転生したら異世界の宇宙最強の龍でした!〜0から星と生命を作り出して一大文明の支配者になったので現代日本へ帰還します。自分は日本が一番暮らしやすい。〜 作:電動ガン
「ウーバーイーツ・・・・・・?」
「そう。これで注文すると配達をしてないお店でもトランスポーターが配達してくれるの。」
私はみのりに言われて頭を殴られたような衝撃を受けた。吉野家も、松屋も、すき家も。それだけじゃない。ラーメンも。ハンバーガーも寿司もケバブもハンバーグもオムライスもうなぎも。お家に運んでくれるというのだ。こんなの神の所業だ。
「は・・・・・・」
「は?」
「はわわ・・・・・・」
みのりは今日はハンバーガーを注文してくれた。美味かった。
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永田町、総理官邸。総理執務室。中島総理はホットラインにてアメリカ大統領ジョーンズ・B・ライトイヤーとのテレビ会談を行っていた。
「だから大統領!保護対象が日本での保護を望んでいる以上引き渡しや検査は出来ないんです!」
「では何度でも聞くが!あの怪獣が流暢な日本語を話し!友好の贈り物をして!保護を訴えたという馬鹿げた話を信じろというのか!」
「それが事実なんです!」
「馬鹿も休み休み言え!!なんで宇宙の彼方からきた怪獣が日本語を話すんだ!!そんな話が通用すると思うか!?」
「だからインターネットを通じて勉強して・・・・・・」
「全長300メートルの怪獣がスマートフォンを使ったとでも言うのか!!!」
「そうじゃなくて恐らく脳波のようなもので・・・・・・」
「そんな事が出来るなら地球はもうブレードランナーの世界になっておるわ!!!」
「はぁ〜〜〜・・・・・・」
喧々諤々のテレビ会議だが中島総理は大統領の突き上げにタジタジであった。
「・・・・・・なぁキヨミ。私は何も嘘を暴きたいんじゃないんだ。何があったか知りたくて、助力が必要ならば手を貸したいだけなんだ。」
「それはわかっております大統領・・・・・・」
「キヨミ。怪獣をアメリカに強制的に持って行ったりしない。共同研究などという傘を差して情報の共有を計ったりもしない。日米安保を盾に共同管理にもしない。だから教えてくれ。キヨミはまだ私の可愛い弟子でもあるんだ。君を助けたいんだよ。宇宙怪獣の襲来なんて日本でカバー仕切れる訳がない。」
「それも、わかっております・・・・・・」
「じゃあ教えてくれ!怪獣はどこに消えた!怪獣から何を見た!」
「だから・・・・・・保護を申し出られたので保護して・・・・・・」
「キヨミ・・・・・・」
テレビ会議の向こう側のジョーンズ大統領は頭を振る。そして顔を一回撫でた後中島総理に優しく問いかけた。
「わかった。キヨミ。今は助けはいらないんだな。」
「正直助けて欲しいわ・・・・・・」
「だがキヨミが嘘を吐いてる間は何も手を差し伸べられないんだ。」
「マスター!嘘じゃ無いの・・・・・・!本当なのよ!」
「キヨミ・・・・・・」
ジョーンズ大統領は腕を組み、ため息を吐いた。
「キヨミ。多分、君のことだ。あの怪獣を調査する上でどこにも発表出来ない事態が発生したんだろう。私の下にいた時からそういう時決まって震える右腕を撫でていた。君はあの時のままだ。それは嬉しくも思うし悲しくも思う。」
「・・・・・・。」
「キヨミ。しっかりしろ。もう一度、総理に戻れ。」
「ええ・・・・・・わかりました。」
「よし・・・・・・キヨミ。宇宙怪獣はどうなったんだ。」
「保護し、千代田区のマンションで生活しています。」
「・・・・・・。」
「・・・・・・。」
「・・・・・・。」
「・・・・・・。」
「わかった・・・・・・」
大統領が一度席を立ち、部屋を一周してまた席に戻ってくる。その顔には重度の疲労が見えた。
「それが。事実で、真実なんだな。キヨミ・・・・・・いや中島総理。」
「はい。これが事実です。」
「そうか・・・・・・わかった。それを、信じよう。怪獣は、流暢な日本語を話し、保護を申し出て、中島総理はそれを受け入れた。間違いないな。」
「間違いありません。」
「そうか・・・・・・そうか。わかった。わかった。」
「はい。」
中島総理は水を一口飲み、大統領もコーヒーを一口すする。そして大統領はメモを手に取ると何かを書き、モニターの端に貼った。
「中島総理。それで、君たち日本は、友好の証を受け取ったと言ったな。何を受け取った。」
「大統領、これは私と大統領だけの話にしてください。」
「わかった。おい!オリビア!少し外せ。」
大統領の後ろに控えていた女性が出て行き、静寂に満ちる。そして中島総理は切り出した。
「私たちがコードネーム:ドラゴンから受け取ったのは受け入れの対価として三つ。生活費の対価として一つです。大統領。」
「それはもう聞いた。何を受け取ったんだ。」
「一つは超画期的燃料鉱石です。」
「超画期的燃料鉱石?」
「石炭の一種だと言われて提供されました。その能力は拳大の大きさの石炭一つで、火力発電の25年分の燃焼を賄う石炭です。」
「なんだと・・・・・・!?」
「この石炭。必要であればいくらでも対価として提供する用意があると言われています。」
「・・・・・・なるほどな。他は。」
「もう一つはポーションです。」
「ポーション?」
「魔法の薬だと言われています。効能は傷の完全治療。切断したものを再生するなどは傷の適応範囲が広く、外傷だけではないく心疾患や肝硬変などの臓器の異常にも効果がありました。」
「神の薬だ・・・・・・他は?」
「他は一つは検証不能で未検証で、もう一つは若返りのポーションです。」
「若返り!?」
「はい。この若返りのポーションは肉体機能を20代相当に若返らせる薬です。見た目の若返り効果、寿命を延ばす効果は無く、検証した医師からは若い身体で寿命を終えたい人間の薬だと言っていました。」
「ジーザス・・・・・・」
ジョーンズ大統領が顔を覆う。そしてコーヒーを一口飲み、大きなため息を吐いた。
「それを、日本は手に入れたと言うことか?」
「どれも、一つだけですが・・・・・・」
「なるほど・・・・・・なるほどな・・・・・・なるほど・・・・・・」
「これは極秘です。知っているのは日本の一部の官僚と大統領だけです。」
「そうか・・・・・・中島総理、苦労したな。」
「ええ。とても。」
「そうか・・・・・・なぁ中島総理。その、コードネーム:ドラゴンは、対価さえ出せば我々の取引にも応じてくれると思うか?」
「どうでしょう・・・・・・彼女はすごく日本贔屓で、応じてくれる可能性は限りなく低いと思います。」
「そうか・・・・・・」
ジョーンズ大統領は席を立ち、コーヒーメーカーのスイッチを押す。ドロドロドロと音がしてコーヒーが注がれたコップを持って大統領が戻ってくる。
「いや、中島総理。聞きたかったのはアメリカが取引したいというわけじゃないんだ。その、コードネーム:ドラゴンが日本以外と取引をする可能性を知りたかった。」
「どうでしょう・・・・・・一応は、接触を制限しているので、接触しない限りは取引は出来ないかと。」
「おそらく、世界には隠しておけん。あれほど巨大な怪獣だ。絶対にどこに隠したとせっつかれる。」
「でしょうね・・・・・・」
「だが。アメリカが防波堤になろう。」
「え?」
「その代わり、ポーションが手に入って分けられる時は、分けてくれ。」
「わかりました。そのように取り計らいます。」
「頼むぞ。だがその怪獣をよく千代田区なんていう人口密集地に隠したな。」
「ああ。コードネーム:ドラゴンは人間に変身出来るんですよ。」
「・・・・・・は?」
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「お届け物でーす。」
「はーい。」
とりあえず百万円のクレジットカードを使う対価は差し出したので遠慮無く使おう。そしていろんなホビーに傾倒し始めた。フィギュア。プラモ。トイ。国内海外問わず一杯買った。
「おおー届いたわねメタルカードボット。」
最近のお気に入りは韓国トイだ。合体ロボとか、変形ロボのおもちゃ。なかなかクオリティが高く評価が高い。日本で買うと高いけど。
「あ〜あ現地に買いに行けたらなぁ。」
「それは我慢してくださいよ〜」
「わかってるわ。政府との約束は守るわよ。」
そしてそこへまた呼び鈴が鳴った。シルバディアはウーバーイーツかなと身構えるがやってきたのは須垣だった。
「シルバディアさん。申し訳ありませんが頼みがあるんです。」
「頼み?」
「はい。取引の、レートを確認したいんです。」
「なるほど?」
「何を対価に差し出せば、何をもらえるか。というのを把握したいと関係閣僚から出ましてね・・・・・・私の上司である神田外務大臣が刺激するなと止めたのですが・・・・・・まぁいいわよ、と言いたいところなんだけど・・・・・・」
「何か不都合が?」
「不都合は無いわ。でも私の裁量によるレート変動があるからコレ!という指標を出せないのよね。」
「あー・・・・・・なるほど。」
「必ず何かしらの対価は出す。等価交換っていう掟は変わらないわ。でも私の裁量で変化するから・・・・・・ちょっと前のクレカの対価が良い例ね。」
「ああ。あれですか。」
「あれは私が日本にいる間、月に百万使っていいですよっていう施しでしょ?私にお金っていう自由をくれたわけ。その恩があるから月百万無期限っていうのに対して若返りのポーションの作り方と現物。マナ変換炉の設計図。無限の資源っていう対価を出したのよ。選ばれたのは若返りのポーションだったけど。」
「なるほど・・・・・・」
「これは別に等価交換だと資源は無限じゃなくていいしテクノロジーはもっと落としたものでいいわけなのよね。私の寿命は無限だから貴方たちの世代交代が進んで居づらくなったら出て行けばいいだけだし。」
「その理屈ですと我々の文明が続く限り恩恵を受ける無限の資源や若返り、謎の炉は過剰だと言いたいのですね。」
「そう。恩の分上乗せした対価だってこと。」
「なるほどなるほどわかりました。」
「あと私が日本贔屓だから安売りしてるって言うのもあるかな。」
「そうですか。ではそのように持ち帰らせて頂きます。」
「お願いね。」
「それではお話してくださった対価です。」
「それは嫌みってこと?」
「とんでもございません。お時間を頂いたのでそのみかじめ料のようなものです。」
「呆れた。今までそんなこと無かったじゃない。」
「はっはっは!今決まったのですよ!」
「そう?じゃあ次も期待するわね。あっローソンのプレミアムロールケーキ。」
「コンビニスイーツもお好きだと耳にしましたので。」
「これならもっといっぱい喋ってもいいかな。」
「左様ですか。それでは次回もこのように。」
家の外ではいろんな思惑が渦巻いてるとは全く気付かないシルバディア。だがそれも時間の問題だ。各国の渦に飲まれるのを黙って待っているのか。それとも渦ごと消し飛ばすのか。まだそれは誰にもわからない。