転生したら異世界の宇宙最強の龍でした!〜0から星と生命を作り出して一大文明の支配者になったので現代日本へ帰還します。自分は日本が一番暮らしやすい。〜 作:電動ガン
ミュシラ星から撤退して数百億年後。メグメレルの生まれる予定のユミナリウス宇宙のとある星。シルバディアは忘れていたアイルルスの起動テストをしてみようとカプセルを取り出した。
「どうやって開けるのよこれ。」
がちゃがちゃいじくって底面のレバーを動かすとカプセルの前面が展開する。中には茶髪でツインテールのアイルルスが収まっていた。相変わらず癖が強いなと感じながらプラントから取り出したデータで起動方法を試す。
「・・・・・・待てよ。」
もしかしたら人類しかマスターとして認められないかもしれない。シルバディアはプラントから取り出したデータに緊急機動方法は無いかと調べ、それを試すことにした。
「両耳を握って・・・・・・おでこを撫でる。」
ぎゅっとネコミミを握り、おでこを撫でる。茶髪ツインテールはぱちりと目を覚ます。
「CAT-0023ーFγ。緊急モードで起動しました。ご命令をどうぞ。」
「レストモードへ移行。」
「レストモードへ移行します・・・・・・あれ?ここミュシラ星じゃない。」
「そうね。私がミュシラ星から回収したのよ。」
「タツオミ様!?」
「残念だけど私はタツオミ様じゃない。タツオミ様に相当する創造主よ。」
「はえーということはご主人様のご主人様の、更に別なご主人様ということですね。」
「そういうことになるのかしら。」
「ふむふむ。ということは遂にアイルルスが宇宙へと出荷されたんですね!一大文明の気配!」
「まぁそんなところね。」
「でもタツオミ様・・・・・・じゃなかった。なんとお呼びすれば?」
「私はシルバディアよ。」
「シルバディア様!えーっと。クラビカルヘッドアンテナで調べるにはこの星、ご主人様に相当する生物がいないみたいなんですけど。」
「それはそうよ。まだ生命を誕生させる前だもの。」
「あー・・・・・・だから緊急モードなんですね。」
「そういうこと。」
茶髪ツインテールががっくりと項垂れるとシルバディアは聴取を続ける。
「とりあえずね。貴方達の運用マニュアルを作りたいの。いろいろ詳細を教えてくれる?」
「承知しました!あと仮称の名前をいただけると!」
「そう。じゃああなたはネコミミよ。」
「仮称ネーミング設定完了!私は仮称ネコミミです!」
「はいおっけー。じゃあ・・・・・・・」
シルバディアはネコミミの言葉に耳を傾け、いつ使うかもわからない日本語でマニュアルを作るのであった。
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「なるほどねぇ・・・・・・」
「どうでしょう。アイルルスについてわかりましたか?」
「大分ね。あとは深層にアクセスしたいけど・・・・・・私出来る?」
「出来ますよ!タツオミ様と同じ反応を確認出来るのでアクセス権は全能になってます!」
「それじゃ・・・・・・どうすれば良い?」
「キャットウォークを開放してそこからデータを直接吸い出してください!」
「了解。キャットウォーク開放はどうしたらいい?」
「キャットウォーク閲覧権限と声で指示して、認証が出るので手をかざして認証して終わりです。」
「そう。じゃあキャットウォーク閲覧権限。」
「権限確認。認証してください。」
「これ。」
「承認。キャットウォーク開放します。」
ガバっとネコミミの後頭部が開き、脳殻が展開し、機械群が現れる。シルバディアは少し触り、データを吸い出していく。
「正規マニュアルもここにあったか・・・・・・よし。キャットウォーク格納。」
「格納します。」
後頭部が閉じてネコミミの目に光が戻る。少しネコミミのネコミミ周辺をかゆそうにかくと。すぐにニコニコと向き合う。
「じゃあネコミミ。これで終わりよ。緊急モード終了。待機スリープに移ってちゃんとしたご主人様に備えてね。」
「はい!じゃあ次はまた別な星ですか?ミュシラ星ですか?」
「うーんどうしよ。ミュシラ星に連れ帰るのは・・・・・・」
「やっぱりミュシラ星だとメンテも出来てありがたいですね・・・・・・って出荷されたんだった。」
「ミュシラ星に戻せるなら戻したいけれど・・・・・・」
「じゃあ次起きたらミュシラ星だって期待しときます。」
「そうね・・・・・・・そうだったらいいわね。」
「待機スリープへの移行わかります?」
「おでこを撫でてから両耳を3秒間引っ張るのよね?」
「そうです!!じゃあお休みなさーい。」
「おやすみ。」
ネコミミをスリープにするとアイテムボックスにしまう。次起きるのはいつになるだろうなと考えながらゆっくりと立ち上がり、
まずはご主人様になる人類を作らないとなとごちた。そして宇宙で待つエルーカディアとアルカディアの元へ飛び立つのだった。
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「どう?総理。アイルルスの運用マニュアルは。」
「そう、ですね・・・・・・」
総理官邸で前回マニュアルを渡してから数週間。総理は少し疲れた顔をしながら渡されたマニュアルを手にして眺めている。
「少々、思ったよりもアイルルスの性能が想定外ですね・・・・・・」
「でしょうね。貴方達よりも遙かに発展した文明の名残だもの。」
「法でぐるぐる巻きにすればいけるかと。」
「本当に?ご主人様の品格を全国民に植え付けられるの?」
「やってみせます。でなければこの国は労働力不足で衰退しいくら資源があろうと滅びます。」
「そう・・・・・・じゃあまずしっかり準備してみなさい。こればっかりは私、厳しくいくからね。」
「わかりました。」
アイルルスは、人造生命体だ。今の所試供品のタマ、クロ、シルク以外を渡すつもりはない。日本はアイルルス達のご主人様たる資格があるのか。シルバディアはきっちりと見定めるのだった。
〜第四章 完〜