転生したら異世界の宇宙最強の龍でした!〜0から星と生命を作り出して一大文明の支配者になったので現代日本へ帰還します。自分は日本が一番暮らしやすい。〜   作:電動ガン

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神の救済。それ本当に救済か?自分の都合良く改変してるのでは?うるせぇな神が言えば救済なんだよ。

横須賀。米軍基地。フランスの救済を行うと決めたシルバディアの行動は早かった。須垣に連絡を取らせて英軍、ロシア軍、米軍、国連軍の連合軍により高濃度汚染区域からのフランス国民の救出作戦に参加すると志願したのだった。

 

「作戦指揮をとる。ヴォルコフだ。よろしく頼む。チェルノブイリの汚染区域調査の指揮を取ったことがある。」

 

「よろしくお願いします。米軍のアルイです。」

 

「英軍のアンドレイです。」

 

「PKOのエイヴァです。よろしく。」

 

「シルバディアよ。」

 

「シルバディアさんの側近兼連絡係の須垣です。」

 

作戦会議で静かに始まった。まずは連携確保だとアルイがお茶を出す。

 

「レディ・シルバディア。翻訳の魔法感謝する。癖の違う英語で会話するのは些か高度な連携をしなければならないこの作戦に重大なインシデントになるところだった。」

 

「構わないわ。作戦展開時も兵士同士、救助対象と会話出来るように魔法を出しておくから。」

 

「助かるな。連合軍と聞いてしっかり稼働するのか不安だったがこれなら問題無い。」

 

「本当にな。いつもこれなら助かるのに。」

 

「でもこれにばかり頼ってはいられないわ。」

 

「その通りだエイヴァ。これは緊急時で時間が無いからの措置に過ぎない。」

 

まずはお茶を一杯飲み終わり作戦展開の話に移行する。

 

「パリの地図だが・・・・・・・当てにならない。もう完全に瓦礫の山だ。エッフェル塔さえ跡形もない。」

 

「生存者は本当にいるのかしら。」

 

「わからない。27発だぞ?限度を超えてる。おおよそフランスの保有する核の10分の1をぶっぱなした。生きてる人間がいるとは思えん。

 

「・・・・・・・いるわ。」

 

「シルバディア。それは本当か?」

 

「ええ。ヴァルコフ。メトロから出ずに生き残ってるのが少しいる。」

 

「なら行くしかないが・・・・・・どうやって救出する。人数分の防護服を持ってくのか?」

 

「それも私がなんとかするわ。」

 

「それもシルバディアさんが?」

 

「ええ。」

 

シルバディアが地図に一本の線を引き、口を開く。

 

「ここから救出ラインを分け、探索しながら救出する。」

 

「だが放射能はどうするんだ。」

 

「放射能は除染出来ない。私は。」

 

「魔法を使ってもか?」

 

「そう。私達女神龍の中で決められたルールがあって。人類の住む場所は人類で整えなければならないというのがあるの。」

 

「そうなのか・・・・・・」

 

「そう。だから除染は出来ない。だけど、裏技がある。」

 

「裏技?」

 

「うん。人類が入植する最初の手順はお手伝いしていいの。」

 

「つまりどういうことだ。」

 

「フランスは滅んだ。ということにして。新たに人類が入植すると言うことにするの。そうすれば除染では無く、入植環境調整(テラフォーミング)が出来る。」

 

「なるほど・・・・・・・」

 

「確かに裏技だ。」

 

「だが通用させていいのか?フランスは一度滅ぼす事になるんだぞ。無事な地方が何というか。」

 

「地方に無事なところは無い。風に乗って放射性物質がEU各国に広がっている。この方法しかあるまい。」

 

「シルバディアさん。それで行きましょう。」

 

「わかったわ。じゃあ準備しておく。救出作戦の準備は任せるわ。」

 

「了解。」

 

「あー。あと言っておくんだけど・・・・・・」

 

「なにか?」

 

「テラフォーミングだから環境が変わっちゃうわ。地球に合わせたテラフォーミングだから草原になるか、ジャングルになるかわからないの。」

 

「え?」

 

「そういうものなのか?」

 

「ええ。地球ではあり得ないと思うけど。海になった場合もあるの。」

 

「海に・・・・・・」

 

「なるほどね・・・・・・」

 

「だからそういう想定で救出作戦を練って欲しいわ。地形までは変わらないから。でもメトロとか文明の名残は完全に使い物にならなくなるから。」

 

「了解。」

 

「すげぇなぁ。」

 

「ぼんやり言っている場合ではないぞアンドレイ。」

 

「具体的なテラフォーミング作戦の案を練ろう。レディ・シルバディア。もう少し詳細に話してくれ。」

 

「わかったわ。」

 

・・・・・・・・・・

 

・・・・・・・・・

 

・・・・・・・・

 

・・・・・・・

 

・・・・・・

 

・・・・・

 

・・・・

 

・・・

 

・・

 

 

翌日。フランス、パリ上空。米軍C-130内部。

 

「では、作戦コード。シルバーシート。発動する。レディ・シルバディア。頼む。」

 

「ええ。じゃ。行くわ。」

 

C-130の後方展開口からシルバディアが飛び出し、背中から炎で形作られた翼が展開される。そして前方に構えた手から赤い楔が一斉に撃ち出され、フランスに一本の線を書く。

 

「聞こえる?400万本設置完了したわ。すぐにテラフォーミングを開始していいかしら。」

 

「こちらCP。楔の撃ち込みを確認した。テラフォーミング開始。」

 

「わかったわ。テラフォーミング。開始。」

 

シルバディアが腕を降ろす。すると赤い楔に沿って森が広がりだしあっという間にパリを、そして周辺一帯を、地平線の果てまで覆い尽くしていく。

 

「テラフォーミング完了。測定部隊突入用意して頂戴。」

 

「アンビリーバブル・・・・・・・衛生画像確認、核攻撃の合った箇所から周辺一帯までフランスの40%が森になってる。どういうことなんだ。」

 

「ちょっと。測定部隊突入は?」

 

「おっと失礼。測定部隊突入用意。繰り返す、測定部隊突入用意。」

 

シルバディアは一仕事終えるとC-130に飛んで帰投する。中にいた回収スタッフに回収され、次の仕事に移る。

 

「さて次ね。とりあえずマップに生存者の位置をマークするわ。」

 

「了解ィ!!!」

 

なんかやたらと気合い入ってるスタッフにドン引きしながらマッピングする。CPと連携を密にし測定部隊の報告を待つ。

 

「もしもしこちらシルバディア。放射線はどう?」

 

「こちらアルファブラボー。放射線観測基準値以下。」

 

「こちらデルタブラボー観測基準値以下。」

 

「アルファチャーリー、観測基準値以下!!」

 

「ブラボーインディア観測基準値以下!!!」

 

「大丈夫そうね。」

 

放射線の問題は済んだ。あとは生存者だ。もう既に十日ほど経過している。生存者はメトロの奥に集中しているが食料などが限られているだろう。早く助けてやらねばと思うが、突入救出部隊はまだ。

 

「こちらCP。測定部隊より報告。森林内放射線観測基準値以下。突入救出部隊の出撃待機。」

 

ここで漸くシルバディアは腰を下ろした。ひとまず生存者の救出は出来そうだと。自分の所為で起きた核ミサイル騒動。フランスはもう国家としてやっていけない。立ち上がるまで時間はかかるだろう。だが、シルバディアは人類の強靱さに賭けることにした。きっと、立ち上がってくれると信じて。

 

・・・・・・・・・・

 

・・・・・・・・・

 

・・・・・・・・

 

・・・・・・・

 

・・・・・・

 

・・・・・

 

・・・・

 

・・・

 

・・

 

 

「お疲れ様です。シルバディアさん。」

 

「須垣・・・・・・」

 

「どうでしたか。フランスは。」

 

「・・・・・・もう国としては終わりね。」

 

「・・・・・・ですね。」

 

シルバディア宅で新聞を見ながらシルバディアはごちる。須垣は苦笑しながらコーヒーを飲んだ。

 

「風で広がった放射能問題。国土の40%が森林に変化して、大統領の不在。シモン首相が残っていただけ安泰ですね。」

 

「そう・・・・・・・」

 

「生存者は4000人ほどだそうです。パリ再建は当分先ですね。」

 

「・・・・・・。」

 

「シルバディアさん。何度も言いますが。シルバディアさんの所為ではありませんよ。」

 

「わかってるわよ・・・・・・・」

 

「恐怖に負けたバスチアン大統領の所為です。国内、国外共にそういう流れが出来ています。」

 

「・・・・・・・そう。」

 

「・・・・・・・シルバディアさんは、少し変ですね。」

 

「え?」

 

「尊大だと思ったら。こんなたった人類が数十万人死んだ程度で狼狽するなんて・・・・・・」

 

「貴方、人類が数十万も死ねば重大なのよ?もっと増えるかもしれないのに。」

 

「ええ。ですが上位者としては明らかに気にしすぎです。」

 

「・・・・・・・。」

 

「シルバディアさんのことを少し知れて情報精査が捗ります。」

 

「ふふ。まぁでも地球の人類は違うけど自分の面倒見てた生命体が失われればそれはもう気落ちするわよ。」

 

「そういうとこは上位者らしいですよね。」

 

「死んだことはなんとも思ってないけど、失われるのは嫌なのよね。」

 

「違いがよくわかりませんね・・・・・・」

 

「須垣も上位者になればわかるわ。なってみる?」

 

「勘弁してください。」

 

少しだけ持ち直したシルバディアだが、まだあの国連決議で脳を焼かれた国家は一つではないと思い知るのは、大分先の話である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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