思ったより長くなりそうなので、幾つかを区切ります。
EXなのは、あんなとみくるがこのクーデターの記憶を見たところを一時的に封印する為
あんなの夢の中
みくるside
…………まさか…………相棒兼親友の夢の中に入るだけでも、非・常・識
な事態なのに………あんなは自分の本心を3つも叫んだり、あんなが言ってた演劇の記憶を一緒に見るとか………
いったいどうやったらこんなことになるのよ!
しかも演劇のヒロインである白銀の姫やその妹の黄金の姫のファミリーネームや場所の名前は、
何故か聞こえないし、私だけあんなのお母さんの顔は見えないわで、明らかに情報を伏せられていた。
もちろんあんながそんなことするわけないし、そもそも夢の中でそんな都合よく操作とかあり得ないわよ。
それらを除けば、白銀の姫と青き騎士1章の内容は見ることができたけど………
明らかに正規の手段じゃないから、いつか現実でも見ないとダメね。
で、なんで演劇の記憶の再生?が終わったのに、未だにあんなの夢の中にいるのか?
それは誰かの記憶らしきものが再生し始めたからよ。
もちろんあんなもこの光景はまったく見覚えがないし、その前に精霊らしき白い玉がやってきて
ますます状況がわけわかんない。
しかも状況が演劇のシーンに似ていて、10人くらいの男の人達が一人の高貴な女の子に囲むわ。
台詞も演劇と似てるわで、混乱してたら何処からか現れた孝太郎さんがやってきた。
なんで!?ここ孝太郎さんが現れるの!?しかもあんなの夢の中に紛れ込んだわけではなくて
誰かの記憶で出た孝太郎さんっぽい。その証拠に金色の剣を持ってたりとか青い鎧を着ていた。
それだけでなく孝太郎さんは武器を持ってる10人くらいの男の人達に対して怒鳴ってた。
孝太郎さん!?いくらなんでも無茶だわ!?女の子を助けたいだろうけど、剣1本で10人を相手にするなんて!?しかも相手は武器を持ってるから殺す気で襲いかって来るわ!
………ん?そういや孝太郎さんが言ってたわね。多人数に囲まれているクーデターの被害者を助けたって………まさか………これが孝太郎さんがいってたクーデター?
え?でもクランさんの機械を使ったって………まさか……金色の剣なの!?
見たところ普通の剣*1に見えるけど……いや……フォルトーゼの技術ならドラえもんの秘密道具並かそれ以上のすごい仕掛けがあってもおかしくないわ。
それより気になるのは女の子の方で、もしクーデターの被害者と同一人物なら、白銀の姫のことアライアさんになるわ。
私からすれば、こっちの方がかなり厄介だわ。なんせ孝太郎さんことが好きなあんな(無自覚)にとって、アライアさんはクランさんと並ぶ恋のライバル*2かもしれないからよ。
しかもかなり美人だし、半年間も一緒にいたって孝太郎さんが言ってたから、孝太郎さんとアライアさんのやり取りを見てあんながやきもちを妬いて落ち込まないか心配よ。
そのあんなは、孝太郎さんを見て驚いたけど、「孝太郎さん!!あの女の子を助けてあげて!」
って声援してたわ。
演劇やクーデターの関連性に結びつけるくらい詳しいあんなのことだから、女の子の正体がアライアさんだって辿り着いたに違いないのに、しっかり助けてって言うあたり、困ってる人が自分の恋のライバルでも関係なく放っておけないってことね。
さてと、早速見せてもらおうじゃない。フォルトーゼの技術で作られた金色の剣の性能とやらを。
みくるside 終了
あんなside
孝太郎さん……どうやってあの女の子を助けるのかな?喧嘩が得意って言ってたけど、
武器を持った10人くらいの男の人達に対して、剣一本と見慣れない青い鎧でどうにかなるの?
しかも大声で出したらしく男の人達は孝太郎さんに向けて武器を構えた。
あんな「この男の人達……孝太郎さんを殺す気だよ!」
みくる「しかも女の子を人質すらしてないわ。どうやら女の子は何もできないって思っているようね……でも、かえって好都合だわ。人質を取られる方が孝太郎さんにとってかえって不利になるからよ。」
あんな「でも孝太郎さん………命のやり取りなんて………ううん……そんなこといってる場合じゃないよね。」
孝太郎「言葉の意味は分からんが、やる気だな、お前達…………」ジャキ
銀髪の女の子『あの方は………?構えからするとフォルトーゼの騎士のようたけど………でも、どうして………?』
あんな「孝太郎さんが両手で剣を構えた!いったいどんな戦いを…………え?はやっ!
あんなに重そうな鎧を着ているのに……」
みくる「しかもプリキュアに変身した私たちよりも身軽に動いてるわ!これがフォルトーゼの技術…………」
フォルトーゼの技術って、プリキュア並みの身体能力にすることができるの!?
剣か青い鎧のどちらの力なのかは分からないけど、これで孝太郎さんが先手を取れた!
あんな「よし!距離を詰めた孝太郎さんが剣を…………えええええええええええ男の人の1人が数メートル先まで吹き飛ばした!?はなまるびっくりだよ!!」
みくる「……………孝太郎さん?いったいどんな手段で…………?死んでいないよね?」
なんで剣を振るっただけで、人間を数メートル先まで吹き飛ばせるの!?
絶対フォルトーゼの技術のおかげだろうけど…………男の人は生きてるの?
男B『一人でかかるな!一気にいけ!』
仲間が1人倒された男の人達は、孝太郎さんを危険だと判断したのか、連携して孝太郎さんを
狙い始めた。
みくる「どうやらあいつら、連携して孝太郎さんを倒す気ね」
孝太郎「1人目!」
???「次の方向は六時方向」
孝太郎「それでは分からんと言ってるのだろう!」
え?今?青い鎧から声がしたよね?もしかしてAI!?
しかも孝太郎さんはそのAI?からの助言に従って、背後に向かって剣を振るうと、
孝太郎さんに斬りかかろうとした2人目の男の人の剣と衝突して砕いた!?
しかも砕いた衝撃で2人目の男の人の身体も弾き飛ばして、ついでに3人目も巻き込んだ。
みくる「ねぇ…青い鎧から声がしたけど………幽霊じゃないよね?
しかも砕いた衝撃でもう一人巻き込んでるし」
あんな「AIだよ!人工知能って言えば分かりやすいかな?それにしても青い鎧のAIはかなり的確だね。私の時代じゃある程度学習しないと、思ったような結果にならないのに」
みくる「人工知能なんてこの時代じゃ漫画やアニメの話だよ!」
孝太郎「2人目と3人目!」
青い鎧のAI「緊急警報!左右から挟撃!」
孝太郎「分かりやすくなった!!」
青い鎧のAIの助言がわかりやすくなってる!?フォルトーゼのAIってそんなに柔軟なの!?
挟撃って、挟み撃ちのことだよね。しかも、4人目と5人目の武器がそれぞれ剣と槍。
リーチが違うから同じタイミングだとかなり厄介だよ!?
みくる「孝太郎さん!?なんで剣の方に向かってるの!?槍の奴に背中を向けちゃダメ!!」
男D『馬鹿め!!』
あんな「孝太郎さん!!」
銀髪の女の子『騎士様、危ない!!』
孝太郎「そっちは頼む」
青い鎧のAI「仰せのままにマイロード。バリアー緊急展開」
バリアー?青い鎧ってそんなのまで…………
パキィン
男D『馬鹿な!?』
みくる「う、嘘でしょ!?バリアまであるの!?
見たところ六角形のやつが幾つものを並べてるけど、私のミスティックバリアとどちらか強度が高いの!?」
もう、みくるってばそっちじゃないでしょ?それにしても孝太郎さんが無事でよかった………
そのバリアで槍を弾き返された男の人は、驚きのあまり動きが完全に止まった。
あんな「槍の人が止まった!あはは……あんなバリアなんて………あっ!孝太郎さんがその隙をついて回転斬りを………ええええええええええ!今度は大砲を撃つような音を出して、挟み撃ちしようとした2人を吹き飛ばした!?」
ドコン!!
みくる「あんな……剣って大砲の音を出せるの?おかしいよ!!」
男E「魔術師だ!こいつ、魔法を使うぞ!」
男F「魔法だと!?ありえん!!あんなに重装な鎧を着ているんだぞ⁉」
男E「隊長も見たでしょう、槍を跳ね返されたのを!!魔法以外のなんだっていうんですか!!」
どうやら男の人達は、すっかり戦意喪失しちゃったみたい……
仕掛けが分かんないと魔法って勘違いしても、仕方ないよね……
もし私たちが、フォルトーゼの科学力を知らなかったら、男の人達と同じ魔法か、ファントムの力だって思い込んでいたかも……
孝太郎「もう終わりか?」
男F「くそ、こっちも魔術師を連れてくるべきだったんだ!女ばかりと思って油断そた!」
男E「愚痴ってないで一斉にかかれ!」
みくる「………なんか……ツッコミたいところがあるけど、一斉にかかる気なんだろうけど……
完全に男の人達の詰みじゃない………」
あんな「そうだよね……だって孝太郎さんにはバリアがあるから」
青い鎧のAI「バリアーを展開します」
キンッ
うん…知ってた。男の人達の決死の一斉攻撃も青い鎧が生成したバリアーであっさりと受け止めた。
みくる「うわぁ……可哀想……私も練習すれば、あれくらいの芸当をミスティックバリアにさせることができるかしら?」
あんな「私も練習に付き合ってあげるから、頑張ろうね……あ!孝太郎さんが、剣を大きく振るった!」
みくる「カウンターをするつもりね………待って!孝太郎さんのバリアーを解除してないわ!
このままじゃ、孝太郎さんの剣も弾いちゃうわ!」
孝太郎さん!!今すぐバリアーを…………ええええええええ!孝太郎さんの剣がバリアーを素通りしている!?いったいどうなってるの!?
あんな「もしかして、味方の攻撃は対象外なの!?」
みくる「よく見て!剣の軌道に合わせてバリアーを消しているわ。
そして剣が通った後はバリアーを再生してるわ。これならバリアーをしたまま攻撃できるけど
かなり無茶苦茶だわ!?こんなバリアのコントロールなんて少なくとも私には絶対無理よ!」
あんな「みくるが無理なんて言うほど、さっきのはすごいんだ……」
青い鎧のAI「ソニックインパクトのエネルギーを解放します」
孝太郎「殺すなよ」
青い鎧のAI「仰せのままに、マイロード。」
あんな「ソニックインパクト?ええと…確か……」
ズドン
孝太郎「これで9人」
……………もう……なんて言ったらいいのか………物凄い衝撃波が斬りかかった男の人達をすべて弾き飛ばしちゃった。残るのは1人だけになって、その人はすっかり戦意喪失して、孝太郎さんから逃げるように後ずさりをした。
男G『来るな!この化け物!』
孝太郎「何と言ってるか分からんが、そっちの子はそんな悲鳴はあげなかったぞ」
むっ!孝太郎さんを化け物なんて呼ばないで!
みくる「あんなの今の表情、怖いよ!おおかた孝太郎さんを化け物呼ばわりして怒ってるのは分かったから……なんか変よ。孝太郎さんと男の人達の会話が成り立ってないわ」
私、そんなに怖い顔してたの?だって……女の子を助けようとしている孝太郎さんを化け物なんて
呼ばれて嫌な気持ちになったもん……
孝太郎さんと男の人達の会話?うーん、ちょっと変だなと、私も思ってた。まるで男の人達の言葉が孝太郎さんに通じていないような……
男G『この女の命が惜しかったら、武器を捨てて手を挙げろ!』
銀髪の女の子『いけません、騎士様!武器を捨てれば、あなたまで殺されてしまいます。』
みくる「あいつ!あの女の子を人質にしたわ!女の子の首に剣を当てて」
あんな「そんな!これじゃ、孝太郎さんは何もできないよ!どうやってこの状況を切り抜けるの!?」
男G『どうした、早く捨てろ!』
孝太郎「分かった分かった」
銀髪の女の子『騎士様!』
みくる「孝太郎さんが剣を投げ捨てて手を挙げたわ………」
これまでなの?このままじゃあの女の子が殺されちゃう!
ここから何か逆転を……………あれ?孝太郎さんの左腕……青い鎧の小手じゃない……
和風みたいな籠手を嵌めているけど……いったい……
孝太郎「つかまえた!!」
みくる「つかまえたって、何を………え?人質を取っていた男の人の剣がいきなり空中に浮いた!?」
あんな「ええええええええええ!今度はどうやったの!?全然わかんないよ!」
銀髪の女の子『えい!!』
みくる「あの女の子、今の隙に肘鉄を男の人に食らわせて逃げたわ!」
よかった………あの女の子が助かって……それにしても孝太郎さん……今のどうやったの?
手を挙げられて何もしなかったのに、男の人の剣を空中に浮かせるなんて…………
だって……魔法の杖もシグナルティンも持っていないのに………
持っていたのはAI付きの青い鎧と左腕に付けた和風みたいな籠手でどうやって……
孝太郎「思ったよりやるじゃないか、お嬢さん」
ドスン
みくる「最後に孝太郎さんのパンチが男の人のお腹に当てて、倒したわ。
これで10人全員倒したわ……フォルトーゼの技術の助けがあったとはいえ、無傷で倒すなんて」
あんな「あはは……孝太郎さんがほっとしてる。きっと誰も死んでいないことに安心したんだ」
銀髪の女の子『…………よかった………この方も普通の人間なのね……』
この女の子もほっとしている……孝太郎さんに近づいているけど、どうやらお礼を言うみたい。
みくる「でも孝太郎さん………この女の子の言ってること分かっていないみたい……
やっぱり変だよ。お互いに日本語で言ってるのに………」
あんな「うーん……どうして?男の人達も、日本人離れした銀髪の女の子もあんなに上手な日本語で…………あれ?なんだろうこの違和感…………」
青い鎧のAI「言語解析が完了」
え?今…青い鎧のAIが言語解析って言ったような?なんで日本語を解析なんて………
青い鎧のAI「翻訳機をフォルトーゼ
みくる「!?あんな、今の聞いた!」
あんな「うん…全部は聞こえないけど、下位古代語って言ってた。なんで翻訳機が
働いてるの!?私たちは日本語で聞こえたのに………」
銀髪の女の子「申し遅れました、わたくしの名前は、アライア・クーア・フォルトーゼ。地位を追われたばかりなのでお恥ずかしい限りですが、この国のフォルトーゼ皇国の第一皇女です」
ア、アライアさん!?やっぱりこの女の子がアライアさんなんだ……私がいろいろな意味で気になる女の子で、白銀の姫本人で、孝太郎さんが半年間も一緒にいたクーデターの被害者………
こうしてみるとかなりの美少女で、可愛い………ううっ………
みくる「予想してたけど、この女の子がアライアさん……こんなに可愛い女の子だなんて……
………あっ!待って!だったら変よ!だって孝太郎さんが言ってたでしょ?クーデターの場所は地球じゃないって………」
あんな「あっ!そうだ!なんか変だなって思ったら、この記憶は孝太郎さんが巻き込まれたクーデターを再生しているんだ。だったらアライアさんやさっきの男の人達が日本語で喋ってるのは、おかしいよ!だから青い鎧の翻訳機が働いているんだ。でもどうして私たちはアライアさんやさっきの男の人達の言葉がわかるの?」
???「私の魔法でアンナ様とミクル様に掛けていますから、すべてコータロー様の世界の言葉に聞こえるはずです。」
あんな「そうなんだ……………今の声……誰!?」
みくる「しかも私とあんなと孝太郎さんの名前を知ってるぽいし、魔法とか言ってるし……」
いったい誰なの?女の人の声がするし、魔法で言葉が分かるように言ってるけど、なんで日本語とは言わずに、孝太郎さんの世界の言葉だなんて……
???「私は誰かは、アンナ様が白と銀の精霊と呼ばれたではありませんか?」
え?白と銀の精霊って、さっきの記憶が再生される前に私たちに現れたあの白と銀の玉みたいな子のこと?
あんな「でも、どこにいるの!?それになんで魔法が使えるの!?そもそもこの夢は誰の記憶なの!?」
???「私はアンナ様とミクル様の傍におりました。ただ2人は先程の記憶の内容に集中なさっておりましたから気づいていなかったのです。」
そ、そうなんだ……確か、私もみくるも先程の記憶を見るのに集中して他のことを気にしてなかった。特に孝太郎さんの活躍やアライアさんの安否は一瞬たりとも目を離せなかった。
精霊さんの言うとおりに周りを見たら、確かに私とみくるのすぐ近くに精霊さんがいた。
みくる「ホントにいた!それで先程の質問については………」
???「魔法と誰の記憶については、最後まで見ればお分かりになられます。現実で
あんな「半……身………?現実……?いったい……どういう…?」
みくる「なに……言ってるの?」
先程の質問に対する意味深な答えに、私たちが戸惑っていると、精霊さんは名前を名乗った。
???「その代わりにですが、私のことはシグナとお呼びください。」