ハイスクールD×D 黒き龍帝 (凍結) 作:BLOODRAIN
side鈴
私は今、あるマンションの一室に来ている。目の前には気の弱そう男の子がいるけど、魔方陣でジャンプして来たみたいだから、この人が依頼者なんだろう
それになんか目を見開いてるし
男
「まさか、2年生のアイドル的存在の村雨鈴さんが悪魔だったなんて」
鈴
「へ~、私のこと知ってるんだ。それで願いって言うのは何ですか?」
男
「・・・って・・・・・さい」
鈴
「え?」
男
「僕と・・・友達になってください!」
鈴
「別にいいけど、そんなことでいいの?」
男
「はい、実は僕・・・」
その後、理由を話してくれた
なんでもこの人は異常なほど人見知りで気も弱いため自分から話しかけることができず、いままで1人も友達を作れたことがないようだ
鈴
「分かった、今からあなたは私の友達よ!」
男
「本当ですか?」
鈴
「うん!」
こんな感じで契約は成功した、でも対価は貰わなかったよ
side out
side零
おっす、おなじみの四星零です
いま俺は部活に来ているんですが
リアス
「2度と教会に近づいてはだめよ」
一誠
「えぇ・・・?」
なぜか一誠が部長に怒られていた、話によれば今日の朝に一誠は道に迷ったシスターを協会に送り届けたらしいがそれに何か問題でもあるんだろうか?
リアス
「教会は私達悪魔にとって敵地、踏み込めばそれだけで神側と悪魔側で問題になるわ。
いつ光の槍が飛んでくるか分からなかったのよ」
一誠
「マ、マジですか。じゃあ教会に近づいた時の悪寒って」
リアス
「悪魔の本能が危険を察知したのね・・・イッセー」
一誠
「はい」
リアス
「悪魔祓いを受けた悪魔は完全に消滅するの・・・無、何もなく何も感じず、何もできない。それがどれだけのことかあなたには分かる?」
うわー想像しただけでもゾッとする
一誠
「・・・・いえ」
リアス
「ごめんなさい、熱くなりすぎたわ。今度からは気を付けてちょうだい」
朱乃
「あらあら、お説教は終わりましたの?」
一誠
「うわっ!」
いきなり一誠の背後に朱乃さんが顔を出した
リアス
「朱乃、どうかしたの?」
朱乃
「さきほど大公よりはぐれ悪魔討伐の依頼が届きましたわ」
はぐれ悪魔、もともとは悪魔の下僕だったが主を裏切りまたは殺して好きに生きようとする連中のことを言うらしい
それを討伐するため俺たちはあると廃墟(はいきょ)に来ている
零
「血の腐った匂いプンプンがするな」
一誠
「そんなの分かるのか?」
鈴
「零は昔から鼻も目も耳も普通の人より良かったからね」
一誠
「へ~そうなんだ知らなかった」
零
「ああ、まあな」
でも、これも俺が昔差別された理由の一つだ
でもいまはそんなことどうでもいい
リアス
「イッセー、レイ、リン、あなた達チェスは分かるかしら」
一誠
「チェスって、ボードゲームのあれですか?」
鈴
「ほかに何があるのよ!」
鈴が一誠にツッコミを入れる
零
「ええ、知ってますけど」
リアス
「主の私がキングで女王クイーン、騎士ナイト、戦士ルーク、僧侶ビショップ、兵士ポーン。爵位を持った悪魔はこの駒の特性を自分の下僕に与えているの」
一誠
「駒の特性?」
リアス
「私たちはこれを悪魔の駒(イーヴィル・ピース)と呼んでいるわ」
一誠
「なんでわざわざそんなことを」
確かにそれは俺も聞きたい
リアス
「とにかく今夜は悪魔の戦い言う物をよく見ておきなさい」
一誠
「あ、はい」
子猫
「来た」
するとどこからか
???
「不味そうな匂いがするわ~、でも美味しそうな匂いもするわ~甘いのかしら?苦いのかしら」
そういってかなり高い位置から上半身が裸の女性が姿を現した
一誠
「おっぱい!!」
やっぱりそこに反応したか、まあたしかに見た目だけは美人だもんな
リアス
「はぐれ悪魔バイザー、主の元を逃げその欲求を満たすために暴れまわる不逞(ふてい)の輩(やから)、その罪万死に値するわ。グレモリー公爵の名においてあなたを吹き飛ばしてあげる!」
バイザー
「こざかしい小娘だこと、その紅い髪の様にあなたの身を鮮血で染めてあげましょうか!?」
そう言いながら胸を揉み始めた、さすがに性欲旺盛な高校生には刺激が強いかも
リアス
「雑魚ほどシャレの効いたセリフを吐くものね」
一誠
「こ、これがはぐれ悪魔・・・ただの見せたがりのお姉さんにしか」
ああ、俺にもそう見えてきた
すると今度は全身があらわになり下半身は四本足の怪物になっていた
なんて醜い姿だろう、木場が心も体も醜悪になるって言ってたけど本当みたいだな
一誠
「魔方陣じゃね!?」
そうわえてよく見るとバイザーの胸に魔方陣が現れ、何かを打ち出した
俺はすかさずよけ、部長が一誠を抱えてよけると
ジュウ~~~~
後ろの壁が溶けた
一誠
「うひゃあ、確かに化け物だわ」
リアス
「油断しちゃダメよ、祐斗」
そう言っていつの間にか木場の手には剣が握られており・・・
一誠
「消えた!」
いや、違うなあれは
リアス
「速すぎて見えないのよ、祐斗の役割はナイト。特性はスピード、そして最大の武器は剣」
部長が解説している間に木場はバイザーの巨大な両腕を切断する
バイザー
「ぎゃああああああ・・・・・・!!」
悲鳴と共に血が噴き出る
一誠
「危ない!子猫ちゃん!」
バイザー
「ぐう、うぎゃあああああああああ!!」
すると今度は下半身に巨大な口が現れ
バイザー
「死ねぇぇぇぇぇぇ!!」
そう言って子猫ちゃんを呑み込むが
ぎちぎちぎちぎち・・バガ!
子猫ちゃんは無理やりこじ開ける
リアス
「子猫はルークよ。その特性はシンプル、馬鹿げた力と防御力あの程度ではびくともしないわ」
子猫
「ぶっとべ・・・」
そういってバイザーを殴り飛ばす
鈴
「(ひゅう~)やるう!」
鈴は口笛を吹きながら感心している
一誠
「子猫ちゃんには逆らわないようにしよう」
うん、そうだね
リアス
「朱乃」
朱乃
「はい部長・・あらあら、どうしようかしら?うふふ」
朱乃さんは楽しそうに笑いながらバイザーに近づいていく
すると後ろで切断されたバイザーの腕が動きだし
一誠
「部長!・・・セイクリッド・ギア!」
部長に襲い掛かったが一誠が神器を発動させて殴り飛ばす
部長
「あ、ありがとう」
零
「やるじゃん一誠!」
リアス
「朱乃、やってしまいなさい」
朱乃
「部長に手を掛けようだなんてオイタをするイケない子は・・・お仕置きですわね」
そう言って手に電撃を迸(ほとばし)らせる
リアス
「彼女はクイーン、他の駒すべての力を兼ね備える無敵の副部長よ」
バイザー
「うう・・・・」
朱乃
「あらあら、まだ元気そうね。ならこれはどうでしょうか!」
そう言って手を上にあげるとバイザーに落雷を落とした
バイザー
「うぎゃああああああああああああ!!」
リアス
「魔力を使った攻撃が得意なの、そのうえ彼女は」
朱乃
「あらあら、まだ元気そう(ぺろっ)」
そういって舌で唇を舐める
リアス
「究極のSよ」
朱乃
「どこまで耐えられるかしらぁ。化け物さん、まだ死んではダメよ?トドメは私たちの主なのですから、うふふふふふ」
そう言ってまた雷を落とす
しかも笑ってるし、絶対楽しんでるでしょあの人!
リアス
「朱乃、それくらいにしておきなさい」
部長がストップをかける
ズッシィィィィン
バイザーの巨体が倒れた
朱乃
「もうおしまいなので?ちょっと残念ですわね、うふふ」
零
「いやいや、あれだけやってまだ物足りないんですか!朱乃さん怖すぎ!」
リアス
「レイ、大丈夫よ。朱乃は部活の仲間にはとっても優しいから、あなたのこともかわいいって言ってたし、今度甘えてあげなさい。きっと優しく抱きしめてくれるわよ」
正直言ってめちゃくちゃ怖いよ
リアス
「さて、言い残すことはあるかしら」
バイザー
「コロセ」
リアス
「そう、なら消し飛びなさい・・・・チェックメイト」
部長がそう言うとバイザーは跡形もなく吹き飛んだ
リアス
「さあ、終わったわ帰るわよ」
木場・子猫・朱乃
『はい、部長』
いや、まだ終わってない
零
「おい、いつまで隠れてるつもりだ」
朱乃
「レイ君、どうかしましたの?」
零
「みんな気づいてなかったんですか?ここにもう一匹はぐれ悪魔がいるのに」
みんな
『えっ!?』
???
「くくくく、まさか私の気配に気づくとわな」
ドッシィィィィン
すると天井からバイザーによく似たはぐれ悪魔が降ってきた
一誠・鈴
「うわっ!?何?」
リアス
「くっ、まさかもう一匹いたなんて」
木場
「でも、気配を全く感じなかったよ」
子猫
「どうして四星先輩はわかったんですか?」
零
「空気の流れが普通より嫌な感じがしたことと、かすかにバイザーと同じような臭いがしたから」
朱乃
「あらあら、すごいですわね」
鈴
「相変わらず零はすごいね」
リアス
「私でも気づかなかったのに、あなた本当に人間なの?」
零
「うん」
俺は頷きながら答えた
一誠
「部長!それより早くこいつをなんとかしないと!」
リアス
「そ、そうだったわ行くわよ!」
零
「待って」
そう言って俺は部長を手で制す
リアス
「どういうつもり?」
すこし怒ったような口調だ
零
「こいつは俺にやらせてください」
リアス
「何言ってるのよ!」
朱乃
「そうですわ、危険すぎますわ!」
零
「いいから、やらせてください」
そう言って俺は少し睨みを利かせる
リアス・朱乃
「ッ!?」
リアス
「わ、分かったわ。けど・・・・やるからには絶対に勝ちなさい!」
零
「どうも、じゃあ・・・・行くぜ!」
そうして俺は怪物に向かっていった
はぐれ悪魔
「こざかしい!」
はぐれ悪魔が巨大な腕を振り下ろすが
零「よっ、ほっ」
俺は攻撃を軽くかわしていく、そして相手の真下に潜り込むと
零
「無刀流、竜・・・巻!」
びゅおおおおおお――!!
はぐれ悪魔
「うわあああああああ!!」
両手を横に広げて勢いよく体を捻って回転させると突然突風が吹き、俺を中心に巨大な竜巻が起こりはぐれ悪魔を上に吹き飛ばした
リアス
「きゃっ!」
木場
「う、すごい風だ」
他のみんなもこの突風に耐えている
シュダッ!
そして俺は高く飛び上がり
零
「だーららららららら・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・!!!」
はぐれ悪魔に上から拳を打ち込んでいく
地面が近づいてくるとさらにパンチを一発撃ち込んで落下に速度を付け、体を捻り踵落としの態勢に入ると
ヒュンッ
ドガッシャァァァァァン!!
はぐれ悪魔
「ぐはぁぁぁ!!」
零
「獅子連弾!!」
地面に着くと同時にはぐれ悪魔の腹に強烈な踵落としを食らわせると、そのままはぐれ悪魔は動かなくなり消滅した
零
「ふぅー部長、終わりましたよ」
部長をはじめ、全員が唖然としている
リアス
「な、なんて強さなの」
朱乃
「あらあら、まさか1人で倒してしまうなんて」
一誠
「零、 お前・・・そんなに強かったのか!?」
鈴
「零!いつからそんな技覚えたのよ!」
一誠も鈴も俺に突っかかってくる
木場
「しかも神器を使ってすらいないなんて」
子猫
「・・・・すごいです」
木場も子猫ちゃんもかなり驚いてるな
零
「まあ、あれぐらいなら実力の半分も出す必要もないしな」
みんな
「あれで半分以下!?」
みんなは声をそろえて言った
すると部長が
リアス
「零、あなたやっぱり今すぐに悪魔に転生しない?」
零
「なんで?」
リアス
「人間のままでその強さなら、悪魔になったらとんでもない強さになるわ。私はあなたの力がどうしても欲しくなったのよ」
朱乃
「それには私も賛成ですわ、うふふ」
木場
「僕も賛成だね、それに色々聞きたいこともあるし」
子猫
「私も賛成です・・・・私も色々聞きたいです」
一誠
「俺も賛成だな」
一誠まで
零「え~と」
どうしよう、このまま人間をやめちまうのか?
そして何となく鈴の方を向くと
鈴
「この際だから零もなっちゃいなよ、悪魔!」
笑顔で言いやがった
・・・・・・・・・・・よし、決めた!
俺は部長の方を向くと
零
「部長・・・・俺を転生させてください」
リアス
「本当に!?」
コクッ
俺は頷く
リアス
「分かったわ、じゃあ手を出して」
俺は言われた通りに手を出す
そして部長は俺の手に紅いチェスのポーンの駒を1つ乗せる
すると
駒が光だし、紅い駒が色を変えていき紅と黒が混じった2色の駒に変わった
リアス
「何?これ・・・色が変わるなんて」
木場
「こんなことは初めてですね」
他のみんなは驚いているが
色が2色に変わった駒は俺の中に吸い込まれ
バサッ
俺の背中に悪魔の翼が生えた
零
「おおっ!」
少し翼を動かしてみたりする
翼があるってこんな感じなのか
リアス
「改めてよろしくね、レイ」
キバ
「よろしく、四星君」
子猫
「よろしくお願いします、四星先輩」
朱乃
「よろしくお願いしますわ、レイ君」
一誠
「よろしくな、零」
鈴
「よっろしく~、零」
みんな嬉しそうだ、まあ何はともあれ
零
「よろしく」
こうして俺は今日、人間をやめた
ちなみに俺、鈴、一誠は兵士、つまりポーンだったから一番下っ端だった
それを聞いた一誠と鈴はかなり落ち込んでいた
悩みに悩んだ結果、悪魔にすることしました。これからもお願いします