転生したら異世界の宇宙最強の龍でした!〜0から星と生命を作り出して一大文明の支配者になったので現代日本へ帰還します。自分は日本が一番暮らしやすい。〜   作:電動ガン

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おちんぎん!!!おちんぎんほしい!!!え?いらない?じゃあちょうだい。

ある日の朝。シルバディアは新聞を読みながら紅茶を飲んでいると、スススっと寄ってきたアイメイディアスに肩を掴まれるのだった。

 

「ねぇシル〜」

 

「何、ママ。」

 

「ダンジョン管理でお給料もらってるでしょ〜?少し貸して欲しいな?」

 

「娘に集る母親は最悪よ。はい。私のもらったクレジットカード使って良いわよ。」

 

「ありがと〜・・・・・・・お給料は?」

 

「え?」

 

「ダンジョン管理のお給料。ちょっと現金で欲しいんだけれど。」

 

「・・・・・・。」

 

「・・・・・・。」

 

「・・・・・・??」

 

「・・・・・・・???」

 

ダンジョン管理でお給料はもらってない。私としては、私達の不手際でのダンジョン事案だからお詫びでダンジョン管理をしてる。

 

「もらってない・・・・・・けど?」

 

「・・・・・・・は?」

 

「えっ?」

 

アイメイディアスはぷるぷると震えだし。大きな声を張った。

 

「このばかーーーーーーーーーー!!!!!!」

 

▽▽▽

 

シルバディアはずるずると引きずられダンジョン庁に転移した。施設内を引きずり回されアイメイディアスは坂下を探す。

 

「ここね。」

 

ダンジョン管理室に突入したアイメイディアスは中でラップトップで作業をしていた坂下を見つけずんずん近づいていく。

 

「坂下ちょーかん!!!」

 

「え!?!?アイメイディアス様!??!」

 

「すんません!!!少しお話がありまして!!!」

 

「は、はい!!!」

 

「ほらシル座って!!」

 

「あーい・・・・・・・」

 

「シルバディア様、どうしたんですか・・・・・・?」

 

「厄介な事になったわ・・・・・・・」

 

「ええ!?」

 

・・・・・・・・・・

 

・・・・・・・・・

 

・・・・・・・・

 

・・・・・・・

 

・・・・・・

 

・・・・・

 

・・・・

 

・・・

 

・・

 

 

「お給料、ですか。」

 

「はい!!!その、シルは、ずっとダンジョン管理のお仕事をしても受け取ってなかったらしくて!!!」

 

「ああ〜そうですね。お渡しした形跡は確かにありません。」

 

「図々しいお願いだとおもってるんですけど!!お給料、渡してもらえませんか!!!」

 

「いいですよ〜でも急にどうしたんですか慌てて。」

 

「女神龍が、対価をもらってないというのは非常にマズイんです・・・・・・」

 

「そうなんですか?」

 

「女神龍は繁栄と調和を司る生物で、その女神龍がお詫びの印として無償労働とかすると、調和を乱してしまうんです。調和を乱すと乱れた調和が好きな侵略性生物とか、更に調和を乱す邪神系の生物とかが襲来したり。逆に乱した調和を取り戻そうとする宇宙の流れや銀河や次元の修正力が働いて地球に非常に良くないんです。」

 

「ええええ?!?!?お給料を払わなかっただけで!?!?」

 

「はい・・・・・私の娘の一人の、エメランディアという娘がいるんですが、取引の不履行を何年も放置して邪神系生物を銀河に呼び寄せてしまい。銀河ごと消滅させることになったことがあるんです。」

 

「ひええええええ!!!!」

 

「あーしお片付けにいったんですけど、銀河の残骸のありとあらゆる場所に邪神系生物の残滓がこびりついてて二度とやりたくないんで・・・・・・」

 

「わわわわかりましたぁ!!!!!すぐにシルバディア様の勤務形態を把握してお給料をお支払いしますぅ!!!!」

 

「すんません!!!あーしの管理ミスです!!!すんません!!!」

 

「いえいえいえ!!!アイメイディアス様の所為ではありません!!!放置していた我々の責任です!!!直ぐさま準備しますのでお待ちを!!!」

 

「すんません!!!」

 

坂下がダンジョン管理室を飛び出して行き部屋にシルバディアとアイメイディアスだけになる。アイメイディアスはシルバディアにげんこつを落とした。

 

「このばか!!!あれほど取引はちゃんとやれって言ったでしょ!!!」

 

「だって・・・・・ダンジョンの場合は対価を先にもらったようなものでしょ・・・・・・」

 

「その対価をちゃんともらったのなら良いけど貰わずにダンジョン管理の仕事を差し出してたなら意味ないでしょーが!!!」

 

「はーい。」

 

「はいを伸ばすな!!!」

 

「うぃ。」

 

「ういじゃない!!!」

 

またげんこつが落ちる。その姿はまさに母親に怒られる子供そのものだった。

 

「まったく。一応、これで対価を出す意思を向こうは表明したからだいじょうぶでしょーな。」

 

「そうね。」

 

そこへ坂下が戻ってくる。そこには明細を抱えていた。

 

「アイメイディアス様、お待たせしました。残念ながらタイムカードなどの勤務形態記録が無かった為に詳細は出せませんでした。なのでダンジョン管理という勤務形態から1年10ヶ月分の予測計算をし、給料を出させていただきました。」

 

「ありがと〜坂下ちょーかん!!」

 

「いえ、で、ですね。シルバディア様には出勤記録をこれから付けてもらい。その後の給料はそれで計算させていただきます。」

 

「わかったわ。」

 

「とりあえずシルバディアさんの口座に1年10ヶ月分の1470万円を振り込ませて頂きました。後でご確認ください。」

 

「助かる〜」

 

「ふぅ・・・・・焦りましたね。シルバディアさんの未払いで地球の危機になるとは。」

 

「シルと取引するときは気をつけて。何が取引になるかわからないから。めんどくさいけどこれは取引になるか聞いて。

あーしならまぁ施すだけとか献上されるだけとか大丈夫なんだけど。女神龍は特殊に作ったから。」

 

「承知しました。気をつけます。」

 

「ぶー。」

 

「ふてくされないっ!!!」

 

「あはは・・・・・」

 

「じゃああーしは帰るね。ごめんね坂下ちょーかん。」

 

「いえ!滅相もございません!入り口までお送りします。」

 

「ああ大丈夫。ちょっと転移して原宿いってから帰るから。」

 

「左様ですか。ではお気を付けて。」

 

「うん。じゃーね。」

 

アイメイディアスが転移で消える。シルバディアはため息を一つして。坂下を見つめた。

 

「やりますか。仕事。」

 

「ですね。」

 

・・・・・・・・・・

 

・・・・・・・・・

 

・・・・・・・・

 

・・・・・・・

 

・・・・・・

 

・・・・・

 

・・・・

 

・・・

 

・・

 

 

お台場ダンジョン『カノン・ハーバー』1階層。

 

「ゆめみ、どう前衛のスキルビルドは。」

 

「うーーーん七階層より下行くのに属性防御降っておきたいけど。後天スキルは獲得してみないと効果がわからんもの多いしスキル名がポエミーで予想も出来ねぇな。」

 

「あかりはヒーラー武具どう?」

 

「昨日ドロップしたヒーラースタッフはちょっとスキルがハズレかな。旋風が付いててもヒーラーじゃ意味ないわ。」

 

ダンジョンのオアシスで装備の確認をしているスイーツ・ハリケーンの三人。唸りながら下階層のドロップで集めた武具を検証して取捨選択をしている。

 

「やっぱイベントで集めた方が良さそうだな。7階層は慣れてレベル13にもなったけど油断出来ないし。」

 

「まいこはどう?タンクのビルド出来てる?」

 

「先週拾ったタワーシールドが当たりでさ。レアだから踏ん張りと移動速度+5、城塞の加護が付いててかなり良いわ。」

 

「売ったら高そう。」

 

「売らないよ!!」

 

「あたし、イベント始まる前にヒーラースタッフ選別やりたいんだけど。今日7階層いかない?」

 

「うーん今日は山岳の周期的にあのクソ厄介な発狂ザルが多い時だと思うんよな。」

 

「あいつか・・・・・・」

 

「あいつはめんどくさいなぁ・・・・・」

 

「まぁでも多いって時はドロップも期待できるから。行くか。」

 

そして三人が立ち上がった時だった。オアシスの端っこに誰かいるのだ。探索者ではない。机を置き、ローブで顔を隠してひょひょひょと笑っている。

 

「探索者よ、運が良いな。ここは販売所じゃよ・・・・・・ってまたあんた達?」

 

「シルバディアちゃんじゃん。」

 

「なにしてんの?」

 

「おもろ。配信すれば良かった。」

 

「レストボーナスを二回も引いたのはあんた達だけね・・・・・まぁいい。それにちょうどいいわ。配信者ならこれのすごさがわかるはず。」

 

そういってピンクのリュックから一つ何かを取り出す。

 

「なにこれ、ドローン?」

 

「そう。これはエーテル自立式追跡配信ドローンよ。」

 

「なにそぉれぇ。」

 

「追跡ドローン?」

 

「そ。これをスマホにBluetoothで繋いで配信を開始すると自動で追跡して映してくれて、更に4K配信が出来る。

搭載AIで画角も勝手に調整してくれて見せ場は躍動感を出して撮ってくれるししかもバッテリーは無限っていう優れものよ。」

 

「おーーーー!!!すげぇ!!!」

 

「欲しい!!!」

 

「もうスマホ手持ちして投げ捨てなくていいんだ!!!」

 

「今なら500万円のところ・・・・・なんと無料!!!しかも512ヨタバイトSDカード付き!!!」

 

「えー急に怪しくなったなぁ。」

 

「無料はやばくない?」

 

「裏あるでしょ。」

 

「もちろん裏があるわよ。タダであげるんだからこれでガンガン配信して宣伝してちょうだい。来月発表してその翌日発売だから。」

 

「そういうことね。」

 

「だからタダなのね。」

 

「なるほどぉ。」

 

「あんた達の配信頻度なら十分販促になるって確信してる。頼んで良い?」

 

「良いよん。」

 

「じゃあ早速コレ使って配信しよ。」

 

「というかシルバディアちゃん配信見てるの?」

 

「そりゃあ見てるわよ。ダンジョン配信はダンジョンの目玉みたいなものだもの。ほとんどチェックしてるわ。」

 

「ありがとシルバディアちゃん!!」

 

「よーしやってやらぁ!!!」

 

「設定設定・・・・・・」

 

「あ、箱と説明書これね。このドローン、マスプロダクトテスト機だから無くしたり売ったりしないでね。壊すのは、まぁ壊せるものなら壊してみろって感じ。」

 

「了解。」

 

「ふーん。お、飛んだ。」

 

「設定完了。もう映ってるよ。」

 

「じゃあいってらっしゃい。あ、今度のイベントもよろしくね。」

 

「おけまる!!!」

 

「イベントも稼ぐぞー!!!」

 

「おし配信開始。」

 

シュン、と光の粒子を放出して消えるシルバディアを見届け、新時代の配信方法を導入したスイーツ・ハリケーンはチャンネル登録者を3万人増やすのだった。現在、76万人。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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