ハイスクールD×D 黒き龍帝 (凍結) 作:BLOODRAIN
side零
零
「おい、オニキス聞こえるか?」
オニキス
『なんだ?人間』
零
「おまえに聞きたいことがある」
オニキス
『何を聞きたい』
零
「おまえが知っていることすべてだ!」
そのあと俺はオニキスから洗いざらい聞き出した。大昔の戦争のこと、悪魔と堕天使が冥界の覇権をかけて争っていること、さらには天使も加えての三竦みで争っていること一誠を襲った奴が堕天使だということ。さらにリアス先輩が・・・・・・悪魔だということも。
悪魔についての詳しいことはよく分からないらしい。
そのあとに黒い籠手の出し方と消し方も教わり。この日は眠りについた。
翌朝―――
生徒
『いやぁぁぁぁぁ~~~』
この日は校門で朝から悲鳴が響いていた、その原因は―――――
―――――あれだ。
男子生徒A
「あ、あんな奴にありえねえ!」
女生徒A
「よりにもよってあんな下品な奴と!」
女生徒B
「リアスお姉さま・・・」
女生徒C
「汚れてしまいますわ!」
そう今まさにリアス先輩と一誠が肩を並べて登校しているからだ、確かに学園のアイドル的存在のリアス・グレモリー先輩とエロの権化と他の学校にも知れ渡っているほどの一誠―――あまりにもミスマッチだ。まあ俺にとってはどうでもいいんだが。
俺自身あまり騒がしいには好きではないので静かに教室に入った。
―――――放課後
クラス女子
『きゃぁぁぁぁ~~』
帰り支度をしているとクラスの女子がいきなり騒ぎはじめた何事かと思い教室の入り口を見ると・・・金髪のイケメンが立っていた、たしか木場って言ったっけ。すると
木場
「やあ、どうも」
一誠
「なんだよ?」
一誠が不機嫌そうに答える
木場
「リアス・グレモリー先輩の使いで来たんだ」
一誠
「え、じゃあお前が」
木場
「僕についてきてくれるかい?」
どうやら一誠にようがあるようだ、すると次は俺の席に来て
木場
「銀髪に赤い目、君が四星くんだね」
零
「あ、ああ・・そうだけど」
木場
「君もついてきてくれるかい?」
零
「わかった」
その瞬間教室から女子の悲鳴が上がった
女子A
「そんな、木場君と兵藤が一緒に歩くなんて」
女子B
「木場君が穢れてしまうわ」
途中で
兵藤×木場とか木場×兵藤とか四星×木場、しまいには三角関係とか聞こえてきたがこういう時は無視するに限る。
そしてついていくと今は誰も使っていない旧校舎に俺たちは来ていた、誰も使ってないはずなのに掃除されているのか中はやけにキレイだ。
そして『オカルト研究部』と書かれたプレートが掛けられている部屋の前まで来ると
木場
「ここに部長がいるんだよ」
部長?・・・あっリアス先輩のことか。俺はひとりで納得した。
木場
「部長、つれてきましたよ」
一誠
「失礼します」
零
「おじゃましまーす」
そう言って中に入ると部屋の中は壁のいたるところに見たこともない文字が敷き詰められ、床には巨大な魔方陣が描かれていた。ほかにもソファーやテーブルが置いてある。ここが部室?いったい何をする部活なんだ?オカルト研究部って。そんなことを考えているとソファーに白い髪の小柄な少女が座って羊羹を食べていた。いろいろありすぎて全然気づかなかった。すると一誠が
一誠
「あ、あの子は」
零
「知ってるのか?」
一誠
「その筋の男子だけでなく女子にも人気が高いマスコットキャラ塔城小猫ちゃんではないか!」
その筋の男子?・・・・あぁいわゆるロリコンってやつか。すると奥からシャワーの音が聞こえてきた、この部室シャワーまであるのか
???
「部長、お召し物です」
リアス
「ありがとう、朱乃」
一誠
「リアス先輩!!」
一誠が叫んだ
一誠
「な、なんてステキな部室なんだ!」
今度は鼻息を荒くしながら叫んだ
小猫
「・・・いやらしい顔」
???
「あら、あらあら、うふふ」
今度は黒髪をポニーテールにした女性が話しかけてきた。胸もすごく大きい
零
「へ~綺麗な人だな」
俺は何気なく素直な感想を述べた
???
「あらあら、ありがとうございます」
俺の感想に女性は嬉しそうに返した
一誠
「あ、あなたは絶滅危惧種の黒髪ポニーテール、2大お姉さまのひとり姫島朱乃先輩!」
零
「おまえ、あいかわらず女の子のことについては詳しいな」
一誠
「当たり前だ!それにここにいるのは学園では誰もが知ってる有名人ばっかりじゃないか!」
零
「そうなのか?俺そういうのあんまり興味無いんだよ」
リアス
「おまたせ」
とリアス先輩が濡れた髪をタオルで拭きながらシャワールームから出てきた
リアス
「ごめんなさい、イッセーの家にお泊りしたままだったから」
一誠
「い、いえお気にせず」
いまあっさりとすごい会話が聞こえたような気もするが、気にしたら負けだ
リアス
「まだ全員はそろってないようね」
え?まだ誰か来んの?と思った瞬間部室の扉が開き―――誰かが入ってきた
???
「すいませーん、遅くなりました」
リアス
「あら、来たようねちょうど良かったわ」
リアス先輩の言葉を筆頭に俺も含めた全員が扉の方を向いた。そこには藍色の髪を長く伸ばした女の子が立っている。
すると、いきなり一誠が
一誠
「き、君は!小柄な身長に幼さを帯びたロリフェイス、それに2大お姉さまに引けを取らない豊満なおっぱい!。2年生のアイドル、村雨鈴ちゃんではないか!」
そう、そこにいたのは俺の幼馴染の鈴が立っていた
零
「鈴!なんでおまえがこんなとこにいるんだよ」
俺は驚きが混じった声で聞く
鈴
「零こそなんでここにいるのよ!」
鈴も同じく驚きが混じった声で聞き返してきた
一誠
「なんだ?零、おまえ村雨鈴ちゃんと知り合いなのか?」
零
「鈴とは幼なじみなんだよ」
一誠に俺と鈴の関係を伝えると
一誠
「なに――――!幼なじみだと~!」
一誠は俺に掴み掛る勢いで迫ってきた
零
「ああ」
俺は普通に返す
一誠
「くそ――――うらやましぃ~~~~~!」
今度は涙を流しながら羨ましがっている
鈴
「零、この人誰?」
鈴は引き気味に俺に聞いてくる
零
「俺のクラスメイトで友達の兵藤一誠」
鈴
「へぇ~零の友達なんだ。よろしくね兵藤一誠君」
鈴がにっこり笑ってあいさつする
一誠
「あ、あぁよろしく!」
一誠も笑顔で返す、鼻の下が伸びているが
リアス
「さあこれで全員そろったわね」
リアス先輩は一度場を纏める
リアス
「私達オカルト研究部はあなた達を歓迎するわ」
一誠・鈴
「は、はい!」
零
「おう」
リアス
「悪魔としてね・・・・」
リアス先輩は怪しげな笑みを浮かべながら声を発した
その後、俺たちは全員ソファーに腰掛ける
朱乃
「粗茶です」
一誠
「あ、ありがとうございます」
鈴
「ありがとうございます」
零
「どうも」
姫島先輩がお茶を出してくれたため俺たちは遠慮なくいただくことにした・・・・ズズッ
鈴
「おいしい」
一誠
「うまい」
零
「確かにうまい、それにすごく香りが良い」
朱乃
「あらあら、ありがとうございます」
姫島先輩は嬉しそうだとても上品に笑っている
リアス
「朱乃、あなたもこっちに座ってちょうだい」
朱乃
「はい、部長」
そう言ってリアス先輩の横に座る、するとリアス先輩は立ち上がり
リアス
「単刀直入にいうわ、私達は悪魔なの」
一誠
「そ、それはとっても単刀直入な言い方ですね」
鈴
「あっ悪魔?」
零
「・・・・」
リアス
「信じられないって顔ね」
零
「そりゃいきなり悪魔って言われても信じられないのは当然でしょうよ」
リアス
「あなたはそれほど驚かないのね」
零
「ふっ」
俺はニヤリと笑った
リアス
「まあいいわ、それよりもイッセー」
一誠
「は、はい」
リアス
「昨日の黒い翼の男、あれは堕天使」
一誠「!!」
リアス
「神に仕える天使でありながら邪な感情を持っていたため冥界に堕ちてしまった者たちよ。彼らは太古の昔から私達悪魔と冥界、人間界で言うところの地獄の覇権をめぐって争っているわ。さらに神の命を受けた天使もいるわ、つまり三竦みの状態ってわけ。ここまでは理解できたかしら?」
一誠
「ええーとすいません、俺にはちょっとレベルが高いような」
鈴
「私もいきなりは信じられません」
2人は話が呑み込めていないようだ、そりゃ話がファンタジーすぎるからなこれを信じろって言う方が難しい。
リアス
「天野夕麻、彼女のことを覚えているはよね」
そうすると一誠が目を見開く
リアス
「あの日あなたはその子とデートしていたわね」
一誠
「冗談ならそこでやめてください。正直この状況でその話をされるのは
不愉快です」
リアス
「この子よね・・天野夕麻ちゃんって」
といって一枚の写真を見せた
一誠
「!!」
そこにはたしかに天野夕麻が写っていた
リアス
「彼女は存在したわ」
零
「やっぱりか」
一誠
「何がやっぱりなんだ?」
零
「俺は・・・・・天野夕麻のことを覚えてる」
一誠
「えっ?・・・でもおまえこの前聞いたら覚えてないって言ってたじゃないか!」
零
「あれは嘘だ、俺はお前の殺された日の事をちゃんと覚えてる」
一誠
「マ、マジかよ」
横では鈴が少し怯えたような顔をしていた、そりゃ無理もないか
零
「リアス先輩、質問良いですか?」
リアス
「なにかしら?」
零
「いままでの話で大体の事は分かりました、でもこれだけはどうしても分かりません―――――――――なんで2人は殺されたんですか?」
一誠・鈴
「!!」
俺の言葉に2人は反応する
リアス
「それはね、2人が神器(セイクリッド・ギア)を持っていたからよ」
零
「神(セイクリッド・)・・・器(ギア)」
朱乃
「特定の人間に宿る規格外の力・・・歴史上の人物の多くが所有していたと言われています」
木場
「さらには僕達悪魔や堕天使にとって脅威になるものもあるんだ」
零
「じゃあそれが一誠と鈴に」
リアス
「そう、それを危険視されて堕天使、天野夕麻に殺されたの」
なるほどねこれで納得がいった
リアス
「それでイッセーあなたは死に際に私を呼んだのよ。
この紙を使ってね」
そう言って、一枚の紙を取り出す。その紙には『あなたの願いを叶えます!』と書いてあった。
リアス
「これは私たちが配っているチラシなのよ魔方陣は私たちを召喚するためのもの、こうしてチラシとして悪魔を召喚しそうな人間に配っているの。そしてイッセーは堕天使に刺されたときに私を呼んだのよ、そうとう願いが強かったのね普通は眷属の朱乃たちが呼ばれるはずなんだけど」
バサッ
その瞬間、俺・一誠・鈴以外の人の背中から黒い翼が生えた、きのうの堕天使とは違いコウモリのような翼だ
バサッ、バサッ
すると今度は一誠と鈴の背中からも黒い翼が生えた
一誠
「マジ?」
鈴
「嘘!?」
2人とも悪魔になっちまったのか?
リアス
「改めて紹介するわ・・・祐斗」
木場
「僕は木場祐斗、3人と同じ2年生だよ。僕も悪魔です。よろしく」
小猫
「・・・・1年生、塔城小猫。・・よろしくお願いします。・・・悪魔です」
朱乃
「3年生、姫島朱乃ですわ。この部活の副部長も兼任しています。こんごともよろしくおねがいします。これでも悪魔ですわ、うふふ」
リアス
「そして私が彼らの主であり悪魔の、グレモリー家のリアス・グレモリーよ。家の爵位は公爵。よろしくね、イッセー・リン・レイ」
こうして、俺たちはとんでもないことに巻き込まれてしまった
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
リアス
「イッセー左手を上にかざしてちょうだい」
なぜか部長机の上に座ったリアス先輩はいきなり一誠にそう言った。しかも足を上にあげてるからスカートの中完全に見えてるし。一誠は話を聞きながらも視線は完全にスカートの中に行っていた
一誠
「え?こう・・ですか?」
一誠は戸惑いながらも左手を上げる
リアス
「そして目を閉じて、自分が一番強いと思うものをイメージして」
一誠
「えぇ!そうだな―――ドラグ・ソ・ボールの空孫悟かな?」
よりによってアニメキャラかい!
リアス
「ならその人物が一番強いと思える瞬間をイメージして」
一誠
「は・・・はい!え~と」
言われた通りにやっているようだが、リアス先輩は相変わらずワザとパンチラしているため一誠の意識は完全にそっちに向いていた。普通なら無視することもできるのだが一誠の性格上それは無理だろう。
しばらくすると一誠は両手を右の腰あたりの持っていき構えをとった、あの構えどっかで見たことあるような・・・・・もしかして
一誠
「ドラゴン波!」
と言って両手を前に突き出した。やっぱりか!次の瞬間、左腕が輝き緑の宝玉が埋め込まれた赤い籠手が装着された。あれ?俺のと似てる
一誠
「なんじゃこりゃ!」
リアス
「うまくいったみたいね。次は鈴、あなたよ」
鈴
「私もやるんですか?」
リアス
「当たり前じゃない。さああなたの一番強いと思うものをイメージして」
鈴
「はい」
と言って鈴は目をつぶり、右手を手刀にして正面で円を描くように腕を回し一番上に来ると斜めに薙ぎ払った。どうやら剣術の様だ、次の瞬間目の前に虹色の光が現れそれが形を変えてゆく・・・・・と目の前に鮮やかなさまざまな色の羽根がついた扇が現れた。
どうやら成功の様だ
鈴
「スゴイ・・・」
零
「やったな、鈴!」
鈴
「うん!」
リアス
「さて、ふたりがうまくいったところで・・・もうひとつの本題に入ろうかしら」
零・鈴・一誠
「もうひとつの本題?」
リアス
「ええ、四星零君」
零
「はい?」
リアス
「単刀直入に聞くわ・・・あなたは何者なの?」
いきなりストレートな質問だな・・・・
一誠
「ちょっとリアス先輩!今の言い方はちょっと」
鈴
「そうよ!」
零
「いいんだ鈴、一誠」
鈴・一誠
「零・・・」
リアス
「言い方が気に障ったなら謝るわ」
零
「いえ、別にいいですよ・・・・それよりもなんで俺が普通の人間じゃないと思ったんですか?」
これくらいは聞く権利はあるだろう
リアス
「理由はいくつかあるわ。まずあなたは堕天使を追い返すほどの力を持っていたこと、それにさきほどそれほど驚いていなかったところを見ると悪魔や堕天使のことを知っていた様に見えたこと。もうひとつはこれは私が勝手に感じたことだけど、あなたは私や堕天使の正体に最初から感ずいているように見えたわ。理由としてはこんなとこかしら」
なるほどね、理由としては十分だ
零
「わかりました、では一つずつ答えていきましょう。まず俺はあなたを初めて見た時から普通の人間では無いと分かっていました。それにあの日、歩道橋でそこの塔城さんが俺を監視していたことも」
小猫
「!・・・バレてた」
塔城さんはかなり驚いている
リアス
「やっぱり勘づいていたのね」
零
「えぇ・・。それから堕天使を追い返した時のことは残念ながらほとんど覚えてないんです。あとさっきの話はすでに聞いていたのであんまり驚きませんでした」
リアス
「誰から聞いたのかしら?」
零
「オニキスに聞きました」
リアス
「そのオニキスとは誰のことかしら?」
零
「こいつの事です」
そう言っておれは、黒い籠手を出現させた
全員
『神器!?・・・』
みんなはかなり驚いていた・・・・面白い
零
「オニキスはこの籠手に宿っているディアボロス・ドラゴンって言うドラゴンのことです」
リアス
「ディアボロス・ドラゴン・・・・・・そんな名前のドラゴン聞いたことないわ!」
零
「そりゃそうですよ、こいつは最近生まれたばかりなんですから。それとオニキスって名前は俺が付けました」
みんな
『生まれた・・・!?』
俺はそのあとオニキスがどうやって生まれたかなどを話した、話が終わった後、俺以外のみんなは口がポカーンと開いたままだった。
リアス
「色々と規格外ね・・・んんっ、最後に1ついいかしら?」
零
「なんですか?」
リアス
「その神器の名前は何と言うのかしら?」
あっ、そういや知らねえな・・・オニキス、この神器の名前なんて言うんだ?
オニキス
『そんなもんは無い・・・おまえが勝手につけろ』
零
「名前はまだ無いらしいです」
一誠
「吾輩は〇かっ!」
零
「一誠・・・ナイスツッコミ!」
俺は右手の籠手を消し、親指を立てて言った
リアス
「ふぅ・・・わたしからの質問は以上よ」
零
「あ!そうだ・・リアス先輩」
リアス
「何?」
零
「さっき歓迎するって言ったときあなたたちって言ってましたけど、それって俺も入ってるんですか?」
リアス
「もちろんよ」
即答しやがった。なんで?俺、悪魔じゃないのに
リアス
「あなたはこれからは堕天使に命を狙われるのよ。それにその神器、こちらに置いて監視しておきたいのよだからあなたもオカルト研究部に入部しなさい」
零
「俺に拒否権は?」
リアス
「無いわ」
リアス先輩・・・・この人・・・いや悪魔か、結構わがままな性格だな。まあ結構面白そうだし・・・・・別にいいか
零
「分かりました、ここに入部させていただきます。そういう訳で改めて自己紹介しましょう。四星零、人間ですがみなさん今後ともよろしくお願いいたします」
木場
「よろしくね」
小猫
「・・・よろしくお願いします」
朱乃
「うふふ、よろしくお願いいたしますわ」
そう言ってみんな俺にあいさつを返してきた・・・ちょっと不安だけどこれから楽しくなりそうだ