転生したら異世界の宇宙最強の龍でした!〜0から星と生命を作り出して一大文明の支配者になったので現代日本へ帰還します。自分は日本が一番暮らしやすい。〜   作:電動ガン

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ダンジョンの仕組み。それを共有する覇権国四カ国。

永田町。総理官邸。地下六階。地下会議室。ダンジョンに付いて報告が上がったのでイギリス、ロシア、アメリカ、日本、中国は定例会議で報告し合うのだった。

 

「では、現地のシルバディアさんと繋ぎます。」

 

中島総理がシルバディアにコールし、待つ。シルバディアはすぐに現れるのだった。

 

「ごきげんようみんな。」

 

「やぁ。レディ・シルバディア。」

 

「ごきげんよう。」

 

「シルバディアよく来たな。」

 

「よく来たシルバディア。」

 

口々に挨拶しにこやかに始まるが直ぐに緊張感が走る。ここにいる五カ国は知りたがっていた。ダンジョンについて。

 

「じゃあダンジョンに付いて報告するわ。地球の初めてのダンジョンは典型的なエーテル集中型のエーテル成形ダンジョン。その他の基本的な情報はPDFに纏めて送っておいたものよ。」

 

「確認している。」

 

「いろいろ質問はあるがまだ報告を聞こう。」

 

「それなら早いわね。仮称マランダンジョンと名付けるけど、このダンジョンは三階層しか存在せず、出現する魔物もゴブリン、コボルト、ビリジアンワーム、ミニマムレッサーデーモンの四種だけよ。」

 

「ふむ。」

 

「雑魚・・・・・・ということか。」

 

「その認識でいいわ。続けるわよ?」

 

「頼む。」

 

シルバディアが黒い石を画面に見せる。

 

「そしてドロップ品。それがこれよ。」

 

「魔石、と言ったか?」

 

「そう。これは新エネルギーであり、新素材であり、新栄養剤でもあるの。解析や利用法の研究は米軍から入手したものを使って。」

 

「おいおい我々も欲しいぞ。」

 

「そうだ。米軍だけが入手出来るのはなんというか。」

 

「どうにかならんか。」

 

「どうにかなる方法は後で話す。だから今はアメリカだけよ。」

 

「そうか・・・・・・・」

 

「なんとかなるならいい。」

 

「しかたないな。」

 

「それと、これらも出ているわ。」

 

シルバディアは直剣、丸盾、ガントレットを取り出した。

 

「これらはダンジョンドロップ品の装備よ。ダンジョン内でだけ効力を発揮する武具なの。ダンジョンの外に持ち出しても剣は切れ味を発揮出来ないし盾など防具は下手したら砕けるわ。おもちゃの方が頑丈なレベルね。」

 

「ダンジョン内でないと意味ないか。」

 

「ダンジョンの外に持ち出しても安全なのは良い。」

 

「次はステータスよ。」

 

四カ国の目が鋭くなる。一番聞きたかった事らしい。

 

「ステータスというのはダンジョンの中で確認出来る能力値のようなものよ。この数値が高いほど強くなり、スキルを保持して戦闘を有利に出来るの。」

 

「すまない。シルバディア。」

 

「エフレム大統領なに?」

 

「そのステータスはダンジョン内のみで発揮されるものなのか?」

 

「・・・・・・・違うわ。ダンジョン内のステータスはダンジョンの外に出ても通用するの。だからレベル100の人間が外にでればそれ相当の能力になるわ。」

 

「・・・・・・・わかった。」

 

「単純に数値だけで見るとレベル1000にもなれば暴走する新幹線に体当たりして無傷で止めることが出来る様になるわ。」

 

「化け物じゃないか!?!?」

 

「そんな人間止めようがない!!!」

 

「核ミサイルにも耐えるんじゃ・・・・・・!?」

 

「とりあえず!!ステータスの確認をするわよ。」

 

「あ、ああ・・・・・・」

 

「まずステータスに表示される名前。これは真名になる。どんなにいろんな名前を名乗ってようが最初に名付けられた名前がここに表示される。

隠すことはできないわ。そして名前指定のスキルなどの対象に選ばれることもあるわ。イニシャルがAの名前を対象に、みたいなね。」

 

「最初に名付けられた名前がそうなるのか。だが最初に付けられた名前が気に入らず変えたい場合なども効かないのか?」

 

「効かないわ。強制的に最初に付けられた名前になる。」

 

「なるほど・・・・・・」

 

「次はレベル。これは上限は無いわ。上げられるなら上げられるだけ上がる。モンスターを倒して経験値を得て、一定数溜まると上がるわ。」

 

「上がると能力値があがるのだな。」

 

「その通り。レベルが上がると能力値が上がり、同時にスキルポイントを経る。スキルポイントは後で語るわ。」

 

「なんかシステマチックなんだな。」

 

「そうよ。地球の作る、制度だもの。」

 

シルバディアは邪魔になったダンジョン産装備をアーレイ隊長に放り投げた。

 

「次はジョブ。これは今現在選択してるロールの事よ。例えば剣士、魔法使い、騎士みたいなものね。今回突入した米軍のジョブはミリタリーだった。ミリタリーは攻撃、壁役などの役割がない代わりにチームで防御、攻撃を切り替えて戦う個の群、群の個を立証するジョブね。」

 

「そのジョブとやらはどう分ければいいんだ?」

 

「ジョブの編成は自由に出来るわ。防御に振っても良いし、攻撃に振っても良い。」

 

「研究が必要なのだな。」

 

「そうよ。次は能力値、力守とすばやさ、そして特殊攻防よ。」

 

「それはなんとなくわかるぞ。」

 

「ああ。孫がやってるゲームでみた。」

 

「ちょっとシンプルじゃないのよね。実験して確認したわ。ジョーンズ大統領はアーレイ部隊を褒めてあげてね。」

 

「実験・・・・・・・ああ、わかった。何か大統領からの勲章を授与しよう。」

 

「それじゃ行くわよ。まず力と守ね。力は相手の守を貫通する能力よ。これが高いほど武器の攻撃力をモンスターのLPに通しやすくなるわ。次は守、これは相手の攻撃から防具の防御を貫通された時HPを守る能力よ。高ければ高いほど防具を貫通されてもHPにダメージが通らなくなるの。」

 

「少々厄介だな。計算式の様なものがあるのか。」

 

「その通りよ。この計算式は、星によって違うから要検証なのよね。」

 

「ふむ・・・・・・」

 

「次はすばやさ。これは回避とすばやさロトに関係する数値よ。回避というのは例えば身を躱して避けるだけじゃなく、すばやさの数値が相手の数値を下回った場合、致命の一撃を食らいやすくなり、すばやさの数値が相手を上回った場合相手からの致命の一撃の発生を抑制するようになるという数値よ。」

 

「致命の一撃とはなんだ?」

 

「致命の一撃とは、防御と守を無視してHPに確定で直接攻撃力を叩き込まれる攻撃の事を言うわ。下手したら一撃でHPが無くなって死亡することになる。」

 

「つまりそれは・・・・・・・格下相手だと発生しにくくなり、格上になるほど発生しやすくなる、でいいか?」

 

「その通りよ。自分の適性レベルで戦うのが正しい戦い方ね。」

 

「なかなかゲームじみてきたな。」

 

「命を賭けるけどね。」

 

シルバディアはアーレイ隊長から飲み物を貰い一口飲む。

 

「能力値の次は特殊攻防ね。特殊攻は魔法の威力の計算に使用されるわ。高ければ高いほど魔法の威力が上がるの。次は特殊防ね。特殊防は相手の魔法攻撃の防御に使われ、防具の魔法防御を貫通されると特殊防の計算が入り、特殊防が貫通されるとHPにダメージが入ると言う物よ。」

 

「ほうほう。」

 

「随分とまぁ。」

 

「ゲームだなこれは。」

 

「待てレディ・シルバディア。」

 

「あら何かしらジョーンズ大統領。」

 

「アーレイ隊長には称号が付いていて全耐性アップというのがあった。これはどういうことだ?」

 

「耐性ね。今から説明するわ。」

 

シルバディアは飲み物を地面に置き、背伸びをする。そして向き直ると口を開いた。

 

「耐性って言う前に、魔法には属性があって、炎、水、風、雷の基本四属性と冥、天、地の超常属性があるの。」

 

「ややこしいな。」

 

「そんなにあるのか。」

 

「めんどくさそうだ。」

 

「まぁこの基本四属性は言わなくてもわかるわ。ゲームやった方が理解度があがるわ。問題は超常属性よ。」

 

「いかにもヤバそうな属性だが・・・・・・」

 

「超常属性はたまにダンジョンのボスモンスターが使う属性で基本属性は相対する属性が弱点になるんだけど超常属性はそれを使えない上に探索者側は使うことが出来ない魔法属性なの。」

 

「じゃあ使われたら厄介なのじゃ無いのか?」

 

「非常に厄介よ。防御するにも特防が適用されないし特殊な防具が必要で対策に手こずる。そういう相手を倒す時は超常属性の魔法を使われる前に力で押し切るしかないわね。」

 

「なるほどなるほど。」

 

「興味深いな。」

 

「これらの属性に耐えるのが耐性。最後に魔力。これはそのまま魔法を使える容量。これだけよ。」

 

「わかりやすい。」

 

シルバディアはアーレイ隊長からチョコバーを貰いもぐもぐ食べ始める。飲み物を一口飲んで説明を続けた。

 

「最後はスキル。スキルは先天スキルと後天スキルがあって。先天スキルはたまにユニークな物が混ざっててレベルアップで増えたりするの。後天スキルはレベルアップでもらえるスキルポイントを使って能動的にもらえるスキルよ。基本的に後天スキルの振り直しは出来ないから選ぶのは慎重になる必要があるわ。」

 

「な、なぁシルバディア?」

 

「なに?王主席。」

 

「そのスキルとやらも・・・・・・ダンジョンの外で効果を発揮するのか?」

 

「発揮しないわ。ダンジョンの中だけ。」

 

「ほっ・・・・・・・」

 

ステータスの説明が終わり、シルバディアが一息吐くと表情をキリリと引き締めこう告げた。

 

「他に、何か質問ある?」

 

「ダンジョンとは・・・・・・無限に資源が採れるのか?」

 

「星が死なない限り、採れるわ。」

 

「ではマランのダンジョンは米国が・・・・・・・」

 

「待てジョーンズ、それは早計過ぎる。」

 

「いくらなんでも手が早すぎる。英国の方が土地的には近いんだぞ。」

 

「我々中国も恩恵にあずかれるなら欲しいぞ。」

 

「待ちなさい。みんな。」

 

シルバディアが一息掛けて四カ国を黙らせる。日本が黙りすぎてシルバディアは怖いがとりあえず無視した。

 

「ダンジョンはね、独占は許すけど占有は許されないの。」

 

「どういうことだ?」

 

「何が違うんだ?」

 

「全然違いがわからん。」

 

「?」

 

「何が言いたいかと言うと。ダンジョンを、アメリカ人専用にする!って独占するのは許されるの。でもこのダンジョンはアメリカの物ですって言うのは許されないわけ。」

 

「ニュアンスの違いか。」

 

「随分とまぁ細かいのだな地球の意思というのは。」

 

「どういうルールなのだそれは。」

 

「まぁこれは私の世界のダンジョンのルールなのだけれど。調べた限り地球でも適用される可能性が高くなって泣いてるわ。」

 

「まぁそういうことなら、どうする?マランダンジョンは誰かの物には出来ないならば・・・・・・」

 

「米軍の調査を目的に米軍独占にすればいいんじゃないかしら。フランスの森を一元管理してるのは米軍なわけだし。」

 

「しかたないか。」

 

「だな。」

 

「だがジョーンズ大統領。魔石の情報共有くらいはしてくれよ。」

 

「わかっているさ。」

 

「あとね・・・・・・」

 

「?」

 

「どうした。」

 

「シルバディア?」

 

「なにか・・・・・・?」

 

シルバディアは姿勢を正し、画面にしっかり向き直るとこう宣言した。みなは終わったと思いコーヒーやお茶を飲んでいる。

 

「ダンジョンは、増やすから。」

 

その宣言に、画面の皆がお茶を吹き出し、中島総理は画面から転がって消えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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