺が笑うと嬉しそうにする。
「食べてけよ。腹空いてるだろ?」
もう一度質問すると今度は縦に頭を振り
「それじゃあ食べようかしら」
とニコッと笑うアリスの姿があった。
どんどん物語の行方が分からなくなって参りました。思い付いた事をただ書いているだけだからか何か話が思ったように進まないですね笑
今度はちゃんと一通り話を作ってから書いてみようと思います。