一日に二回投稿するなら繋げろよって思うかもしれませんが、そこは突っ込まないで頂けたら嬉しいです。
あまり成長が見られない文章ですが、どうぞ。
私は彼と里に行かないかと、思いつきで言った。
でも、ただ一緒に行って買い物がしたいとか、そういうのではなくて、私は彼と一緒に居たかった。
彼が幻想郷に来てからもう結構たつ。そして、日に日に私と彼が一緒に過ごせる時間が減った。
仕事につき、いろんな妖怪に合い、里の人とも仲良くし、時間がたつごとに、一緒に居られる時間が無くなっていってしまうのが嫌なほどわかった。
もしかしたら将来、「霊夢にはもう迷惑かけられない」とか言って出ていってしまうかも知れない。それだけは絶対に嫌だ。
「・・・・・・」
一人で縁側に座る。もう古くなってしまった木材に腰をおろすと、軋む音が廊下によく響いた。
そういえば、彼は好きな人がいるのかしら。
・・・・・・人間じゃない可能性も大きいけど。
彼を疑っている訳ではないけど、あの吸血鬼を好きだったりしないわよね?もしかしたら、冥界にいる庭師かも。
それが違うとしたら、魔理沙?それは流石にないわね。態度からして静次も魔理沙も友人として接しているし。
何でだろう。彼と他の女が楽しそうにしている所を想像すると、胸の奥が苦しくなる。まるで握られているみたいに。
不意に頬から涙が零れているのに気がつく。
あれ・・・何で泣いているのかな、私。
―――もしかしたら、もう誰かと付き合って・・・・・・
「無い!!絶対に無い!!」
あんな何も出来ないやつの何が良いのよ!!
別にそこまで格好いいってわけじゃないし、強いわけでもないし、家事だって人並みで料理は論外!!
そんなやつを好きになるやつ何て居るわけ無いじゃない。
・・・・・・でも、何で私は彼が好きなんだろう。
絆創膏が貼ってある指を優しく撫でる。
彼は私のことをちゃんと見ていてくれてるのかな。
そんな事を思っていると、不意に声がかけられた。
「ここにいたのか」
見慣れた白髪の男。前までは少し癖っ毛の綺麗な黒髪だったのに、今では真っ白な髪。
私は黒髪の方が好きなんだけどなぁ。でも、彼だって好きで髪の色を変えたわけじゃないし、仕方ないか。
「何か用?」
「いや、ただ後始末終わったぞっていう報告をしに」
彼と目が合う。その瞬間に、先程まで考えていた事を思い出す。また少し苦しくなってきた。
「霊夢、お前大丈夫か」
「え?」
「なんで涙目何だよ」
「ちょっと目に砂が入っちゃって」
外を指差しながら誤魔化す。幸い、今日の風は少し強めで、十分砂が舞うほどだった。
「ああ、ならしょうがないな」
へへへと笑う彼。その目は、先程の話を信じているようで、微塵も疑っていないように見えた。
「・・・・・・霊夢。無理はすんなよ」
「へ?」
「んじゃ、俺は便所に行ってくる」
男のくせに細い足で、廊下を歩いていく彼を見詰める。それと同時に、涙の後が残った頬を手で拭った。
なんだ。嘘って分かってたの。
分かっていてそれをわざと表に出さないなんて、魔理沙じゃ無理ね。
彼の背を見ながら思う。
きっと私は彼のこういう優しさが好きなんだ。
きっと私は彼の誰にでもバカみたいに優しくする所が好きなんだ。
彼を見て、私は微笑みながら涙を流した。
どうでしたかね。女の方って恋をするとどんな風になるのか凄い興味が沸きました。
今回は思いっきり想像と勢いだけで書いたので、まぁ、すいません。
では、次回。