転生したら異世界の宇宙最強の龍でした!〜0から星と生命を作り出して一大文明の支配者になったので現代日本へ帰還します。自分は日本が一番暮らしやすい。〜   作:電動ガン

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まだ助かる!!!本当に?シルバディアに取り入ろうとした者は、と言う答え。

永田町。総理官邸。総理執務室。そのテレビで除く世界の情勢はもう、コメディなのでは?と言いたい状況であった。

 

「レディ・シルバディアからもたらされた薬によって、ジョンソン・ワックナーは・・・・・・」

 

「ロシアマフィアが壊滅的な・・・・・・」

 

「日本の龍のおかげで竜巻が発生せず、完全消滅するように・・・・・・・」

 

「・・・・・・。」

 

なんのコントだろうか。西側はシルバディアを公開し持ち上げ、東側は徹底的に隠す。そういう図面が出来上がっていた。

 

「はぁ・・・・・・・」

 

中島総理は痛む頭と胃を押さえた。そして関係閣僚を呼び寄せ。この情勢に対応するべく会議を始めるのだった。

 

・・・・・・・・・・

 

・・・・・・・・・

 

・・・・・・・・

 

・・・・・・・

 

・・・・・・

 

・・・・・

 

・・・・

 

・・・

 

・・

 

 

総理官邸。地下6階。地下会議室。会議室の空気は重かった。世界は二つに割れていた。

東側のロシアはシルバディアから受け取った技術を完全に秘匿し、一方西側のイギリス、アメリカは「人類の利益」を掲げシルバディアの接触や提供された奇跡と見紛う技術を段階的に公開し始めていた。

その間に立つ日本。隠しているものもあれば、公開しているものもある。あまりにも半端。

中島総理はまず、最初にこう口を開いた。

 

「本日は、日本の今後の進路を決める重要な会議です。率直な意見をお願い致します。」

 

浜中防衛大臣が最初に発言した。

 

「東側、ロシアですが。滅多な技術こそ取引していませんが。暖房技術など軍事転用も可能な技術を我々の網をすり抜けて要求するフェーズにはいっており非常に危険です。コードネーム:ドラゴンとの取引に関して慎重にならないと正直者が馬鹿を見る結果になりかねません。」

 

神田外務大臣が水を乱暴に叩きつけながら論じてくる。

 

「ロシアはウクライナから撤退したばかりで危険です!!再侵攻や日本への侵攻も十分あり得る!!!取引は控え・・・・・・いや取り辞めにさせるべきです!!」

 

「それは出来ないわ。」

 

中島総理が静かに反論する。

 

「ロシアは表向きはちゃんと平和利用の取引をしていると反論出来る。

それを止める手立てはない。それに先日の無制限取引でさえ、国力を底上げするような力は要求しなかった。

取引停止は無理よ。」

 

ここで山田経済産業大臣が発言する。

 

「えーロシアはまだしも。一番マズイのはアメリカです。パワードスーツ、核融合炉の技術を日本由来だと公言しています。

実際はコードネーム:ドラゴンからもたらされた物であるため急遽秘密研究所をでっち上げて対応しました。

そろそろこのカバーストーリーは限界です。国内の科学者から技術を公開しろという突き上げが多くあり。

何も無いから出せないという最悪の展開になりつつあります。」

 

中島総理は頭を抱えた。何故アメリカはそれらをシルバディアからもたらされたものではなく日本からもたらされたと言ったのだろうか。

どちらにせよアメリカは日本への悪手を取っていた。

 

「それだけではありません。アメリカが日本からの技術と言った以上世界中が技術を求め、日本への圧力だって考えられます。」

 

「・・・・・・・それが、アメリカとシルバディアさんっていう防波堤が防いでくれているのね。」

 

「そうです。」

 

続いて三好幸一郎文部科学大臣が発言の為に立ち上がった。

 

「今のアメリカに日本が供与したとされているパワードスーツ技術と核融合技術で突き上げがあるとおっしゃいましたが。

科学者は研究成果を共有したいと考えそうするべきだと考えています。これらの技術は革新的であると考えられ、急激な技術革新は社会制度自体を破壊してしまう可能性が非常に高いです。」

 

江田官房長官が追い抜く様にたたみかけた。

 

「国民への説明責任もあります。アメリカが日本すごいと言っているのに日本は何も知らないというのは政府への信頼失墜の危険があります。」

 

中島総理は大きくため息を吐いた。水を少し飲むと音を立ててテーブルに置いて閣僚を一蹴する。

 

「どうするべき?日本は。私はもうシルバディアさんを公開している。ならば隠す必要は無いと思うけれど。」

 

「それは危険です。」

 

江田が口を挟む。

 

「公開しているのは日常風景だけでは。」

 

「そうだけど・・・・・・・」

 

「なら総理もわかっているはずです。」

 

「そうよね・・・・・・・」

 

中島総理はまた小さくため息を吐き閣僚達へ向き直る。

 

「我々は、どうするべき?」

 

しっかりと目を見据えた総理に対し、閣僚達は目を合わせ。頷き、江田官房長官が発言する。

 

「我々は第三の道を歩むべきです。」

 

「第三の道?」

 

「はい。」

 

江田官房長官はタブレットを取り出し中島総理に見せる。

 

「限定公開です。」

 

江田がタブレットを操作する。

 

「今まで通り、日常風景は公開する。宇宙怪獣といえど友になれるとアピールするためです。」

 

「そうね。」

 

「そしてテクノロジー。力に関しては隠す。此度の資源のようにコードネーム:ドラゴン由来の資源だと噂されても徹底的に無視する。答えない。」

 

「そう・・・・・・わかったわ。でもひとつ問題がある。」

 

「スマホやパソコンを与えているコードネーム:ドラゴン、コードネーム:シェンロンはネットサーフィンをしている。

最近になってSNSアカウントを取得し本人だとわかる投稿をしているけど?」

 

「そこは開き直ります。そして教育をします。私も確認していますがどこで覚えたのかネットリテラシーの高さが窺えます。

そこに教育をして情報統制を敷きます。」

 

「出来るの?」

 

「はい。近日中に私が行います。許可をお願いします。」

 

「許可します。よろしく育美さん。」

 

「はい。」

 

「よし。この限定公開案に賛成できる人はいる?できるなら立って頂戴。」

 

全員が立ち上がり、意思の統率が取れていると中島総理は確認する。

 

「日本は、ロシアにもアメリカ、イギリスにも追随しません。シルバディアさんの技術が人類全体の利益をもたらすものなら責任持って公開、共有する。しかし世界の均衡を崩しかねない技術や取引の対価が出てきた場合には断固として厳格に保全します。同時に、シルバディアさんも守ります。」

 

「コードネーム:ドラゴンも?」

 

「はい。人間の悪意は宇宙怪獣おも凌ぐと考えた方が良いでしょう。そう言った物からシルバディアさんを守らないと地球は終わりです。」

 

「確かに・・・・・・・」

 

「一先ず、ロシア、イギリス、アメリカとは協議を重ね、分断を煽らず共同の戦線を敷くことを決めて行きます。」

 

「総理、あとひとつ。協議したいことが。」

 

「なんでしょう育美さん。」

 

「宇宙怪獣対策機関への新規参入を計ろうとした国が出た場合はどうしますか。」

 

「それは他三カ国と協議して答えは出ています。」

 

「それは?」

 

「絶対に認めない。徹底的に排除する。これです。」

 

「排他的だと思われませんか?」

 

「シルバディアさんに新規で接触させ教育する手間を考えたら当然です。」

 

「そうですか。」

 

日本で行われた協議。これは後に宇宙怪獣対策機関へと共有され、結束を高める為に利用された。シルバディアとの取引を遂行するために。

そしてほんのちょっぴり生まれたシルバディアに楽しく過ごして欲しいという思いが、そうすれば我々が利を得られると利己的だが慎ましい思いが少しずつ蔓延していくのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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