「皆、少し話を聞いてもらってもいいかな? 僕らは今日から同じクラスで過ごすことになる。だから今から自発的に自己紹介をして、一日でも早く友達に成れたらと思うんだ。どうかな?」
東京都高度育成高等学校1年D組。
茶柱という若い美人教師によるガイダンスが終わり教室で待機を命じられた後、始業式までの空き時間に自己紹介をしようと茶髪のイケメンが言い出した。
平田洋介と名乗った彼から順番に自己紹介が進んでいく中、突然廊下側の一番後ろに座っていた赤髪の少年が机を蹴った。
「何が自己紹介だ。俺らはガキかよ。やりたい奴だけでやってろ」
平田が謝り、強制するつもりはないと答えたが、舌打ちをして赤髪の少年が出ていこうとする。
それを二つ隣の席――最後尾に並んだ5つの席の真ん中に座っていた俺が、立ち上がって止めた。
「ちょっと待った」
「ああん? なんだよ、まだ何か文句であんのかよ!?」
なんでこんなにイライラしているのかわからない。朝飯を抜いていてお腹が空いているんだろうか? 今手元にバナナがあれば仲良くなれたかもしれないけど残念ながら何もない。
「さっき茶柱先生が言っていただろう? 入学式までこの教室で『待機』だって。自己紹介はしなくていいから座って待ってなよ」
「……チッ!!」
盛大に舌打ちをした赤髪がドカリと乱暴に席に座る。
隣の席の女の子――ピンクの二つ結びに伊達眼鏡の大人しそうな子が怯えているのでやめてほしい。
赤髪のせいで教室に微妙な空気が漂っているけど仕方ない。俺が自己紹介をしてさっきまでの流れに戻すことにしよう。
「それじゃあ順番を飛ばすけど次は俺が自己紹介をするね」
「あ、うん。お願いできるかな?」
「任せて!」
仕切っていた平田から許可が出たので、クラスの全員に向かって笑いかける。
このクラスは可愛い子がたくさんいて嬉しいな。
「俺の名前は
「ちょっ、俺と被ってる! 真似すんなよ!」
さっき自己紹介していた池が焦った声を上げたのでクラス中が笑いに包まれる。なかなか面白い奴だな。
「この学校に入学したのは卒業後に超大金持ちになるか、総理大臣になって日本を一夫多妻制に変えるために入学しました。みんな応援よろしく! 仲良くしてね!!」
「「「ええええー!?」」」
未来の総理大臣候補、晴柀渉をどうぞよろしく!!!
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─高度育成高等学校学生データベース──
氏名:晴柀 渉 はれまき わたる
クラス:1年D組
部活動:無所属
誕生日:7月7日
身長:180㎝
【評価】
学力:A
知性:B
判断力:C
身体能力:B+
協調性:B+
【面接官からのコメント】
成績表、入試テストは非常に優秀。面接では物怖じしない性格で高いコミュニケーション能力を発揮していたが、判断力や機転は並。今後の成長に期待。
面接の際に卒業後の希望を確認したところ、大勢の女性を囲える経済力が得られる仕事に就くか、総理大臣になって日本を一夫多妻制に変えるのが将来の目標と答えた。
なお、通っていた中学校で、多数の女生徒との交際および不適切な行為に及んでいたことを学校側が確認。女生徒たちの保護者を交えて話し合いが行われた結果、本生徒のみが当校に推薦されたという経緯がある。
能力は高いが面接時の受け答えも踏まえ、Dクラスへの配置を推薦する。
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「よう総理! 早くハーレム合法にしてくれよ!」
自己紹介の後、総理大臣になって日本を一夫多妻制にするという宣言がクラスの男子にウケたらしく『ハーレム総理』というあだ名がついてしまった。嬉しくない。
しかも肝心の女子にはウケが悪かったようで態度がよそよそしい。
左の席の堀北さんからは冷え冷えとした視線を向けられるし、右の席の佐倉さんは目も合わせてくれない。そして左斜め前の席のみーちゃん、右斜め前の席の佐藤さんにも壁を感じる。
最初に自己紹介を始めた平田は軽井沢さんたちのグループに囲まれて仲良くなっているのに、どうしてこうなった……。
「総理が総理大臣になるなら俺も国会議員でも目指してみようかな! なんてな! ははは!」
黙れ池。
ダイス振って遊んでたらなんか面白いキャラが誕生したので投稿してみた。
学力:A【1D100:92】
知性:B【1D100:74】
判断力:C【1D100:47】
身体能力:B+【1D100:77】
協調性:B+【1D100:77】
経歴
『女癖が悪い』 中学時代に五人の女生徒と関係を持っていた。
特技・技能
『スーパープレイボーイ』【1D100:99】
・女性にモテそうなことは一通り何でもできる。
・女性に関することに対してのみ通常以上の能力を発揮する。
・ヒロインとの遭遇イベントが増える。
WRと無関係でこの性能。鬼龍院や高円寺と同じ天然枠。