転生したら異世界の宇宙最強の龍でした!〜0から星と生命を作り出して一大文明の支配者になったので現代日本へ帰還します。自分は日本が一番暮らしやすい。〜 作:電動ガン
アイメイディアスは落ち込んでいた・・・・・・と思っていたが、2、3日で復活していた。だがそれを重く見た中島総理はママ友としてなんとかするべくシルバディア宅へと向かった。
「アイメイディアスさん、大丈夫ですか・・・・・・?」
「大丈夫大丈夫ー!!」
「ですが、お子さんを二人も失ってしまって・・・・・・」
「そうだね・・・・・・」
アイメイディアスは中島総理にお茶を淹れて席に戻る。そして少し目を伏せてこう続けた。
「後になって休眠も疑った。でも、流石にあーしは創造主だから、命の火が消えたかどうかくらいわかる・・・・・・あの子達は、確かに死んでしまった・・・・・・」
「そう、ですか・・・・・」
「それにさ。そーりは子供、ひとりだけでしょ?」
「そうですね。」
「子供がたくさんいるとさ、いつまでも悲しんでると、後追いする子が出てくるんよね。そういう子を出さない為にあーしは早く立ち上がらないといけないわけよ。」
「ですが・・・・・・」
「うん・・・・・・めちゃくちゃ辛いよ・・・・・・」
「・・・・・・。」
「でも子供達の事を考えないといけない。超絶放置育児だけど子供達はみんなあーしを慕ってる。その子達に、馬鹿な真似をさせるわけにはいかないの。」
「わかりました・・・・・・それでは、ここからは少し実用的な話をさせてください。」
「実用的?」
「はい、お子さんのお墓は、どうされますか?」
「あー火葬にするかとかどうとかってコト?」
「そうです。日本国内で死亡したと捉えられる為に日本に従ってもらうか・・・・・・もしくは宇宙的な葬儀の仕方があるならそちらに任せるか。です。」
「あー・・・・・・なるほどね。」
「アイメイディアスさんの方で希望する弔い方はありますでしょうか。」
「そう、だね。」
アイメイディアスは少し悩んだ後。こう告げた。
「女神龍は、女神龍の弔い方をするよ。」
「どういう方法なのですか?」
「宇宙に墓標を建てるの。だから、そうね。地球の公転軌道の反対側に置かせて欲しいの。女神龍の死骸はどの状態でも資源の塊だから悪用されないためにね。」
「わかりました。それならば、特に地球に報告する必要は無いでしょう。」
「ありがとね。結界とかバリアとかは張らせてもらうけど地球に害は無いから。」
「承知しました。」
中島総理は念のためメモしポケットにしまう。そして少し気晴らしに行こうとアイメイディアスを誘った。そして二人(秘書の鷺沢はいたが)はファミレスでその日の晩まで語り合うのだった。
・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・
・・・・・・・・
・・・・・・・
・・・・・・
・・・・・
・・・・
・・・
・・
・
「そう・・・・・・っすか。姉さんは・・・・・・」
「そうなの・・・・・・」
「わかってたっす。若い女神龍が銀河大直列の超パワーに耐えられるわけないって。生きてるはずが・・・・・・ないって。」
「ごめん・・・・・・・バル、ママが、もう少し早く、気付いていれば・・・・・・・」
「ママの所為じゃないっす!!!!ママが簡単に動けないってのもわかってたっす。どうしようも、なかったっす。」
「バル・・・・・・」
「それに、悪いのは、私っす・・・・・・馬鹿をやって、銀河大直列を起こした・・・・・・私の所為・・・・・・」
「ちが・・・・・・」
「ちがわないっす!!!姉さんを殺したのは私っす!!!」
「違う・・・・・・バル・・・・・・違うわ・・・・・・」
「私が・・・・・・馬鹿をやった!!・・・・・・だから私が死ねば!!!!」
「バル!!!!!」
「・・・・・・・ッ」
「それ以上は、ママ怒るよ。」
「じゃあ・・・・・・どうすればいいんすか・・・・・・私は姉さんが死んでるなんて知らず、ぐうたらして・・・・・・」
「いいの。いいんだよ。バルは生き残ったんだからいいの。だから、ザラとエメの分まで生きて・・・・・・」
「そんな、そんなの・・・・・・・うあ・・・・・・うぇ・・・・・・」
「・・・・・・。」
「うあああ・・・・・・うええええぇぇぇぇん!!!!」
▽▽▽
ダンジョン庁、シルバディア専用ダンジョン管理室。シルバディアはダンジョン管理画面でダンジョン管理をしているのかと思ったら、空間ディスプレイに映されているのは宇宙や次元空間の機微を映した物だった。
「ふむ・・・・・この地球に近い次元空間で女神龍が亡くなったにしては影響は軽微ね・・・・・・」
通常、女神龍が亡くなるというのは年齢によるがビッグバン以上のエネルギーが放出される。それに乗じて女神龍の身体も資源化するのだが。
ザラとエメの身体は若かったので放出エネルギーも次元の壁を突き破る事も無く資源化されている。
「ママは太陽を挟んで反対側に墓標を作ると言ってた。ママ直々の結界なら本当にママの同格の神でないと破るのは無理だろうし。最強の守りね。」
かつかつと空間ディスプレイを叩き、ごちる。
「問題は、他の女神龍を呼び寄せないかね・・・・・女神龍の死は、復讐フェロモンを出すから・・・・・・」
厳しい顔で太陽系、更に拡大して天の川銀河にまで監視範囲を広げる。復讐フェロモンに誘発された女神龍は非常に凶暴だ。銀河を滅ぼすなど指を振るうだけで出来る。ママに殺された女神龍も復讐フェロモンを出していて巡り巡ってメグメレルのあるユミナリアス宇宙に届いた時は大変だった。アルが当てられて暴れ出すのを必死に抑えていた。
そしてやってくるのがシルバディアと同い年くらいの女神龍なら良い。だが年上の女神龍が来たら、ママがいても太陽系どころか天の川銀河が滅ぼされる。
「ちっ・・・・・・厄介なことになったわね。」
シルバディアは空間ディスプレイをたたき壊す。乱暴にアイメイディアスに持たされた水筒を取り麦茶を飲み干す。
「まぁ。来たらママになんとかしてもらうか。」
空間ディスプレイを再び展開し、今度はダンジョンの管理画面を出す。
「まずは、こっちなんとかしないと。」
ダンジョン管理に精を出すシルバディアなのだった。
▽▽▽
永田町。総理官邸。地下六階。地下会議室。ASTRA五カ国秘密会議。
「・・・・・・安保理常任理事国入り、か。」
「そうだジョーンズ。いつまでもフランスを抜いたままにしておけん。」
「エフレム。だが慎重に選ばんと。うるさい国が多いぞ。」
「いやでも決まってるようなものだろう。」
「・・・・・・・えっ。」
各国首相は中島総理をじーっと見つめ。圧を掛けた。
「いや、いや、いや!!何も根回しが出来てないんですよ!?」
「G4などほおっておけ。」
「そうだ。所詮は常任理事国入りをいつまでも果たせぬ国だ。」
「インド、ドイツ、ブラジル。彼奴らには無理だ、安保理は。」
「うむ。ダンジョン利権の交渉にも与れん国だ。その程度なんだよ。」
「し、しかし。我々はG4で一体になり協力、支持しあってきまして・・・・・・」
「それも今日で終わりだ。」
「うむ。決別の時だな。」
「巣立ちの時が来たのだよ。」
「せめてダンジョンの交渉の席に着けてたらなぁ・・・・・・」
「いや無理ですって!!簡単に決別できません!!」
「いいか。中島総理。」
ハリー首相が厳しい顔で中島総理に顔を向ける。中島総理は唾を飲み緊張した。
「君の国はな、神の国なのだ。」
「神の国だなんて。」
「ジュネーブの会議で現れた神。あの全世界が認める神が日本にいる。神は日本を選んだ。」
「は、はぁ・・・・・」
「レディ・シルバディアだけなら宇宙怪獣として処理出来た。いくら神の如き力を持っていたとしても。宇宙怪獣として処理出来たんだ。」
「・・・・・・。」
「だがあの神は違う。日本を選んだあの神は、違う。全世界、どんな宗教も関係無く平伏させた、あの神。法王も、天皇も、高僧もイスラムもヒンドゥーも。なにもかも平伏し、神の降臨に狼狽えた、あの神。どういうことかわかるか?」
「いえ・・・・・・」
「世界は神のいる国といない国で別れたのだ。日本か、日本以外かで、別れた。その日本が常任理事国じゃない?世界を支配してない?ちゃんちゃらおかしくないか?」
「なんでそうなるのです!?!?」
「そうなるだろうが!!!!神が降臨したんだぞ!!!!日本の宗教観では神の降臨がどういうことか掴みづらいだろうけどな!!!!」
「ええ、ああ・・・・・・」
「わからないか。神は、なんと言った?何を示した?何をもたらした?」
「え、えと・・・・・・・」
「本来ならば全世界にそれを公表しろといいたいところだが。誰も言わないだろう?それもわかっていないだろう?」
「そう言えば・・・・・・」
「本当なら知りたがってる。皆が日本について調べ、その宗教観から、国民性を調べ、神の在り方にたどり着いた。だから何も言わないんだ。」
「ですが、それが何故常任理事国に問答無用で入れと・・・・・・」
「最初に降りたのがジュネーブとは言え、日本を選んだ。ならば日本の神だ。そして世界の民は、日本の神について調べ、辿り着いたんだよ。」
「何に、辿り着いて、それが何の関係が・・・・・・」
「日本の神は、災害だ。」
「・・・・・・。」
「日本は災害自体を神格化し神としている。あの日本を選んだ神は災害なんだ。その災害を抱え込んだ日本は、世界の安全保障に殉ずる義務があると、思わないか?」
「なる、ほど・・・・・・」
「世界は災害を抱え込みたくないの一心だ。だから平伏する。話が出来る災害なら対話で押さえ込める可能性が高い。ならば平伏するだろう。」
「その、通り、です・・・・・・」
「日本の常任理事国入りを推す理由がわかったか?」
「はい・・・・・・ハリー首相・・・・・」
「とりあえずG4の説得は我々もする。あまりにもうるさいならダンジョン国際免許化推進の枠から外すと脅せば良い。」
「随分と・・・・・・」
「むしろG4からG3になることで旨味があると示してやれば理解はしなくても納得はするだろう。」
「知りませんよ私は・・・・・・」
「大丈夫だ。中島総理。」
「我々が無理矢理引き上げたことにすれば良い。」
「安心出来んだろうが我々に任せろ。」
「ここでやっておかんと更に後が怖いからな。」
中島総理は大きくため息を吐き。天井を見た、嫌な覇権国家のなり方だと愚痴ったが神が選んだ国だと言う事実は消えない。中島総理はこの神に選ばれた国がいる時代という新時代に否応にも対応させられるのであった。