転生したら異世界の宇宙最強の龍でした!〜0から星と生命を作り出して一大文明の支配者になったので現代日本へ帰還します。自分は日本が一番暮らしやすい。〜 作:電動ガン
「お〜・・・・・・う〜・・・・・・」
「あら、なにしてるのエル。」
「う〜・・・・・・」
テレビに齧り付いて何かを持って唸るエルーカディアを見かけたので声を掛けた。
「マリオ・・・・・・カート・・・・・・やってる・・・・・・みのりが・・・・・・同僚から・・・・・・もらったって・・・・・・」
「へぇ。」
「むずかしい・・・・・・全然・・・・・・勝てない・・・・・・」
「・・・・・・まさか。みのりに奇跡渡してないわよね。」
「渡してない・・・・・・対価の・・・・・・支払い・・・・・・500年後に・・・・・・した・・・・・・」
「そう・・・・・・それならいいわ。」
そう言ってエルーカディアはマリオカートに興じる。以外と荒々しい走りをする物だと思ってみてたらスマホに通知が来た。
「・・・・・・あら。」
そこには須垣と天谷が今から行きますとあったのだった。
・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・
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・・・・・・・
・・・・・・
・・・・・
・・・・
・・・
・・
・
永田町。総理官邸。須垣に連れられシルバディアはやってきた。ちなみに天谷はエルーカディアに着いて残っている。シルバディアは若干呆れ顔で官邸の戸を潜り、地下会議室に降りた。
「総理。到着しました。」
インターホンでそう須垣が告げると重たいドアが開く。中に入ると数人の官僚と中島総理が身構えているのだった。
「来たわよ総理。」
「急な呼び出しすみません。」
「別にいいわ。何があったの?」
「アメリカから、注文がありまして。」
「あら取引?よく総理が許可したわね。」
「・・・・・・少々、哀れであり、このままだと重大事故が起こりそうだったので。」
「?」
そして中島総理が自分の席のモニターに一言掛けると、シルバディアに席に座るよう促した。シルバディアの席のモニターにはジョーンズ大統領が映っていた。
「久しぶり大統領。」
「久しぶりだなレディ・シルバディア。」
軽やかな挨拶から入った急な会談だがジョーンズ大統領はいつものように談笑から入るのではなくいきなり本題に入るのだった。
「レディ・シルバディア。もらったパワードスーツの詳細な設計図と仕様書、技術書が欲しいのだ。」
「えー・・・・・・あれ解析出来なかったの?」
「解析は出来た。だが再現が出来なかった。」
「あー・・・・・・」
「なんとかならんか?このまま杜撰な試作機を作っているといつか飛行実験で重大な事故が起こる。
飛行ユニットのプラズマジェットが再現出来ず実験失敗が多発し国民の信頼が揺らいでいる。
それは日米の同盟にも亀裂が入りかねないのだ。
もはや進出も後退も出来ず、現状維持も不可能になった。どうにかしたいんだ。」
「えー・・・・・・と・・・・・・」
「出来ないか?」
「出来なくは・・・・・・ないわ。でも・・・・・・大分問題がある。」
「問題?」
「まず一つ。あのパワードスーツを作ったのは別世界の人間なのよ。だから同じ人間ならリバースエンジニアリングくらい出来ると思ってたって私の甘さ。」
「ああ・・・・・・そうか・・・・・・」
「二つ目。私は私のテクノロジーだから全て把握してるけど、それを書き記した本までは把握してない。
だからあのパワードスーツの設計や仕様を求められても翻訳魔法を通してだと正しく伝えられないし、貴方たちに未翻訳の異界の設計書を渡すことになって意味が無い。」
「なるほど・・・・・・」
「三つ目。あのパワードスーツを再現出来ないならば地球の人類にあの技術は数百年早すぎるということ。」
「そうか・・・・・・」
「でももうあげちゃったのよねぇ・・・・・・今後も再現頑張ってもいいけれど、無理だと思ったら諦めるのも手よ。」
「それが出来れば外交も苦労しないのだよ。」
「大変ねぇ・・・・・・うーん。」
「・・・・・・すまない。」
「そうねぇ。とりあえず大統領。アフターケアってことで対価無しで今からとある物を渡すわ。」
「おお!!!」
「一応私が地球に来る前に取引がある想定で用意したものよ。これで無理なら、国民にごめん無理でしたと正面から謝りなさい。」
「わ、わかった。それで?それはなんなのだ?」
「高圧パルス電磁噴進エンジン理論よ。詰まるところ飛行が上手くいってないらしいから。あのパワードスーツに搭載されてるプラズマジェットの基礎理論書を渡すわ。」
「お、お、おおおおお!!!!レディ・シルバディア!!!!助かる!!!!ほんと助かる!!!!」
「とりあえず、アフターケア出来るのはここまでよ。これでなんとかしなさい。」
「わかった!!ありがとう!!」
「これでいいかしら。」
「本当に助かった・・・・・・レディ・シルバディア。対価はいらないと行ったが感謝の印としてアメリカのトイの詰め合わせを送らせてもらうよ。」
「あらそう?なら取引に出来るわね。じゃ送るわ。」
シルバディアが数冊のノートを送り。ジョーンズ大統領が受け取ったのを確認する。ふぅと一息吐いたシルバディアは水を一口飲んだ。
「ではレディ・シルバディア。早速持ち帰って精査させてもらう。ここで失礼するよ。」
「ええ。じゃあね。ジョーンズ大統領。」
画面が閉じて中島総理に移ったらしいのを確認する。シルバディアは伸びをして。ため息を吐いて。アメリカもめんどくさいものだと独りごちた。
「それではシルバディアさん、今日はこれで終わりです。」
「ええ。また何かあったら呼んで頂戴。」
「ええ。ありがとう。須垣君送って行って。」
「はい。シルバディアさん行きましょう。」
「わかったわ。あ、須垣。帰りフレッシュネスバーガー行きたいわ。」
「わかりました。寄っていきましょう。」
・・・・・・・・・
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・・・・・・・
・・・・・・
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・・
・
ある日。シルバディア宅。
「ねぇエル。」
「なに・・・・・・?」
「私の鳩さぶれ食べなかった?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・知らない。」
「嘘ね。」
「・・・・・・・・・・・・・・・嘘じゃないよ。」
「嘘よ。」
「なんで・・・・・・・・・?」
「だって貴方のゴミから鳩サブレのゴミが出てきてるもの。」
「しまった・・・・・・」
ほっぺをぶいぶいさせておしおきすると。とりあえずエルーカディアを置いておく。キッチンの棚にあったなと確認しに行くとそこはもぬけの殻だった。
「はぁ・・・・・・エルがいるとおやつの消費が早すぎるわね。」
冷蔵庫からアイスを取り出そうとした瞬間だった虚空から赤い光球が飛び出しシルバディアの周りをくるくる回り始める。
「・・・・・・。」
光球は顔の前でパチンとはじけ。しゅわしゅわと消える。それは、異界からのメッセージを送る物だった。
「・・・・・・なるほど。」
シルバディアはエルーカディアの元へ走った。
「エル!!」
「んあー・・・・・・」
「めんどうな事になったわ。」
「なにー・・・・・・?」
「アルが、姿を消したわ。」
「えー・・・・・・・・・・・・え?」
あのエルーカディアが目を見開き真顔になるほどのこと。それは、三体いる女神龍のうちの一体、アルカディアが姿を消したということだった。異界のメグメレルからシルバディアの位置を特定してまでメッセージを送ってきたということはそれ以上に異常事態だということを物語っていた。
「え・・・・・・・・・え?・・・・・・役目は・・・・・・・・・?」
「わからない。アルは死ぬほどやる気ないけど、役目は絶対放棄したりなんかしない。私達と違って。」
「じゃあ・・・・・・どこに・・・・・・?」
「わからない・・・・・・」
「もしかして・・・・・・・・・ここ?」
「それは、ありえない。私達の事を探したいなら別に探さなくても位置は特定出来る。エルもそうやって来たでしょ?メグメレルの守護を担当してるアルが姿を消すと言うことは・・・・・・」
「敵だ・・・・・・!!」
「残念だけどその線が一番強い・・・・・・!!」
「か、帰らないと・・・・・・!!」
「待ってエル。まずは、アルの様子を見ましょう。」
「でも・・・・・・!」
「アルの感覚記録の共有で、危険や脅威の共有はまだ無い・・・・・・私達の脅威となる存在がいるかどうかは疑問だけど敵の接触はまだ。そしてアルが消えた時間から逆算して考えると敵の感知はしたけど時間的な余裕があるんじゃないかしら。」
「なる・・・・・・ほど・・・・・・」
「アルが動いたんだから脅威、敵で間違い無い。アルがヤバいと感じるものなら私達に知らせない筈が無い。」
「うん・・・・・・」
「でも様子を見に行かないわけにはいかない。エル。だから頼むわね。」
「え・・・・・・?」
「私が、様子を見に行く。」
「わかった・・・・・・」
「だから。絶対、私との約束守ってね。」
「・・・・・・・・・・・・・・・うん。」
「ね!?」
「うん・・・・・・」
「みのりの言うことよく聞くのよ。」
「うん・・・・・・・・・・・・」
「さて、じゃあ須垣呼ばないとね。」
未知の脅威を感知したシルバディアとエルーカディア。アルカディアはどうなったのか。脅威とはなんなのか。世界にはまだ知らない事が多くある。