転生したら異世界の宇宙最強の龍でした!〜0から星と生命を作り出して一大文明の支配者になったので現代日本へ帰還します。自分は日本が一番暮らしやすい。〜   作:電動ガン

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シルバディアとおやすみ

ある日。やっと少し落ち着いた頃。

 

「あ〜〜〜〜〜〜〜・・・・・・」

 

フランスの件も、中国の件も、フィンランドの件も私の手から離れてもう大丈夫。もう次の件は来ないだろうと思う。

 

「う〜〜〜〜〜〜〜・・・・・・」

 

今、シルバディアはお風呂でだらだらしながらアイスを食べている。だがそこへみのりがやってくるのだった。

 

「シルバディアさ〜ん。お電話ですよ〜」

 

「う〜〜〜〜〜!!!!!」

 

苦い顔をしたが出ないわけにはいかない。さっさと風呂を出るのであった。

 

・・・・・・・・・

 

・・・・・・・・

 

・・・・・・・

 

・・・・・・

 

・・・・・

 

・・・・

 

・・・

 

・・

 

 

「アメリカの取引・・・・・・」

 

「そうです。内容が決まったと。」

 

忘れていたシルバディア。そういえば魔法が発現したフランスの警備の対価を差し出したのを。

 

「すぐに向かいますか?」

 

「わかったわ。すぐに向かう。」

 

「承知しました。では今から向かいます。」

 

電話を切り、ほかほかの身体を冷まさないようエアコンを調整しながらアイスを食べる。

 

「忘れてたわ・・・・・・完全に。アメリカは何を要求するのかしら。」

 

そうして須垣が到着し総理官邸へ向かう。

 

「総理、到着したわ。」

 

「シルバディアさん、待っていましたよ。」

 

中島総理に挨拶し、地下会議室へ。すぐにテレビ会議が始まった。

 

「ジョーンズ大統領、お待たせ。」

 

「いやいやそれほど待ってないよ。レディ・シルバディア。」

 

穏やかに始まったアメリカとの会談は瞬時にジョーンズ大統領が厳しい雰囲気に持って行く。シルバディアは大層な物が要求されるなと身構えた。反物質エンジンか・・・・・・共異相反応炉か・・・・・・はたまた魔導融合機構か・・・・・・

 

「我々が欲しいのは・・・・・・」

 

「・・・・・・・。」

 

「核融合炉実現の企画、設計、説明、教育の本などが欲しい。」

 

「・・・・・・・え?」

 

シルバディアは拍子抜けだった。今更地上の太陽を欲しがるのは予想外だったからだ。

 

「それでいいの?他にも常温核融合炉とか反物質エンジンとかあるけれど。」

 

「そんなものまであるのか?だがそれは今の人類には早すぎるだろう。なにせ自爆する国があるんだぞ。」

 

「それは・・・・・・そうだけど。」

 

「まずは段階を踏まないとな。フランスのITERが無くなってしまったからアメリカが引き継ごうと思ったんだ。それで核融合炉関係の書物があれば、と。」

 

「わかったわ・・・・・・一応、日本への対価として用意してあるから内容が日本語なんだけど良い?」

 

「構わない!翻訳はこちらでやるよ。」

 

「わかった。じゃあ送るわね。」

 

アイテムボックスから10冊の分厚い本を取り出し、光の粒子となりジョーンズ大統領に送られる。ジョーンズ大統領は机の上に現れた本にご満悦であった。

 

「ありがとう。レディ・シルバディア。確かに受け取った。」

 

「一応おまけとして炉の設計図も入れといたわ。」

 

「おお!そうか!助かるよ。」

 

「じゃあこれで取引終わりね。」

 

「ああ。じゃあ中島総理に代わってくれ。」

 

「ええ。」

 

ジョーンズ大統領と通話を閉じ、一息吐くシルバディア。シルバディアからしてもジョーンズ大統領は非常にやりやすかった。けったいな要求はしてこないし、変にへりくだらない。対等とは違うがシルバディアの見た目に合った対応をしてくれる。ありがたかった。

 

「ふぅ。」

 

「シルバディアさん。大丈夫ですか。」

 

「須垣、ええ。大丈夫よ。」

 

「大分お疲れのようですが。」

 

「お疲れ・・・・・・いや肉体的には疲れてないんだけれど・・・・・・そうね。いろいろありすぎてちょっと疲れたわね。」

 

「・・・・・・そうですか。」

 

中島総理の方を見るとちょうどジョーンズ大統領との通話を終えるとこだった。

 

「総理。お疲れ様です。」

 

「須垣君もね・・・・・・ふぅ。肩が凝るわね。疲労消えろ!」

 

中島総理が唱えると顔色が瞬時に良くなる。エルーカディアの奇跡を有効活用しているようだった。

 

「この奇跡素晴らしいわね。寝る前に使えばスッキリ眠れるし。受け取った時は怖かったけどもう手放せないわ。」

 

「そうですか。総理。一つ提言させてもらえないでしょうか。」

 

「何?」

 

「シルバディアさんが少しお疲れのようなのです。シルバディアさんに少しお休みをいただけないでしょうか。」

 

「あら・・・・・・そうなの?シルバディアさん大丈夫ですか?」

 

「大丈夫よ。疲労消しの奇跡は私には使えないから堪えるわね。」

 

「そうですか・・・・・・須垣君しばらくシルバディアさんの案件は断っておきましょう。」

 

「承知しました。シルバディアさん。二週間ほどお休みしましょう。」

 

「ええ。ありがとう。」

 

こうして。シルバディアの休みが始まったのだった。

 

・・・・・・・・・・・

 

・・・・・・・・・・

 

・・・・・・・・・

 

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・・・・・・

 

・・・・・

 

・・・・

 

・・・

 

・・

 

 

そしてシルバディアの休み。シルバディアは存分にだらだらした。バルガンディアと一緒に漫画を読み、おやつを食べ。エルーカディアと一緒にアニメを見て、おやつを食べ。溜まっていたホビーを開封して遊び、おやつを食べていた。

 

「くっ・・・・・・中国なにしてんのよ・・・・・・完全中国オリジナルは嘘じゃなかったけどこのプラモ、機構がめちゃくちゃじゃない・・・・・・よくこれで自立してるわね・・・・・・・うわぁぁぁぁ折れそう。真鍮線で補強するしかないわね・・・・・・」

 

久しぶりのプラモを楽しんでいるシルバディアは作業中独り言が多い性格だった。だがそこに須垣からの定期連絡が来る。

 

「もしもし?須垣?」

 

「シルバディアさん。お疲れ様です。異常ないですか。」

 

「ええ。異常ないわ。ゆっくり休めてる。そっちはどう?」

 

「それがですね・・・・・・・」

 

聞けば、日本にシルバディアへの謁見の申し込みが増えているらしかった。どうにかして私の機嫌をとり新しい世界へ行くチケットにしたいらしいと須垣は語った。だがそれはシルバディアの機嫌を損ねていた。シルバディアの機嫌を取りたければ日本に忖度した方が早いのである。シルバディアは日本贔屓なので。

 

「ふーんまぁ待たせとけばいいんじゃない?無視しても良いけど。」

 

「彼らは必死です。シルバディアさんの機嫌を取り、恐怖を向けられたくないの一心ですから。なんとか彼らに忖度してあげませんか?」

 

「なんで私がそんなことしなきゃならないのよ。」

 

「各国の思惑を受け入れる事は日本の覇権国家への第一歩になります。」

 

「総理は覇権国家になんかなりたくなさそうだけど。」

 

「それはそうです。覇道に突き進みたい国家などいません。」

 

はぁとため息を吐き。須垣に伝える。

 

「須垣、私に気に入られたいなら日本に気に入られた方が早いと気付いた国家から受け入れるわ。それを徹底して。」

 

「承知しました。そういう方針にします。」

 

「よろしく。」

 

電話を切り、プラモを再開する。日本に忖度する方が早いと気付く国家は出てくるだろうか。気付いたら取引の提案をしても良いが・・・・・・まぁすぐには出てこないだろう。まだ休みは一週間あるし。思う存分だらだらしよう。わぁい。

 

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・・・・

 

・・・

 

・・

 

 

オランダ、ハーグ、首相官邸ヘット・トレンチェ。

 

「日本へのシルバディアへの謁見の見解は返ってきたか。」

 

「いえ、検討中のままです。」

 

「まいったな・・・・・・」

 

オランダ首相、フロリスア首相は頭を抱えていた。

 

「やはり国王でなければダメか・・・・・・?しかし、シルバディアはそういった支配者ではない・・・・・・支配者を公言しているのであれば国王の謁見というカードが切れたが・・・・・・」

 

「日本の態度は一貫しています。シルバディアは日本が保護した宇宙怪獣であると、それだけです。」

 

「だが裏で支配している可能性は非常に高い。今のうちにシルバディアと友好関係を作っておかねば我々は取り残されるぞヨハン。」

 

「首相。ここは方針を転換しましょう。」

 

「転換?」

 

「はい。先に日本を墜とすのです。」

 

「どういう・・・・・・・?」

 

「首相も日本の国会中継をご覧になったかと思います。シルバディアは、日本贔屓です。先に日本の機嫌を取って置いた方が謁見し、取り入るには最適かと思われます。」

 

「そう上手くいくか?」

 

「やってみないことには。」

 

「・・・・・・・そうか。では日本に切るカードを用意するぞ。いや、待てよ・・・・・・」

 

「何かあるのですか?」

 

「国王陛下に、日本の天皇陛下と会談、会食の予定を取らせるのはどうだ?」

 

「国王陛下を・・・・・・・?」

 

「そうだ。我が国のトップと日本のトップ。そこが仲良くしているならば・・・・・・というアピールだ。」

 

「そう上手くいきますかそれは。」

 

「いやこちらの方が可能性がある。進言しよう。」

 

「はい。」

 

「シルバディアの恐怖を逃れないことには我が国に暗雲が立ち込めたままだ。仕掛けるしかない。」

 

シルバディアが当たり前になった世界で。また一つ動き始める国家がいた。それが吉と出るか凶と出るか、まだわからない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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