転生したら異世界の宇宙最強の龍でした!〜0から星と生命を作り出して一大文明の支配者になったので現代日本へ帰還します。自分は日本が一番暮らしやすい。〜 作:電動ガン
ある日。世界に日本が画期的な発明をした。それは車。EV車ではない。完全魔石エンジンを搭載した無限の永久機関を内蔵した車だ。
魔石バッテリーではなく魔石から直接エネルギーを取り出し完全に排ガス、排液を排除した無限に動く永久機関、マナストーン・コンバーター・エンジン車。日本車のSUVより大きく、アメ車よりも小さいそれは。日本のお父さん達に大受けした。
新型エンジン搭載車を発表というだけで大騒ぎだったが発表されたのはガソリンがいらない永久機関とのことで人気が爆発した。しかも安い。
実質400万円ほどで買える無限機関の車は日産、トヨタ、スバルの三社合同同時発売のMUV(マギリンク・ユニバーサル・ビークル)は全国各店舗で予約殺到。一大ブームとなった。
「総理、これで魔石の価値が固まりました。車が欲しいなら魔石を掘れと言うことが出来ます。」
「企業に公認探索者許可してまだ三ヶ月よ!?魔石の引き取りも企業にさせたけど、こんなに早く結果に出すの!?」
中島総理は自国の物作りの根性を少し見誤った。魔石の買い取りは全て政府が行っているが、その研究の為に1000個ほど、各社に引き取らせた。それがたった三ヶ月で魔石エンジンなどというものを開発し、実用化してくるなどと・・・・・・・なにかおかしい。変だ、このスピードは。と感じた。
「年が明けて最初の問題がこんなこととは・・・・・・魔石は前から横流しされていた?江田さん少し調べて。」
「わかりました。」
「私は、ちょっと思うことがあるのでダンジョン庁に行ってきます。江田さん後は頼みます。」
「はい。」
▽▽▽
「ああ。私が技術協力したわよ。」
「はいぃ?」
ダンジョン庁。シルバディア専用ダンジョン管理室。中島総理はシルバディアの元を訪れ、日産、トヨタ、スバルに何かしてないか問うた。答えはビンゴ。技術協力をしたという。
「日産、トヨタ、スバルの社長がここにやってきて対価を差し出すから取引してくれって言われたからやっただけよ。」
「どこで・・・・・・!!!シルバディアさんの取引がバレたの・・・・・・!!!」
中島総理は頭を痛そうに身を捩る。
「ちなみに何をもらったのですか・・・・・・?」
「三社で一つ要求したからひとつだけ渡したわ。対価はソフトクリームメーカーをもらったのよ。点検、補充を定期的にしてもらうことにしたわ。少し前に家に設置したの。」
「全然そんな報告受けてない・・・・・・!!!」
「エルが喜んで使ってるわ。」
「ちなみに渡したのは・・・・・・?」
「魔石の内燃機関化の仕様書とそれを使用したエンジンの設計図。」
「やはり・・・・・・」
中島総理はため息を吐き、江田に電話をする。
「もしもし江田さん?解決した。でも一応魔石の保管ルート洗って頂戴。」
「はい。」
電話を切り、シルバディアに向き直る。
「シルバディアさん、今度から外部と取引をする前に報告してください・・・・・・」
「はーい。」
はぁと再びため息を吐き。総理官邸に帰る準備をする。
「はぁ。一応、三社に証人質問をしましょう。」
・・・・・・・・・
・・・・・・・・
・・・・・・・
・・・・・・
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・・・・
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・
「で、箕田社長、豊海社長、小見社長。どういうことですか。」
総理官邸に呼び出された日産社長箕田、トヨタ社長豊海、スバル社長小見。3人は青い顔をして震えている。
「なぜシルバディアさんと取引出来る事を知っているのです?」
「え、っとですね・・・・・・」
「事に寄ってはダンジョン特区から締め出しても良いのですよ?」
「いや!いやいや!それは困ります!!」
「お話します!お話しますから!!」
「どうかお慈悲を・・・・・・」
3人は震えながら話し出す。
「事の発端は、中国が日本車の輸入緩和のパーティを行い、それに赴いた時のことなのです。」
「非常に豪華な歓待を受けて、日本車輸出の関税緩和を持ちかけ沢山輸出してくれと言われ・・・・・」
「そこに王主席が現れて、流れで、シルバディア様の取引の話を伺ったのです・・・・・」
「しまったッッッ・・・・・・!!!」
イギリス、ロシア、アメリカ、日本の時は暗黙の了解でシルバディアの取引を隠していたが中国が加わった時に隠せとかどうとか言わなかった気がする。こちらのミスだ。
「ぐ、ぬぬ・・・・・・」
「ひぃ・・・・・・!!」
「総理、お許しを・・・・・・!!」
「特区締め出しだけはご勘弁を・・・・・・」
「わかりました・・・・・・3人とも。」
「は、はい!!!」
「取引の事は極秘です。どこかに漏らした場合、本当に特区から締め出します。いいですね!!!」
「はい!!!」
「承知しました!!!」
「確かに!!!」
「ただし、貴方たち3人は今後の取引も許可します。ただし取引を申し込む時は三社同時に。そして節度を守って遠慮しながらしてくださいね。」
「はっ!!!」
「了解です!!!」
「承知しました!!!」
「はぁ・・・・・」
3人が帰って行き中島総理はため息を吐く。もう最近ため息ばっかりで疲れた。この疲労は疲労消しで消えないので泣きたかった。だが、この3人。転んでもただでは起きなかった。
▽▽▽
「あら。あなた達また来たのね。」
ダンジョン管理室にてシルバディアの秘書のようになっている坂下に連絡を取ってシルバディアにアポを取った自動車メーカー、日産、トヨタ、スバルの社長は早速取引に繰り出していた。
「それで何欲しいのよ。」
「何か自動車に革新的な技術は無いかと思いまして。」
「ええ。面白いものがあれば。」
「まずどういうものがあるか聞きたくて。」
「そうねぇ。空陸両用車とか水陸両用車とか潜水車とか。あるけど?」
「うーん・・・・・・空陸はすごいですが航空法が許しませんねぇ。」
「水陸も結構怪しいですな。」
「潜水車は・・・・・・ちょっとウケる気配がしませんね。」
「まぁね。技術としてはすごいけどあんまりウケそうには無いものを選んだもの。」
「エンジンはすごかったですが、以外ともうある物の延長戦でしかないんですなぁ。」
「厳しいですな。我々は経営者であり技術者ではない。」
「技術者を連れてきたいものですが余所者を連れてくると総理に消し飛ばされてしまいますからな。」
「じゃあこういうのは?ホバートラック。」
「ホバートラック?」
「あれですか。風船みたいなものを付けて圧縮空気を噴射する。」
「車でそれをすると滑って制御不能になりそうですな。」
「違うわよそういうものじゃない。このホバートラックはタイヤがあった箇所にマナ噴出器を付けて50センチから1メートル浮かせるホバーなの。滑ったりはしないわ。」
「素晴らしい・・・・・・・!!!」
「是非欲しい!!!」
「そういうのだ!!!」
「でもこれ結構きついわね・・・・・・エンジンに中魔石を使うから極小魔石で補おうとすると5万個くらいいるから。今300個連結なんでしたっけ?」
「5万個!?!?」
「ちょっと自動車に収まりませんね・・・・・・」
「厳しいのではないですか。」
「だから企業勢探索者を後押ししてくれない?階層開放が進めば20階層を付近で中魔石が低確率でドロップするようになる。政府からの供給を優先するよう言うから。」
「なるほど!」
「シルバディア様はダンジョン踏破を進めて地球を救うのが目的でしたな。そこでの見返りとして地球の文明が進めばwin-winですな。」
「では我が社の探索者に深層への踏破へ手当金を出して周回より踏破を優先させましょう。」
「よろしくね。一先ずは20階層まで順序よく開放して中魔石の周回環境を作るわ。中魔石までなら企業で開発するのにちょうどいい技術レベルだから。」
「それ以上の魔石はどうなるのですか?」
「太陽系、火星の開発が始まらないと無用の長物というか、持て余すレベルなの。自動車メーカーの出てくる場じゃないわね。」
「承知しました。」
「そういうレベルでしたか。」
「ううむ。」
「平中魔石からロケットのエンジンとか反重力慣性制御装置のコア部品になるからね。面白いでしょ。」
「確かに楽しそうですな。」
「反重力慣性制御装置はレースカーに搭載しスピードの向こう側とか行けそうです。」
「結構自動車にも使えそう。」
「貴方たち結構たくましいのね・・・・・・」
今回は取引無しとのことで3人は帰っていった。シルバディアは取引が成立しない場合もあるのかとごちた。