常人と超人の境目より   作:ゆたわ

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オリエンテーションと金策

オリエンテーションが始まった。

主なルールとしては、次のようなものがあった。

・組とは別にA~Hクラスというものがあり、サブ称号としてそれぞれの組につく。

・クラス評価点によりクラスは変動し、テストや行事などで変動する。

・『クレジット』という独自仮想通貨が通貨として使われる。

・毎月5万クレジットが配られる。

・クラスは履歴書に記載され選考に大きく影響する。

・一定の条件を満たすと退学になる。

・一定の条件を満たすと『二校』に昇格できる。

・科目は通常のものに加えて『高位社会学』と『超能力学』がある。

 

設立者が〇う実のファンだったらしくルールもそれを参考にしているらしい。

パクリにしか見えないくらいだ。

それぞれの組は同じくらいの実力となるよう組まれているらしい。

 

早速クラス委員長の面をした男が教壇に立ち、『みんなで頑張ろう』などと話し始める。

薄っぺらい話を聞き流しながら、金策について考える。

自由に使える資産というものはいくらあってもいい。

自分の超能力を利用した小物や薬を売ることにしようと思う。

校則で禁止されていないし合法だから、とがめられる事はない。

売り子として小豆を誘っておこう。

 

そう考えていると委員長面の男が席に戻っていく。

オリエンテーションもそろそろ終わりだろうと思っていると、血しぶきが飛ぶのが見えた。

調子に乗って村上に手を出した2年がいたのだろう。

これが『粛清』の狼煙となるだろうなと考えていると、クラスメイトが騒ぎ出す。

自分もこちらに逃げてきた小豆を抱きしめて混乱に備えておく。

柔らかな感触で幸せな気分だ。

先生の声が届かない中、一枚目の容姿をした男(少女漫画のヒーローとして出そうな顔だ。)が村上に突っかかて行く。

「なぜ何も悪くない人を殺すんだ!」などとほざいている。

ついさっき死んだ奴は性犯罪をしていたと噂の糞野郎なので明らかに悪い奴ではあるが。

程なくして一枚目の男は心臓に穴を空けられ、死んだ。

震える小豆の頭をなでながら村上にわずかな不快感を示す。

村上はこちらの意図を察したようで、「我々を刺激するなよ。」と言い残し去っていった。

 

三十分ほどでクラスは落ち着きを取り戻した。

先生もオリエンテーションの終わりを告げ、教室から出ていく。

自分も抱き着く小豆を抱えながら学校が用意したマンションの個室に帰る。

 

小豆の自分への依存心はだいぶ深まっただろう。

恐怖を振るい落とすように頭をなでると頬を擦り付けてきた。

帰りも幸せな気分を味わいつつ、今後について考える。

顧客になりうる者たちが『粛清』されないために警告が必要かもしれない。

 

部屋につくなり小豆は「私を守ってください!何でもしますから!」と懇願してきた。

将来的には妻となることを見据えた彼女とすることでその要求を受け入れることにした。

彼女と抱き合い接吻をして別れた。

 

小豆が帰った後、小物類を準備し、バザー(学校にそういうスペースがある)に向かうことにした。

売り子は明日から頼むことにしよう。

到着したが、バザー開店まで時間があるので、『G計画』がどうなったか調べてみるのもありだろう。

 




近高は特別に超能力者による殺人が黙認されている。
優秀な人材を育てつつ、超能力者に反発する者を刈り取ることが目的であるからだ。
同じような高校が全国にあと13校ある。
これらの高校は周辺に居住地があり、学生は全員居留地に住むことになっている。
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