転生したら異世界の宇宙最強の龍でした!〜0から星と生命を作り出して一大文明の支配者になったので現代日本へ帰還します。自分は日本が一番暮らしやすい。〜 作:電動ガン
アフリカダンジョン設置最終段階。協議終了。そのニュースが世界を駆け巡ったのはつい先日の事だった。世界は漸くかと安堵した。アフリカ各国は漸くかと歓喜した。一方。日本とアフリカユニオンの公開協議は終わった、極秘ビデオ協議では。
「では、確かに予定地に設置を?」
「はい。自然環境のへの影響は極低に済ますと。」
「ありがたい・・・・・・ミス江田。助かります。」
「公開協議では当たり障りの無いことしか言ってなかったですが。予定地の管理棟関係の建設は?」
「既に建築済みです。各国とも連携を取れています。」
「暴徒への対処は?」
「アフリカダンジョン防衛組合軍を組織しています。ダンジョン設置と共に公にしてダンジョン関連施設の防衛に当たらせます。」
「防衛組合軍の内訳は?」
「アフリカで軍を持つ国が全て協力し戦力を出し合っています。それで、なんですが・・・・・・」
「何かあるのですか?」
「米軍か、英軍に、戦車と戦闘装甲車、人員輸送装甲車を売ってもらえるよう掛け合ってもらえませんか。防衛組合軍に戦力を出してしまうと、手薄になってしまうので・・・・・・」
「わかりました。米国に掛け合ってみます。」
「ありがとうございます!!」
「対応については?」
「探索者への暴行、略奪。ダンジョン関連施設への襲撃の実行者、計画者は身分を問わず、問答無用で射殺、銃殺刑です。」
「やはりそれぐらいでなければダメですね・・・・・・」
「既に管理棟への襲撃を企てた富裕層と実行者の貧困者を銃殺刑にしています。みせしめにしたので我々は本気だと言うことが伝わっていると思います。」
「承知しました。エブラン氏。最後にエクスプローラー免許センターの方はどうですか?」
「十分機能しています。すでに100万人の探索者が誕生しています。」
「申し訳ないのですが、それは再教育になるかもしれません。」
「えええ!?そうなのですか?!」
「ゼファランディア様から頂いている情報では、アフリカに設置するダンジョンは今現在ある物とは異なるタイプのダンジョンなんだそうです。階層が存在せず、様々な資源が採れる。ディグアウトダンジョンと呼ばれるものだそうです。」
「ディグアウトダンジョン・・・・・・様々な資源とは?」
「採取後即飲める水や高純度の鉱石、食用植物など。あと忘れてはいけない魔石です。」
「お、おお!!まさにアフリカに必要なものです!!ありがたい・・・・・・ゼファランディア様の銅像を建てなければ。」
「それはお好きに。で、ですね。これらを通常の探索者免許で御しきれるとは思えません。
重機も入れるとのことなのでそう言った業者にも講習を受けさせて免許を取得してもらう。
そして提出を求めたあれです。」
「はい、ゲリラ、テロ組織、武装集団のリストですね。」
「これらは全てゼファランディア様に提出しBANの対象となります。」
「免許停止とは違うんですね?」
「違います。免許停止は管理棟のゲートを通れなくなるものですがBANはダンジョンゲートそのものに入れなくなります。免許の有無は関係ありません。」
「既に準備は出来ていますが・・・・・もう渡しても?」
「構いません。早ければ早いほど良い。一応、ゼファランディア様がインターネットなどを監視してBANも進めていますがリストがあると手間が省けるとのことです。」
「承知しました。秘匿回線にて今すぐ送信します。ご確認ください。」
「・・・・・・・確認しました。このままゼファランディア様に提出します。更新リストが来たらその都度連絡してください。」
「わかりました。」
「ディグアウトダンジョンの設置を確認したらまず軍による探索を開始してください、この辺りの手引きはもう共有してありますね?」
「あります。初動対応マニュアルを用意し対応させます。」
「よろしい。何かありましたら日本のダンジョン庁を頼ってください。シルバディア様やゼファランディア様がいらっしゃるのでほぼ直通になります。」
「ありがたい・・・・・・承知しました。」
「ではここの情報をアフリカ各国に伝えて。従わない国はダンジョンを取り上げると言っても構いません。」
「はい。では。」
「健闘を祈ります。」
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アフリカダンジョン設置完了。これも世界のニュースが伝えた。ゼファランディアがアフリカ各所の上空に現れ、尖塔の様な巨大な結晶を出現させた。アフリカは歓喜の雄叫びをあげジャパンコールを響かせた。
「これで良いだろう。」
「お疲れゼファ姉。」
「これしきで疲れんよ。それよりも7階層より下の階層開放はどうだ。」
「それも順調。新しい動画と配信して注意喚起したわ。再生数はたった3日で5000万再生だし配信の同接も7000万あったから大丈夫ね。」
「そうか。であるならばすぐにやった方が良いな?」
「そうね。一応来週には開放の予定よ。10年でどれだけ成長したのか見所があればいいけど。」
「そういえばシミュレーションは?」
「死者は全部ゼロ。10年の情報を込めてもね。」
「ならば安心か。」
ダンジョン管理室の棚に常備してあるどら焼きをゼファランディアは頬張り。シルバディアは空間ディスプレイを叩く。
「では次の段階だ。シルバディア。」
「次の段階?」
「そう。管理権を人類に渡せ。」
「ええーーーーーー!?!?」
「普通の事だぞ?やったことないのか?」
「ないわよ!!そんなことしたらめちゃくちゃになるわ!!!」
「ならんようにブレーキを出せ。シルバディアはもうやってるではないか。」
「え?なにそれ・・・・・・」
「あれだあれ。」
そう言ってゼファランディアが指さしたのは無言で微笑みながら働く分身たち。
「今は3体だが10体ぐらいに増設し、処理能力をあげてやれば人類でも出来るだろう。」
「ええ・・・・・・できるかしら。」
「成長しない我々だとどうしても行き詰まる。そこで人類のアイディアを入れろ。そうだな、適性のある人間を見たことがある。」
「え?そんなの見てたの?」
「そうだ。ゲーム会社の人間だ。」
「ああ!」
「ゲームというクリエイティビティを発揮させる場を与えられればいくらでもダンジョンを発展させてくれる。最終決断だけこちらでやれば我々はダンジョン管理から完全に手が離れる事が出来る。人間共は我々の責任で大きな遊び場を得られるのだ。」
「ゼファ姉はそれやってたの?」
「大分やったぞ?地球のようなクリエイティビティを発揮するような星はひとつも無かったがな。」
「そうなんだ。」
「そうだ。だからシルバディアもやれ。これも人類の発展には必要だ。」
シルバディアは悩んだ。メグメレルのダンジョンも自動化させたがそれは人類の限界に到達しこれ以上発展出来なくなったからだ。地球ではこれから10階層まで開放する段階で人類に管理を任せても大丈夫かと思ったが・・・・・分身を10体も配置して管理するならそれは私が管理室にいるかいないかの違いでしかない・・・・・・大丈夫そうだなとシルバディアは結論付けた。
「わかったやってみる。坂下と相談するわ。」
「それがいい。何もかも自分で出来るのが女神龍だが、しっかりと調和を取り持つならそれが一番いいのだ。」
ゼファランディアはどら焼きを全部頬張ると空間ディスプレイをひとつシルバディアに投げる。
「とりあえず我の管轄の人類に任せた場合の事故発生時のログと管理を手渡した際のマニュアルだ。シルバディアが自由に改変して坂下に渡す基軸にしろ。」
「おっけー。」
こうしてダンジョン管理人類移行が二人だけの間で始まった。後にこれを聞いた坂下は、分身が10体に増えることを喜んだが、本体がダンジョン庁に来なくなると知って絶望し、秘密の遺書を用意したとかしないとか。