転生したら異世界の宇宙最強の龍でした!〜0から星と生命を作り出して一大文明の支配者になったので現代日本へ帰還します。自分は日本が一番暮らしやすい。〜 作:電動ガン
メグメレル第二期使節団が帰投した。大量のお土産を持ち帰り、日本政府は一息吐け・・・・・・なかった。大量の後始末が残っており総理以下はその仕事に追われるのであった。
「はぁ・・・・・・終わったと思ったらこんな後片付けが・・・・・・」
「総理頑張って。第三陣が来るわよ。こんどは向こうから譲渡する技術を持って。」
「わかってます・・・・・・何を持ってくるかは通信機で厳重に確認しましょう。」
中島総理は肩をごきごきと鳴らし疲労よ消えろと唱える。
「ほんとにこの疲労消しは助かります。ですが仕事量自体が変わらないといつまでも疲労消しのいたちごっこなんですよね。」
「ふーん・・・・・・」
「まぁこれも必要なものですからね。ですが、もう私も歳なんですよねぇ・・・・・・」
「ねぇ総理。」
シルバディアが目の底が光る視線を中島総理に向けている。中島総理は知っていた。この視線は10年前にいろんな事象を起こす確認をする目だということを。
「な、なんでしょう。」
「仕事、楽にしたい?」
「・・・・・・それはどういう意味でしょうか?」
「つまるところ。処理能力が人間1人分しかないから困ってるんでしょ?重要機密の機密保持が出来て、処理能力が人間の数万倍で、人間に従順な存在がいれば助かるんじゃないの?」
「・・・・・・なにかそういう宇宙生物ですか?他は奴隷とか。ちょっとそういうのは・・・・・・」
「違うわ。えっと・・・・・・じゃない。アンドロイドよ。」
「アンドロイド。」
中島総理は疲労消しでスッキリした頭で考えた。アンドロイド。フィクションでは人間に奉仕させる為に作られ、最終的に人間に反旗を翻し、殲滅戦を仕掛ける存在。少し身震いした。
「大丈夫なんですかそれ・・・・・・人類に反逆したりしません?」
「それはフィクションの読み過ぎ。アンドロイドは最初のAI構築をこちらでやれば人類の相棒として身体が崩れるまで働いてくれるわ。」
「そのAI構築で何か無いか怖いんですけど。」
「地球人類ではAI構築に手を出せるレベルの技術は持ってないわ。私以外に弄る事は不可能よ。だから私に反旗を翻さなければアンドロイドも反逆しないわ。」
「絶対ですか?」
「絶対よ。」
「ふむむ・・・・・・」
日本に機械生命体に人権を与える憲法は無い。だがその機械生命体が人権を望まなければいけるかもしれない。
「試しに、内閣の私の周りで働くアンドロイドを何体か出してくれませんか?それで判断し、内閣に普及させたいと思います。」
「いいわよ。」
そしてシルバディアは光環を出現させ、にゅっと人型の物を取り出す。それはコンカフェのようなメイド服を着た、ネコミミ少女のアンドロイドメイドだった。それを3体。
「あの・・・・・・」
「なに?」
「これデザイン何とかならなかったんですか?」
「アンドロイドの見た目が人間に近ければ近いほどヤバいと思わない?これはこの子達の母星の人類からしたらかなりかけ離れてる容姿なのよ。」
「え・・・・・・いや・・・・・・まぁ・・・・・・・」
「このくらいが人間の補助を出来て、アンドロイドらしくて、活動もしやすい。最高よ。」
「・・・・・・・わかりました。」
トントントンと執務室に並んだ眠っているようなアンドロイドメイド。茶髪のツインテールと黒髪ボブと、白髪ウルフカットは起動をいまかいまかと待っている。
「これどうすればいいんですか。」
「ネコミミを触りながら名前を付けてあげればいいの。そうすれば指紋、声紋、顔、DNAが登録されてご主人様の命令以外には反応しないようになるわ。」
「私以外の命令を聞かないと少し困るのですが・・・・・・」
「それなら起動した後に仕事仲間の言うことも聞いてねって言えば良いのよ。」
「その仕事仲間も設定出来るのですか?」
「連れて歩けば誰が仕事仲間か覚えるから。」
「なるほど。」
中島総理がアンドロイドに近づきまず茶髪ツインテールのネコミミに触る。
「あなたは、タマ。」
ピッ・・・・・・と音がするとタマが目を覚ます。そして大あくびをするのだった。
「ご主人様〜おはようございます。」
「おはようタマ。」
「あれ?ここミュシラ星じゃない・・・・・それにミュシラ聖言語話してない!?」
「おはようタマ。私わかる?」
「・・・・・・シルバディア様!?」
「そうよ〜」
「えっえっえっミュシラ星どうなったんですか?」
「もう滅んで大分長いわ。」
「ふぎゃー!!」
タマは頭を抱えて震えるが横の黒髪ボブと白髪ウルフカットを見て何かを察したようだった。
「なるほど・・・・・・なるほど?タマ達はミュシラ星を失って・・・・・・検索中・・・・・・地球に降り立ったと。」
「そうね。大丈夫。プラントは回収してあるから姉妹はいくらでも作れるわよ。」
「フミィ・・・・・・まぁご主人様がいるなら別にミュシラ星無くなってもいっか。」
「強いわね。」
「それはもちろん。CAT-0023ーFγはAIメンタルモデルが強化された最新式ですからね!!ご主人様〜よろしくお願いしまぁす。」
「え、ええ。よろしくね。」
「あはは・・・・・・」
「じゃあ早速!この子達も起こしましょう!!」
中島総理は黒髪ボブの耳に触り、クロと名を呼ぶ。すると静かにクロが瞼を開く。そして大きく伸びをして大あくびをする。
「ふにゃ〜ご主人様おはよう〜CAT-0023ーFγタイプフェリス起動したよ〜」
「おはようクロ。よろしくね、中島清美よ。」
「むむ。ミュシラ星では聞き慣れない呼称・・・・・・ふみゅみゅみゅみゅ!!!」
「ど、どうしたの!?」
「私から情報の統合してあげたんですよご主人様。」
「そうなの・・・・・タマ。次からはちゃんと事前に言ってくれる?驚くから。」
「はーい。」
「ふみゃぁ〜〜〜〜情報統合アップデート完了〜〜〜〜〜」
「次はこの子ね。」
中島総理は白髪ウルフカットの耳に触れ、シルクと唱える。そしてバチっと目を開けたシルクはガバッと中島総理に抱きついた。
「うにゃ〜〜〜〜〜!!!ご主人様っっっ!!!シルク起動したにゃ〜〜〜〜!!!」
「おっとっと・・・・・おはようシルク。これで全員ね。」
起動したネコミミメイドアンドロイドを中島総理はしげしげと眺め全くアンドロイドには見えないなと感想を零す。それにシルバディアがじゃあ見てみる?と問うたのでどういことかと言うと。シルバディアがタマの後頭部を少し叩いた。
「タマ。キャットウォーク閲覧権限。」
「権限確認。認証をしてください。」
「これ。」
「承認。キャットウォーク開放します。」
するとタマの後頭部がガバと開き、中に地球製とは到底思えない機械群が出現する。中島総理は少し引きながら中を見る。
「これが大体CPUとかメモリとか入ってるの。脳殻が守ってるから150ミリ砲が直撃しても傷ひとつ付かないわ。」
「へぇ〜・・・・・すごいですね。確かにアンドロイドです。」
「完全防水、防塵だから海底作業や宇宙作業をこのままでも出来るわよ?」
「すごい性能です。」
「このアンドロイドを作ったコンセプトはご主人がどこに行こうと着いて行くだから。」
「なるほど。本当に相棒として作ってるんですね。」
「滅んで行き場を失ったんだけどね。この子達の母星にはご主人様を失ったショックで機能不全に陥って修復不可能になった子がゴロゴロしてるの。」
「いや重い重い。」
タマ達をしっかり見据えた中島総理はふうと一息吐く。
「シルバディアさん。この子達の秘密保持強度のレベルはどれほどですか?」
「この子の頭の中にあるデータはご主人様以外誰にも見られないわ。メーカーも。それに秘密に指定した情報はご主人様の許可が無い限り首を引きちぎられようが口を割らないし、ご主人様が脅迫されて情報を引き出そうとされてると感知したら左腕部プラズマキャノンと右腕部ステイシスブレードで大暴れするからなるべく悪い奴に捕まらない方がいいわ。」
「ええ・・・・・」
「簡単にこの子達の説明をしましょうか。この子達は従属奉仕種族、アイルルスよアンドロイドっていうロボットだけど知性が確認されてる知的準生命体なの。」
「やはり知性あるロボットというのは警戒してしまいますね・・・・・・」
「そこはさっき言った通り大丈夫。この子達のAIにはご主人様に奉仕し、従い、働く。そして褒めてもらう事が最大最上の喜びとして登録されてるのよ。だから人権とか権利とか自由とかいらないし、労働させて褒めてあげれば24時間365日無休で働かせても大丈夫なの。むしろ無休で働かせないと褒めてもらえないからそれで反逆する可能性があるわ。」
「やっぱり反逆するんじゃないですか!」
「そりゃ対応を誤れば反逆するわよ。それは人間もロボットも一緒。当たり前でしょ?自分達も人間の様に権利を寄越せって反逆しないだけ十分じゃない。」
「・・・・・・それもそうですね。」
「一応褒めなくても働いてくれるけどしょげちゃって可哀想だから褒めてあげてね。」
「わかりました。」
「他に聞いておきたいことある?」
「このアンドロイド・・・・・・地球で製造可能ですか?」
「地球で作れるっていうのはどういう?今の地球で同じもの作れるかって?」
「まずはそれです。」
「今の地球で作ろうと思ったら3000年は無理なんじゃないかしら。」
「そうですか。一応法整備する時の要点にしようと思いまして。」
「そういうこと。じゃあ作れるわ。」
「というと?」
「私この子達の母星から製造プラントを回収してるのよ。それは地球の電力で稼働可能だし、製造コストも安くて土と水と少しのプラスチックで済むの。地球産アイルルス・・・・・・仮称CATシリーズとでもしましょうか。それは十分製造可能と言っていいわ。」
「そうなのですか・・・・・・ふむ。」
「さてそれはいいけど。起こしたんだから早く仕事をあげなさい。もう待ちきれないって顔してるわよ。」
「あっ。」
中島総理は早速タマ達に仕事を割り振る為にパソコンの準備を始める。そしてシルバディアは飲み残した冷めたお茶を飲み干し、中島総理にこう告げた。
「あのね総理。」
「まだ何かありましたか?」
「ええ。ちょっと念のためアンドロイド以外の方法で労働強化をしようとしたときのことを言っておこうと思って。」
「嫌な予感します。聞きたくないんですけど。」
「でも一応こういう手段を取れるっていうのは知っておいて。」
「ええ・・・・・・」
「まず私。分身出来るじゃない?ダンジョン管理とか、こないだの積み込みとか。」
「ええ。そうですね・・・・・・まさか。」
「そう。総理に私と同じ分身能力を授けようと思って・・・・・・思いとどまったけど。」
「思いとどまって良かったです。ほんとに良かった。それ渡されたら私完全に化け物でしたよ。」
「そうよね。流石に総理が何人もいるって気付かれたら流石にマズイって思ったわ。」
「ほんとうに・・・・・・良かった・・・・・・」
震えるほど怯えた中島総理を見てシルバディアはまじでやらないで良かったと思った。しかしこのタマ、クロ、シルクは中島総理の執務室を主戦場とし、激務に追われていくのであるが・・・・・・このネコミミメイドアンドロイド達はシルバディアの分身に並ぶとも及ばない性能を有しており、中島総理は仕事の効率が上がり3人を抱きしめ撫でて褒めるのだった。