四千字いくにはいったんですが、何しろ勢いだけで書いたものなので、文章が可笑しかったり、誤字がやたらあったりすると思います。それでもオッケーねならどうぞ・・・・・・
それと少し長くなってしまうので、二話に分けます。もう一話は明後日らへんで。
では、どうぞ。
※若干注意(しなくても大丈夫です)
「かんぱーい!!」
宴会当日、これから来る人妖のために用意した席の一角で、既に飲み始めている鬼がいた。
一人で飲んでいる彼女は寂しくはないのか、むしろ楽しんでいるように見える。これからの宴会がそんなに待ち遠しいのか、既に彼女の中では宴会が始まっているのかは分からないが、何だか自然に微笑んでしまう。
俺はと言うと、先ほど霊夢に叩き起こされたからか、何だかまだ眠気が覚めずに、ただボーッと部屋の隅っこで座り込んでいる。そんな俺の隣では、霊夢が作ったのであろう料理の品々を霊夢がテーブルに並べていた。
そういえば霊夢一人でこんなにも作ったのか。テーブルの上には簡単な惣菜から始まり、焼き鳥や唐揚げ、山菜や魚の煮付けなど、様々な種類の料理が並べてありとても美味しそうだ。
「あれ、なぁ霊夢」
「どうかした?」
「この魚って何?」
「アユよ」
あれ、アユって夏の川魚だけど稚魚の時って海にいなかったっけ・・・・・・幻想郷だから変じゃないか。
あまり深く考えても意味がなさそうなので、あまり深くは考えないようにしよう。
此処は常識に囚われてはいけない。何て素敵な場所なんだろうか。
だらだら過ごして十数分。来客が来た。日傘をさした小さな吸血鬼たちと、その隣で楽しそうに歩いている館の門番。
「こんにちは。少し早めに来たわ」
神社に上がってきた吸血鬼のレミリアたち。紅魔館の住人が一番先に来るとは少し意外だ。毎度のように思うけれど、何でレミリアたちは昼に寝る筈なのに、人間のように夜に寝て昼に行動をするのだろうか。
「静次~!!こんにちは!!」
「こんにちは、フラン」
勢いよく神社の境内に入ってきたフラン。フランが放り投げた日傘は、美鈴が見事にキャッチしていた。
「あれ、咲夜は?」
「此方よ」
「ッ――!!はぁ・・・」
毎度毎度此方も驚かすのを辞めてほしい。
俺の隣で咲夜が片手で、料理が沢山乗ってある皿を持っていた。おそらく紅魔館で作ったものを時を止めて持ってきたのであろう。
「咲夜お前・・・」
「あら、どうしたの静次。驚いた?」
「狙ってやったろ」
口元を緩めて微笑む彼女。この悪戯がなければ見とれた物を。
紅魔館組と呑気に話していると、少し離れたところで煎餅を食べていた霊夢が声をかけてきた。
「あんたたち早く座りなさい。また来たわ」
と言うなり此方に歩いてきて、レミリアの背中を押しながら早くするように急かしはじめた。
「分かったから、分かったって!!」
「ほら、フランもレミリアの所に行きな」
「やーだね。静次といる」
「お、おい」
俺の膝の上に乗り、体に寄っ掛かるフラン。その姿をレミリアたちの方にいた霊夢が此方を横目で見ていたのは気のせいだろうか。
フランの頭を撫でていると、境内に入り込む音と共に誰かの声が聞こえてきた。
「入るぞ」
姿を現したのはいつも仕事でお世話になっている慧音と、白いカッターシャツに赤いもんぺの様なものはいた、腰まで届く白い髪に札のようなもので髪を留めている少女も一緒にいた。
「慧音さん、こんにちは」
「おぉ、静次。今日はお邪魔させて貰うぞ。ほら、妹紅も挨拶しろ」
「分かってるよ。何時も慧音がお世話になってる。これからも宜しくお願いね。えっと、静次だっけ」
「静次であってるよ。それと、お世話になってるのは此方だから。いつも俺がお世話になってる」
妹紅と慧音は仲が良いのだろう。前から慧音が妹紅の事を少しだけ聞いていたが、会うのは今日初めて。
楽しそうに席に向かう姿を見ると、何だか心が温まるような気がした。
「ねぇ、静次」
「ん、なんだ」
下を向くとフランがお腹を擦りながら上目遣いで俺を見ている。宝石のように綺麗な羽を揺らしながら此方を覗く姿がどことなく子犬を想像してしまう。
そんな姿を見て撫でずにはいられない。
わしゃわしゃと少し力をいれて撫でると目を細目ながら、小さな口を開いた。
「お腹空いたから早く食べよ」
無言で頷きフランを抱っこしながら、一番端の席に座る。するとフランがもう少しお姉さまたちの所にいこうよと手を引っ張り、会場となるこの部屋の真ん中に座る事になった。
個人的には最端がいいんだけどな・・・まぁ、いいか。
軽く料理を摘まみながら、レミリアの隣から俺の隣へと席を移した霊夢やフランと話していると、続々と神社に訪れる者が境内に入ってきて、あっという間に室内の席が埋まってしまった。
座れなかった者は、縁側で料理を摘まみながら酒を飲んでおり、縁側にさえ座れなかった者は、木の陰や外に設置しておいた席に座って楽しんでいた。
こんなに人がいたら料理が直ぐに無くなると思っていたが、料理ができる人や妖怪は追加の料理を作ったり、料理を自分達で用意してくる者もいたので、心配はなさそうだった。
何だかんだ言ってもこの場はとても居づらい。女に囲まれているってだけでもかなり緊張するというのに、酒の臭いが充満している。何時だったかは霊夢が買った酒を飲んで美味しいと言っていたが、流石にこれはきつい。
かれこれ宴会が勝手に始まってから数時間、文が取材に来たり、金髪の小さな子が「貴方は食べていいのかぁ~」と頬を赤くしながら言ってきて、霊夢に叩かれたりしていたが、やはり何も争いが起きないとは行かず、少し離れた席で言い争いが始まっていた。
「輝夜!!それ以上言ったらあんたの首へし折るわよ!!」
「ハッ、やれるもんならやってみなさいな!!」
あれ、妹紅ってあんなキャラなのか。それに輝夜って確かあの輝夜姫だよな。あれはキャラ崩壊と言うよりは、元からあんな感じなのかな?
何回か永遠亭には足を運んだことはあるけど輝夜にあったことはないんだよな。
その近くにいた慧音は妹紅を、永琳は輝夜を掴み、争い事を止めようとしている。
その周りでは喧嘩を盛り上げるためか、イケイケ!!や、やってやれ!!など言っているものも多数いた。その中でも萃香が一番目立っており、その隣ではチルノも何かを言っていた。
隣で飲んでいた霊夢は我慢がならないのか、溜め息をつくと、争い場の方に歩いていく。
慧音と永琳は頑張って押さえつけていたが、輝夜のほうが拘束を振り切り、近くにあった酒瓶を妹紅の方に投げつけた。妹紅はそれを首だけ動かしてかわし、後ろで妹紅を押さえていた慧音が瓶を掴んだ。しかし、その瓶の中には酒がまだ沢山残っていたらしく、瓶から飛び出た酒が、止めに入ろうとしていた霊夢の服に思いっきりかかってしまった。
「あ・・・」
やっちまったと言わんばかりの顔をする輝夜。永琳はすかさずその場から退避し、妹紅はそっぽを向いて席に座り、慧音は苦笑いをしながら軽く霊夢に謝り、妹紅の隣に座った。
一方酒を被った霊夢はどんな鬼のような形相になっているのかと思っていたが、霊夢は可愛らしい笑顔でフフフと声に出しながら輝夜に近づく。
「あ、あら、ごめんなさいね?妹紅があんなこと言うから、ね」
「そうなんだ。でもね・・・」
輝夜を前にして何処からか一枚の紙を取り出す。
あれは・・・・・・スペルカードか。
「今の私にはそんなこと知ったこっちゃないわよ!!」
スペルカード 霊符「夢想封印 集」
霊夢がスペルカード宣言をすると、霊夢の周りに一直線状に並んだ弾幕や札などが複数並び、その全てが輝夜に向かって飛んだ。
その瞬間輝夜は諦めの顔になり、全てを受けた。
「全く。私は着替えてくるから後片付け宜しく」
と言うなり霊夢は何処かに行ってしまった。
「ねぇ、静次。咲夜は?」
「ん?追加の料理でも作ってるんじゃないか?」
周りを見渡すが咲夜と思わしき人物は見当たらない。
「何かようがあるのか?」
「うん」
「んじゃ、レミリアの所にでも行って待ってろ。探してくる」
多分料理を作ってると思うんだが・・・
そう思いながら台所に探しに行くが、そこにいたのは九本の大きな尻尾を生やした金髪の妖怪しかいなく、メイドの姿がなかった。
彼方も俺の存在に気が付いたのか、此方を振り替えると「どうした」と気にかけてくれた。
「えっと、咲夜を探しているんですけど・・・」
「ああ、さっきまで手伝って貰ったんだけど、さっき何処かに行っちゃったよ」
「そうですか。ありがとう御座いました」
一礼すると彼女は手を横にふり、たいしたことはしてないよ。と優しい声で言ってくれた。
その場から離れて咲夜を再び探そうとしたが、彼女に呼び止められる。
「君が静次だろう?」
「あ、はい、そうです」
「話は聞いてるよ。私は八雲 籃 。紫様の式をやっている」
「そうなんですか。では、改めて。佐々木 静次と言います。今は此処で居候させて貰ってます」
「あぁ。宜しくな。ほら、咲夜を探すんだろう?」
「はい。では、失礼しました」
咲夜が此処に居なかったとすると後は・・・居間か?
そう思いながら歩く。また騒いでいるのか、少し離れた所から騒ぎ声が聞こえる。
そんな騒ぎ声を聞きながら歩いていると、
居間についた。
そこに咲夜がいるんじゃないかと思いながらも開けたが、そこには咲夜は居なかった。
しかし、その代わりに運が悪いのか、運が良いのか分からないが、とんでもない物を目にすることができた。
「あ・・・・・・」
と、あるものを見つめる俺と、
「え・・・・・・?」
あるものを見られてしまった彼女。
博麗神社の居間には男の夢が待っていました。
どうでしたでしょうか。
無理矢理過ぎましたかね。輝夜が投げた瓶を慧音がナイスキャッチして、その瓶の中の酒が霊夢にかかるって言う。
こんな物でも楽しんでいただけたら嬉しいりです。
では、明後日らへんでまた 会いましょう。