転生したら異世界の宇宙最強の龍でした!〜0から星と生命を作り出して一大文明の支配者になったので現代日本へ帰還します。自分は日本が一番暮らしやすい。〜   作:電動ガン

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全世界へのお達し。シルバディアちゃん世界へ問う。ダンジョン時代の始まりのひとこと。

ダンジョン法案の準備が日本、それと各国で整いつつある頃。イギリス、ロシア、中国、アメリカはシルバディアにある打診をした。それは全世界へ向けたダンジョン設置のお知らせをして欲しいというものだった。

 

「・・・・・・・映ってる?あ、映ってる。よし。地球の皆さん。ごきげんよう私はシルバディア。女神龍という名の宇宙怪獣です。大丈夫。怖がらないで今日はどこかの街を破壊するとかの宣言じゃ無いから。」

 

シルバディアの魔法に寄って全世界の言葉に翻訳された動画は、瞬く間に再生数が伸びていった。

 

「私は今、あれ?えーっと、なになに。地球経済圏及び技術活性化特別協定、でいいのかしら。いいわよね。で!!地球にダンジョンを設置しようとしているわ。ダンジョンとは、モンスターを倒して資源を得る迷宮なの。侵略とか、人類の間引きとかじゃないから安心してね。」

 

世界の人々は驚愕した。噂されていた日本の龍。その本人が動画投稿サイト、YouTubeにASTRA各国政府のチャンネルから投稿されていた。

 

「地球の資源問題とか経済の停滞とかはわかんないけれど、ダンジョンを作らないと地球は弱ってしまう。だから協力して欲しいの。」

 

「嘘だと思うなら無視していい。」

 

「でもコレを見て。ダンジョンに潜れば富を得られる。」

 

「魔石を獲得して、国に売る。これだけでお金持ちになれる。」

 

「私も知的生命体だから嘘は吐く。だけど宇宙の掟に従って決して貴方たちを騙さない。」

 

「ダンジョンに潜ってエネルギーを循環させて欲しい。そのお礼に富を与える。」

 

「お願い。地球を救って。」

 

「ダンジョンに潜る条件などの詳細はこのホームページにあるわ。よぉく確認しておいて。この条件はどこの国に設置しても同じにする予定よ。」

 

10分ほどの動画だが動画でもわかる宇宙怪獣の迫力は迫真めいて真実味を与えた。そしてダンジョンの時代の到来を全世界の人々に伝えたのだった。

 

・・・・・・・・・・

 

・・・・・・・・・

 

・・・・・・・・

 

・・・・・・・

 

・・・・・・

 

・・・・・

 

・・・・

 

・・・

 

・・

 

 

ダンジョン法案、名称特定エネルギー形成由来深迷宮領域の管理、及び運用に関する法律案は何故か嘘のように簡単に通った。

衆議院本会議場の演壇に立つ江田官房長官は大粒の汗をかきながら法案を可決したのだった。おかしい。何かがおかしい。ありえない。

普段なら野党から説明が足りん!!、国民を危険に晒す気か!!!、と言った怒号が飛び交う物だと認識していた実際そうなると思ってこちらも準備していた。

しかし蓋を開けてみれば野党は消極的だが賛成の意思を示し、静まりかえっていた。

だがしかし。それも理由がある。

いるのだ。それが。

速記席の後ろ。そこに赤いワンピースドレスを着て闇夜のような風貌をしてシルバディアが、頬杖を突き、衆議院の決議の一挙手一投足を眺めていたからなのであった。

 

「・・・・・・♪」

 

「・・・・・・・・。」

 

「・・・・・・・。」

 

「・・・・・・。」

 

誰も喋れなかった。余計なこと言って、ダンジョン法案を賛成、可決しなかったら消される。そういう思いが衆議院を支配していた。

だがシルバディアはそんな思惑など無い。気まぐれでたまには法律決めるとこ見てみたいな〜と言っただけである。

野党議員はもう完全に全てにおいて与党に平伏するしか道がなかった。これからいつシルバディアが見に来るかわからない。

たまたま与党とべったりなシルバディアが見に来ていた時に与党を口汚く怒号を飛ばしたら。赤い霧となって消滅させられる。石化させられる。

だがシルバディアは自分の被造物で無いにせよしっかり生きている人類にそんなことは無礼や掟破りでもないかぎり絶対しない。

でもそんなこと知らない野党は震えて夜も眠れなくなっていたのだった。

 

「以上で討論を終わります。賛成の方は起立を、反対の方は着席を。」

 

「・・・・・・♪」

 

「ひぃ・・・・・」

 

「ッ・・・・・・」

 

「ひ・・・・・・・」

 

シルバディアが座っている議員を一人一人睨んで(睨んでない)起立をさせたのを見て江田官房長官は頭を抱えるのであった。どうして総理はこの決議の時にシルバディアを呼んだのか。見当も付かないがもう無視することにした。これでダンジョン法案は可決だ。

 

「これにて特定エネルギー形成由来深迷宮領域の管理、及び運用に関する法律案は可決とします。」

 

拍手が起こって衆議院会議が終わる。だが議員達の顔は一様に疲れ切っているのであった。

 

・・・・・・・・・・

 

・・・・・・・・・

 

・・・・・・・・

 

・・・・・・・

 

・・・・・・

 

・・・・・

 

・・・・

 

・・・

 

・・

 

 

「ダンジョン法案、施行されたわね。」

 

「そうですね。後はダンジョンを設置して貰って、検問所などの管理施設を作るだけです。」

 

総理官邸、地下会議室。閣僚達とシルバディアは夕飯のデリバリーラーメンを食べながら会議をするのであった。

 

「ダンジョンに付いてもう少し詰めとく?何か聞きたい事ある人は適当に返事して。」

 

「はい。」

 

「えーっと・・・・・・」

 

「ああ、谷本です。ダンジョンとは人が際限なく入れるものなのですか?」

 

「えーっとね。100人単位で空間が切り替わるわ。ダンジョン空間Aに100人入ったらダンジョン空間Bが生まれて切り替わる。ここも100人入ったらCが生まれて、って感じ。」

 

「ほうほう。1万人がぎゅうぎゅうになるということはないんですな。」

 

「そうね。イベントでも無い限りはそうよ。」

 

「イベント?」

 

「ダンジョンでレイド戦などを開催してエーテル消費量をたまに稼ぐのよ。」

 

「ほうほう?」

 

「レイド戦わかる?ゲームと一緒だから調べてみて。」

 

「はい。」

 

「次いる?」

 

「はい。」

 

「えーっと、たしか、只野さん。」

 

「そうです。ダンジョン内ではHPがあると聞いたのですが、怪我などはしないのですか?」

 

「しないわ。全部HPが肩代わりしてくれるの。」

 

「おお。すごい。」

 

「でも状態異常はあるわ。盲目、難聴、ドンムブ、ドンアク、毒、麻痺、眠り。あとカエルとかね。」

 

「カエル?」

 

「カエルに変身しちゃうのよ。一定時間で戻るけど。」

 

「恐ろしい・・・・・・・」

 

「HPの説明はこんなところね。他は?」

 

「はい。」

 

「鮫坂さん。」

 

「マランのダンジョンではスタンピードがあると言っていましたが設置するダンジョンでその危険は?」

 

「無いわ。」

 

「それは何故?」

 

「人工密集地に作れば毎日数千人単位でダンジョンに入って魔物を狩るでしょ?そうなれば魔物は枯渇リポップしかしなくなるの。魔物が足りないって状況にはならないけど魔物が溢れるって状態には絶対ならないわ。基本的にスタンピードは管理されてない未発見のダンジョンの脅威だから。」

 

「なるほど。ありがとうございます。」

 

「ごちそうさま。他にはいる?」

 

「ごちそうさまでした。私良いでしょうか。」

 

「江田さん。」

 

「ダンジョンの武具なんですが、マランのダンジョンでは一階層で大変多くドロップした気がします。これは何か理由が?」

 

「ダンジョンの1階層ってダンジョン準備階層なのよ。ダンジョン用武器を持ってない探索者が1階層のモンスターを狩って武具を集めるの。それでその武具を装備して2階層、3階層に進むようにっていうシステムなのよ。1階層より下はモンスターのLPがぐんと増えて攻撃力1しかないダンジョン外の武器じゃまるで歯が立たないから。1階層じゃレベルアップもしないし。」

 

「なるほど。総理、提言します。まず警察、自衛隊の部隊に突入させ一般人用の武具を確保しましょう。それを官公庁オークションで販売し、浸透を目指したいです。」

 

「江田さん、それ採用。任せていいかしら。」

 

「はい。」

 

「この辺にしようかしら。何か聞きたい事が出来たらまた言ってね。」

 

少しずつ進んでいくダンジョン法案。そして。ダンジョン設置まで、あと数日。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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