転生したら異世界の宇宙最強の龍でした!〜0から星と生命を作り出して一大文明の支配者になったので現代日本へ帰還します。自分は日本が一番暮らしやすい。〜   作:電動ガン

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階層開放の序曲。お前らこれで準備しろ。これは命令だ。

「みんな〜ごきげんよ〜シルバディアよ〜」

 

ウェブカメラに向かって手を振るシルバディア。今日はアップデート告知の配信の日。配信同接は4000万人。いつもより少ないがどうせ集まってくると無視した。

 

「今日はね。7階層より下の階層に進む為の準備のアップデートの配信よ。」

 

アップデートするよの告知だけでスパチャがどんどん集まってくる。スパチャのコメントはかわいいばっかりなので話を聞いていないと思われる。

 

「とりあえず7階層より下の8、9、10階層とボス部屋を開放するんだけどこの階層から属性ダメージ攻撃をしてくるのが増えるわ。前にダンジョン庁から告知があったと思うけど難しくてわかんなかったと思うから私から説明するわね。」

 

シルバディアはフリップを出して続ける。

 

「まず属性ダメージとはなんなのかを説明するわね。属性ダメージとは、追加ダメージのことよ。100の攻撃力に追加で炎、水、風、雷の属性ダメージが何かのダメージがあるわ。100のダメージと100の属性ダメージがあったとして。守ステータスで攻撃力100を20に減少出来たとしても属性防御を振って無くてそのまま受けたら120のHPダメージを受けるわ。」

 

コメント欄がざわつく。この追加ダメージに恐れをなして悲鳴を上げるアカウントがそれなりの数がいた。

 

「属性ダメージをHPに貫通させないためには装備に属性防御を振らないといけないの。そしてそれは7階層を周回してほんの少し低確率のドロップを拾うしか無いの。」

 

これに反応してるのはガチ勢だけだった。

 

「でも!!もうひとつ属性ダメージを防ぐ方法があるわ。」

 

フリップをもう一つ捲る。

 

「それは耐性。基本的に探索者には全属性50%の耐性が付与されてるの。この耐性をアクセサリーやスキルで増やして70%以上にすると〜?」

 

フリップを捲る。そこにはダメージ100%カットと書いてあった。

 

「この通り!!属性ダメージをダメージテーブルに乗せる前に100%カットするの!!!」

 

探索者のリスナーが沸き立つ。だが中にはそんなうまい話があるはずが無い。と疑っていたリスナーもいた。

 

「勘の良いリスナーがいるわね。その通り耐性は万能じゃない。簡単に環境デバフや敵のデバフ魔法で減少させられる。

減少させられた時に魔法防御を振ってなかったら即死級のダメージを受けることになるわ。

それに7階層より下は環境デバフは無いもののダンジョンから出るまで効力を発揮するデバフ魔法を使ってくる敵もそこそこいる。

解呪魔法を持ったヒーラー魔法職が必須ね。ここでヒーラー職が報われてくるわ。」

 

大分ダンジョンが牙を剥いてきたなというコメントがあり。シルバディアはそのコメントを拾った。

 

「こんなんじゃ牙を剥いてるなんて言えないわ。ダンジョンがあくびをした程度よ。本物のダンジョンを少しだけ見せてあげようか?」

 

シルバディアが画面を切り替える。そこには33階層と書いてあった。環境デバフ全耐性−30%、防御力−20%、魔法防御−20%。追加でバーストリザード、アーティクルトレント、マリンサハギン等の強力な魔物が出現し、更にトラップまで存在している階層だった。

 

「これくらいになれば、牙を剥いていると言えるかしらね。前に私も7階層より下は牙を剥くといったけど、それは貴方たちのレベルに対して牙を剥くと言っただけだし・・・・・・」

 

シルバディアは画面を閉じ、元の画面に戻す。

 

「33階層になれば極低確率で大魔石がドロップするから周回する旨味があるわね。あれ500万くらいで売れるし。」

 

シルバディアはクスクス笑ってフリップをしまう。

 

「まぁね?人類が魔石の本当のすごさに気付いてないから。今の魔石の買い取り価格なんだけど気付いたら2階層で採れるコモン極小魔石の価値が10倍でも国は買い取ると思うわ。でも鑑定鏡の鑑定額通りの買取額は変わらないけど。」

 

シルバディアは水を一口飲むとカメラに向き直る。

 

「みんなは魔石、どんだけすごいかわかんないでしょ。だって国が独占してるもん。でもすごさを知ればみんなだって欲しくなるわ絶対。でもね?絶対管理できなくて破滅する。だから国に独占してもらってるの。みんなも知ってるでしょ魔石バッテリー。そこそこ値段するけど持ってる人もいるんじゃないかしら。」

 

持ってるーと何人かがコメントしたのを見てシルバディアは笑う。

 

「ほんとに、ほんとに魔石はすごいわ。宇宙怪獣の私から見てもすごい・・・・・・じゃなくて。」

 

シルバディアはこほんと咳払いし新しいフリップを出す。

 

「7階層より下の階層にみんな行けるようにするために!!新イベントのお知らせよ〜〜〜〜!!!!」

 

わ〜〜〜〜〜とコメント欄が盛り上がりスパチャが飛び交う。にやりと笑ってシルバディアはフリップのシールを捲る。

 

「イベント名は!!!『倒せ!!!エンドレス・フラワー・ガーデン』よ!!!内容はね。」

 

フリップを捲り次のイラストをだす。

 

「1階層にちょうどパーティ五人分が座れるくらいの花畑が出現するようになるからそこにパーティで入って、ガーデン・イン!!って叫ぶの。

そうすると花畑フィールドに移動するわ。そこでえげつない量のイースト・フラワーと呼ばれるモンスターをとにかく倒し続けて。」

 

おおおとコメント欄が埋まり同接が6000万人を越えたの確認して探索者にはならなくても興味がある人は結構いるんだなとごちる

 

「とにかくとにかく倒し続けて10ウェーブ倒すとクリアよ。」

 

シルバディアはフリップを投げ捨てた。

 

「そしてこのモンスターは倒してもなんにもドロップしないわ。そのかわりフラワー・ポイントという物が加算されて、ウェーブクリアごとにもフラワー・ポイントがもらえるの。」

 

隙の無いリスナー達は気付いたようだ。ポイント交換だな!?というコメントで埋め尽くされている。

 

「その通り、これはダンジョンの中で『フラワー・ショップ・イン!!』って叫ぶとポイント交換ショップに入れるようになるわ。ここでお買い物してね。目玉商品は7階層より下の階層に潜るときに有利になる武具よ。各種武具に固定スキル『花畑の強行』というのが付いてるの。このスキルは重複して効果を発揮して右手左手全身を揃えると全耐性が220%になるの。多少のデバフも怖くないわ。」

 

すげーーーーー!!!と言うコメントの中に倒せなくて埋もれたら死んでしまうのでは?と言うコメントがあったのをシルバディアはめざとく見つけた。

 

「ごめん言うの忘れてたエンドレス・フラワー・ガーデンではHPが無くなっても死なないわ。元の1階層の花畑に吐き出されるだけなの。だから死の危険なんてないからみんなでイースト・フラワーをボコボコにしてちょうだい。ボコボコにされる人が多いだろうけど。」

 

これにコメント欄は大いに盛り上がった。死の危険の無いイベントは同接7000万人に達している。

 

「それにね、買い物出来るのは武具だけじゃないわ。各種アイテムもあるし、魔石セットもある。武具の次の目玉はスキルサーファーとローダーね。」

 

シルバディアはまた水を飲む。

 

「スキルサーファーとローダー、一枚10ptにしたから。掘りたい人はガンガン掘って頂戴。今サーファーが5万でローダーが3万なんだっけ?相場。ボロ儲けね。」

 

配信は大盛況を見せた。日本で一番見られている配信となり、チャンネル登録はさらに12万人増えた。

 

「じゃ。このイベント来週の土曜から始めるから。よろしくね。」

 

配信は終わった。爪痕は残したを確認したシルバディアは探索者の総数増加に期待するのだった。

 

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「え?探索者の数が増えてない?」

 

「はい。」

 

坂下からの報告を受けて目を丸くした。免許センターに通う人を含めて40万人いたはずだ。

 

「なんで・・・・・・・?」

 

「免許センターの訓練を突破出来ないんです。」

 

「は?」

 

免許センターの内容にまでは手を出してない。そんなに貧弱だったのかと思ったが。

 

「免許センターの訓練は自衛隊空挺団が特殊な内容を抜いたものの訓練なんですが、かなりの数がふるい落とされているんです。」

 

「馬鹿が減ってるならいいじゃない。」

 

「免許センターに通っているのは僅かのハイティーンと脱サラした男性女性なんです。

訓練突破の審査は尋常では無く甘くして訓練出来たか問わず根性があれば合格程度にしてあるんですが・・・・・・」

 

「それで何人いなくなったのよ。」

 

「全国で7万人です。」

 

シルバディアは頭を抱えた。おおよそ見積もって五分の一いなくなっている。それよりも全てとはいわないがそれだけ馬鹿がいたとはと。

 

「わかった。もう少し敷居を下げましょう。」

 

「敷居を下げる?」

 

「ええ。15万する受講料。これを5万にしなさい。」

 

「えええ!?!?」

 

「訓練の質を下げずに探索者を増やすには挑戦者の数を増やせばいいの。この額なら学生でも半年お小遣いを貯めれば受講出来るわ。」

 

「大丈夫ですかねぇ。」

 

「政府の予算は魔石で取り返すしかない。財務省には魔石の真の効果伝わってる?」

 

「恐らく伝わってません。」

 

「なら総理から伝えさせて。魔石が超重戦略物資だと伝えれば動くでしょ。極秘にしてた効果も国民に伝えるか検証させて。」

 

「はい!!」

 

「現行探索者は12万人。予備探索者が40万人で通算50万人で潜らせるつもりだからね。」

 

「ええ。その計画は聞き及んでいます。」

 

「そういえば減った予備の内訳はわかるの?」

 

「ほとんどが一攫千金を画策した無職の30代、40代でした。」

 

「あー・・・・・・もう何も出来ないのに何かやりたくなってる世代ね。」

 

「そ、そこまでも・・・・・・」

 

「事実じゃない。まぁでもそういう世代って自分を過信して何かやらかすから根性も無いなら消えてよかったわ。」

 

「はぁ・・・・・ですがそういう浮いた労働力もなんとかせねばなりません。」

 

「それは総理の仕事だから。それとも初心者用セット稼ぎの為に1階層周回させる?」

 

「・・・・・・ありかもしれません。」

 

「え?自分で言ったけど免許も無いのにやらせるの?」

 

「免許センターでの訓練は3階層より下を想定して訓練させてるので、1階層なら特例で免許要らずに入れるなど出来るかもしれません。」

 

「まぁ1階層ならね・・・・・・」

 

「検討してみます。」

 

「まぁいいけど・・・・・・好きにしたら。」

 

もう1年以上経つのにな、と考えるシルバディアだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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