機動戦士ガンダム異聞 蘇りし幻影   作:素面ライダー

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 以下は本作内での設定集です。 
 
 主に作中に登場したMSの設定となっております。 
 
 作中の登場順に並べてあります。
 
 


作品内設定資料

 

 

 EMS-10 ヅダ(リビルド版) 

 

・カタログスペック 

 

 全高:17.3m 

 

 本体重量:32.0t 

 

 全備重量:56.0t 

 

 ジェネレーター出力:2,870kW 

 

 リミッター作動時総推力:83,000kg 

 

 最大スラスター総推力:108,600kg*

 

 センサー有効半径:17,500m 

 

*ただし、リミッターを約五秒以上解除すれば、自動的にエンジンがカットされる仕様となっている。 

 

・概要 

 

 設計に技術が追いついていなかったが故に、一年戦争時に“欠陥機”の烙印を押された《ヅダ》を、U.C.0090以降の技術で再建造された機体。 

 

 今となっては『誰にでも扱いやすい量産機』の地位はザク系MSや《ギラ・ドーガ》が確立していたために、結果として本機は『乗り手を選ぶ高性能機』を目指して開発されるに至った、という経緯を持つ。 

 

 開発に先立って、現存する《ヅダ》のエンジンを分解。さらに、その制御用プログラムを徹底解析していった。 

 

 その結果、一年戦争当時の情報技術では発見しづらかったバグがあったことが判明し、徹底したデバッグ作業により、その欠点は克服された。 

 

 さらに、最近アナハイムからロールアウトされたばかりの量産型可変機に採用されているリミッターも流用。 

 これにより、過去に問題視されていた暴走の危険性を、可能な限り抑えている。 

 

 ソフトウェア面では、過去にアナハイムに提供されたアムロ・レイ大尉やシャア・アズナブル大佐をはじめとした、エースパイロットの高機動戦闘データをもとに、新規の機体制御プログラムを開発。 

 それによって、パイロットの負担を可能な範囲で軽減するよう調整されているが、それでも乗りこなせるパイロットは限られている。 

 

 この機体の運用データにより、後の《UC計画》のフラッグシップ機における耐G対策の数々が生み出されることとなる。  

 

・固定式武装  

 

 専用固定式シールド 

 左肩の可動式アームに固定。 

 

 対MS格闘用ピック 

 先述のシールドに付属。 

 

・携行式武装 

 

 ザク・マシンガン改 

 ハイザックのものを流用。 

 予備弾倉はシールド裏の上半分と右腰側部に懸架。 

 

 ヒートナイフ 

 最新鋭水陸両用MSのものを流用。 

 スラスターへの干渉を避けるため、腰背部に懸架。 

 

 シュツルム・ファウスト 

 シールド裏面の下半分に四発懸架。 

 

 ハイパー・バズーカ 

 連邦系MSのものを流用。

 散弾や対艦弾頭の撃ち分けも可能。 

 本編未登場。 

 

 135mm対艦ライフル 

 一年戦争時に《ヅダ》が使用していた対艦用実弾ライフル。 

 当時の設計図をもとに、アナハイムで再建造された。 

 本編未登場。 

 

 


 

 

 ????? 

 

・カタログスペック 

 

 全高:22.6m 

 

 本体重量:23.1t 

 

 全備重量:54.2t 

 

 ジェネレーター出力:3,240kW 

 

 スラスター総推力:128,600kg 

 

・概要 

 

 本機は、連邦宇宙軍の軍備再建計画である『UC計画』において、そのフラッグシップ機の開発データ取得用として建造された試作MSである。 

 

 U.C.0094年6月、アナハイムでの各種試験を終えて連邦へ引き渡されたあと、本機二ユニットを運搬中のクラップ級《ウンカイ》と《ラー・デルス》が《袖付き》の襲撃を受け両艦は撃沈。 

 試作機二機は《袖付き》に強奪された──ということになっている。 

 

 データ取得用の試験機だったため、当初から人間が直接操縦することを想定していない高機動MSだったが、そのピーキーさ故に、ワシヤ大尉に先述の《ヅダ(リビルド版)》の操縦に対応させるための訓練機として、シミュレーターに組み込まれることとなる。 

 

 本編ではワシヤはシミュレーター内で本機を擬似的に操縦し、現実での《ヅダ(リビルド版)》の操縦に反映させていった。

 

 


 

 

 AMS-119AE ギラ・ドーガ(アナハイム所属機) 

 

・カタログスペック 

 

 全高:20.0m 

 

 本体重量:23.0t 

 

 全備重量:50.8t 

 

 ジェネレーター出力:2,160kW 

 

 スラスター推力:54,000kg 

 

 センサー有効半径:16,400m 

 

・概要 

 

 第二次ネオ・ジオン抗争における、ネオ・ジオン側の主力量産機。 

 

 本機は、抗争中のネオ・ジオンへと納入される直前に同抗争が終結し、出荷先を失ってアナハイムへ返品された機体を、護衛用に転用したものである。 

 

 外見的な特徴としては、所属を明確にする目的で機体全体に再塗装が施され、モノアイ部分は連邦系MSに見られるゴーグルタイプに変更されている。 

 カラーリングはアイボリーを基調に各所へダークブラウンをあしらったツートンカラーで、シールドと右肩、左フロント・スカートにアナハイム所属を示すロゴが大きくマーキングされている。 

 

 パイロットはアナハイムへ再就職した元連邦軍、元ジオン軍、元エゥーゴなどのMSパイロットたちの寄せ集めだが、いずれも軍務経験者であり練度は高い。 

 中には、月面都市のジャンク屋で糊口を凌いでいた元ティターンズの女性パイロットも所属しているとの噂もある。 

 

 


 

 

 AMX-006 ガザD改 

 

・カタログスペック 

 

 全高:23.66m 

 

 本体重量:28.7t 

 

 全備重量:68.4t 

 

 ジェネレーター出力:2,140kW 

 

 スラスター推力:18,400kg×4基 

          12,300kg×2基 

     総推力:98,200kg 

 

 センサー有効半径:10,800m 

 

・概要 

 

 第一次ネオ・ジオン抗争初期からの主力量産機である《ガザD》ベースの改修機──というより、撃破された《ガザC》のパーツも流用してニコイチ修理したレストア機。 

 

 長年の酷使で破壊されたり、経年劣化で故障したりしたパーツを交換して、だましだまし運用しており、増設プロペラントタンクによって稼働時間の短さをカバーしている。 

 

 原型機からの主な変更点として、ミサイル・ランチャーのオミット、両手足とナックル・バスターを《ガザC》のものに交換している。 

 

 パイロットは幼少期にアクシズへと連れてこられたアラサー男(U.C.0095時点)で、食いっぱぐれないようにすることと、手に職を付けることを目的に軍人となった。 

 

 ジオニズムにはさほど興味はなく、第一次ネオ・ジオン抗争最終盤ではグレミー旗下の部隊に所属。 

 火事場泥棒よろしく、グレミー一派がサイド3を制圧したことにキナ臭さを感じ、哨戒任務と称して軍から離れて様子を見ていると、ハマーン派との内部抗争に発展する。 

 

 生き残った方へと合流しようと日和見を続けたが、双方共倒れという結果に終わり、そのまま宙族へと落ちぶれた。 

 

 


 

 

 AMX-101 ガルスJ改 

 

・カタログスペック 

 

 全高:21.11m 

 

 本体重量:52.7t 

 

 全備重量:78.3t 

 

 ジェネレーター出力:2,840kW 

 

 スラスター推力: 18,400kg×4(肩部) 

         14,900kg  (背部) 

         16,700kg×2(背部) 

     総推力:121,900kg 

 

 センサー有効半径:11,200m 

 

・概要 

 

 第一次ネオ・ジオン抗争時に、地球侵攻用に量産されたMSの一種《ガルスJ》をベースに、両マニピュレーターを通常タイプのものに換装した機体。 

 

 整備が煩雑なフィンガーランチャーやアームパンチ機構をオミットし、運用の柔軟性とパーツの耐久性を重視している。 

 両胸部のミサイルはとっくに撃ち尽くされ、発射口はジャンクパーツの端材を利用した装甲材でふさがれている。 

 

 武装はエネルギー・ガンに代わり、連邦の倉庫から強奪した《ジェガン》のビーム・ライフルとシールドを主に使用している。 

 

 パイロットは、ハマーンがアクシズを留守にしている隙を突き、エゥーゴが空き巣よろしく強襲してきた際の防衛戦に参戦していた三十路半ばのオッサン(U.C.0095時点)。 

 

 MS搭乗による飛行時間こそ長いものの、当時の最新鋭量産型MSのパイロット候補として温存されていたため実戦経験自体は少なく、その時点では数えるほどしか実戦を経験していなかった。 

 そのため、慣れない戦闘でヘルメット越しに頭を打って気絶した挙げ句、宇宙漂流していた。 

 

 意識を取り戻した後、紆余曲折の末にサイド3宙域まで戻れたものの、その時にすでに第一次ネオ・ジオン抗争は終結していた。 

 行き場を無くし、途方に暮れたその男は、最終的に宙族へと成り下がることになる。 

 

 《ヅダF改》のパイロットとは先輩後輩の間柄で、新任の上官だった彼に対し、機体を飛ばす際の注意点などを教授していた。 

 

 


 

 

 RMS-108 マラサイ改 

 

・カタログスペック 

 

 全高:20.5m 

 

 本体重量:39.1t 

 

 全備重量:76.8t 

 

 ジェネレーター出力:1,920kW+650kW

 (サブ・ジェネレーターの出力も込み) 

 

 スラスター総推力:112,500kg 

 

 センサー有効半径:10,900m 

 

・概要 

 

 グリプス戦役中期以降のティターンズの量産型MS《マラサイ》をベースにした『魔』改造機。 

 

 機体本体は内部で異常をきたした両腕を《ハイザック》のものに交換。 

 ただし、元あった両腕部装甲は取り外し、軽量化のため左肩のスパイク・アーマーもオミットしている。 

 

 代わりに、先述した《ガルスJ改》の装備を奪った際に一緒に持ち出した《ジェガンD型》の肩部装甲を流用。 

 両前腕部と左上腕部の装甲には《マラサイ》の装甲を移植し(《ハイザック》のものより《マラサイ》の装甲が若干軽いため)、右上腕部は装甲がない代わりにシーリング処理を施している。  

 ジェネレーター出力もチューンナップにより、若干の出力アップを果たし、機体各所のスラスターも強化してある。 

 

 外見的な特徴としては、右手に持った主武装のフェダーイン・ライフルと、機体の右腕に有線式ハンド機構と放電機能を残した《ドーベン・ウルフ》の右腕フレーム、小型のサブ・ジェネレーターを外付けしていることが挙げられる。 

 

 これはグリプス戦役時、《マラサイ》のパイロットだったころに、同僚の《ハンブラビ》隊が装備していた海ヘビを見て「あれ、いいじゃん!」と一目惚れし、機体装備として申請したものの、結局戦役終結まで回ってくることはなかった装備への未練が発端である。 

 

 その未練を引きずったまま、撃破された《ドーベンウルフ》のジャンクパーツを発見した際に、「ないなら作ればいいじゃん!」とひらめき、ジャンクパーツの数々から自作した代物である。 

 小型サブジェネレーターは、右肩後部あたりに外付けされている。 

 

 機体バランスを考慮し、先述の通り右上腕部の装甲をオミットして可能な限り軽量化(防御力は《ハイザック》の固定式シールドで補っている)。 

 そのうえで、カウンターウエイトとして《ハイザック》のオプション・シールドと、予備兵装も兼ねてそのシールドに懸架された《ジムII》のショート・バレル・ビーム・ライフルを左腕に装備している。 

 

 カラーリングは、ティターンズカラーであるダークパープルを基調に、機体各所に《マラサイ》の特徴的な真紅をあしらったツートンカラー。 

 

 機体が示すとおり、パイロットは元ティターンズ所属で、グリプス戦役終結後にネオ・ジオンへ合流した者の一人である。 

 

 一年戦争時は士官学校の生徒で、在学中にMSパイロット課が急遽作られた際、マシンの操縦が好きだったこともあり、真っ先に飛び付いた。 

 

 戦争終結の年に卒業して任官。 

 パイロットに着任後は、主にジオン残党狩りの任務に就く。 

 MSを降りて暴徒鎮圧などに駆り出されたくないことと、特別危険手当が出ることに釣られ、ジオン残党掃討のためのMS部隊を転々とし、その中で腕が磨かれていった。 

 

 本人はことさらアースノイド至上主義者ではないのだが、危険の大きい残党狩り部隊を渡り歩き実績を重ねたことから、『ジオン狩りに血道を上げるアースノイド至上主義のエースパイロット』と周囲に見なされていた。 

 ティターンズが結成された時も、『おいおい、怪しい新興宗教みてーな危ねー連中だな』と、バスクの演説を冷めた目で見ていた。 

 

 ところが、当時の所属部隊の指揮官がティターンズの思想に心酔してしまい、同部隊へ転属。 

 部下のパイロットたちともども、部隊ごとティターンズへ身売りされてしまった。 

 彼自身は慌てて転属届を出したものの受理されず、その結果、なし崩し的にティターンズへ配属されてしまった過去を持つ。 

 

 グリプス戦役の最終局面では、エゥーゴの放ったコロニーレーザーの余波で吹き飛ばされ、しばらく宇宙を漂っていた。 

 ようやくたどり着いたコロニーは、すでにネオ・ジオンに制圧された場所だったため、逃げ場がないと悟り投降。 

 そのまま、ネオ・ジオン所属のパイロットとなる。 

 

 だが『元ティターンズ』というレッテルから重要な任務には就けず、『便利なパイロット』扱いで、主にアクシズの防衛に勤めていた。 

 ネオ・ジオン内紛時も同様に信用の薄さから重要な前線には出されなかったため結果的に生き残ったが、ネオ・ジオンに所属して戦っていたために連邦軍へ戻ることもできず、そのまま宙族化した。 

 

 余談だが、彼のティターンズ入りを決定づけた当時の指揮官はというと、グリプス戦役の最終局面でちゃっかり逃亡。 

 何食わぬ顔で連邦軍へ戻ろうとしたが受け入れられずにそのまま除隊し、雇われテロリストの仲介役に落ちぶれた──という噂が、まことしやかにささやかれている。 

 

 


 

 

 EMS-10F ヅダF改 

 

・カタログスペック 

 

 全高:17.3m 

    26.56m(ブースター装備時) 

 

 本体重量:50.4t(本体) 

      20.8t(ブースター) 

 

 全備重量:78.5t 

 

 ジェネレーター出力:1,720kW 

 

 スラスター推力:58,700kg(本体*1)

         32,400kg(ブースター) 

         26,700kg×4(同上) 

     総推力:139,200kg*2 

 

 センサー有効半径:10,500m 

 

*1 制式採用前に政治的理由により試験が途中終了したため、安定起動時の最大測定値を表記(端数切り捨て)。 

 

 本来の最大出力を示すカタログスペックは、資料が散逸しておりツィマッド社にも残っていなかったため詳細不明。 

 

 一年戦争当時の試験に立ち会っていた者の中には「10万kgを超えていたのではないか?」と証言する者もいる。 

 

*2 ズサ・ブースター側スラスターのみの合計値。 

 

 ブースター装備時は本体のスラスター・ノズルが塞がれる構造のため、本体側スラスター出力は除外されている。  

 

・概要 

 

 一年戦争時の少数生産機である《ヅダF》をベースとした改造機。 

 

 ベース機である《ヅダF》は、元々は予備機としてアクシズに持ち込まれた機体のうちの一機で、そのあまりにもピーキーな操縦性から訓練機にも適さず、終いには部品取り用の機体として倉庫でホコリを被っていた。 

 

 ところが、U.C.0082頃にアクシズで起こった事件をきっかけに軍事力増強の機運が高まり、「遊ばせておくのはもったいない」として残存する本機の近代化改修案も持ち上がった。 

 

 だがその時に優先されたのは、安価な作業用MSベースで練度の低いパイロットでも戦果を上げやすいガザ・シリーズと、高火力・高出力の新型MSの数々の開発であり、本機の近代化改修はU.C.0087初頭まで保留されていた。 

 

 とはいえ、時間を置いていたぶんアクシズ内で技術が蓄積されていったため、提案当初の想定をはるかに超えた近代化改修に成功することになる。 

 

 ジェネレーターを《ガザC》のものへ換装し、コクピットも一年戦争時の旧規格から、現在の標準である全天周囲モニターとリニア・シートに変更。 

 さらに、内部部品のおよそ八割を刷新したうえで不要な機能をオミットすることで機体を軽量化し、機体制御プログラムの更新による操作性の向上も図られている。 

 その結果、一年戦争時とは比べものにならないほどスペックは向上している。 

 

 パイロットが安定した機体の機動性確保のために予備機の《ズサ・ブースター》を本機に接続した際、同機の予備部品からスラスターを二基増設し、不要な機能やパーツ、装甲板もオミット。 

 代わりにFRP(合成ガラス樹脂)製の外装を使用することで、背面ブースターの軽量化にも成功している。 

 

 機体色は白を基調とし、各所にライトパープルをあしらった、ハマーン・カーンの《キュベレイ》や《シュネー・ヴァイス》を彷彿させるカラーリングである。

 

 パイロットは少年期をアクシズで過ごしてきた二十代半ばの男(U.C.0095時)。 

 

 実はハマーン・カーンおよびセラーナ・カーン姉妹の熱狂的ファンであり、過去には一年間で何十通ものファンレターを二人に送り付けたこともある。 

 その頃から、マシュマー・セロを一方的にライバル視している。

 

 軍人(そしてMSパイロット)になったのも、できる限り彼女たちの近くで過ごし、パイロットとして戦果を上げて関心を引き、あわよくば親衛隊に加わるためであった。 

 

 だが、その執着がいささか度を越していたためか、ハマーンの腹心からはブラックリスト扱いされており、パイロットとしての腕は認められつつも彼女たちへ近づくことは叶わなかった。 

 そのためか、《R・ジャジャ》どころか《ガザC》すら支給されず、彼には予備機の《ヅダF》があてがわれていた。 

 

 それでも、第一次ネオ・ジオン抗争を通じて執念で戦果を上げ続け、最後まで生き延びた。 

 連邦軍の一部からは、その機体色から『アクシズの怨霊』と呼ばれている。 

 

 しかし、抗争の最終局面にてハマーンは戦死。 

 セラーナも行方がわからなくなったため、モチベーションを喪失する。 

 他のネオ・ジオン残党勢力に合流する気も起きず、そのまま宙族化していった。 

 

 


 

 

・宙族拠点 

 

 宙族たちのアジトは、航行能力を失ったチベ級巡洋艦の居住ブロックを流用したものである。 

 推進機関や主兵装はすでに失われており、居住区画と格納庫、それに最低限のライフラインだけが辛うじて稼働している状態だ。

 

 外見上は長らく放棄された残骸艦のように見えるよう、外装の修繕はあえて最低限に留められている。 

 一方で内部には、暗礁宙域からかき集めたジャンク由来の機材が所狭しと持ち込まれており、必要な設備だけはしぶとく動き続けている。

 

 拠点そのものに航行能力はないため、宙族たちは中古の民間輸送艇を格安で購入し、これを足代わりとして運用している。 

 資金源は暗礁宙域から回収したジャンクパーツの売却益であり、老朽化した輸送艇は、その収入で調達した部品を使って「だましだまし」維持されているのが実情である。

 

 




 
 
 以上、作中設定の数々でした。 
 
 なお、設定内のカタログスペックにある全備重量とスラスター総推力の数値は、AIと相談した結果、一般的な量産機で推力重量比が1.4〜1.6になるよう調整してあります。  
 
 また、宙族のMSパイロットたちの設定は、本編がシリアス一辺倒だったため、あえてややマヌケな人間臭さを強調して設定しています。 
 
 それでは、読者様方に謝意を。
 
 最後までお付き合いいただき、ありがとうございます!
 
 ご意見、ご感想をお待ちしております。 
 
 
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