常人と超人の境目より   作:ゆたわ

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バザーと警告

『G計画』とは超能力者を常人の遺伝子をもとに人工的に作るという計画だ。

ある政治家(名前は忘れた)が自分の家を超能力者の家系にするため発案した計画だという。

この計画にサンプルを提供したという関りがある。

少子化や、近親相姦の対策になると思ったのと、その計画の行く末が見たかったという理由で参加した。

あとは意思を入れるだけだったのだが...

彼が失脚したことで中断され、対立派閥である自然派に成果がゆだねられたらしい。

常人の派閥として超人を目指すという派閥があり、彼が所属していた超創派と自然派があり互いに対立している。

やめて欲しいものだ。

 

そう思いながら商品を並べていると、バザーの開始時間になった。

バザーでは疲労促進薬や、ストレス強化薬などの妨害アイテムや、超能力共鳴薬、暗記用ヘルメットなどの強化アイテムが売っている。

こちらの小物や、薬の下位互換にすぎないが。

 

知名度がないためか、はじめは買う人が少なかったが、だんだんと買う人が増えてきた。

超能力という力を借りものだとしても所持するというのはこの学園ではとても大きいのだろう。

品のほとんどが売れ、懐がかなり潤ってきたころ、目当ての人物がやってきた。

生徒会長とその一の郎党たる副会長である。

相当有能なようで様々な実績を残しているが、超能力者への配慮が両者共に足りないように思う。

 

そう考え、生徒会長に「超能力者はあなたの予想以上に強い。粛清を聞いたでしょう?」と囁きかける。

会長は覚えがあるようで、「確かにな...。それで、俺に何を求める?」と返してくる。

「彼らの利益になりうることを、盛り込むべきです。」と話す。

そろそろ店じまいをしなければならないので最後に「彼らを刺激しないほうがいいですよ。」と警告しておく。

副会長が怪訝な顔をしていたが、会長の納得したような顔を見て何も話さなかった。

彼らの後姿を見て、バザーをめぐることにした。

掘り出し物があるかもしれない。

一介の高校生にそんなものを用意できるはずもなく...たこ焼きパック1つで帰ることになった。

 

部屋に帰り夕飯をたこ焼きと冷凍食品で済ませた後、パソコンを開きゲームをすることにする。

BEとかいうFEのパチモンみたいなゲームをすることにした。このBEはシリーズ物で主人公が半独立の小領主で邪魔な友軍がとても多いことと、主人公が強力な超能力者なこと、兵器というユニットや、ステージごとに補充される使い捨てのユニットがいることが特徴だ。

このBEにはまっているグループがあったのでこれを利用すればグループに入れるはずだ。

友人を作りたいという欲求がないわけではないのだ。

このゲームはシリーズのなかでもパッとしないシナリオで最新作の3作前の作品であることに目をそらしながら、プレイした。

5章までの間に何度も危機が訪れるも使い捨てユニットたちの犠牲により何とか乗り越えた。

彼らがいなければ2章で詰んでいただろう。

使い捨てユニットたちに感謝を!




少子化対策は大きな問題として取り上げられ、一夫多妻制などが取り入れられ、超能力者が増えることも期待されたが、常人と超能力者の子供は親である超能力者より弱くなるので、効果はあまりないのが現状である。
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