転生したら異世界の宇宙最強の龍でした!〜0から星と生命を作り出して一大文明の支配者になったので現代日本へ帰還します。自分は日本が一番暮らしやすい。〜 作:電動ガン
怪物騒ぎ!?総理待って!!私達何もしてない!!!
偽龍騒動が終わってしばらく。シルバディアは新聞を読みながら優雅な朝食を楽しんでいた(みのり作)エルーカディアはさっさとゲームをやりにソファーを占領し。バルガンディアは天谷と漫画を買いにいくので出掛ける準備をしている。優雅な落ち着いた朝だった。
「こっちに来て1年が過ぎたわね。」
「そう・・・・・・だね・・・・・・・」
「1年過ぎるのやっぱり早いわ。昨日地球に来たばっかだと思った。」
「それは・・・・・・・いいすぎ・・・・・・」
うふふとエルーカディアを見て食後のお茶を飲む。だがそこに空気を引き裂くようにスマホが着信を知らせるのだった。画面に映るのは総理の文字。総理が直接何か掛けてくるのは面倒ごとの時だ。
「・・・・・・もしもし。」
「もしもし?シルバディアさんですか?」
「そうよ。どうかした?」
「すみませんが知恵をお借りしたいんです。」
「知恵?良いけど・・・・・・・」
「須垣君を迎えに行かせたのですぐこちらに向かってもらえますか。」
「わかったわ。とりあえず、何があったの。」
「千葉県の海岸に、謎の生命体の死体が漂着したんです。」
「謎の生命体?」
「はい。悪魔のようでした。」
「おおげさね。所謂海獣の死体が腐ったものじゃないの?」
「いえ。全く違います。悪魔です。」
「・・・・・・は?」
「悪魔としか言いようがありません。」
「そんなことある・・・・・・?」
そこまで話をしたところでピンポーンと鳴る。須垣が来たらしい。
「須垣が来たみたい。とりあえずそっち行くわ。」
「お願いします。」
シルバディアは急いで支度をして読み通り来ていた須垣に連れられ総理官邸に向かうのだった。
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永田町。総理官邸。総理執務室。
「で?どれがその生物?」
「こちらです。」
到着したシルバディアは茶もいらぬと早速悪魔の様な生物の画像を見せろと諭した。鮫坂危機管理監が直ぐさま写真を持ち出す。
「現地の警察、及び自衛隊の特殊部隊が回収に向かったんですが。現在木更津の駐屯地に保管しています。生物学的に死体であることは間違い無いとは思うんですが・・・・・・このような生物は我々は見たこともなくて・・・・・・解剖は待ったを掛けています。骨格構造が既存の生物に一致するものが無く、以前シルバディアさん達の偽龍迎撃作戦で不明生物を体表に付けて持ち帰ったのかもと思いましたが。」
「それは無いわ。地球以外に生物は存在しないもの。」
「ですよね。」
「鮫坂君やっぱり現物を見て貰った方が。」
「鮫坂さん、この死体を運んだ自衛隊員や発見した市民や警察、その他関係各員に精神汚染が無いか確認して。」
「そういった脅威があるものなのですか?」
「いえ、無いと思うわ。でも念の為よ。」
「わかりました。直ぐ手配します。」
「とりあえず転移でパッと飛んで見てくるわ。須垣も連れて行くわね。総理は連絡して。」
「わかりました。それで、写真で見た感じの物はどうでした?」
「そうね知ってる物に近いわ。でも何故ここにいるのかわからない。だから実物を見たいの。」
「承知しました。すぐ連絡します。」
総理が連絡するとシルバディアは鮫坂に写真を返す。
「シルバディアさん。連絡取れました。すぐ行けるそうです。」
「わかった。須垣。行くわよ!転移!」
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木更津駐屯地。臨時隔離室。シルバディアは木更津駐屯地の入り口に転移し、直ぐさま案内に連れられ隔離室へと機関銃を携えた隊員と共に入った。
「これが?」
「そうです。我々はレッドデビルと呼んでいます。」
「そう。」
そこには赤い肌でコウモリの様な翼があり、角と牙の生えた人型の何かだった。シルバディアは手袋を嵌め、翼を持ち上げたり足を持ち上げたりしていた。
「シルバディアさん。これはいったい?」
「ちょっと待ってね。身体的特徴は一緒・・・・・・じゃあこれね。」
シルバディアは手から青白い光を発して撫でるようにレッドデビルの身体をなぞっていく。
「・・・・・・・うん。正体がわかったわ。」
「ほんとですか!」
「良かった!」
「なんなんすかこいつ!」
「こいつは・・・・・・・ミニマムレッサーデーモン。魔物よ。」
「みにまむ・・・・・・?」
「でー・・・・・・もん・・・・・・?」
隊員が疑問符を浮かべてる中須垣が苦い顔をする。
「・・・・・・シルバディアさん。」
「なに?」
「魔物が出てくるのって数百万年先だって・・・・・・報告を受けてますよ・・・・・・・」
「なんでかしらね。」
「危険は無いんですか・・・・・・?」
「こいつは生きててもホルスタインが暴れた方が危険よ。」
「そうなんですか?」
「ええ。私の世界でこいつは新米冒険者が飛行する敵に対応する練習相手になる魔物なの。」
「はぁ・・・・・・・」
「ただね須垣。総理に直ぐ連絡して。」
「なんと連絡すれば良いでしょう。」
「地球上のどこかに。ダンジョンが出来た可能性があるって報告して。」
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「ダンジョンんんんんん!?!?!?」
総理官邸に帰ってきたシルバディアは総理にしっかりと報告した。総理は半泣きで絶叫した。
「そうよ。総理。あの悪魔、ミニマムレッサーデーモンはダンジョンから出てきたので間違い無い。」
「な、なな・・・・・・」
「とりあえず、ダンジョンってわかる?」
「魔物の巣窟のことじゃ・・・・・・?」
「合ってるけど違うわね。」
すかさず須垣が助け船を出す。
「総理。ダンジョンとは通称迷宮です。いくつもの階層からなり、魔物が生息し、宝がある。探索者が探索して宝を持ち帰る場所になります。」
「それってゲームの話よね・・・・・・・?」
「そうですね。ですがそれほど乖離はしていないかと。」
「まぁ100点中5点正解ってとこね。」
シルバディアは鮫坂から紅茶を貰い一口飲む。須垣は5点と評価され少し沈んだがすぐに切り替えていた。
「ダンジョンというのは多次元資源抽出領域よ。星が与える試練と、ボーナスステージなの。」
「な、なるほど・・・・・・・?」
「ちゃんと説明するから。ダンジョンは須垣も言ったけどいくつもの階層からなり、地上とは常識外のモンスターの生態系が築かれていてモンスターを倒すことや壁や床の採掘で資源を得られるの。
壁や床から採れる資源はエーテル由来の未知の資源かもしれないし、モンスターから採れる資源は魔石やダンジョン内限定で効力を発揮する武具などがあるわ。」
「は、はぁ・・・・・・」
「いえ、あの、シルバディアさん。我々が知りたいのはですね・・・・・・」
「そうよね。何故出現したかよね。」
「そうです!!!なんであるんですか!!!どこにあるんですか!!!」
「どこにあるかはまだわからないけれど・・・・・・・」
「じゃあどうして・・・・・・???」
「落ち着いて総理・・・・・・・」
「落ち着けるわけないでしょ!!??!?」
シルバディアは総理にもなんとか紅茶を飲ませ、興奮を落ち着かせようとした。が、総理はとうとうぽろぽろと泣き出してしまうのだった。
「もう、いや・・・・・・!もういや・・・・・・・!!」
「ごめんってば・・・・・・でも恐らく原因はいつぞやのエルのエーテル吐瀉が原因だと思うのよね。」
「ああ・・・・・・あれですか。」
「うえ〜ん。」
「恐らくあれが、地脈に乗ってどこかで溜まってるのね。そう考えるとエルが吐瀉した量のほぼ全部が溜まってることになる。」
「そうなんですか。」
「ええ。しかもそうなるとダンジョンは三階層ほどのもののはず。そしてミニマムレッサーデーモンが外に出てることを考えたらダンジョンは魔物でいっぱいになってる。」
「それはマズイのではないですか?」
「そうでもないわ。ダンジョンの魔物はダンジョンの外では生きられない。ダンジョンの外に出るとひよこに突かれただけで死んじゃうの。」
「弱い!!じゃあ安心ですね。」
「安心じゃないの。ダンジョンを放っておくとスタンピードっていってダンジョンに居場所の無くなった魔物の大量進軍が起きるの。
ひよこより弱いけど量が多いのが問題になってしまうわ。殺した死体はダンジョンに戻さないと消えないし。」
「なるほど。そういう事象があるのですね。」
「ええ。だから早くダンジョンを見つけないと・・・・・・って思ったけど。見当が付くのよね。」
「えっ。」
「ほら。フランスの。」
「あの森!」
「そう。私がテラフォーミングしたせいでエーテルの溜まり場になってる筈。あそこにダンジョンがあるか調べたいけど・・・・・・」
「けど、何かあるんですか?」
「今あそこを管理してるの米軍でしょ?ダンジョンを見つけたら米軍に管理を任せることになってしまって・・・・・・どうしたら良いかなって。」
「ダンジョンを探索することで資源を得られるんですよね。その資源を渡してしまえばいいんではないですか?」
「まぁ管理させればそれくらいの恩恵があってもいいわよね。」
「ええ。今総理は使い物にならないので報告書を作っておきます。後で定例会議で共有させましょう。」
「わかった。」
「総理!聞いてましたか!!総理!!」
「うえええ〜〜〜〜〜ん!!!!」
グズり続ける総理はさておき、遂に地球へ誕生したダンジョン。このダンジョンは地球の福音なのか。それともエリコのラッパなのかはまだ誰もわからない。