転生したら異世界の宇宙最強の龍でした!〜0から星と生命を作り出して一大文明の支配者になったので現代日本へ帰還します。自分は日本が一番暮らしやすい。〜 作:電動ガン
永田町。総理官邸。総理執務室。シルバディアが話があるとアポを取ってやってきていて、中島総理はアポを取ってくると厄介だなと感じていた。
基本的にこの女神龍は総理にアポを取ると頭を悩ます物ばかり持ってくるので。
「ふぅ。」
「それでシルバディアさん。ご用件はなんでしょうか。」
「えっとね。テツワンとアイルルスの輸出関係。どうなってるか聞きたくて。」
「テツワンとアイルルスの輸出ですか・・・・・・」
中島総理はそう言うことにシルバディアが噛んでくるのは珍しいなと感じた。シルバディアは人間の市場をどうこうするようなことは滅多にしない。
ダンジョンくらいだろうか。
「まだ何も決まってないんですが。それが?」
「その海外向けテツワンとアイルルスは大王路に取り仕切らせて欲しいのよ。」
「大王路に・・・・・・つまるところ。販売代理店にすると?」
「それでもいいけど。私はテツワンとアイルルスの製造、管理、海外販売を大王路に・・・・・・いや、海夢に任せたいの。」
「ああ、海夢さん。そういえば仲良しでしたね。」
「そう。出来るかしら。テツワンは三菱、コマツから技術供与してもらって。アイルルスは大王路の管理する場所にプラントを設置して。」
「うーーーん・・・・・・」
「ダメ?」
「ダメではありません。ただほんとに何も決まってなくて・・・・・・海夢さんに連絡を取るしか。」
「じゃあやりましょう。海夢の総統の初仕事よ。」
「まぁ・・・・・・わかりました。シルバディアさんの方からも伝えてくれませんか。」
「おっけーよ。」
「輸出関系はまぁ用意しておくに越したことはないですからね。」
「でしょ?」
・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・
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・・・・・・・
・・・・・・
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・
江東区。大王路ビル。37階。大王路バークラブ。貸し切りにされ、出入り口をSPで厳重に封鎖されたこの場所で秘密の会談が行われようとしていた。
「総理〜こっちですよ〜」
呼ばれた中島総理とシルバディアはカウンターに席に座り、微笑む海夢に挨拶を返す2人。
「お待たせしました海夢さん。」
「海夢久しぶりね。」
「シルちゃんも!久しぶり〜!結局すぐ会えなかったねぇ〜」
大王路海夢。26歳。現大王路グループ総統。日本で一番の企業のトップであり、総統就任2年と少し。グループ内の機微を勉強している途中の若き総統であった。
「総理は何飲みますか?シルちゃんは・・・・・・お酒飲めないんだっけ。」
「私は・・・・・・そうね。お話が終わったら飲みましょうか。トニックウォーターを。」
「私はなんかさっぱりしたやつ。」
手早く飲み物が運ばれて来て総理は極秘と書かれたファイルを取り出し海夢に手渡す。そして海夢は表情を変え、シルバディアはちゃんと統率者の顔をするようになった海夢に感心した。
「なるほど・・・・・海外進出・・・・・・」
「そう。三菱、コマツ製造のテツワンとアイルルスは完全に国内用。そこから海外用の・・・・・・モンキーモデルとまでは言いませんが、
性能を抑えたテツワンとアイルルスの製造を担って欲しいのです。」
「私は構いませんが・・・・・・」
「こちらもまだテツワンは第一世代機開発へ向けて第零世代のテスト機開発に専念してて海外進出どころではないですし、
アイルルスに関しては海外の法整備が未熟な状態で渡してしまうとシルバディアさんの怒りを買ってしまいます。」
「法整備にシルちゃんが関わってるなーとは感じてましたけど・・・・・・このファイル通りならガチガチのシルちゃん案件ですねぇ〜」
「それはそうよ海夢。私が力入れて準備させた法案よ〜」
「ふふ!まぁでも・・・・・・まず海外進出の下地を作らないとダメですね。法整備をさせる為に海外の政府関係者に極秘で送り、政府施設で運用させる必要があります。」
「ううーむ・・・・・・まだ日本国内での運用もあまり開始されていないのに海外に送り出すのは・・・・・・」
「ですが海外に法整備をさせるのに存在も怪しい物を見据えて準備させるのはちょっと無理があるんじゃないですか総理?」
「それもそうね・・・・・・」
「となると、世界に発信力があって、隔離されていて、法以上に守られているところ・・・・・」
「そんなとこ、どこに・・・・・・」
「・・・・・・ありますよぉ〜」
「え?」
「イギリス王室ですぅ!」
「・・・・・・・なるほどね。」
「イギリス王室に新技術の結晶が出来たとアイルルスを献上し、メンテ、保守チームをイギリス王室に送り込む。
これならばイギリスに恩を売って、イギリス王室に日本政府が潜り込む事が出来ます。
他案ではオランダや中東王室に送り込む事ですね。オランダだと発信力が弱くて候補には挙がりませんし、
中東に美少女メイドを送り込むと政治的に劇薬になりやすいのでこれまた候補からも外れますよぉ。」
「イギリス王室が有力候補なのですね・・・・・・でもアメリカは?」
「アメリカはぁ〜ジョーンズ大統領が次選に出てこないのは確実なので新しい大統領が誰になるか、ジョーンズ大統領の後継が明確ではないために、今から送り込んでどういう態度に出られるか未知数なのでこれも候補から外れます。」
「意外と考えてるのですね・・・・・・」
「あははぁ〜!やだ総理!だって私・・・・・・」
「?」
中島清美は10数年続く政権を担ってきた傑物である。その中島は、自分の1/3しか生きていない女性に恐怖した。身の毛がよだち、怖気に支配され、こちらを寸分違わず丸呑みにしようとする笑顔を向けられたのは初めてであった。尚シルバディアはガチで食おうとする顔を向けるので除外する。
「私、大王路佳枝の曾孫なんですよぉ?」
「・・・・・・ッ!」
「ふふ・・・・・・!」
「わかりました・・・・・・海夢さん。テツワンとアイルルスの海外進出の計画を任せます。総理官邸への出入りを許可しますので関係部署との連携をしてください。」
「はぁい!」
「・・・・・・・あと。」
「え?」
「海夢さん。私の後継者になってくれませんか。」
「・・・・・・え?」
「は?嘘でしょ総理。」
「嘘ではありませんよシルバディアさん。本気です。」
「でも海夢は総統になったばかりよ?政界に入るにしてもあと20年はかかるんじゃないの?」
「いえ、最近は若手政治家も増えてますし。」
「若手ってレベルじゃないでしょ。私だってそれくらいわかるわよ。」
「というわけでですね。」
「無視すんじゃないわよ。」
海夢はうーんと顎に指を当てて考えている。中島総理は汗をかきながら見つめてシルバディアは中島総理をしばいているが。
「いいですよぉ。政界に入るの。」
「ほんとですか。」
「ええええええええ!?!?!?」
「ただそうですねぇ〜お姉ちゃんに総統交代するの待ってもらってからでいいですかぁ?」
「ええ。それでも構いませんよ。」
「嘘でしょ海夢・・・・・・そんな簡単に決めていいわけ?」
「だって!総理大臣になればシルちゃんともっと一緒にいれるじゃん!」
「いや、それは、まぁ、えと。ううーむ。」
「シルちゃんはそんなすぐ宇宙に帰ったりしないでしょぉ?私が総理大臣になったら死ぬまで地球にいるでしょ?」
「そうだけど・・・・・・・」
「それにね。」
「なに海夢。」
「私が総理大臣になれば大王路グループを国の御用達に出来るからもっとグループを大きく出来るよぉ!」
「そこまで考えてるの?嘘でしょ。」
「私もう大人なんだよ?」
「・・・・・・可愛い海夢のままだったわ。」
「ふふ!」
「一先ずは海夢さん。海外進出はどうしますか。」
「それはお姉ちゃんに任せましょ〜!私の傀儡になってもらいまぁす!」
「家族をそういう扱いするの良くないと思うのだけれど・・・・・・」
「冗談ですよぉ。」
「顔が冗談の顔してなかったわ・・・・・・」
「ふふ!」
こうして大王路グループ総統海夢との秘密会合は終わったのだが・・・・・・政界に入ると約束した海夢は想定外の準備を始めるのだった。
▽▽▽
「え?三菱に?」
「はい!どうなっとるんですか総理!!」
三菱グループ社長の源から緊急で飛んできた中島総理へのホットライン。
「大王路の連中がやってきてプラントの運用マニュアルを寄越せと・・・・・・社外秘なので渡せないと言うと総理の密命があるという書類を見せて、
我々が作ったアイルルスプラントマニュアルを持っていくどころか!!
三菱重工の方からはテツワンの設計書から仕様書から何から全部!!しかもテツワンの予備機までも持って行かれたんですよ!?!?
総理本当にやったんですか!?」
「・・・・・やりましたけど、協議中の筈で、連絡が間に合いませんでした。」
「勘弁してください総理!!」
中島総理は完全に海夢を若いからと侮っていた。あの雰囲気があってもまだ未熟な総統だろうと。だがこの仕事の速さ。中島総理は笑いを堪えるのが大変だった。
「ふふっ!海夢さん。立派な総理大臣を目指してくださいね。」
中島総理、自分は海夢が総理になるまで総理を続けなければならないんじゃと気付くまであと10分。