転生したら異世界の宇宙最強の龍でした!〜0から星と生命を作り出して一大文明の支配者になったので現代日本へ帰還します。自分は日本が一番暮らしやすい。〜 作:電動ガン
東京。お台場。ダンジョン内部1階層。イベント専用インスタンスエリア「絶海の花畑」。視界を覆う花畑を見渡すとあちこちからイベント専用モンスター、イースト・フラワーが湧き出てきている。探索者達の絶叫と咆哮が空気を震わせている。
シルバディアの開催した『エンドレス・フラワー・ガーデン』は大盛況であったがその攻略は一向に進んでいないのだった。
「ちょちょちょ!!!まいこタゲ取ってよぉ!!!」
「無理無理多すぎて限界を超えてる!!!」
「あああああああ!!!!」
「あかりが飲まれたぁ!!!!!」
レベル13、探索ガチ勢ダンジョン配信探索者のスイーツ・ハリケーンはこの様子を自動追跡ドローンで配信していた。そして全滅の様子を配信し、世界に驚愕の様子を届けた。
「ぐえっ。」
「はぶっ。」
「んあああああ。」
1階層の花畑に無残にも吐き出され、ドローンに映される。そして反省会をするのだった。
「ダメだ!!!斧のビッグスラッシュじゃあの量を対応出来ない。範囲攻撃が必要だ。」
「多すぎてタゲ取る意味が無い。私もタンクより前衛の方がいいな。」
「いやいや。タンクいないと魔法職が、バーンディバイドで薙ぎ払えないから。」
「うーん通常のダンジョンとは何もかも違いすぎる。」
死なないフィールドで遊べるのは良いが少々難易度が特殊過ぎて困り果てるのだった。
「そういや前に拾ったレア武器の草刈りの曲剣、あれ攻撃力低いけど範囲攻撃のスクリーンスラッシュ使えるからいいんじゃね?」
「私も攻撃力低いけどグラウンドビークが範囲攻撃だったウォーハンマーに変えようかな。」
「あたしどうしよ。高速詠唱五倍ないと対応出来ない。」
「あかりはとりあえず三倍で。イースト・フラワーはLP自体は少ないから。多分10もないはず。」
「おk。じゃあ5階層で拾った三倍付きのブラックスタッフ使うわ。」
「そういやポイントどんだけ貯まった?」
「フラワー・ショップ・イン!!!」
三人は光に包まれ真っ白な空間に飛ばされる。そこにはコンビニの様な陳列棚とレジにいるシルバディアがいた。
「いらっしゃい。」
「シルバディアちゃんじゃん。」
「おおー」
「これがショップか。」
「何が欲しいの?」
「あーいやポイントの確認したいんだ。」
「ポイントの確認ね。はい、どうぞ。」
ゆめみ達の顔の前に青い空間ディスプレイが現れ数字が書かれている。
「おおー22pt。」
「コレ一回で多いの?」
「スキルサーファーと交換出来るじゃん。二枚で10万だよ。」
「これは一体倒すと1ptよ。ウェーブクリアすると1ウェーブ1000ptもらえるわ。」
「へー。シルバディアちゃんラインナップの交換pt見せて。」
「いいわよ。はい。」
空間ディスプレイが切り替わりラインナップを見せられる。
「タッチすれば詳細が見られるから確認してね。」
「おお。」
「ん〜やっぱ装備高いな。」
「一個10万ptかぁ。」
「ふふ。そりゃそうよ。ユニークレアだけどかなり実戦的な装備だもの。安くしたらぶっ壊れ装備になっちゃうわ。」
「それはそっか。」
「確かに。」
「見て花畑の強行だけが強いかと思ったら攻撃速度アップ+20とか自動範囲攻撃とかめちゃ強いスキル付いてる。めちゃ欲しいぞこれ。」
「まじだ。強すぎない?」
「すごいなこれは。」
「このショップは7階層以下の攻略の為のラインナップだもの。それにね。10ウェーブクリアまでいければ一回5万ptは簡単に稼げるわ。
それにちゃんと対応スキルを組んで対策すればほんとにただの作業だから。周回頑張ってね。」
「うぃー。」
「そっかほんとにソシャゲのイベントなんだな。」
「一応一週間走りまくれば装備全員揃うんだな。」
「ふふふ。装備も良いけどアクセサリーもお勧めよ。コレとかどう?」
「肝心の根っこ・・・・・・25万pt・・・・・な、なにこれ!?」
「パーティ全員に耐性30%追加に魔法防御30アップに高速詠唱、しかも城壁に旋風、移動速度+3!?!?」
「ぶっこわれじゃん!!!」
「そうでもないわ。よく見て。」
「・・・・・・ん?デバフ味覚障害?不快な味が口の中を支配して集中力を奪う?」
「うわぁ。デバフというか嫌がらせだこれは。」
「これもあるわよ。」
「肝心のつぼみ・・・・・・・」
「パーティ全員に攻撃力+50。攻撃速度アップ。移動に轢き潰し付与。スーパースラッシュに、烈風剣とヘビースラッシュ。これもデバフ味覚障害だ。味覚障害は重複するぅ!?」
「嘘だろ。こんな強いアクセサリーなのに・・・・・・・」
「誰か味覚障害体験してみる?」
「うぇ!?」
「ええ〜・・・・・・」
「じゃああたしやってみる。」
「あかり!?」
「まじか。」
「じゃあ味覚障害付与〜」
「・・・・・・・・・うわ。」
「あかりどう?」
「味覚障害どんな感じ?」
「苦くて、甘くて、酸っぱい味が口の中に溢れてる・・・・・・きも・・・・・・吐きそ・・・・・・」
「ええ・・・・・・」
「うわぁ・・・・・・」
「はい終了。」
「うえ・・・・・・」
「結構効くっぽいね。」
「やだなぁ。」
「コレの使い方としては戦闘に参加しないメンバーに持たせて味覚障害を背負って貰い、ほかのメンバーを強化して戦うっていうお荷物戦法が出来るわよ。」
「流行らせコラ!!!」
「嫌だよそんな探索。」
「うえ〜まだ味が残ってる気がする。」
「まぁ好きにすればいいけど。この強力な効果は結構使えると思うわよ。」
「まぁ一人お荷物抱えるリスクにしてはリターンがデカい。」
「うちらもやる?」
「解散の危機になるからやめろ。」
「ふふふ。」
一通り話し終わったゆめみ達は、戻ろうとする。
「じゃあねシルバディアちゃん。戻るね。」
「はーい!いってらっしゃい!」
「よし。さっさと攻略法見つけてどんどん潜るぞ!」
「いくぞ〜!!」
「お帰りはあちらで〜す。」
こうしてスイーツ・ハリケーンはエンドレス・フラワー・ガーデンの攻略を進めるのだった。
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アメリカ。ミズーリ州。セントルイス。ここには今。イベント中には各国と違う熱気に包まれていた。
「FOOOOOOOOOO!!!!!!」
「いえあああああああああ!!!!!」
「ぱわああああああああああ!!!!!」
エンドレス・フラワー・ガーデンの花畑フィールドで、スキルサーファーでダンジョン武具化したM4アサルトライフルをばかすか撃ちまくるトリガーハッピーに溢れていたのだ。
「チッ!!!魔力切れだ!!!カバー!!!」
「任せろ兄弟!!!イエアッホーーーーーー!!!!!」
「マギリンクマガジン装填!!!!撃ちまくるぜええええええええ!!!!!」
ドガガガガガガガ!!!!ドンドンドン!!!!
「俺はマガジンはもう無い!!!!お前は!!!兄弟!!!」
「俺はあと一つだ!!!」
「俺はあと二つ!!!!」
「じゃあ俺は先に帰ってる!!!さらばだ!!!!」
マガジン切れを起こした白人男性はイースト・フラワーに飲まれて脱落する。残った二人はマガジンを切り替え更に撃ちまくる。
「最高だぜええええええええええ!!!!!」
「いやっほおおおおおおおおおお!!!!!」
そして遂に撃ち尽くした他の男性二人も脱落するのだった。
▽▽▽
「ポイントはいくつ貯まったと思う。」
「さぁだが五日間潜り続けた。だがウェーブはクリアしてない。1万は貯まったと思うが。」
「結構倒してる筈だ。」
アメリカはこの死なないイベントを、銃を誰にも邪魔されず、誰にも迷惑を掛けないシューティングレンジとして使っていた。シルバディアが想定しているような。ウェーブをクリアして特大ポイントを得るような使い方を誰もしていなかった。誰も彼もが、マギリンクマガジンが切れるまで撃ちまくり、銃のストレス解消をしていたのだ。
「ちょっとショップ行ってみよう。」
「だな。」
「おし。」
「「「フラワー・ショップ・イン!!!」」」
白い空間に転移し、コンビニの様な場所に向かう、彼らはマックス、ジョー、ケイブスの20代の探索者達。三人パーティ『ビー・ハイブ』のメンバーだった。
「いらっしゃいってマックス達ね。」
「やぁ!レディ・シルバディア!元気かい?」
「やあ。イベント楽しませてもらっってるよ。」
「よっす!!ポイントの確認をさせてくれ。」
「おっけーよ。はい。ポイント。」
マックス達の顔の前に空間ディスプレイが表示され。ポイントが表示される。そのポイントは17万ポイント。
「oh!結構貯まった!装備が一個交換出来そうだ!!!」
「やはりさっきので1万貯まってたんだな。」
「むーんどうする兄弟。」
悩むマックス達にシルバディアはクスクスと笑って付け加えた。
「好きにすればいいと思うわよ。アメリカのフロンティアスピリッツは正直私も脱帽するくらいだからなんとしても新階層を攻略すると思うし。7階層でも下の階層を攻略できる武具はドロップするしね。」
「そうか!!!じゃあ俺たちはスキルサーファーを交換しよう!!!」
「これで大金持ちだぞ!!!」
「母ちゃんにマッサージ・チェアを買ってやれる!!」
「「「いぇああああああああ!!!!」」」
ハイタッチするマックス達を見てシルバディアは苦笑する。アメリカはこのスタンスで良い。イベントは新階層の準備でもあるが金稼ぎのボーナスでもあるのだ。
「はいはい。でも少しは残しときなさい。ポイント全部交換するのは馬鹿よ。」
「だな。」
「じゃあ10万pt分だ。」
「頼む!!」
「じゃあマックスからね。はい。」
レジカウンターからどばああああああとスキルサーファーが溢れだし、それをアイテムボックスに収めていく。
「次はジョーね。はい。」
再びどばああああああああああと溢れだしアイテムボックスに放り込んでいく。
「最後はケイブスね。はい。」
「ちょっと待ってくれ。」
ケイブスはラインナップを見ながら少し待てという。そこに表示されてたのはまあるい金の玉だった。」
「これはなんだ?2万ptとあるが効果が書かれてない。」
「ああ、それね。それは武具もアイテムも集め終わった人向けのアイテムなの。『金寿の実』っていうの。」
「へー。どういう効果なんだ。」
「それは一個50万ドルでアメリカに買い取りさせてる換金用のアイテムよ。」
「・・・・・・は?」
マックスとジョーの顔色が変わる。ケイブスは目が$になるほど色めきだった。
「それ!!!それくれ!!!」
「良いけど。ほんとに良いの?魔石の方がアメリカに喜ばれるわよ。」
「いいんだ!!!10万ptで五個だから250万ドル!!!!母ちゃんを世界旅行に連れて行ける!!!」
「そう。まぁでもエネルギー源としては喜ばれるか。はい。交換。」
「いやっほおおおおおおおおおおおおお!!!!!」
「・・・・・レディ・シルバディア、返品って出来るか。」
「出来るわけ無いでしょ。それに市場を潤わせるという意味では貴方たちの方がよっぽど愛国者よ。ケイブスは金に目が眩んで愛国者を棄てたんだから」
「そう、なる、のか?」
「だが250万ドルはデカすぎる。」
「でもスキルサーファー売って稼いだ方が大きいわよ金額は。」
「売れるまでどれくらいかかる?」
「さぁ・・・・・・」
「まぁ好きな方を選ぶのね。取引は終わり?」
「そうだな。ありがとうレディ・シルバディア。」
「今度は冷たいコーラを奢ってあげたいよ。」
「良いわね。でもこの空間には外からものを持ち込めないの。いつか私がアメリカに来たら頼むわね。」
「もちろんだ!!」
「アメリカンなタワー・チーズバーガーも付けるよ!」
「ふふふ。じゃあケイブスもちゃんと連れて帰ってね。」
「ああ。ほら帰るぞケイブス。」
「ケイブス!!!まったくこいつは・・・・・・」
「250万!250万!」
アメリカにはアメリカのドリームがある。ケイブスはこのことをすぐにSNSで投稿した。アメリカダンジョン管理棟の買い取り所で即金で250万振り込まれた様子はアメリカ探索者を奮起させるのであった。