旅するのは間違っていただろうか   作:ハトマヨネーズ

1 / 2
三話同じ話が投稿されてた。なぜだ・・・。


灰色の魔女の憂鬱

 死んだ後、人間の魂は天に還る。

 真っ白に漂白されて次の転生に備えるのだ。

 小さな子供でも知っている常識で、神々も肯定していた世の摂理(せつり)。しかし静寂(せいじゃく)の魔女アルフィアはそうはならなかった。  

 

「業火の中でこの体は灰になった。朽ちていく感覚も、苦痛もたしかに覚えている」

  

 転生はしたが、姿は変わらなかった。

 別の名前がつけられたが勝手に戻した。両親はろくでなしだったので殺した。

 記憶が真っ白になることはなく、むしろ鮮明だ。消えたとしても何のさしつかえもないような、どうでもいい事柄まで()()()()()覚えている。

 

「理解に苦しむ話だが、現に私はここにいる。死んで、送り返されたということなのだろうな。この世界に。ああ、魂の故郷などではないぞ。私はこの世界が嫌いだ。滅んでもらっても一向に構わん」

 

 迷宮都市オラリオの地下で死んだアルフィアは、長い眠りの後に『生まれ故郷』で目覚めた。

 祖国は滅亡していたが、特に何も感じなかった。

 大切な妹を蔑ろにした国だ。恨みはあっても愛着などあるわけがなく、滅亡してくれていてむしろ溜飲が下がった。

 

「説明は以上だ」

 

 かつて死んだはずの人物。【静寂】のアルフィアが生きている謎についてはそういうこと。

 アルフィアは来訪者達への説明を済ませると、手にしていた本をぱたんと閉じた。

 

「聞こえなかったか? 説明は以上だ。さっさと帰れ。さもなくば消し去るぞ貴様ら」

「……」

「……」

「……」

 

 モフモフとした物体。いや生物が三匹、悲しそうに天を仰ぐ。

 ローブから伸びているのは手足だ。頭部には怪しい仮面。手には杖が握られている。

 邪悪な魔導士。

 そんな表現がしっくりくる者達は、アルフィアにとって招かれざる客であった。

 

「しかし、殿下。貴方には祖国の復興という使命が……」

「新たな指導者に加え、直系のあなたがいれば……」

「どうか我らと共に栄光を……亡国の復活を!」

 

 不愉快極まる存在でもあった。

 気色悪い声でグダグダと、いつまでもくだらないことを。アルフィアは雑音を嫌う。物分りの悪い馬鹿共は死ねばいいと思っている。

 ゆえに必殺技が発動した。

 その名も福音(ゴスペル)(パンチ)。魔女のような見た目のくせに、素手で魔導士達に殴りかかった。

 

「死ね」

「殿下、なにを──ゴビャアッ!」

「次は貴様だ」

「ヤメッ、ウギャアアアアアアア!」 

「消えろ」

「アタマクダケルウアアアアアアアアアアアア」

 

 殴り飛ばした回数は二度。

 最後の一体は顔面を掴んでグシャッ☆。

 仮面ごと顔の骨を握り潰し、窓の外へと投げ捨てた。ガラスが砕け散ったが気にしない。しつこい連中がまたやって来そうだったので、アルフィアは隠れ家を捨てることを決めた。

 

阿呆(あほう)が。誰があんな国のために力を貸すか」

 

 アルフィアは小さな声で吐き捨て、静かな足取りで部屋から出る。

 持っていくのはコートだけでいいだろう。思い出の品などここにはない。

 苛立った顔でため息を吐く。右手で顔を覆う。灰色の長髪に五指を()わせ、ガっと乱暴に持ち上げた。

 

「ザルドに会いにいくか。美味いものでも作らせるとしよう」

 

 アルフィアは戦友の名を思い浮かべた。

 料理好きな武人で、自分とは同郷でもある。

 何の因果か共に故郷で目覚めたザルドは、今は山奥に住んでいるはず。急いで向かうとしよう。たまには美食もいい。食べた後は運動が必要だが、そちらもザルドを使えばいい。奴を叩きのめせばオッケーだ。そうすれば、この苛立ちも少しはマシになるだろう。

 

「邪魔だ。退()け」

「グギャッ」

 

 玄関前に転がっていたモフモフを踏みつけ、アルフィアは家に火を放った。

 いつまでも近くで伸びていたら、一緒に消し炭になることになる。それでも構わないだろう。不愉快な連中は死んでも構わん。血だらけで倒れているモフモフ達をあえて踏み潰しながら、アルフィアはその場から立ち去った。

 

 

 

 

 

 アルフィアの生まれは王族だった。

 カーンルイアという国の第一王女として生まれた。

 家族構成はゴチャゴチャしていて、数が多い。両手両足の指を合わせても足りないほど。しかし、誰がどうなったか興味はなかった。

 歳の近い妹、メーテリア以外はどうでも良かったのだ。幼い頃、妹と一緒に祖国を捨てて世界を飛び出し、二人でオラリオに移り住んだ。向こうで死に別れてからは会えていない。自分やザルドが例外(イレギュラー)だっただけで、妹は普通に転生したのかもしれない。

 

 

「ザルド。一発(なぐ)らせろ」

「既に殴っている。何事だアルフィア。俺は熊を解体するので忙しい」

 

 この世は苛苛(イライラ)することばかりだ。

 しかし、戦友の顔面を破壊したら少しだけ溜飲が下がってくれた。

 偉丈夫、ザルドの隠れ家のドアを吹き飛ばし、現在はキッチンで面会中。

 こうしていると迷宮都市を思い出して、少しだけいい気分になる。アルフィアはほくそ笑んだ。

 そういえば妹が言っていたことがある。

 たまには人と関わらないと心が病む。たしかにそういうものなのかもしれない。だから、アルフィアは決めた。しばらくここにいて、タダ飯を食らうことを。

 

 

 

・ 

 

 

 

 迷宮都市オラリオの冒険者、ベル・クラネルはクソボケである。

 雪のような白髪をフワフワモフモフさせ、宝石のような赤い瞳で、年上女性ばかりを(まど)わせる魔性の兎。最近、惑わせる相手の年齢は関係ないことが判明した。

 特定の相手はいない。

 ただし想い人あり。魔性のくせに一途(いちず)という厄介な特徴を持っていて、そのくせ冒険者になった時の夢は『ハーレム』。とんでもねークソボケ野郎なのだが、性格が良すぎて男女どちらからもモテまくる悲劇。そんな彼も冒険者として様々な経験を積んでいく中、少しは自分の罪深さに気付いたもよう。

 

 ──僕、シルさんの件で色々と考えて、悩むようになったんです。

 

 とか深刻な顔で言っていたので、今後は多少はマトモになるのかと期待していた。

 もしかしたら自覚が出てきたのかもしれない。そう思った(ヘルン)が馬鹿だった。 

 

 ──女の子の助ける声が聞こえてきたんです。僕は助けに行かなきゃ!

 

 ある日、素行調査をしていたところ、奴はとんでもねーことをほざいていた。

 ダンジョンで女の子の泣き声と、助けを求める声も聞こえてきたから、助けに行く。顔も名前も知らない、なんだったら人間かどうかも分からない相手を、声が女だという理由だけで助けに行く。彼はとんでもなくクソボケなことをほざいていた。

 ヘルンは頭を抱えた。成長した風なことを言っていたくせに、何も学んでいない。

 このままでは彼を大好きな主人、シルが悲しんでしまう。何とかしないといけないと思い悩んだ結果、ヘルンは兎を追跡した。

 

 

 ──場合によっては捕まえて監禁しないと。

 

 

 できるかどうかはともかく、その気持ちだけは持っておかなければならない。気を抜くと普通に接してしまいそうになるが、そんな時こそ心の中で『いっけな〜い☆殺意☆殺意☆』と唱えるのだ。

 ヘルンは全力で彼を追跡し、ダンジョン中層までやってきた。だが、どういうことだろうか。抹殺すべき女狐など何処(どこ)にもいない。女の声が聞こえてくることもなくて、もしや兎の幻聴だったのか。

 そんなに女に飢えているのかと複雑な気持ちになったのも束の間、ヘルンは泡を食った。少し目を離した隙に、兎が不思議な光に包まれている。ギラギラと赤黒く輝く光は、慌てふためく兎をあっという間に飲み込んでいって

 

 

 

「──危ないと思ったので連れ戻そうとしたわけですよ。責任を取りなさい。どうするんですかこれ」

 

 意識が吹っ飛んだ後、ハッと顔を上げたら。

 

「どこ……なんでしょうか、ここ」

「私が知るか!」

 

 怪しげな、石造りの部屋に倒れていた。

 目の前には()()()がある。破壊しての脱出は不可能とみた。殴っても蹴っても壊れない、超硬金属(アダマンタイト)もかくやという強度だ。攻撃したとして先に壊れるのはこちらである。

 

「なんでこんなことに……僕は女の子を助けようとしただけなのに」

 

 ベルは深刻な顔で自分の両手を見ている。

 ワナワナという擬音が聞こえてきそうな様子だ。ただのクソボケである。

 

「女の子ならここにいるから、早く助けてくれませんかね。具体的にはとっととここから脱出させろ。速やかにオラリオに帰るんです」

「武器がなくなってて……ムリです」

「……」

 

 少年は本気で落ち込んでいた。

 へたれた兎の獣耳が見える。もちろん幻覚である。

 

「はぁ……せめて誰かに相談していれば良かったものを、どうして一人で向かったりしたの」

「ヴェルフには話したんですけど、忙しいって言われたんで仕方なく……リリやリューさん達に言ったら……その、怒られそうな気がして。いや、僕の考えすぎだとは思うんですけど」

「ご心配なく。確実に怒られる。考えすぎなどではない馬鹿かお前は」

 

 しかし困った。

 こうなったら女神と通信するしかないか。ヘルンは魔法で主神(フレイヤ)と繋がることができる。状況を伝えれば誰かしら来てくれるだろう。

 

「仕方ない。助けを呼びます……気がかりなのは、私達をここに放り込んだのは誰かということ」

「それは……僕も気になってました。それに……牢屋があるなら、看守がいる可能性があるってことですもんね……!」

 

 少年は深刻(シリアス)な顔で、あったり前のことを述べた。子供でもわかるようなことを名探偵な感じで言うな。こんな状況で真面目にすっとぼけるのはやめろと、ヘルンは少年を叱りつけようとした。

 

 

「おお! 殿下! 目を覚まされたのですね!」

「みんな、殿下が目覚めたぞ!」

「ランルー!」

 

 すると、誰かが牢屋に入ってきた。

 丸みを帯びたシルエットの人物達。上半身はモフモフで、ローブから伸びる手足はとても細い。

 顔面を覆っているのは怪しげな仮面だ。

 甲高くザラついたような声が、乾いた空気に反響した。

 

「殿下! お久しぶりでございます!」

「大きくなられましたね、殿下! 今こそ我らと共に覇道を……!」

「新たな指導者を迎え、既に我らは動き始めております! どうか殿下もお力添えを! 亡国の再興を!」

「あなたと彼がいれば百人力です! 共に祖国を取り戻すのです! 殿下!」

 

 ヘルンは顔をしかめた。

 これはなんだ。怪しい宗教団体だろうか。

 モンスターというわけではなそうだが、人間かと言われると確実に違う。

 その姿はまるで、闇に魂を売った悪しき魔導士……!

 そんな奴らに殿下とか殿下とか拝まれている兎は、()()()()していた。

 

「で、殿下……!‍? 違いますよ! ひっ、人違いですっ」

「ベル。ベル・クラネル。落ち着きなさい。どうやら貴方は尊敬されている。よくはわかりませんが、敵視されるよりマシでしょう。この状況を考えたら」

 

 何が起こったのか。ここがどこなのか。それらはあとから考えればいい。まずはこの牢屋から出ることが最優先だ。脱出さえできればどうにかできる。

 ベル・クラネルは振る舞いこそ()()()()だが、とても強い冒険者だ。英雄になれる資格を持った数少ない人物でもある。戦闘になれば負けないだろう、多分。

 

「殿下! ところで、その女は誰なのですか?」

「我らは殿下だけをお呼びしたはず」

「ところがその女も現れたので、目が覚めるまで放置していたのですが」

「まさか()なのですか、殿下!」

「妻!‍? いや違います! ありえないです! この人は全くそんなんじゃなくて……!」

 

 モフモフ共はわけのわからんことをほざいた。

 ベルは慌てて否定した。その慌てっぷりにヘルンが軽くイラッとする中、謎のモフモフの一人がギュルン! とヘルンの方を向いた。

 

「つまり、不法侵入者。あるいは殿下に媚びを売る女狐と……なるほど」

「……は?」

 

 そいつは赤いモフモフだった。残りは青と紫である。ヘルンの喉から低い声が漏れ出る中、赤いソイツは甲高い声で、叫んだ。

 

「この不敬者は、丸焼きにしてヒルチャールの食糧(エサ)にする! 丸焼きだ!」

「「「マルヤキ! アーヒャヒャヒャヒャ!」」」

 

 そして、()()()()()()()()()()()()してきた。

 しかも増えた。闇に潜んでいた十匹ほどが加わって、ガンガンガンと鉄格子にタックルしてきた。

 

「マルヤキ!」

「マルヤキ!」

「ランランルー!」

 

 ヘルンはおったまげた。笑いながら手を伸ばしてくる様は恐怖でしかなかった。まさに狂気の沙汰である。あとランランルーってなんだ。正確には違うのかもしれないが、ヘルンにはそう聞こえた。

 

「な、な、何とかしなさいベル! 凄まじく気色が悪い!」

「貴様! 殿下に命令するなど何事だ! マルヤキだ! この女はマルヤキだ!」

「「「マルヤキだ!」」」

「おっ、落ち着いてください!‍? 違うんです! この人がなんでここにいるかはわからないですけど、とにかく違うんです!」

 

 少年は頑張って叫んでいたが、なんのフォローにもなっていない。

 謎の魔導士達はますます勢いを増した。

 ──ガンガンガンガンガンガンガンガンッ!

 よくわからない言葉を叫びながら、杖で鉄格子をぶっ叩き始めた。

 

「あまりにうるさすぎる! ベル! あなた『殿下』なんでしょう!‍? やめさせなさい!」

「貴様ッ、偉そうに殿下に命令するなど!」

「ああはいはいすみませんね!‍? ──ベル! オロオロしてないで何とかしろ!」

「ひぃぃすみません!‍? あのっ、恥ずかしかったから言えなかったんですけどっ、実はこの人は()()()なんです! だからこの人の言うことは聞いてくださいお願いします!」

「はぁ!‍?」

 

 前にも横にも怒鳴りつけた後、ヘルンは衝撃に体を撃ち抜かれた。

 違う違うそうじゃない。

 誰が王妃(あつか)いしろと言った!

 斜め下のフォローを受けて、偉大なる女神フレイヤの従者筆頭、ヘルンは混乱した。

 

「……なるほど。そうでしたか。それならそうと最初に仰って頂ければ……では、マルヤキはなしで」

「はい! そうしてください! いやぁ、わかってくれて良かったぁ!」

 

 モフモフ共の特攻はぴたりと停止し、偉そうな赤いモフモフがウンウンと頷いている。

 ベルは彼に目を合わせて、不器用な笑顔で頷き返している。

 いやいや何も良くはない。

 このままじゃヘルンは王妃一直線だ。そんなことになったら女神に怒られてしまう。そこを変われと頭を叩かれてしまうかもしれない。アレ、その状況はむしろご褒美なのでは……? ヘルンはますます混乱した。

 

「すみません、ここから出してくれませんか? よくわからないことが多すぎるんで、まずは色々と教えて欲しいんですけど……」

「はい。もちろんです、殿下」

 

 赤いモフモフはモフモフから鍵を取り出すと、ガチャガチャと牢屋の扉を解放した。

 青と紫と他にも何色かのモフモフ達がひざまずく中、代表して少年を出迎える。

 

「殿下ってなんですか……? 復興とか言ってましたけど、あなた達は僕に何をさせようと……それに、お呼びしたっても言ってましたよね? まさか、召喚……とか?」

 

 モフモフ達は左右に割れて道を作っている。その間を歩きながら、ベルは次々に疑問を述べた。

 赤いモフモフはニコリとすると、ふざけた声ではなく渋みのある声音で、言った。

 

「何を仰っておられるのですか。殿下は殿下です。復興というのは言うまでもなく祖国カーンルイアのこと。この世の全てを打ち倒し、新たな秩序を作るため、我々は殿下をお呼びしたのです!」

「……」

 

 どう解釈しても悪の台詞だった。 

 ベルは愛想笑いのまま立ち止まり、助けを求めるような顔でヘルンを見た。

 

「はいはい私が喋りますよ……この世の全てを打ち倒す、とは。つまり。どういうことなんです、モフモフ」

「モフモフ? 私のことでしょうか」

「はい。私の夫もモフモフですが、今はあなたのことです」

 

 ヘルンはしれっと妻になりきり、赤いモフモフに質問した。あれっ、なんか凄い良い気分。

 

「わかりました。質問にお答えしましょう」

「はい」

「この世を統べる神々を神座から引きずり下ろし、時代を、秩序を我らがものとする。邪魔する者は全て滅ぼし、世界の支配権を手に入れるのです!」

「はあ、なるほど」

 

 ヘルンはちらりと少年を見た。

 ダラダラと汗を流している。

 

「ヘルンさん、これ……この人達についてって大丈夫……なんでしょうか」

 

 大丈夫なわけがない。

 ヘルンは真顔になった。絞り出したようなベルの声に、ゆらゆらと首を横に振る。

 

「……」

「……」

 

 すると、ベルは何を思ったのか。

 

「──【ファイアボルト】!」

「グアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!‍?」

 

 魔法をぶっぱなした。

 赤いモフモフの上半身に。

 バチバチと音を鳴らす炎に押され、吹っ飛んでいく赤いモフモフ。ガンッ、ガンッ、と天井と柱にバウンドした後、赤いモフモフはバタリと倒れた。

 ヘルンはギョッと目を開いた。

 石の通路にざわめきが巻き起こった。

 

「ヘルンさん! 逃げます!」

「そうですね逃げるしかなくなりましたね何をしてるんだお前は!‍?」

 

 跪いていたモフモフ達が一斉に立ち上がる中、二人は激走(ガンダッシュ)を開始した。

 すかさず追ってくる怪しげなモフモフ軍団。もとい邪悪な魔導士達。

 

「殿下! なんてことを! 期待を持たせるような素振りを見せておきながら……我々を弄んだのですか、殿下!」

「許すまじ! 我らが指導者に報告を!」

「やはり殿下はあの魔女の息子だった! 悲しいことだが認めねばならん! 逃がすな! 捕まえろ!」

「ランランルー! マテマテマテェ!」

「やばいめっちゃ怒ってる! 応戦……はっ」

「しなくていい! とにかくこの狭い空間から出ますよ!」

 

 炎やら氷やら電撃やらが飛んでくる中、二人は死ぬ気で逃げ切った。

 血迷った少年の暴挙により、無駄に敵が増えた。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。