「謙信ちゃんの超鍛錬塾へようこそ! お前ら武功を挙げたいか!」
「「「おー!」」」
「嫁さん欲しいか!」
「「「おー!」」」
「だったらとにかく鍛えまくって信長ちゃんに認めてもらうしかないからね! 森ちゃんと一緒に私がビシバシ鍛えるからよろしく!」
俺こと森は、今謙信と一緒に兵の鍛錬を行なっていた。
そもそも、俺は護衛が終われば契約は終了というのが加藤さんとの約束だったが、信長様が契約の延長……いや、家臣にならないかと誘ってくれたお陰でちゃんとした武士になることができた。
ちゃんと給金も出るし、何なら始まりから足軽組頭と少し上の立場で始めることができて、ありがたい限りである。
で、目の前では謙信が考えた鍛錬を兵士達にやらせていた。
まずは基礎としてとにかく走らされる。
何事も走ることから始まり、兵は神速を尊ぶという中華の教えを知ってか知らずか、足腰と体力を付ける鍛錬をとにかく兵にやらせていた。
勿論脱走しようとする奴もいるが、兵1人に食事と住む場所の提供、更に少ないながらも給金が出るのと、商人達の伝手で娼夫(男版の風俗……この世界だとこれが需要が高い)を割引で抱けるというので、人気があった。
数里走った後に飯を食う。
基本麦飯とおかずを2品、更に具沢山の味噌汁と一汁一菜(味噌汁とおかずは1品)が基本と考える武士の家では凄い贅沢と言える。
しかも麦飯はお代わりが許されているので腹一杯食べられる。
飯を食い終わったら、池田が考案した筋トレなるものつで、腕立て伏せ、腹筋、膝の前屈運動(スクワット)を行い、その後、木刀の素振り、槍の集団戦闘訓練、弓の練習と武芸全般を叩き込まれる。
「貴女、腕が良いな」
「ありがとうございます!」
「よし、じゃあ貴女と貴女、模擬戦の頭をやりなさい。勝ったほうを組頭に昇進させるわ」
「「は、はは!」」
謙信は偶に30人対30人の模擬戦を行う場合がある。
俺と謙信で腕の良さそうなのを集めて模擬戦させて、そこから人を従えるのが得意そうな奴を引き上げ、次はそいつらで模擬戦をさせる。
そうすると掘り出し物が紛れ込んでいたりするんだよな。
「前列槍を構え! 後列は長槍で補助!」
俺の目の前にいる河尻秀隆って娘と岩室重休って娘の2人が特に素晴らしい。
河尻は織田信秀様に従って戦経験があり、紆余曲折があって今俺達の下で働いている。
謙信からも一軍の将になりうる逸材として度々褒められていた。
そして岩室はまごうことなき才女で、容姿も大和撫子というべき黒髪長髪かつ、左右で瞳の色が違うという姿をしているが、明智の光秀の方や丹羽と同じくらい優秀で、武芸だけでなく勉学に政務も教えたら直ぐに覚えて、あっちこっちに引っ張りだこであった。
「なんであんな才女が埋もれていたんだ?」
「彼女野心とかそういうのが希薄なので、周囲に引っ張られないと上を目指さないという難儀な正確をしているからな。まぁ信長と年も近いし可愛がっているから良いのではないか?」
ちなみに河尻はお姉さんなのでそこそこ胸が大きいが、岩室は千と同じく早熟で、信長様や池田と同じくらいの年なのに千と同じくらいの体付きをしていた。
ムチムチである。
「でも兵を鍛えるのは面白いな。河尻や岩室みたいな子がポコポコ出てくるのも尾張は捨てたもんじゃないと思えてくるな」
「いや、実際兵として来るの部屋住みとか武士でも次女や三女以下で家を継げない者達でもここまで優秀な者が多いとはね……池君が言うように人材は育てるか今までとは違う場所から拾い上げないと、優秀な者は中々手にはいらないって言葉は真理だね」
俺も謙信に同意見である。
現状集まった兵は100人ほどであるが、粒ぞろいと言える。
500人まで雇っても良いって言われているが、教官役が増えないとどうにもならねぇので、今は教官を増やすことに注力している。
ただ謙信はやっぱり天才だから人に教えるのが自分基準になりがちで、ついて行けない人物も結構出てきてしまう。
それを俺が優しく励ましてすくい上げるっていう感じか?
まぁ脱走の抑制は定期的な性欲の発散とか飯を腹一杯食べられるとかの面が大きいと思うが……。
あと面白いのだと円匙(えんぴ スコップのこと)という道具が配られた事だろうか。
池が鉄の量産に成功したからと農具として普及させているらしいが、これが結構便利。
穴を掘る為の道具らしいが、色々活用法があり、砥石で研げば刀には劣るが、切れ味鋭く敵を殺傷したり、木や枝を切る事ができる。
平面で頭を叩けば兜を着ていても衝撃で割れたり、頭が潰れたりする。
槍の穂先の様に突き刺すことも可能で、磨けば鍋の代わりとして物を煮る、焼くこともできるという優れもの。
これは農具というより武器として活用したほうが良いと思うが、池田は農具ということにしたいらしい。
で、鍛えた兵士達の有り余った体力と円匙を使って川の流れを整えたり、用水路の整備を行わせるなんかもやらせていた。
流石に武士のやることじゃないだろって俺は池田にツッコミを入れたが、池田は、
「穴を掘って用水路作ったり、川の流れを変えたり、堤を作って川の氾濫予防をしたりするのも鍛錬にできるんならいいじゃん。それによって領民も喜ぶし、領地と富めば言うことないでしょ」
詭弁だと思うが俺は言いくるめられてしまった。
謙信も笑って参加しているので良いのだろう。
実際周囲の農民から感謝されるのは悪い気分じゃねぇし。
そんな感じで、俺達は兵を鍛えていくのであった。
「もう、信長が捕食する前にお姉さんが食べたかったのに……」
「現に今食べてるじゃないですか……」
謙信ちゃんがめっちゃ頑張っているっていうのと、謙信ちゃんも俺が精通したことがバレて、信長様の許可を貰った上で子作りをしていた。
信長様は最初唸っていたが、謙信ちゃんが、
「池君を独占するようなら下剋上するよ」
「おう、やってみろ」
とバチバチした後に、最終的に信長様が折れて、謙信ちゃんと交わる事に……。
食べれば食べるほど胸に栄養が行っているらしく、たわわに実った胸がブルンブルンと揺れて、大変眼福である。
「ふう、こんだけ出されたら絶対孕んだね!」
俺は抜かずに10回も出す事になり、謙信ちゃんはお腹をたぽたぽだよ~と擦りながら嬉しそうにしていた。
「そのうち森ちゃんも抱いてあげなよ。あの子も頑張っているから」
「抱く人数が増えれば増えるほど信長様の機嫌が悪くなるのですが……」
「あの子も割り切れば良いのに……まぁそういうところも可愛いんだけどね」
ちなみに謙信ちゃんを抱くとまたスロットみたいなのが頭の中に現れ、ぐるぐると回転した後に当たりが並ぶのであった。
ちなみに謙信ちゃんだけでなく、街路整備を行なっている明智光秀もご褒美で抱く予約が入っており、俺はヤリチンクズ野郎……もしくは種牡馬になっていることに頭を抱えるのであった。