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あるアパートの106号室に戻った黒髪の女性は、夕食までの空いた時間に、家主である少年の衣服をチェックすべく、押し入れを開けて中に置かれている引き出しを順番に引っ張って衣服を取り出していく。
なお黒髪の女性と家主との関係は家族でもなければ恋人でもない。
ではなぜ黒髪の女性が何故家主の部屋の整理ができるのか。
ここで語ると非常に長くなるため、簡潔にまとめると侵略者という関係だ。
勿論、世間一般でいわれる意味での侵略者ではないので安心してほしい。
黒髪の女性「活動期でない時期の服だが、一応見ておくか…おや?」
黒髪の女性が引き出しの衣類を全て取り出した時、黒髪の女性は引き出しの一番奥に、紙袋があることに気づいた。
黒髪の女性「触った感じからすると、これにも衣類が入っているようだが……」
黒髪の女性は紙袋を手に取り、口を開いて覗き込んだ。
紙袋の中には、衣類に限らず編みかけのセーターや古めかしいナイフや木製のプレートに
毛玉の飾りを取り付けた手作りアクセサリーなど、統一性のないものがこれでもかと詰め込まれていた。
黒髪の女性「しまった………これは開けてはいけないものだったか、すまない、???」
一目見てそれらが想い出の品や記念品の類だと悟った黒髪の女性は、家主に詫び紙袋の口を閉じようとした時、彼女の瞳が紙袋の中に収められている
黒髪の女性「こっ、
それらは
2枚の可愛らしい名刺の方は、2枚は
ピンクの名刺は、
目の色が明智あんなと同じ緑であり知的な表情をする女の子が写っている。
黒髪の女性「まさかっ、そ、そんなっ!?」
黒髪の女性は初めて、首飾りや2枚の名刺がそこにあることが幻だと思った。
自分の願望が引き起こした、見間違いに違いないのだと。たが何度瞬きしようと首飾りや2枚の名刺はそこにあった。
黒髪の女性「見間違いでは、ない…………」
そこで黒髪の女性はその首飾りや2枚の名刺を手に伸ばして手に届くチャリって音がして、覚えのある手触りや紙の感触が伝わり、震える指で首飾りや2枚の名刺を紙袋の中からそれぞれ取り出した。
黒髪の女性「まっ、………間違いないっ………これは
黒髪の女性が動揺する手で首飾りや2枚の名刺を触れ合い、感触を確かめるも先程と変わらない。
黒髪の女性「しかし、何故
黒髪の女性がなぜここまでここに首飾りや2枚の名刺の存在を否定するのか?
実は10年前、黒髪の女性はあるきっかけで家出を決行し、その最中に10歳年上の少年と9歳年上の眼鏡をかけた少女と
2枚の名刺は8歳年上の2人の少女が10歳年上の少年に初めて自己紹介する時に渡すのを見た。
普通に考えたら、この家に首飾りや2枚の名刺が存在している時点で、家主が初恋の10歳年上の少年の可能性が浮かび上がる。
だが、家主と黒髪の女性は
だが幾ら否定しようにも首飾りや2枚の名刺がここにある事実は変わらない。
黒髪の女性「だが、いくらあり得なかろうと………
そして、その事実が示すものとはいったい…………
黒髪の女性「お兄ちゃん…クランお姉ちゃん…
黒髪の女性は首飾りや2枚の名刺を見たきっかけで思い出した10年前に遊んでもらった人たちの名前を口にした…………
名探偵プリキュアと六畳間の侵略者のコラボ開始
タグは名探偵プリキュアにしますが、プロローグ は六畳間サイドです。
名探偵プリキュアのキャラを出さないのは心苦しいですが、六畳間のあのエピソードを絡めるうえで、どうしてもこのシーンを入れる必要があるのでこの様な形にする必要があります。
更新については筆に乗ったら書くので不定期です。
小話 2010年2月12日 夕食後
孝太郎「そうだ!せっかくだから俺がお土産に買ってきたデザートを食おうぜ」
早苗「何々?パティスリーチュチュ?聞いたことない店の名前たけど………」
キリハ「!?」(このロゴ……くれあお姉ちゃんの……やはり……孝太郎が……)
静香「ふーん、里見君としては、随分とお洒落なお店かじゃない」
ルース「サトミ様……もしかして……」(過去の世界でお買いになられたでしょうか?)
ゆりか「さ、里見さぁん、いったいどうしたのですか?いつもの里見さんならこういうお洒落そうなお店でデザートを買うなんてしないのに………」
ティアミリス「孝太郎としては、随分と思い切ったことをしたのじゃ」
孝太郎「この間のことで、随分と心配を掛けたからな。言っとくけど、クランと一緒に帰る途中で買ってきた物だからな。店の場所までは知らん。たまたま知り合った高校生パティシエに注文して出前で持ってきてもらった。」
早苗「高校生パティシエ!?あんたいつの間に……」
キリハ「孝太郎!!その高校生パティシエの名前はなんと……」(頼む!くれあお姉ちゃんと言ってくれ……)
静香「キリハさん?」
孝太郎「キリハさん、すまん。クランと一緒に行動をしていたことについては教えることできないとこの間言ったからな。」
キリハ「…………すまん……」(やはり教えてはくれんか、あの首飾りと名刺を見せるしか……)
ルース「いろいろと気になりますが、そろそろお食べになられないと、せっかくのデザートが台無しになられます」
孝太郎「そうだな……一人一個までと、マッケンジーと桜庭先輩と演劇部の部員の分まで買ってあるから全部食うなよ」
女性陣「はーい(わかった)(わかりました)」
孝太郎が買ってきたパティスリーチュチュのデザートを食べたころな荘の住人たち。
各々がそのおいしさを感動した傍ら、キリハだけは、その味に懐かしいと感じた。
キリハ(やはりこの味…10年前に食べたあのデザートと同じ………明日クランお姉ちゃんの所に行かなければ………クランお姉ちゃんならあんなお姉ちゃんやみくるお姉ちゃんやくれあお姉ちゃんのことを知っているはず………)
ルース(キリハ様の表情……まるで懐かしい物をお食べになられたような……それと高校生パティシエについてもご存知なような……これは一回聞いたほうが……もしかして過去の世界でサトミ様と何らかの関わりがあるかもしれません……)