転生したら異世界の宇宙最強の龍でした!〜0から星と生命を作り出して一大文明の支配者になったので現代日本へ帰還します。自分は日本が一番暮らしやすい。〜 作:電動ガン
アイルルス製造プラントの設置日。長野県某所にてプラントの設置を行うべく、総理とシルバディアは訪れていた。
「はい。じゃあ設置するわよ。」
「お願いします。」
今日は通常よりも厳重な警備体制が敷かれ、戦闘ヘリが飛び交い、F-15がスクランブルで旋回する有様。
「はい。じゃあ地面に置いたらセーフエリアが展開されるから。その外にみんな出るのよ。」
シルバディアが指示された箇所に金属球を埋めるとぶわっと光の帯が展開されて。異星の言語の警告が出現する。
「これ、ミュシラ星の言語が表示されてるけど、アイルルスを連れていけば自動でプラントに接続して学習した日本語をプラントに逆流させるから。
次回からはアイルルス連れてきてね。」
セーフエリアから人員が全員退去するとセーフエリアが赤く点滅しデンジャーエリアに変わる。そしてバキバキと金属球を埋めた場所からプラントが展開されて見守っていた自衛隊員や閣僚が感嘆の声を漏らす。
「おお。こういう風に展開されるのね〜」
「え?!シルバディアさん知らなかったんですか!?」
「総理〜私もプラントを収納してから展開するのは初めてなのよ〜」
「はぁ〜・・・・・・」
「とりあえずね。このまま無事展開されるはず。」
もりもりと機械群が迫り上がり、最後に透明なドームに包まれると轟音を響かせ大地が揺れる。
「何の音だ!?」
「地盤が弱かったのか!?」
「落ち着いて、みんな。」
「総理・・・・・・」
「マニュアルに書いてあったわ。地下に土と水をインテークに運ぶパイプが伸びているのよ。」
「なるほど・・・・・・」
「申し訳ありません総理。隊員にマニュアルが行き渡っていなかったようです。」
「構いません。ただし、警備部にもある程度の周知は済ませておいて。」
「はい。」
「総理〜準備出来たわよ。投入するプラスチック用意出来てるわよね。」
「ええ。では投入お願いします。」
トラックから本来ならゴミとして廃棄される筈だった廃プラスチックの塊がゴロゴロとインテークに投入される。その様子を中島総理は感慨深く見ていた。
「投入するプラスチックが廃プラスチックで良いとはありがたかったですね。」
「そう?プラスチックならなんでも良かったけど。」
「この選択が出来るおかげで海洋プラスチックが資源になりました。今全力で回収プランを立てています。」
「へぇ〜」
「それでは設定にうつりましょう。」
「ええ。」
中島総理はコンソールに近づき、操作を請け負う三菱の社員に指示する。
「どうですか?」
「問題ありません。オリジンモデル。シビリアンモデル。インターセプターモデル。パイオニアモデル。ハンターモデル。どれも製造可能です。現在投入された資源では8機製造可能です。」
「8機・・・・・・月産最高は5000機製造可能なんでしたっけ。」
「マニュアルによればそうです。」
「マニュアルにもありましたが随分少ないですよね・・・・・・」
「我々は製造数より原材料の方が驚いてますよ。たったこれだけの原材料であれほどの性能の機械を作れるのはもはや魔法です。」
「魔法・・・・・・ねぇ。総理。一応。この製造プラントは人類の到達出来る場所にあるのよ。」
「人類が作ったからですか?」
「その通り。例えるにはちょっと悪いけど。蟻が種類が違えど蟻の巣を作れるのと一緒なの。」
「なるほど・・・・・・」
「まぁ中には蟻の巣を作ることを棄てちゃう人類もいるんだけどね。」
「それも多様性に含めていいのでしょうか。」
「良いと思うわよ。」
「総理。よろしいですか。第一号アイルルスを製造したいと思うのですが。」
「タイプは?」
「自衛隊への納入の為にハンターモデルライガータイプにしようかと。」
「ええ。お願い。」
三菱の職員がコンソールを操作するとゴゴゴとプラントが唸り出すとポンとアウトプットラインからカプセルが出てくる。おおと歓声があがりそれに三菱の社員も驚いている。
「おかしい・・・・・・なんでこんな早く・・・・・・」
「どうしたのですか?」
「いえ、総理。製造時間が早すぎるのです。この速さなら月産10万体は可能なんですが・・・・・・」
「ええ!?」
「いまどういうことか・・・・・・出ました。」
「なんと?」
「リザーブに残っていた原材料で製造したようです。リザーブに・・・・・あと4機分残っています。第1、第2インテークには原材料が注ぎ込まれていますが第3インテークのプラスチックの分解が終わっていません。メイン製造炉に送り込まれるまでまだ時間が掛かります。」
「なるほど。純地球産というにはまだ時間が掛かりそうですか。」
「ですね。そうなるとこの速さで製造出来たのは異星の素材を使ったからでしょう。」
「わかりました。ではあとは三菱さんに任せます。」
「承知しました。」
自衛隊の隊員にカプセルをテントに運ばせ、第13普通科連隊の連隊長の下へ。連隊長の鈴木は事前に準備していた通りアイルルス製造プラント警備部隊隊長、羽根元一等陸尉をマスター登録をさせようと画策していた。
「鈴木一等陸佐。カプセルを預けます。手筈通りに。」
「了解しました。総理から命が下った。羽根元一等陸尉。やれ。」
「了解!!」
羽根元陸尉がカプセルのレバーを引き、カプセルを開封する。中には虎柄のネコミミと尻尾を生やしたメイド服の少女が横たわっている。羽根元陸尉が耳を触る。
「君の名前は、ミナミだ。」
羽根元陸尉が名前を付けるとぱっちりと目を開け、起き上がると満面の笑みで羽根元陸尉の前に立つのだった。
「ミナミ!!起動しました!!ご主人様よろしくお願いします!!」
「よろしくミナミ。任務を与える。」
「はいっ!!」
やや声の大きな個体のようだが鈴木連隊長と中島総理は安堵の息を吐いた。
「鈴木一等陸佐。自衛隊へのアイルルス納入1機目が完了しましたね。」
「はい。総理。このままこの個体名ミナミには事前協議通り、特別陸尉の階級を与えて製造プラントの警備任務を務めさせます。」
「よろしくお願いします。順次自衛隊に配備していきますので。マスターの選定をお願いします。」
「承知しました。」
こうしてアイルルス製造プラントが稼働し始め、納入が始まった。またもや世界の変わる瞬間だったのだが。まだその波は小さかった。
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永田町。総理官邸。地下6階。地下会議室。
「なんでアメリカは大統領の任期を4年にしてると思ってる!?民主主義の為だ!!独裁を許さない為だぞ!!なんで俺は禁止されてる3期目をやっているんだ!!!おかしいだろ!!!」
「まぁまぁジョーンズ大統領。落ち着いてください。」
「そうだぞ。ジョーンズ。もう手遅れだよ。」
「ならもう出馬しなければいいだろう。」
ASTRAの秘密会議。今日はシルバディアは不在だが中島総理はいつもどおり取引の要請を来た物を選別し、却下しを繰り返す会議であった。ちなみにハリー首相の女王陛下の誕生日プレゼントや献上品は取引は受理されていた。
「キヨミ・・・・・・キヨミ助けてくれ・・・・・・私はアメリカ史上最長任期の大統領になってしまった。」
「私に助けを求められましても・・・・・・」
「日本側から年老いた大統領は信頼出来ないと言ってくれ!!!」
「いえ、一緒に地獄に落ちて貰います。」
「うわあああああああ。」
ジョーンズ大統領が椅子からひっくり返りコーヒーを溢す。他の首相達は笑っているがインスタンスダンジョン保有国の実状は、
シルバディアと取引の出来る首相を国民が逃がす訳がなく、アメリカではジョーンズが出馬しなかっただけで投票率を78%も落とし、
急遽ジョーンズが出馬し大勝。という状況になったため通常アメリカの大統領は3期目は認められないという法を捻じ曲げてまでジョーンズを大統領にしていたのだった。
「はぁ・・・・・・キヨミ・・・・・・私は大統領という制度を直せないほど捻じ曲げてしまった・・・・・もういやだ・・・・・・」
「まぁでも4年でまた選挙やるんでしょ?」
「3期目は10年やれと言うことは無いはずだ。今のうちに後継者を作るべきだ。」
「そうだぞ。私だって党内で何かあった時の後継者を用意してるんだぞ。」
「そうだな・・・・・・はぁ・・・・・・」
中島総理は何時ものごとく黙っているが他の首相達は多弁だ。まるで昼下がりのカフェに集まった友人のようである。
「そうだ。キヨミ。」
「なに?アーニャ。」
「アイルルスってなに?」
中島総理は来たか・・・・・・と身構えるも答えは決まっていた。
「S案件ですのでお答えできません。」
「ほんとにシルバディア関係なの?私遂に日本が労働者不足でコスプレした子供を労働現場に送り込んだのだと思ったのだけれど。」
「断じて違います。名誉毀損です。」
「子供の労働なら止めようとしたがレディ・シルバディア案件か。」
「じゃあ衛星写真で長野県の山間部に不自然にノイズが走って見えなくなってるのはなんだ?」
「それもS案件です。」
「すこし日本ばかり取引してズルいんじゃないか?シルバディアに取引の陳情をしようにも却下してばかりじゃないか。」
「それは王主席が却下されるものばかり取引しようとしてるからです。医療用ナノマシンはどう考えても医療用じゃ済まさないでしょう。」
「本当に医療用だ。まぁ、でも、中国が信用出来ないのは自分でもわかるが・・・・・・10年でも足りんか?」
「足りませんね。」
「厳しいな・・・・・・」
「変わったのは党のトップだけですからね。」
「ねぇ聞いてキヨミ。」
「はいはい。」
「アイルルスの話だったでしょ?話せるものだけでも話してくれない?このままだとKGBが強引な手段でアイルルスに接触してシルバディアの怒りを買ってロシアが滅びそうなの。」
「ああ、えと・・・・・・話せるのは、アイルルスが最近日本で法案を通した高度人造生命体というものなの。」
「じゃああれはやっぱりアンドロイドなのね。」
「明言はしないわ。」
「むむむ・・・・・・じゃあ製造しているの?」
「ノーコメントよ。」
「そう・・・・・・」
「だがアナスタシア大統領。もう製造しているアンドロイドで答えは出ているようなものではないか?」
「そうだな。ノイズが走る衛星写真が製造工場の所在地で間違い無い。」
「SNSでは既にアンドロイドで確定しているみたいだしな。」
「シルバディアからの技術供与といえばあれもある。ロボットだ。」
「・・・・・・。」
中島総理はアイルルスはなんとなく隠す雰囲気ではあったがテツワンは別に何も言われてない。
「SNSにも出てこないから随分な情報統制を敷いてるが、僅かな情報では8メートル大のロボットということしかわからない。あれはなんだ中島総理。」
「ええーとジョーンズ大統領、あれは、ですね。」
「随分思い切ったな中島総理。中国でもあの大きさの歩くロボットは無理だ。」
「とういうかキヨミあのロボットほんとに歩くの?昔お台場にあったロボットのスタチューと一緒じゃない?」
「ボストンダイナミクスも遠隔操作ロボットしか作ってないがあの大きさだと人が乗れるんじゃないか?ガンダムを作るなら是非アメリカも噛ませてくれ。」
「あ!ズルいぞジョーンズ!中島総理!イギリスも是非!」
「中国もだ。ロボット技術は欲しい。」
「ロシアも欲しいわ。」
「ええ・・・・・・ええと。あれはちゃんと発表するのでそれまでお待ちください。まだテストをしただけなので。」
「そうなのか。」
「じゃあ輸出もしてくれたり?」
「準備が整えば輸出も検討しますよハリー首相。」
「やったー!!」
「随分羽振りがいいじゃないキヨミ。」
「ああ、あれはほとんどS案件は関わってないので。」
「少しはあるのね・・・・・・」
「いいなぁ。やはりシルバディアはもう一度中国に遊びに来てくれないだろうか。」
「しかしそれだと動力はなんだあのロボット。まさかディーゼルじゃないよな。」
「ああ。ガソリンハイブリッドですよ。」
「嘘だろ・・・・・・」
「厳しいだろそれは。」
「ほんとに出来てるのか?」
「冗談じゃないわよね?」
「ええ。嘘じゃ無いです。ですので発表までお待ちください。」
「わかった。いいだろう。待とうじゃないか。」
「楽しみだ!」
「中国にも輸出してくれ。頼む。」
「人が乗れるロボットは革命になるわね。」
「まぁ検討する前の段階なので・・・・・・」
中島総理ははぁとため息を吐き、テツワンで盛り上がる首相達を眺めた。本当にここはカフェの集まりだなとごちてディープステートの正体はこれだと世界に明かしたらどういう反応になるのか若干楽しみだったがどう考えても良い方向には転ばないので思考を放棄するのだった。