転生したら異世界の宇宙最強の龍でした!〜0から星と生命を作り出して一大文明の支配者になったので現代日本へ帰還します。自分は日本が一番暮らしやすい。〜 作:電動ガン
福島の磐梯山噴火が発覚してから数日後。江田官房長官とシルバディアは福島県庁を訪れ、福島県知事、達磨山に緊急会談を申し込んでいた。急な訪問に焦りを隠せない達磨山は自分達が何かしたのかと心配で仕方が無かった。
「達磨山知事、急に申し訳ありません。」
「い、いえ、江田官房長官、何が、あったのですか。」
「送っていた資料は読んで頂けましたか。」
「申し訳ない・・・・・・昨日まで岩手、秋田と巡っていまして・・・・・・」
「そうですか。今すぐ見てください。」
秘書に取りに行かせ、達磨山は資料を読みふける。そしてみるみる赤い顔が青く染まっていく。
「こ、これは・・・・・・」
「シルバディアさんの地中のスキャン状況推移です。確度は97%いじょうですので。」
「では、磐梯山が!?」
「はい。こちらの予測では来年の7、8月には噴火し磐梯町、猪苗代街が火砕流で埋まる予測が出ています。」
「大変だ・・・・・・!!いますぐ全町民の避難を・・・・・・!!」
「そちらは国で避難計画を進めています。達磨山知事にしてもらいたいことはダンジョン設置の許可です。」
「ダンジョン!?!?こんなときに!?!?」
「ここからは私が説明するわ。達磨山。聞いて。ダンジョンを設置して火山の噴火の要因になってるエーテルを分散させたいの。それで噴火を抑制したり、小規模にしたりして被害縮小に走りたいの。」
「ダンジョンを設置すれば、噴火の被害を防げると?」
「ええ。完全に、ではないけど避難の必要がないくらいには抑えられる。」
「ならばやりましょう。今すぐ。」
「でも、福島では何の準備も整ってないんじゃ・・・・・・」
「いやあ!!がっはっはっは!!!実はですな!!東北六県で既にダンジョン設置の際の条例を定めておいたのですよ!!!ダンジョン庁のあるお台場ダンジョンの管理棟を参考に福島ダンジョンの管理棟の設計を終えてるんです!!!!10年以内とのことだったんでもう既に準備をさせていたのですよ!!!」
「流石ね。東北六県侮りがたしね。」
「ええ。では、細かい場所の設定をしましょう。」
「とりあえず決めてあるわ。まず浜通りから、南相馬市小高区の旧金房小跡地。中通りは福島市四季の里公園内。会津は鶴ヶ城隣接公園よ。」
「なるほど。指定されているならありがたい。整理隔離は準備させます。いつ、やりますか。」
「早ければ早いほど。その方がダンジョンにエーテルが流れて噴火のエネルギーを横流し出来るから。」
「ならば明日やりましょう。同時に準備しておいた福島県庁ダンジョン課を始動させます。」
「話が早すぎてびっくりしちゃうわ江田さん。」
「そ、そうですね。」
「福島の危機なのです。それを回避出来て、さらに潤す事が出来るなど怪我の功名も良いとこですわ。」
「そう。じゃあ早速明日、いえ、今日の晩からやる。達磨山は今言った箇所の交通整理と人払いをさせて。」
「承りました。そのように。シルバディア様。」
「よし。江田。須垣呼んで一旦ホテルに行くわよ。」
「承知しました。」
▽▽▽
「なるほど。そうなりましたか。」
「ええ。かなり手が早くて助かったわ。」
江田が疲れたからお酒飲みたいとくたくたで言ったので須垣に連れられ焼き鳥のお店で夕飯を食べた後、総理に報告の電話を入れておくことにしたのだ。江田は疲労困憊の為。
「地方自治が活きた形ですね。しかも東北六県でダンジョン条例を敷いているとは。私の耳にも入ってませんでした。」
「そうなの。あそこの知事ってそんな優秀なのね。」
「そうですね。以前に会ったときにはもう三選目の時でしたからね。」
「もう3回も知事に選ばれてるってこと?じゃあ十分強いじゃない。」
「そうですよ。知事といえばその県のトップ。簡単にはなれません。」
「じゃあ統率力も十分ね。一応、磐梯山の噴火も発表させるわ。」
「え?するのですか?」
「隠しておけないわよ。私のスキャンに映るんだから貴方たちの技術でも十分わかるもの。後で隠してただろって言われないためにね。」
「わかりました。福島県が発表したらそれを裏付けるように国からも発表します。」
「わかった。」
電話を切り、もう寝てしまった江田を尻目に須垣に電話を掛けるシルバディア。
「須垣?始めるわ。ちょっと行ってくる。」
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そして日本に三つのダンジョンが追加された。中のフィールド、出現モンスターなどはお台場と変わらないが、お台場と同じ大規模ダンジョンになりそうととはシルバディア談。これに瞬時に管理棟が建設され、二週間後には稼働開始と言われ、東北六県は新幹線で行ける。車で行ける距離にダンジョンが出来ることになり、地方の免許センターには人が押し寄せ、エクスプローラー免許取得者増大に拍車を掛けた。
永田町。総理官邸。執務室。
「二兎を追う者は一兎をも得ずって言うけど。ちゃんと二兎得られたわね。重畳。重畳。」
「シルバディアさん、コレ狙ってやってませんよね。」
「何?総理はあの噴火のデータ私がでっちあげたっていうの?」
「いえ・・・・・・地質研究所と地震観測所から裏付けは取れているのででっちあげとは言いませんけど・・・・・・」
「じゃあ良いじゃ無い。急いだ結果、良くなったのよ。」
「ダンジョン設置したかっただけじゃないですよね。」
「ほんとに違うったら。ダンジョン設置はほんとに10年待たせる予定だったのよ。火山の噴火とエーテル流が結びつくのがこんなに早いとは思ってなかったの。」
「わかりました。信じましょう。」
「もう。でもママが地球の免疫を終わらせてなかったら磐梯山に地獄のダンジョンが出来てたわね・・・・・・」
「アイメイディアス様に感謝しなきゃいけませんね。」
「いや・・・・・・元はエーテルぶちまけた私達が悪いんだけど・・・・・・」
「それはもう気にしませんよ。」
「それはどうも。」
「で、ですね。」
「何?まだ何かあるの?」
「魔石の、願望機の特性を、公表しようと思うんです。」
「・・・・・・・。」
「・・・・・・・。」
「・・・・・・・やめといた方がいいんじゃない?」
「ですが、政府が高価買い取りをする理由を出さないと、怪しまれて来てるんです・・・・・・」
「今って新素材って触れ込みだけで買い取りしてるんでしたっけ?」
「はい。それを怪しんだハッカーが永久魔石バッテリーなどを発明したつくばの研究所などにハッキングをしかけ、情報を盗もうとした痕跡が増えてきたんです。魔石を使った集積回路でのマシンパワーの差で防いだそうですが・・・・・・」
「ふぅん・・・・・・それで。」
「ええ・・・・・・それで公表しようと思って。」
「危険よ。」
「ですよねぇ。」
「人類っていうのはどこでも欲望は無限よ。願望機を管理から外すのは国民に核爆弾の管理を任せるようなものよ。」
「・・・・・・そうですよねぇ。」
「極小魔石でも世界を滅ぼすのは無理だとしても大混乱に陥らせるのは簡単なの。全部政府で管理しなさい。」
「わかりました。」
「まぁでも国民には少し解析結果を公開しても良いと思うわ。公開するのは厳正に審査して。ね。」
「はい。」
「永久機関だってだけ公表するのがベストだとは思うけど・・・・・・まぁ好きにしなさいよ。」
「承知しました・・・・・・」
中島総理はぐっと背伸びをして疲労よ消えろと呟く。ぱぁと発光したのを見てシルバディアは結構奇跡使ってるなぁとごちた。