転生したら異世界の宇宙最強の龍でした!〜0から星と生命を作り出して一大文明の支配者になったので現代日本へ帰還します。自分は日本が一番暮らしやすい。〜 作:電動ガン
シルバディア。イメチェンをする。その様子は中島総理のTwitterアカウントから瞬く間に拡散されていった。
432:宇宙の名無し
シルバディアちゃん可愛すんぎ。
433:宇宙の名無し
おでこの角かわちいねぇ。
434:宇宙の名無し
目が人外なの癖をくすぐるな。
435:宇宙の名無し
でもなー宇宙怪獣なんだろ。もうちょっと人外感が欲しいなー尻尾とか翼とかゴツい足とかでかい手とか
436:宇宙の名無し
おい!!!!!!!!中島総理の垢見てみろ!!!!!!!
437:宇宙の名無し
ん???????えっ!?!??!??!これは。
438:宇宙の名無し
なんだこの人外厨歓喜のシルバディアちゃんは。
439:宇宙の名無し
でかい尻尾!!!!!!!でかい腕!!!!!!
440:宇宙の名無し
翼が炎なのすごすぎる。飛べるのかそれは。
441:宇宙の名無し
でも飛んでたやん。
中島総理は鮫坂危機管理監と共謀し、シルバディアの融和政策を取った。イメチェンをきっかけにシルバディアを国民に浸透させようと舵を切ったのだった。
513:宇宙の名無し
人外度も自由自在なのかシルバディアちゃんは。
514:宇宙の名無し
いつもの姿は俺たちに馴染みやすいようにって書いてあったな。
515:宇宙の名無し
人外上位者にありがちな人間の真似をしててうんたらというのは無さそう。結構人間への理解度高いぞ。
516:宇宙の名無し
ネットサーフィンするらしいからな。
517:宇宙の名無し
ここも見られてるってこと?
518:宇宙の名無し
流石にこんな便所の落書きは見てねーだろ
519:宇宙の名無し
そうかぁ?
520:宇宙の名無し
中島総理結構な頻度でシルバディアちゃんあげてくれるな。
521:宇宙の名無し
総民党に投票すれば中島総理のシルバディアちゃんが見られるってコト!?!?
522:宇宙の名無し
投票待ったなし。
中島総理は自分のアカウントでシルバディアの写真を投稿することを固持した。政府広報のアカウントで投稿するのも検討されたのだが、それは拒否し総理の個人アカウントでの投稿に拘った。それにどのような思惑があったかは中島総理しか知る由も無い。
「シルバディアさん。本当に良いんですか?」
「良いのよ。」
結果的にそれは功を奏した。中島総理のアカウントはフォロワーが爆増。所属する総民党の支持率も爆増し、次の政権も安泰に思われた。が。
「シルバディアさん????本当に????本当によろしいんですか????」
「良いのよ。」
中島総理のアカウントは毎日夜七時になると一枚、シルバディアの画像を投稿する。それには日本の国民と、世界の住民が挙って押し寄せた。botもインプレゾンビも消えるほどの早さで埋まる中島総理のツイートにリプライを送るのが一大ムーブメントと化していて誰も止められなかった。
「本当に・・・・・・・よろしいんですか・・・・・・・?」
「良いのよ・・・・・・・たぶん。」
シルバディアのツイートは毎日バズり、毎ツイート10万いいねを叩き出していた。世界が、見ていた。これが悪かったのかどうかはわからない。
「だから、言ったのに。」
「・・・・・・・。」
シルバディアの元へ届けられた、高級ブランド服や、バズ狙いのグッズ、カメラ、配信機材、趣味のホビー等の数々。シルバディアは
「・・・・・・・。」
「・・・・・・フーーーーーーーー・・・・・・」
滝汗をかきながら貢ぎ物を眺めるシルバディアはどうすれば回避出来るか脳内にルールの数々を思い起こしていた。どれかが受け取っても返さなくて良いルールに抵触するはずだと。そして中島総理に問うのだった。
「総理・・・・・・・これは、だれが窓口になって受け取ったの・・・・・・?」
「特にこれという窓口はありませんでした。総理官邸宛てに国内海外問わず、シルバディアさんの名前で送られてきたものです。」
「なら、それは私宛ではなく、政府に送られてきたものよ。」
「ええ・・・・・・・」
「なのでそれを受け取ったら。返す先は政府よ。今決めた。コレが通用する。」
「・・・・・・・わかりました。」
「これで個人宛に私が対価を返すという最悪の展開は回避出来るわね?」
「出来ますね。」
「そう・・・・・・」
シルバディアは疲れた。また二週間休みたかった。だがそんなに休みは要求出来ない。
「はぁ・・・・・・・」
「人気者になると言うのはこういうことですよ。」
「宗教のトップとか、お飾りの支配者とかにはなったけど・・・・・・・インフルエンサーになるのは初めてだったから予想出来なかったわ。」
「写真投稿。続けますか?」
「・・・・・・・続けましょう。でも、毎日は辞めるわ。」
「本当によろしいんですか?」
「良いのよ。」
世界中の人間に対価を返さなきゃならないかもしれない事件であった。
・・・・・・・・・・・
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東京が大雪で何もかも停止してから二週間。雪が止み。自衛隊が雪の片付けを終えた。シルバディア曰く、残った雪は融けづらいだけでそのうち融けるとの言葉を聞いてそれを信じるのだった。
「見てみてっす。この雪、炎の魔法で水にせず直接気体にしたっす。」
「見て・・・・・・雪だるま・・・・・・・冷凍保存・・・・・・・した・・・・・・」
エルーカディアとバルガンディアも各々の楽しみ方をした雪であった。が。シルバディアが一つ、バルガンディアに提案をした。
「え?龍形態の封印を解除しておく?」
「ええ。そうよ。」
それはバルガンディアが地球で生活する上で封印したいくつかの力のうちの一つを解放するということだった。
「でもいいんすか。私的には何かするつもりはないっすけど。」
「ちょっとね。やっぱり私以外に脅威に対抗出来る女神龍を一体残しておきたいと思って。」
「エルさんじゃだめなんすか?」
「エルでもいいけど・・・・・・のんびりやだし、ちゃんと強いけど、どうしてもワンテンポ遅れるの。そのワンテンポで地球は滅びたりするから。」
「なるほどっす。」
そうしてシルバディアはバルガンディアの額に触れて、封印を解く。
「変身してみていいっすか。」
「ダメよここじゃ。」
「っすか。」
「それに封印は解いたといっても制限はしてあるの。私の許可が無いと変身出来ないわ。安全措置ね。」
「そうっすか。うーん。」
「まぁ許可する時って、私に何かあって戦えなくて、際限なく暴れて脅威を討ち倒してもらう時だからね。」
「ああー!そういうことっすか!!奥の手ってやつっすね!!!」
「そういうこと。多分破壊の力だけなら私達三体よりもバルの方が上だと思うのよね。」
「そうなんすか?自分で壊そうと思ったことないんでわかんないっす。」
「でもそれならバルの龍形態はあんなに攻撃的な形にならないと思うのよ。」
「ふーん?よくわかんないっす。」
シルバディアは三体も女神龍がいて退けられない脅威なんてあるわけないとは思っているが。念のためだ。
「バルは良い子にしてるから特別だよ。」
「わーいっす!!あっでもくれじっとかーど?私も欲しいっすねー」
「あれは取引で得た物だから。バルは何か持ち物ある?」
「星の化石とか、星雲雲母とか、ブラックホールの核とかしか持ってないっす。」
「じゃあ無理だ。そういうものは人間は欲しがらないから。人間に渡しても良くて、欲しがる物を用意しないと取引は出来ないんだよ。」
「そうっすかー取引って難しいっすねー」
「でも毎月3万円ももらってるじゃない。」
「3万円ってちょっと漫画買ったら無くなっちゃうっすよー」
「全部漫画に使うんじゃありません。」
「はーいっす。」
バルガンディアは結構人間の社会で生きることを学べた様子だ。気を抜くと大変だけど。引きこもりでおやつを通販で買い漁り、電子書籍と配信サイトで済ませるのエルーカディアと違って物理本を欲しがるバルガンディアは外に買いに行きたがる。東京都内から出てはならず、外出には同伴者必須という条件は一緒だ。みのりが苦労しているがみのりは何故か嬉しそうなので良しとしている。あまりにも迷惑を掛けるようならシルバディアは一言言おうと思っているがそこまでの事態には至っていなかった。
「バルはこれでいいわね。」
「はーい。じゃあみのりと文藝堂行ってくるっす。」
「気をつけていくのよ。みのりの買い物の荷物持ちもちゃんとすること。」
「わかってるっすよ〜」
バルガンディアが風呂掃除をしているみのりの元へ行くとシルバディアは米を研ごうと台所へ向かう。だがそこへスマホがなるのだった。
「もしもし?須垣?」
「シルバディアさんですか。少し総理レクへ参加していただけませんか。」
「総理レクって。確か有識者が総理へ知識を共有する会議よね。別に構わないけど・・・・・・」
「お願いします。内容は、関東全域に降った先日の雪のことです。」
「何かあった?」
「雪から、エーテルが検出されました。」
「・・・・・・。」
「シルバディアさん、知ってました?」
「・・・・・・知ってた。けど、忘れてた。」
「はぁ・・・・・・・」
「ごめんなさい・・・・・・」
「いえ、いいです。シルバディアさんは体調不良でしたからね。その雪の対応について、総理レクです。」
「わかったわ。」
「エーテルの隠れた特性なども話してください。」
「はぁい。」
「お願いしますよ。では後日、迎えに行きます。」
「わかったわ。」
電話が切れ、シルバディアはしくったという顔をする。エーテル関係はフランスでワンミスしたばかりだ。やってしまったが仕方が無い。アイテムボックスの中からエーテルについて纏めたノートを探すのだった。