神の都合で全てが変わる世界で主人公探してます 作:ラ メ ル テ オ ン
「パンツ覗いてくる変態に期待した私が馬鹿だったみたいね」
私は命がかかってる大事な場面で性欲を出してきた翔に殺意を放ちながらナイフを取り出して歩み寄る。
「ちょ!?違うって!ちゃんとした作戦だから!それに服脱ぐの采花だけじゃない!俺も脱ぐの!」
「で?裸の2人が絡み合って気まずい空気が流れたところにモルグが登場ってわけ?すごい作戦ね。お礼にあんたの命を犠牲に爆発を起こす呪いを刻んであげるわ」
「違うから!最後まで聞いてください!服を交換して顔と尻尾を隠すんだよ!そしたら狙いがお前らなモルグは俺のこと狙うだろ!そんでお前らが人よけの範囲外に出てなんか問題起こすの!そしたら一ノ瀬が爆速で出勤するだろ!」
ナイフに怯えながら出してくる翔の作戦に驚く。それなら…ただ逃げ回るよりかは確率が高い。相変わらず頭がいいのか悪いのかよく分からない奴ね……納得した私はナイフをしまい、
「それなら悪くないかもしれないわね……でも話す順序がおかしいでしょ!」
翔に文句を垂れる。
「急いでたから端的に伝えようとしたんだよ!余計に時間かかったけどな!でもこの作戦もモルグの洗脳魔法がどう言う仕様かによって出来るかどうかわかんねえんだけど……洗脳された奴ら現場判断とかしてこねえよな?」
「モルグが使う洗脳魔法は人を操るだけで基本命令通りにしか動かせないから作戦自体は大丈夫める……でもこの作戦は翔が危険すぎるめるよ」
「今更すぎるだろ……こんなことに巻き込まれてるんだからどのみち命の危険は発生する。なら少しでも生き残れる道に賭けるそれが1番合理的だ」
私はこいつが理解できない。
「何で……そんな作戦が立てれるの?」
「は?……天才だから」
「……質問が悪かったわ。何でそんなに私を信頼してるの?私はあんたを脅して家に居座ってるくらい悪い奴なのよ……あんたを放っておいて逃げるとは思わないの?」
私はこいつに何も与えてない。それどころか奪うばかりで信頼なんてされる訳ないのに……
「采花はそんな事しないだろ?」
「それは……しないけど……」
「ならその言葉を信じるよ」
何でそんなに真っ直ぐ親愛の眼差しをむけてくれるんだろう。そんな高校生とは思えない器の大きさに翔の評価を改めていた時、
「そ、れ、に!通帳の暗号は教えてねえしお前らも俺がいないと明日から生活できないからな!絶対助けを呼べよ!」
相変わらずの情けない脅しをかけ始める翔に私は、
「ふっ……なにそれ?せっかくかっこよかったのに台無しじゃない」
思わず笑ってしまった。モルグに狙われてるのにこんなに気が楽なのはこいつのおかげね。
「じゃあ作戦はそれで決定ね!消化器を見つけて多目的トイレに隠れるわよ!」
「んじゃあ!初めての共闘と行きますか!」
「3人で頑張るめる!」
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作戦が成功した後、私はめるるを肩に乗せてモルグに見つからないように気をつけながら出口が見える所で息を潜める。私とめるるはモルグと鉢合わせないように翔の下に向かうのを確認してから行動を起こす。モルグは残虐だ。それはこの1年仕事を手伝わされて嫌というほどに分からされた。だから私が急がないと翔はどうなるか分からない……そんな不安に耐えきれなくて、
「めるる……翔はどうなると思う?」
めるるに答えを求める。
「…モルグは面白いものが好きめる。だから普通にしてるだけで面白い翔の事は普通の人より長い時間をかけて遊ぶと思うめる……だからめるる達が急げばなんとかなるめる」
モルグに作られただけあってかめるるは1年間一緒に過ごした私と近い認識を持っている。そうこの作戦は私達がどれだけ早く問題を起こせるかに掛かってる……私は、
「翔……死なないでね……」
最後の弱音として願いを溢す。今日も翔におやすみと言えるように、