『G計画』が中断されなければなと思ってスマホを眺めていると、バスが止まった。
くっ、我がハーレム計画がっ!と思ったけども、自分はどこぞの〇ークマンではないしなと思い直す。
残念だが4,5人が自分には限界だろう。
悲しい事実を思い起こしてしまったが、それは置いといて、かませこ...いや、近畿高位人材養成高校略して近高に通うことになった。
衆議院議員を多く輩出している学校だ。
この学校は日本のなかで有数の危険度を誇ると思っている。超能力を持たない常人にとってはだけど。
この世界は超能力者が常に上にいる世界だ。偉大な祖先である蘇我入鹿(太郎)や源頼朝、織田信長、徳川家康とかもすべて超能力者だ。
あの豊臣秀吉も超能力者で、摂関家の血を引いてたらしい。
世界を見てみると日本や、イギリス、ジョージアとかが主要な国だ。
わが国には衆議院と貴族院がある。
貴族院議員は超能力者しかいない。
華族となる条件の一つが超能力者であることだからね...
そんなことを考えながら校門をくぐっているとなにやら人だかりができていた。
みんな背が高いのでよく見えない。
仕方ないので近くにあったベンチに座り、『会津武田家物語』という本を読むことにした。(会津武田家とは武田正之を祖とする徳川家の有力分家である。)
ボッチなのは仕方がなかったんだ!積極性がなかったんだから...と思っていると、「あの、蘇我重定さんですよね」と声をかけられる。
ちなみに蘇我重定とは自分の名前だ。
「そうだよ、それで何か用?」と、読書の邪魔をされた苛立ちと、かわいらしい声への期待を抑えて返す。
「友達になりましょう!その本あとで貨してくれませんか?」と話してきた。
改めてその姿を見ると背は低く、胸は中々ありかわいらしい顔をしている。
金髪で、ツインテなのもグッドだ。
少しでも膨らんでいれば胸があると思っているので世間一般でいう巨乳かは分からないがロリ巨乳と言っていいだろう。
前世の記憶というのはやはり便利だ。
こんな時の動揺を抑えてくれる。
「いいよ、友達になろう。」と返した。
名前を聞くと「今井小豆です。」と教えてくれた。
連絡先も交換した。
女子の連絡先を手に入れたのは初めてなのでとても嬉しい。
あの時に会っておけばなあ(ほかの女の子のこと。多分)...という後悔が頭をもたげてくる。
今となっては意味のないことだと切り捨てるしかない。
人だかりがなくなってきたのでクラス分けを見に行く。
小豆と同じクラスのようで一安心だ。
小豆は自分のことを一方的に知っているようだった。
聞くと自分が図書館で朗読会に参加した時に見たという。
声をかけてくれたらよかったのに。
いや、無理あるか。
そのような話をして1年6組にたどり着いた。
1学年8クラスで40人が1クラスになっていた。
悲しいことにグループがもうできていて入れなかった。
でも今年は『今景時』を自称している村上興次が学年にいるので『粛清』が始まりグループがすぐ崩れるだろうから問題ないだろう。
ちなみに『今景時』とかいう男はなかなかの超能力者で近畿超人養成高校略して二校に入っているはずの男だ。
そう考えつつ、オリエンテーションの開始を待つ。
入学式のような無駄に長いものにならないことを心の中で祈りながら。
超能力者には上級中級下級の三つに分かれており、それぞれが上位中位下位に分割されている。
超能力を持たない『常人』は絶対に中級以上の超能力者に勝てない。(中級と下級の境目であるため)
既出の学園にいる超能力者は二人とも『常人』では絶対勝てない。