俺の頭の中に敗北した暗黒の王が住み着いているが、俺はただギターを弾きたいだけだ 作:arctichare
第56章 授業表以外の連絡、そして私は毎日退魔に行くわけではないこと
小さなアパートに引っ越した後、私の生活は少しずつ規則的になり始めた。
ただ、少しだけだった。
月曜日 音楽文化概論
火曜日 大学英語と心理学入門
水曜日 基礎演習、午後は時々地域音楽研究会
木曜日 地域文化論と情報基礎
金曜日 ヨガ
週末 もし報告や研究会の活動がなければ、AfterToneの練習に行く
この時間割は机の横の壁に貼ってあった。
隣には、日和が書いてくれた生活ルールも貼ってあった。
鍵の確認は三回。
夜に帰ったら安全メッセージを送る。
冷蔵庫に簡単な食べ物を入れておく。
「もう大学生だから」と何でも一人で抱え込まない。
私は毎回最後の文を見ると、少しの間、手を止める。
なぜなら私は本当に、何でも一人で抱え込みやすいからだ。
特に特調室から連絡が来たとき。
大学生活が始まってから、私は本来、退魔任務が明らかに減ると思っていた。
実際、減った。
しかし消えたわけではなかった。
東京特調室は私に新しい協力原則を設定してくれた。
第一、大学授業を優先する。
第二、緊急でない事件はできるだけオンライン判断か週末処理に回す。
第三、白川一音を常時戦力としてスケジュールしない。
第四、映像汚染、複雑な接続の切断、または普通の人が被害に遭いそうな場合にのみ、現場協力を要請する。
聞こえはとても合理的だった。
しかし現実では、合理的であることは、必ずしも楽であることを意味しなかった。
なぜなら「現場協力が必要」な事件は、たいてい普通ではなかったからだ。
眼鏡の女性が私に説明してくれたとき、こう言った。
「大学期間中は、できるだけ頻度を抑えます」
私は聞いた。
「頻度はだいたいどのくらいですか?」
彼女が答えた。
「普通の場合、月に一〜二回のリモート判断」
「現場協力は、できるだけ月に一回以内に抑える」
「重大事件は別」
重大事件は別。
この一文はとても不穏に聞こえた。
「もし連続して起きたら?」
眼鏡の女性が少しの間、沈黙した。
「その場合はまず他の人員を呼ぶ。彼らで処理できない場合にのみ、あなたを探す」
これは特調室が出せる最大の譲歩だった。
私は知っていた。
彼らは私を必要としていないわけではない。
私の能力があまりにも特殊だった。
多くの複雑な接続は、普通の術師では処理できなかった。
しかし同時に、私を以前のように頻繁に呼んだら、私の大学生活が細切れにされてしまうことも理解していた。
これを私はわかっていた。
しかしわかっていることと、楽であることは別だった。
大学生活三週目から六週目の間、特調室は私を四回呼んだ。
一回目はリモート判断だった。
場所は千葉の廃映画館。
現地の人員が、古い映写機がフィルムもないのに存在しない映像を再生しているのを発見した。
聞こえは白鏡監督の残留のようだった。
私はその時、小さなアパートで心理学の小テストの復習をしていた。
眼鏡の女性が資料を送ってきたとき、私は「旧映写機」という言葉をじっと見て、心がすぐに沈むのを感じた。
幸い、最終的にはただの普通の映像残留だった。
私は現場写真と検出データを見て、汚染線が浅いと判断した。
私が出向く必要はなかった。
特調室は映像系グループを派遣して処理した。
私はビデオ通話の中でただ言った。
「機械を直接封印せず、まず映写室と観客席の間の回路を切断してください」
それから復習に戻った。
このことはわずか四十分しかかからなかった。
しかし復習の状態が中断された後、私は一時間かけてようやく集中し直した。
ソレンセンが評価した。
「君は旧機械に邪魔され、また紙に負けた」
「それは復習と言う」
「結果は同じだ、君は苛立っている」
彼の言う通りだった。
私は苛立っていた。
任務が難しいからではない。
大学生活と退魔任務の間の切り替えがあまりにも急だったからだ。
一秒前、私はまだ「ストレス源と適応メカニズム」について考えていた。
次の秒には、旧映画館に映像汚染があるかどうかを判断しなければならなかった。
そしてまた教科書に戻る。
頭は二つの世界を行き来するように引っ張られていた。
二回目は現場協力だった。
しかし規模はとても小さかった。
場所は埼玉の地方文化センター。
そこで学生の舞台劇のリハーサルをしている最中に、楽屋の鏡に役者ではない誰かの姿が映った。
この類の事件は、通常私が出向く必要はない。
しかし問題は、その鏡の汚染接続が非常に奇妙だったことだった。
それは人を攻撃するわけではなかった。
ただリハーサルする人に「自分が失敗する未来」を見せ続けるだけだった。
誰かは舞台でせりふを忘れる自分を見た。
誰かは観客に嘲笑される自分を見た。
誰かはこれから二度と舞台に上がれなくなる自分を見た。
いく人かの高校生が深刻なパニックを起こした。
特調室は鏡が正式公演まで広がるのを心配して、私に来てほしいと言った。
その日は土曜日の午後だった。
私は午前中に地域音楽研究会の録音練習に参加し、午後は本来AfterToneに行く予定だった。
電話を受けた後、まず日和にメッセージを送った。
今日は少し遅くなるかも。臨時の用事がある。
日和はただ返信してきた。
安全に気をつけて。無理しないで。
彼女は何も聞かなかった。
これで私は少し胸が痛んだ。
なぜなら私は、彼女が本当は聞きたいと思っていることを知っていたからだ。
文化センターに着いた後、私はわずか二十分で解決した。
戦いもなかった。
敵もなかった。
ただ「失敗への恐怖」を反射しすぎる古い鏡だけだった。
私は一本の黒弦で、鏡面とリハーサルする人たちの未来イメージの間の接続を切断した。
鏡は普通に戻った。
割れはしなかった。
その後、学生たちはリハーサルを続けた。
私は帰る前に、そのうちの一人の学生が小さな声で言うのを聞いた。
「さっき本当に怖かった。でも公演が中止にならなくてよかった」
私は廊下に立って、忽然と、今回来た価値があったと思った。
なぜなら舞台が守られたからだ。
大事件ではなかった。
全国を震撼させることでもなかった。
ただいく人かの普通の学生がリハーサルを続けられるようになっただけだった。
AfterToneに戻ったとき、私は一時間以上遅れていた。
陽菜が聞いた。
「小音、疲れた?」
私は頷いた。
「少し」
日和が私を一瞬見た。
「今日は少し少なめにしよう」
私は断らなかった。
なぜなら本当に疲れていたからだ。
このような小さな現場は危険ではなかった。
しかし消耗はした。
大学生活から突然引き抜かれて灰色の領域に入り、また戻ってくるようなものだった。
戻ってきたとき、体はまだここにあった。
しかし心がゆっくり追いつく必要があった。
三回目は夜間の電話だった。
その日は小さなアパートに引っ越して間もなく、鍵を三回確認している最中だった。
携帯が鳴った。
特調室。
私は一瞬、心臓が縮むのを感じた。
夜に特調室から電話が来るのは、いつも良くない予感がした。
眼鏡の女性が言った。
「白川さん、すみません。今回は一言の判断だけで済みます」
彼女が写真を送ってきた。
ある神社の絵馬掛けに、黒い弦状の痕跡が現れた。
現地の人員は、無明講の残党儀式の模倣を疑っていた。
私は写真を見て、心が不快になった。
確かにその痕跡は少し「黒弦」に似ていた。
しかしよく見ると、接続が粗かった。
ソレンセンの気配はなく、
スペニの封印が動かされた感覚もなかった。
私は言った。
「私の力ではない」
ソレンセンが黒海の中で冷ややかに笑った。
「当然だ。あんなに醜いのは、虫が泥で描いた線だ」
私はこの一文を眼鏡の女性に伝えなかった。
ただ言った。
「低級な模倣のようだ。過度に反応せず、誰が描いたかを調べてください」
この電話は十分で終わった。
しかし切った後、私は玄関に長い時間立っていた。
なぜなら私は忽然と、たとえ私が大学で授業を受けていても、たとえ小さなアパートで寝ようとしていても、外ではまだ誰かが私を模倣していることに気づいたからだ。
黒弦を模倣する。
彼らが想像する下北沢黒弦を模倣する。
私は電気を消す前に、メモに書いた。
私は黒弦が誰かのシンボルになるのを望まない。
書き終えた後、私はまた削除した。
なぜならこの問題は大きすぎた。
今夜は解決できない。
四回目は正式な現場任務だった。
場所は神奈川の海辺の小さなアートギャラリー。
そこで「海と記憶」という写真展が開催されていた。
そのうちの一組の写真が、突然観客の記憶を置き換え始めた。
深刻な置き換えではなかった。
ただ観客に、自分が写真の中の海岸に行ったことがあると思い込ませるだけだった。
聞こえは潮鏡社の残党のようだった。
しかし特調室の判断では、同じ派閥ではなかった。
むしろある映像アーティストが、汚染された古いネガを無意識に使ってしまったようだった。
この事件は金曜日の午後に起きた。
私はちょうどヨガの授業を終えたところだった。
体が珍しく少しリラックスしていた。
それから電話が来た。
私は着信表示を見て、数秒間沈黙した。
ソレンセンが言った。
「君のリラックスは終わった」
「黙って」
今回は私が出向かなければならなかった。
なぜなら週末にギャラリーが開放される予定で、処理しなければ大量の普通の観客が入ってしまうからだ。
私は神奈川に向かう電車の中で、リュックを抱えて、自分が二つの世界の間を行き来しているように感じた。
午前中はヨガマットで呼吸の練習をしていた。
午後には写真と観客の記憶の間の誤った接続を切断しなければならなかった。
これは一体どんな大学生活なのだろう?
現場は難しくなかった。
汚染源は一枚の古いネガだった。
私はネガと観客の「以前行ったことがある」という錯覚の間の接続を切断した。
写真自体は残した。
ギャラリーは一日休館し、再オープンした。
ニュースにもならなかった。
大勢力の動揺もなかった。
特調室はこうした任務をこう呼んだ。
中低強度精密切断協力。
聞こえはとても専門的だった。
私にとっては、
授業の合間に、失敗してはならないことを一つやる、ということだった。
だから、もし私が今、特調室に請われて事件を処理する頻度を聞かれたら、おおよそこうなる。
リモート判断:平均二週間に一回。
時にはただ写真や汚染線のデータを見たり、現地人員の説明を聞いたりして、判断を下すだけ。
十分から一時間程度。
小型現場協力:おおよそ一ヶ月に一回。
通常は週末か授業後に手配される。
場所は主に東京近郊。
処理時間は必ずしも長くないが、往復と精神的な切り替えがとても疲れる。
重大現場任務:現在、特調室はできるだけ私を参加させないようにしている。
他の人員で処理できない場合、または事件が明確に黒弦の模倣、天城システムの残留、白鏡監督関連の映像汚染に関わる場合を除いて。
連続任務:原則として手配しない。
もし一週間にすでに一回の現場事件を処理した場合、次の非緊急要請は他のチームに回される。
これは眼鏡の女性が直接言ってくれたことだった。
「あなたは当番要員ではない」
彼女が言った。
「あなたは大学生だ」
その時、私は顔を伏せていて、何も言わなかった。
なぜならこの一文で、私は少し泣きそうになったからだ。
当番要員ではない。
大学生だ。
特調室はようやく、そう言うようになった。
大勢力たちもこの頻度について、それぞれの見方を持っていた。
東京特調室内部が最もよく知っていた。
彼らは、私が完全に退魔現場から退出できないことを知っていた。
私の能力があまりにも特殊だった。
しかし同時に、私を便利だからといって呼び続けていたら、私の大学生活が壊れてしまうこともわかっていた。
久我山統括官が一度の会議で言った。
「白川一音の協力は、救急資源のようにしなければならない。日常の便利ツールではない」
この一文は後にスケジュール原則に書き込まれた。
眼鏡の女性が補足した。
「もしある部門が、彼女が便利だからといって判断を依頼するなら、それは乱用だ」
若い分析官が聞いた。
「何が便利に当たるのですか?」
眼鏡の女性が言った。
「彼ら自身で処理できるのに、彼女の方が速いからといって彼女を呼ぶこと」
会議室の多くの人が頭を低く垂れてノートを取った。
これは新しい境界だった。
呼んではいけないわけではない。
しかし彼女が速く解決できるからといって、すべての面倒を彼女に押しつけてはいけない。
京都旧結界管理委員会もこの原則を支持した。
七条がスケジュール原則を見て、言った。
「東京はようやく明確に書いた」
老委員が聞いた。
「十分だと思うか?」
「十分ではない」
七条が言った。
「しかし以前よりは良い」
彼女は京都内部でも似た規定を出した。
白川一音の処理効率が高いからといって、地元で処理可能な案件を彼女に判断させることをしてはならない。
彼女の力の模倣、黒弦の象徴、跨区域の複雑な汚染に関わる場合にのみ、東京特調室を通じて協力を要請すること。
一人の若い監察員が聞いた。
「もし彼女が十分で解決できるなら、なぜ私たちが三日かける必要があるのですか?」
七条が彼を見た。
「その十分は、彼女の大学生活から切り取られた十分だからだ」
若い監察員は沈黙した。
七条が続けた。
「そして君の言う十分には、彼女がその後状態を回復する時間は含まれていないことが多い」
この一文で、事務室は静かになった。
多くの人は下北沢黒弦が汚染を切断する速さしか見ていなかった。
白川一音が授業、報告、食堂、楽隊に戻った後、どれくらいの時間で再び普通の学生に戻れるかを計算している人は少なかった。
天城グループはこの問題に対してより敏感だった。
なぜなら彼らはかつて「効率的な協力者」をシステム変数として扱っていたからだ。
今、彼らは逆に学ばなければならなかった。
一人が効率的だからといって、呼び続けていいわけではない。
天城怜司が内部会議で言った。
「天穹システム残留プロジェクトで映像異常を発見した場合、第一対応者は直接白川一音に依頼してはならない」
「まずグループ是正グループ、特調室技術グループ、第三者監督が手順に従って処理する」
天城美咲が補足した。
「彼女自身が安全に関わる場合、または普通の人が被害に遭いそうな場合を除いて、彼女をデフォルトの解決策として扱ってはいけない」
一人の技術顧問が言った。
「しかし彼女は確かに最も速く判断できる」
天城美咲が彼を見た。
「この一文こそが問題だ」
会議室が静かになった。
彼女が続けた。
「私たちは以前、速く解決できる人が呼ばれ続けるべきだと思っていた」
「しかし彼女はシステムの部品ではない」
「彼女には授業があり、報告があり、研究会があり、楽隊があり、自分の部屋もある」
「これらは効率のために犠牲にできるものではない」
今回は、誰も反論しなかった。
天城グループはすでに「人を部品として扱う」代償を一度支払っていた。
御影家でも似たような問題が議論された。
誰かが言った。
「もし白川一音が月に一回しか現場に出ないなら、それは彼女の能力の無駄ではないか?」
御影冬子が即座に冷たく言った。
「もう一度言ってみろ」
その人は言えなくなった。
御影秋人が静かにため息をついた。
「いわゆる無駄とは、使用者側の視点で見た言葉だ」
「彼女にとっては、頻繁に事件を処理しに呼ばれないことこそが普通だ」
その人が不服そうに言った。
「しかし彼女の力は本来特殊なものだ」
御影秋人が彼を見た。
「彼女の特殊さは、彼女が世界に随時対応する義務を負っていることを意味しない」
会議室が静かになった。
御影冬子が珍しく頷いた。
「この一文を記録しておけ」
御影秋人が少し笑った。
「私はようやく役に立つことを言ったのか?」
「得意になるな」
玄海鎮守聯合と四国地方聯合も要請ルールを調整した。
宗像怜央が提案した。
「九州の事件は原則として九州で先に処理する。彼女に経験があるからといって跨区域で要請してはならない」
白髪の宮司が聞いた。
「もし潮鏡類なら?」
「まず玄海鎮守で処理する。切断できない複雑な接続が出た場合にのみ、東京を通じて要請する」
「良い」
四国の久世真帆も言った。
「無明講残党の事件は私たち自身で処理する。黒い弦状の痕跡があるたびに彼女に聞くようなことはやめろ」
明厳老僧が頷いた。
「彼女の名前を闇の中に繰り返し放り込んではならない」
この一文はとても静かだった。
しかしとても正確だった。
中小勢力のフォーラムでも、誰かが議論し始めていた。
「今でも彼女に事件を処理させられるのか?」
下の返信がすぐに来た。
「君が頼めるのか?」
「頼むな、特調室の正規ルートを通せ」
「聞いたところでは、彼女は今大学で忙しいらしい」
「彼女は学生だ、君の外注じゃない」
「もし本当に高危事件だったらどうする?」
「その場合は特調室に報告しろ。直接彼女を探すな」
榊老女が一言発した。
「大学生を便利ツールとして扱う奴は、頭が足りない」
管理人は投稿をロックしなかった。
なぜなら今回の議論の方向はまだ正常だったからだ。
むしろ少し進歩していた。
みんながようやく、すべての異常が黒弦に頼るべきではないことを理解し始めていた。
すべての面倒を彼女に押しつけるべきではないことを。
しかし私にとっては、たとえ頻度が抑えられたとしても、影響は依然として存在した。
毎回任務を受ける前に、私は時間割を確認しなければならなかった。
小テストがあるか。
報告の締め切りがあるか。
研究会活動があるか。
AfterToneの練習があるか。
その日に帰ってこられるか。
遅くなりすぎないか。
翌日の早い授業に影響しないか。
私は時間割の横に新しい色を追加し始めた。
青は大学。
ピンクはAfterTone。
緑は研究会。
灰色は特調室の予備。
灰色は多くなかった。
しかしそれは存在していた。
私は灰色が他の色を埋め尽くすのが嫌だった。
だから特調室から協力の要請が来るたびに、私は必ず聞いた。
「本当に私が行く必要がありますか?」
以前は私はあまり聞けなかった。
今は少し聞けるようになった。
眼鏡の女性も真剣に答えてくれるようになった。
「必要です」
あるいは、
「必要ありません。拒否しても構いません」
一度、彼女が「必要ありません」と言った。
私は本当に拒否した。
それは小さな映像残留事件だった。
その夜、私は大学英語の小テストの準備があった。
私は長い時間迷った末、こう言った。
「今回は行きません」
電話の向こうで、眼鏡の女性は失望しなかった。
ただこう言った。
「わかりました。第二グループを派遣します」
電話を切った後、私は机の前に座り、長い時間動かなかった。
私は特調室を一度拒否した。
世界は崩壊しなかった。
事件も第二グループが処理した。
翌日、私は英語の小テストで良い点を取った。
私にとっては、これは非常に重要だった。
なぜならこれで証明されたからだ。
私は毎回行かなければならないわけではない。
私の授業も理由になる。
私の試験も理由になる。
私の大学生活は、いつも最後回しにされるわけではない。
ソレンセンが口を開いた。
「君はようやく召喚を拒否することを学んだ」
「うん」
「これはグループ課題より勝利に近い」
「かもしれない」
私は英語の小テストの答案用紙を見つめていた。
「しかし今回の勝利は、他の人でも処理できたからだ」
「それは良いことだ」
彼が低く笑った。
「道具が道具であることを拒否し始めた」
私は答えなかった。
なぜなら彼の言う通りだったからだ。
今回は切断したのは、汚染ではなかった。
私自身と「すべての要請に応じなければならない」という誤った接続だった。
ある金曜日の夜、特調室がまた連絡してきた。
今回はリモート判断だった。
場所は群馬の旧トンネル。
黒弦に似た影が現れたが、傷つけた人はいなかった。
私はヨガの授業から帰ったばかりで、体がとても疲れていた。
また週末の研究会資料も準備しなければならなかった。
眼鏡の女性が言った。
「写真を一枚見るだけでいい。もしさらに判断が必要だと思うなら、私たちが手配する」
私は写真を開いて見た。
旧トンネルの壁にいくつかの黒い線があった。
見た目は怖かった。
しかし深層の汚染はなかった。
拡散もしていなかった。
もっと普通の落書きのようだった。
ソレンセンが冷ややかに言った。
「醜い」
私は電話に言った。
「まず普通の人による落書きとして調査してください。高危プログラムは起動しないで」
眼鏡の女性が言った。
「わかりました」
通話は終わった。
五分。
私は引きずり出されなかった。
現場にも出なかった。
夕飯を台無しにされなかった。
私は携帯を置いて、麺を茹で続けた。
はい。
私は小さなアパートで簡単な麺を茹で始めていた。
まだ一番基本的なものしかできなかった。
水を沸かす。
麺を入れる。
野菜を加える。
卵を加える。
茹ですぎないようにする。
初めて茹でたときは、麺が柔らかくなりすぎた。
二回目は少しマシだった。
三回目でようやく食べられるようになった。
澪がそれを聞いて、評価した。
「進歩した」
日和が言った。
「少なくともご飯を忘れていない」
陽菜が言った。
「小音、ご飯が作れるようになった!」
実際にはまだご飯が作れるとは言えなかった。
しかし私は励ましを受け入れた。
その日の夜、私は麺を食べながら考えていた。
もし特調室の連絡が毎回五分の判断で済むなら、私は耐えられるかもしれない。
完全に影響がないわけではない。
しかし耐えられる。
これが頻度制御の意味だった。
もちろん、みんなが知っているように、平穏が永遠に続くわけではない。
白鏡監督はまだ完全に消えていない。
天城グループの残留問題も一夜でゼロになるはずがない。
無明講の残党、潮鏡社の残党、黒弦を模倣する小グループは、依然として暗がりに現れる。
未来には必ず重大事件が起きる。
その時は、私はやはり出向かなければならないかもしれない。
しかし今、少なくとも大学生活が始まったばかりのこの時期、特調室は本当に頻度を抑えようと努力してくれていた。
私は毎月だいたい二〜三回連絡される。
その多くはリモート判断だった。
本当に現場に出るのは、平均四〜六週間に一回。
重大な跨区域任務は、しばらく起きていない。
この数字は普通の学生にとっては非常に普通ではない。
しかし私にとっては、すでに得難いバランスだった。
私は授業を受けられる。
報告を書ける。
研究会に参加できる。
AfterToneの練習に行ける。
小さなアパートで失敗した麺を茹でられる。
そして必要に応じて、普通のピックアップを持ち、存在してはならない接続を切断できる。
両方がまだここにある。
私はまだその間にいる。
その日の夜、私は新しいパソコンを開いた。
書いた。
特調室協力頻度記録
リモート判断:二週間に一回程度。
小型現場:一ヶ月に一回程度。
重大任務:できるだけ避ける。必要なら別途判断。
「本当に私が行く必要がありますか?」と聞ける。
非必要な任務は拒否できる。
私の授業、報告、試験、研究会、楽隊も正当な理由になる。
書き終えた後、私は長い時間、特に最後の文を見つめていた。
私の大学生活も正当な理由になる。
以前は、この一文を言うのはとても難しかった。
今、私はそれを机の上に置きたかった。
ソレンセンが口を開いた。
「君は自分に優先順位をつけている」
「うん」
「吾は君がずっと他人を前に置くと思っていた」
「私は依然として他人を守る」
「しかし?」
「しかしすべてのことが私によって守られなければならないわけではない」
黒海が少しの間、静かになった。
ソレンセンが低く笑った。
「良い」
「道具が道具であることを拒否し始めた」
私は文書を閉じた。
「道具と呼ばないで」
「では門を守る人と呼ぼうか?」
「これはいい」
私は窓の外を見た。
小さなアパートの窓に、机、パソコン、時間割、壁際に立てたギターが映っていた。
明日の午前は研究会の録音練習があった。
午後はAfterTone。
夜は心理学の短い報告を書かなければならなかった。
特調室は今夜、もう電話をかけてこなかった。
これはとても良かった。
少なくとも今日、私はただの大学生だった。
退魔に行くわけではなく、
会談に行くわけでもなく、
誰かを切断しに行くわけでもなく、
ただ、時々特調室に請われて事件を処理するが、自分の生活も予定表に入れようと学びつつある大学生だった。