転生したら異世界の宇宙最強の龍でした!〜0から星と生命を作り出して一大文明の支配者になったので現代日本へ帰還します。自分は日本が一番暮らしやすい。〜 作:電動ガン
ある日。受け入れまで時間が掛かるなーとのんびりしていて暇してた。けれども須垣がある時やってきてこう言った。受け入れ準備が整いました。と。私は諸手を挙げて喜んだがいろいろと条件が付くのだった。
「なにこれ。」
「これが受け入れに関してのこちらの要求です。」
書類を眺めて出てきたのはまず、居住場所東京都千代田区のマンションを確保したというもの。そして追加であるのは東京都内からの移出禁止。自衛隊員の同居を認めること。常時GPS発信機の着用義務。外出時同伴者必須。国内での怪獣形態変身の禁止。緊急時は管轄の自衛隊員の指示に従うことなどいろいろ盛り込まれていた。
「まぁいいわ。」
「ありがとうございます。それでは移動しますので。」
「ええ。」
こうして私は都内に移動した。マンションに到着すると中は5LDKでなかなか広い。家具家電ももうある。引っ越しの気分を味わいたかったがこれも好意だと受け取る。して。同居する自衛隊員というのが・・・・・・
「みのり。」
「よろしくお願いします。」
いたのは駒門駐屯地で私を世話してくれたみのりだった。だがここで私は少し不快感を出した。
「ちょっと須垣。」
「なんでしょう。」
「どうしてみのりなの?」
「な、なにか、ご不満が・・・・・・?」
「みのりは誰かを守りたくて、助けたくて自衛隊に入った隊員なんじゃないの?それを私の世話係にするのは違うんじゃない?自衛隊員以外の人間に出来なかったの?」
「い、いえ、この役目は機密事項に抵触するため一般人には任せられず・・・・・・特異な任務に当たることから自衛隊員に・・・・・・」
「それはいいんだけど。みのり。貴方ちゃんと同意したの?命令されたから仕方なくとかじゃないわよね。」
「お気遣いありがとうございます。ですが大丈夫ですよ。ちゃんと志願して任命されましたから。」
「え!?志願したの?!」
「ええ!シルバディアさんを放っておけなくて。」
「・・・・・・そう。ならいいわ。須垣、そういうことなら。」
「あ、ありがとうございます。」
私の荷物はアイテムボックスの中なので出す必要は無いとして。みのりはもう荷物を片付けているようだった。じゃあもうすることはない。ソファーに座ってテレビを付けようとしたら須垣がソファーの前のテーブルに膨らんだ封筒を置いた。
「なにこれ。」
「端末無しにインターネットを覗けるシルバディアさんに必要かどうかはわかりませんが・・・・・・国から携帯電話端末をご用意させていただきました。」
「携帯電話・・・・・・スマホってやつ?」
「左様です。」
封筒を開けると中から桜色の端末が出てくる。他は書類と充電器。書類はSIM契約の書類だった契約者は日本政府となっていた。
「こちらの端末、売ったり棄てたりしなければどうしても構いません。」
「わかったわ。」
「次はこれです。」
「?」
スマホが入ってた封筒よりは小さい封筒が出てきた。封がしてあり破って開ける。出てきたのは二枚のカードだった。
「これなに?」
「これはマイナンバーカードとクレジットカードです。マイナンバーは行政手続きで使いますので無くさないように。クレジットカードの方は先ほどの端末に連携アプリが入っててご利用履歴が確認出来ます。限度額は100万円ほどになってますがこの百万円の中でしたらご自由にしていただいて構いません。生活費などは別途梶田みのり隊員に渡しておきますので。」
「なるほどね。」
私は思案した好きに使って良いお金を用意してくれたのはありがたいけれど、これは何か対価を渡さねばならない物だ。どうする・・・・・・かな。
「須垣、これクレジットカードだけど。用意してくれたのは内閣総理大臣でいいのよね。」
「え、ええ。決定したのは外務大臣ですが・・・・・・予算を出したのは総理です。」
「つまり国が用意した。ならば私は対価を出さなければならないの。」
「ええ?!いやそんなことは・・・・・・」
「そういう決まりなのよ。どの宇宙に行こうが要求したければ対価を出さなければならない。これは宇宙不変の掟よ。」
「は、はぁ・・・・・・」
「だからクレジットカードの対価を用意するわ。聞いてきてくれる?出来れば総理大臣に直接会って聞きたいけれど。」
「わかりました・・・・・・」
「対価の内容としては貨幣、資源、テクノロジーがあるわ。好きなのを選んでね。貨幣はあんまり価値無いと思うけど・・・・・・」
「はい。確かにお伝えします。」
「お願いね。」
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「なんですって神田君。」
「もう一度ご説明しますね。」
永田町の総理官邸。そこで神田外務大臣からの報告を聞いていた中島総理は血の気が引いていた。最近血の気が引いてばかりで貧血になりそう。
「コードネーム:ドラゴンが総理への面会を希望してます。内容はクレジットカードでの日本円提供の対価を支払いたいとのことです。」
「嘘でしょ・・・・・・」
シルバディアを国賓レベルの国民として扱うことに決めた矢先の出来事だった。中島総理は頭を抱えて涙した。
「ううう・・・・・・!!」
「総理!泣いてる場合ではございません!!!」
「でも・・・・・・でも・・・・・・!」
「待たせれば待たせるほど事態は悪化します!」
「でも、これは私たちが何かを施す度に向こうは対価を出してくるってことでしょう・・・・・・?」
「そうなります。コードネーム:ドラゴンが施されるだけ施されて喜ぶ悪党では無かったことを喜ぶべきでしょうが・・・・・・」
「嫌よ!こないだの友好の証でさえ大変なのよ!正当な対価を出されたらもっととんでもない物が出されるのよ!!ダークマターを固めた結晶ですなんて言われたら神田君はどうすればいいかわかるの!?」
「笑うしかありませんな。」
「馬鹿!!!」
「どの道早く決めなければなりません。先ほども言いましたが待たせた分だけ事態は悪化します。要求がエスカレートしていると捉えられ、地球破壊爆弾の様な物を渡される前に。決定してください。」
「わかったわよ・・・・・・」
中島総理はさっきまで嫌々駄々をこねていた『中島』から『総理』へのスイッチを入れた。
「じゃあリスケするわよ。みんなを呼びましょう。」
「はい。後は会議で。」
中島総理は冷徹で情熱家、堅物で人情派。二つの顔を併せ持つ総理である。今日も日本の為に頑張っているが、胃に穴が空かないことを祈りたい。
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一方シルバディアは。
「これ美味しいわ。」
「ですか。」
みのり隊員と外食グルメを堪能していた。今日はいきなりステーキだった。