名探偵と青騎士 時を越えし者の共演   作:リリオン

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第08話 1999年4月15日(3)デートを誘え!封印された一部の夢と朝食と買い物と心のきらめき

揺り籠・居住区域・あんなの部屋(仮)

 

あんなside

 

あんな「ふわ~」

 

なんかすごく長い夢を見てた気がする…………

みくるが私の夢の中に入ってきて、演劇の記憶を見て、そして精霊みたいな白い玉が現れて…………

え?なんでその先が思い出せないの?夢としてははっきり覚えているのに……その先も見たはずなのに………

 

みくる「おはよう。あんな…なんかすごく変な夢を見たけど…」

 

あんな「みくる!もしかして私の夢と同じなの!?演劇の記憶だったり、精霊みたいな白い玉のことも、何故かその先のことが思い出せなかったりしない!?」

 

みくる「それ……私が見た夢と同じじゃない!!じゃあ……あんなのあの感触も孝太郎さんとのデート願望も全部本物の………」

 

あんな「みくる!!孝太郎さんとのデート願望については言わなくてもいいじゃない!!」

 

みくる「ふーん…あんながそう言うのって…少なくとも夢で言った事も覚えているのね……」

 

あんな「あっ!も、もしかしてあれも…………」

 

みくる「そうね……私と一緒にお出かけとかお母さんに甘えたいとか……」

 

あんな「もう…やだ……私の心から叫びを覚えているのも恥ずかしいのに……みくるまで

覚えているなんて………」

 

なんで夢とはいえ、あんなこと言っちゃったの?特に孝太郎さんとので、デートって……

私って孝太郎さんとそういうことをしたいって思ってるってこと!?

しかも夢の時よりもその気持ちが大きくなってるし………やっぱり……()()()()()()()()()()()()()()()を見たのが……特に2()()()()()()は私から見てもはなまる素敵…………

 

あんな「あれ?孝太郎さんとアライアさんの交流?2人のダンス?」

 

みくる「あんな、今の……なに?孝太郎さんとアライアさんの交流とか2人のダンスって、孝太郎さんからそんなこと言ってないよね?」

 

あんな「分からない…この2つのことなんて聞いてないのに………え?なんでアライアさんの顔が思い浮かぶの?アライアさんの顔も孝太郎さんから見せてもらってないのに………」

 

みくる「もしかして……思い出せないその先の事と関係があるかも」

 

思い出せないその先の事…それって、精霊みたいな白い玉と関係があるの?うーん

名前も言ってた気が……

 

ぐぅ~

 

あんな「お腹が空いちゃったみたい……」

 

みくる「もうこんな時間だ。どうする?揺り籠のキッチンに行く?それとも着替えるの?」

 

あんな「着替えってもう前の服乾いてるの?それ以前に洗濯機に入れたきり……」

 

みくる「この部屋のテーブルにメモが置いてあったから読んでみたけど、孝太郎さんが私たちの服や下着を干してくれたみたいね」

 

そっか…孝太郎さんが私たちの服や下着を…………ええええええええええええ!も、もしかして……私の下着……孝太郎さんは……見ちゃったの!?

 

あんな「あ、あ、あ、」

 

みくる「あんな!もしかして自分の下着を孝太郎さんに見られたことについてパニックになってるの!?あんな!正気に戻って!!」

 

みくるside

 

あの後どうにかしてあんなを正気に戻して、私たちは服や下着を干してる洗濯エリアに向かい、

昨日の服に着替えたけど、あんなは恥ずかしそうに着替えたわ、下着については特に。

いくら自覚していないとはいえ、好きな人に服や下着を洗われたり、干すために触られたりしたら、この反応も当然のことだけど。

それにしても、クランさんはどうして()()()()()ではなくて、孝太郎さんに服や下着を洗ってもらっているの?いくら皇女だからと言ってわがままはだめだしょ!?しかも()()()()()に頼むのは嫌って…………

 

みくる「え?マリーさん?なんで……演劇の登場人物の名前が出てくるの?」

 

あんな「マリーさんって……確かアライアさんの侍女で家事全般を………え?また知らないのに

こんなこと言えるの?」

 

やっぱり……あの夢のその先になにかを見たんだ。それも演劇ではなくて、もっとリアルななにかが……

 

みくる「本来なら孝太郎さんに聞いたほうがいいけど、あんなの演劇の記憶を話したらあんなの正体がバレちゃうし……」

 

あんな「そうだね。とりあえず朝ご飯を食べよう。」

 

確かにこれ以上時間は潰せないし、今日は買い物があるから、急いでキッチンに行かないと

 

揺り籠・キッチン

 

キィ「他にもお兄ちゃんやお姉ちゃんたちのことを教えたらね、母様はお姉ちゃんたちにお礼を言うのと、お兄ちゃんにアレを渡しなさいっていうの」

 

孝太郎さん「アレってなんだい?」

 

キィ「へへへ……ヒミツ♪」

 

キッチンに着くと朝ご飯を用意している孝太郎さんとキィちゃんが話していた。

ふふっ、どうやら夢の中でお母さんとのお話を孝太郎さんに聞かせているみたい。

 

あんな「孝太郎さん、キィちゃん、おはよう」

 

みくる「おはようございます。キィちゃん随分と楽しそうに話してるね」

 

ポチタン「ポチィ」

 

孝太郎さん「おはよう、あんなちゃん、みくるちゃん、ポチタン、揺り籠のベットでよく眠れたかい?」

 

キィ「あんなお姉ちゃん、みくるお姉ちゃん、ポチタンちゃんもおはよう。へへへ……母様のことを話したの」

 

あんな「どんなお話?私にも教えてほしいな」

 

キィ「うん!みくるお姉ちゃんも教えるよ」

 

みくる「やったー」

 

孝太郎さん「はは……どうやら3人で話をするようだ。よし、その間に朝ご飯の用意を進めるか」

 

孝太郎さんが朝ご飯の用意を進めるなか、私とあんなはキィちゃんが夢の中で見た出来事を聞いた。その内容は夢の中だからか多少の要領は得ないところはあるが、キィちゃんのお母さんに私たちや孝太郎さんのことを話したことよ。

キィちゃんのお母さんがなんて答えたのは、私たちにはお礼を言うのと、孝太郎さんにはアレを渡しなさいってことらしい。

 

あんな「キィちゃん?アレって何なの?」

 

キィ「へへへ……ヒミツ♪でもねそのうち教えるってお兄ちゃんに言ったから」

 

ヒミツ♪ってなにか気になるけど、子供がこう言うときは、無理に言わせないほうがいいわね。

それはいいとして、あんな……また孝太郎さんを見つめる……しかも顔は真っ赤

まったく……これで無自覚とか……

そんなんじゃキィちゃんも心配をかけちゃうでしょ?

 

みくる「はぁ~これではお先が思いやられるわ、キィちゃんもそうだと……キィちゃん?」

 

キィちゃん……どうしたの?孝太郎さんを見て……しかも顔が少し赤くて何か言いたそう。

ん~なんか……これは……私の勘がこれは厄介事かと囁いてるわ。おもにあんなにとって

 

孝太郎「これで朝ご飯は全部用意できたぞ、みんな……」

 

キィ「まって、お兄ちゃん」

 

孝太郎「なんだい?」

 

あんな「キィちゃん?どうしたの?孝太郎さんに何か言いたいことがあるの?」

 

みくる「あんな…今は孝太郎さんとキィちゃんの話を……」

 

あんなに注意してるけど、キィちゃんが言いたいことってどう考えてもアレしかないわ………

どうやってあんなをフォローしたらいいの……

 

キィ「あ、あのね?忙しかったら、いいんだけどさ……その、キィと、デートしない」

 

孝太郎「デート?」

 

あんな「え?キィちゃんが………孝太郎さんに………デート?」

 

あんなーーーーーーー!顔、顔が真っ青だよ!!

しっかりして!先を越されたからって6歳の子どもにそんな態度はダメだよ!

しかもその間に孝太郎さんはキィちゃんとの遊園地でデートの約束をしちゃうし……

こうなったらあんなにも孝太郎さんにデートの約束をするしか……

 

 

あんな「孝太郎さん!!」

 

孝太郎「うおぉ!あんなちゃん、どうしたんだい?大声で」

 

あんな「え?わ、私、な、なんで、こんな大声で…」

 

うわぁ……これも無自覚って……でもこれはチャンスよ。

 

みくる「あんな!孝太郎さんに言いたい……」

 

キィ「お兄ちゃん!あんなお姉ちゃんが言いたいことがあるよ!そうでしょ?みくるお姉ちゃん」

 

まさかのキィちゃんからの援護射撃!?

 

みくる「そ、そうだよ、あんなから孝太郎さんに大事な事をいいたいそうよ。ね!あんな!」

 

あんな「みくるもキィちゃんも何言ってるの!?私……孝太郎さんに………言いたいことなんて……」

 

キィ「ダメ!お兄ちゃんにちゃんと言うの!だってあんなお姉ちゃん、ずっとお兄ちゃんを見てたもん!」

 

ええええええええ!キィちゃん、あんなが孝太郎さんを見つめていたこと知ってたの!?

 

孝太郎「えっと……ほんとかい?あんなちゃんが俺を見ていたって」

 

あんな「あ、あの………その………」

 

あんな……言いづらそう……どうしたら……そうだ!私があんなに勇気の一歩を出せるように…

 

ぎゅっ

 

私はあんなの右手に両手で包み込むようにつなげた

 

あんな「!?…みくる?」

 

みくる「あんな、私がついてるから、頑張って」

 

あんな「みくる…」

 

ぎゅっ

 

キィ「キィもする!あんなお姉ちゃん頑張って!」

 

キィちゃんもあんなの左手を両手で握ったわ……なんていい子なの……

 

 

あんな「キィちゃん……ありがとう……こんな私を応援してくれて……孝太郎さん」

 

私とキィちゃんに応援を受けたあんなは、顔をあげて真っ直ぐ孝太郎さんを見た。

その顔は真っ赤のままだか、表情は迷いはなかった。

 

あんな「わた、私も遊園地に………一緒に付いてきて……いいですか?……出来れば

2人……の時間も少し……」

 

そこはデートって言いなさいよ!!

 

でも、あんなが言いたいことは、全部言ったし……なによりこの状態ののあんなは、今まで見たことがないくらい可愛いわ。あとは、孝太郎さんの返事を聞くだけね。

 

孝太郎「あんなちゃん、そんなに畏まなくても、元々3人とも遊園地に連れていくから、

そんなに心配しなくていいよ。後は2人の時間って言ったけど、俺でいいのかい?」

 

あんな「うん……孝太郎さんとの……思い出が……」

 

孝太郎「………いいよ、こんな俺でもあんなちゃんの思い出なれば。」

 

あんな「!!あ、ありがとうございます……ぐすっ」

 

あんな、よかったじゃない。デートじゃないってのは心残り………

 

ぐぅ~

 

ちょっと!なんでこんな時にお腹の虫がなるの!?…そう言えば朝ご飯を食べる前だったの忘れた

 

孝太郎「お腹も減ったみたいだし、そろそろ朝ご飯を食べるか。頂きます」

 

キィ「いただけます。」

 

あんな「い、いただけます」

 

みくる「い、いただけます」

 

こんなタイミングで朝ご飯を食べ始めたけど……あんなの表情がかなり緩んでたわ。

無理もないか、デートとはいかなかったけど、それに近い形で実現出来たから……

 

キィ「あんなお姉ちゃん、よかったね」

 

あんな「ありがとう…キィちゃん…」

 

孝太郎「2人とも喜んでくれるのはいいけど、俺は女の子とあまり遊びに出掛けた経験はないから、あまり期待しないでくれるか」

 

キィ「いいの!無理にしなくても、わたしもお兄ちゃんもあんなお姉ちゃんもみくるお姉ちゃんも楽しいことをすればいいんだよ」

 

あんな「うん……そうだね!わたし…なんで焦ってたんだろう……せっかくだからはなまる楽しいことをしよう!」

 

私も入るんかい!!いいけど……それから朝ご飯を食べ終わってごちそうさまの挨拶をしたけど、

やっぱり孝太郎さんの料理は美味しかったわ。たったの半年でそこまでの腕になるなんて……

 

♪~

 

あれ?プリキットボイスの着信音?いったい誰から?あんなはここにいるし……

 

キィ「みくるお姉ちゃんからなんか音がなってる!?なになに?」

 

孝太郎「携帯の着信音か?随分とかわいい音だな…」

 

あんな「プリキットボイスメモの着信音?いったい誰から?みくる出たら?」

 

みくる「わかったわ」

 

孝太郎さんやキィちゃんの目の前だけど、そんなの気にしている場合じゃないから、

私はプリキットボイスを手に取った。

 

キィ「かわいいなにこれ!?黄色いぬいぐるみなの?」

 

孝太郎「なんだこれは!?これは携帯か!?」

 

あんな「プリキットボイスメモっていうの!電話や録音データや声も変えられるの!」

 

キィ「すごい!」

 

孝太郎「いくらなんでも凄すぎるぞ!こんなの……まさか、あんなちゃんたちが言ってた流れ星の軌道を観測した道具と同じなのか……」

 

あんな「あっ!そ、それは……」

 

みくる「あの………そろそろ……通話モードにするから」

 

カチッ

 

ジェット先輩「お前たち!!いったいこんな時間まで、どこに行ってた!!僕に一言も連絡もしないとはどういうことだ!!ちゃんと説明をしてもらうぞ!!」

 

ジェット先輩!?しまった、私たち先輩に連絡するの忘れてた。

 

キィ「声が大きいよ……」

 

孝太郎「確か……声からしてあんなちゃんとみくるちゃんの保護者のようだけど、2人とも……まさか……保護者に連絡してなかったのか?」

 

あんな「う、うん……言い訳にしかならないけど……ジェット先輩に連絡するの忘れたの……

孝太郎さん、ごめんなさい」

 

孝太郎「ジェットっていうんだ。君たちの保護者。先輩呼びとはあまり聞かんが今はそこじゃないな、今の状況をどうやって説明したらいいんだ……」

 

ジェット先輩「おい!知らない男の声がするぞ!まさか……」

 

ま、まずいよ。孝太郎さんの声を聞いたジェット先輩がなんか誤解をしてる!?

でもどうやっても説明するしたらいいの!?宇宙船だなんて言ったところで

あのジェット先輩が信じてくれないし……

 

クラン「ベルトリオン!!キッチンからかなり強力な電波を検出しましたけど、一体何があったのですの!?」

 

孝太郎「クランか、ちょうどよかったお前の助けがいるんだ!」

 

あんな・みくる「「クランさん!」」

 

キィ「クランお姉ちゃん!」

 

ジェット先輩「知らない女の声が2つもするぞ!」

 

クラン「な、なんですの?今の声どこから聞こえたのですの?」

 

みくる「あの……これです……」

 

クラン「なんですの?この黄色いぬいぐるみみたいな物は………」

 

孝太郎「クラン、よく聞け。プリキットボイスメモと言ってな、電話や録音機能や変声機能も備える代物らしい……」

 

クラン「なんですって!?この時……じゃなくて地球の技術でこんなの…………まさか!?

アンナたちが言ってた常識外れの観測手段と同類ですの!?」

 

あんな「孝太郎さんと同じことを言ってる……」

 

ジェット先輩「おい、さっきから地球の技術だの、常識外れの観測手段と同類だの変なことをいう女だな…いったいあんなとみくるとはどんな関係か言ってもらうぞ。もちろんそこの男もだ!」

 

クラン「……アンナ、ミクル、この電話の主が2人の保護者ですの?物凄く失礼な言われようですけど」

 

あんな「ジェット先輩、愛想は悪いけど、これでも私たちを心配してくれてるので」

 

孝太郎「大丈夫だ。2人を心配しているのは、俺もわかるくらいだ。」

 

みくる「でも…ジェット先輩、自分で見たものじゃないと信じないから……この状況を言っても信じてくれないです。」

 

クラン「…………はぁ~仕方ありませんわ。揺り籠の機能を使ってお互いに映像を映して会話するしかありませんわ。」

 

孝太郎「そうか、準備はどのくらいかかるんだ?」

 

クラン「30分くらいは必要ですわ。2人が住んでいる探偵事務所に映像の受信装置付きの偵察機を向かわせますから……」

 

あんな「映像を!?」

 

みくる「もう驚かないわ……それで準備を出来たらどうすればいい?」

 

クラン「私の部屋に全員集まってくださいまし。」

 

キィ「キィも?」

 

孝太郎「そうだ」

 

キィ「キィもがんばる」

 

ジェット先輩「さっきから僕を置いてくるな!一体いつになったら話をするんだ」

 

30分後

 

揺り籠・クランの部屋

 

クランさんが言ってた準備を終えて、クランの部屋に全員集合した私たちを見たクランさんは早速

立体映像の一つを使ってキュアット探偵事務所の様子を映した。

そこには驚きの表情を浮かべたジェット先輩が映っていた。

 

ジェット先輩「何なんだ!?この機械から映像が映ってるぞ。あんなやみくるがいるし

制服を着た男や眼鏡をかけた女や巫女服を着た子供がいるし、そもそもその部屋からは明らかに僕が知っているコンピューターとは全然違うぞ!?いったいそこはどこなんだ!?」

 

孝太郎「子供?ええと…こいつがジェット?」

 

ジェット先輩「子供じゃない!!これでも222歳だぞ!お前の声……さっきの男だな!

あんなやみくるに何もしていないだろうな」

 

孝太郎・クラン「「222歳!?」」

 

キィ「すごいおじいちゃんだ!ジェットおじいちゃんって呼んでいい?」

 

ジェット先輩「僕はおじいちゃんなんかじゃない!」

 

孝太郎「あんなちゃん、みくるちゃん、この子供が2人の保護者で222歳なのは本当なのか?」

 

ジェット先輩……少しは自分の年齢を隠してよ。

ポチタンのことも知られてるし、ジェット先輩の素性を孝太郎さんたちに話した。

当然のことながら、妖精だってことや科学者で保護者で222歳が事実だってことに驚いた。

 

ジェット先輩「どうだい!少しは驚いただろう」

 

孝太郎「ああっ…驚いたさ222歳でも子供っぽい妖精がいるなんて。しかもクランと同じ科学者だったとは」

 

クラン「外見はさておき、あなたがプリキットボイスメモや常識外れの観測手段を持つ道具をお造りになられたのですの?」

 

ジェット先輩「お前ら……僕の外見なんてどうでもいいだろ!確かにその2つは僕が作ったさ。そして眼鏡の女!僕と同じ科学者と言ったな!その部屋にあるコンピューターやさっきの映像を作る技術はどこで学んだ!」

 

あんな「ジェット先輩……完全に孝太郎さんたちのペースに嵌ってる……」

 

みくる「しかもクランさんの故郷のこと知らないから……」

 

クラン「何処と言われましても…科学者の家系であるシュワイガ家でフォルトーゼの科学技術を習得しましたわ」

 

あんな・みくる「「シュワイガ家?フォルトーゼじゃないの?」」

 

孝太郎「皇家の分家の一つで、俺が知ってるのはライバルの方のマスティル家とクランが言ってたシュワイガ家の2つだけなんだ」

 

へえ~別の星の皇帝の家系もいろいろあるんだ…ひょっとしてクランさんとそのライバルの関係もも家同士のいざこざのせいかも…………

 

ジェット先輩「科学者の家系とかフォルトーゼってなんだよ、僕が科学者の修行で世界中に回ってきたけど、シュワイガ家やフォルトーゼなんて地名は聞いたことない。まさか嘘じゃないだろうな」

 

あんな「ジェット先輩!クランさんは嘘なんか言ってないよ!シュワイガ家やフォルトーゼも地球にないからジェット先輩が聞いたことがあるほうがおかしいよ!」

 

ジェット先輩「あんな、それはどういう意味なんだ?まさか宇宙人とかふざけたこと……」

 

クラン「アンナの言う通りですわ。私の名前はまだ言ってませんでしたわ。私はクラリオーサ・ダオラ・フォルトーゼ。惑星フォルトーゼの皇女でして科学者でもありますわ。長いからクランとみんなは呼ばれていますわ」

 

ジェット先輩「…………はあああああああああ!?惑星フォルトーゼ!?

皇女!?何を言ってる!?それを信じろと!?」

 

みくる「ちなみに私たちがいる場所は、クランさんが持っている宇宙船・揺り籠でして

その中にあるクランさんの部屋です。大きさは数十メートルでキッチンもテレビもお風呂も寝室もあって、ここで生活できますよ。」

 

ジェット先輩「宇宙船だと!?いくらなんでも信じられるか!もし本物なら今すぐ宇宙に飛んで見せろ!」

 

孝太郎「随分と無茶を言ってくれる………今のクランは故郷に帰るための重要な計算をしている最中で、とても揺り籠を宇宙に飛び立つ余裕がまったくないのに………」

 

あんな「そうなの!?その計算ってクランさん以外できないですよね………」

 

孝太郎「ああ…クラン以外できないし、それをしているクランはとても他の事をする余裕なんてないんだ。俺が揺り籠の家事を担ってるのもそういう事だ」

 

孝太郎さんが揺り籠の家事全般を担ってるって、そう言う理由でもあったのね……

まあ下着関連であんなの感情が乱された(ほぼ嫉妬)のはご愁傷様としか言いようがないわ。

とは言えジェット先輩を、どうやって納得させようかと考えたら、クランさんがもう一個カメラ付き偵察機で、揺り籠の内部を全てを見せて最終的にはハッチの入り口が埋まっているところを見せて、「ジェットとやら、地球の今の技術で揺り籠を作ったりや一日足らずに数十メートルの物体を騒音を出さずに地中に埋めることはできまして?」と質問を吹っ掛けられたジェット先輩は悔しそうな顔をしながら、「無理だ……たとえ僕の技術でもこんなことは出来ない」と言った。

 

あんな「ジェット先輩が納得してくれたけど……大丈夫かな?」

 

クラン「アンナ、ミクル……こんな方法でしかあなた方の保護者を納得できなくて、申し訳ありませんわ。まあ…救いなのは彼が科学者の矜持を持っていたことですわ」

 

キィ「お兄ちゃん…ジェットおじいちゃん大丈夫かな?元気ないよ……」

 

孝太郎「キィちゃん、あのおじいちゃんは、自分が一番得意なところでもできない物を見て落ち込んでるだけなんだ。しばらくしたら元気が戻ってくるよ。」

 

孝太郎さん…それ、フォローになってないよ!事実を突き付けて追い打ちをかけてるだけ!

 

案の定、孝太郎さんの追い打ちに近いフォローにジェット先輩は「全然慰めすらなってない!」と言い返すものの、クランさんから「あら…あなたが作ったプリキットとやらは、私をびっくりさせたではありませんか。特に常識外れの観測手段を持つ道具については、流れ星の軌道を追うなど

明らかに地球の技術を遥かに超えていましたわ。」と褒め言葉を聞かされたジェット先輩は、

自信を取り戻して「クランと言ったな、いずれお前と科学について話したい」と宣言して、

私たちに今までのことを話すように言ってきたから、私とあんなは流れ星の発見から今に至るまで

の出来事*1をほぼ話したわ。

 

ジェット先輩「あんなとみくるがここにいる理由は分かった………だがな…いろいろとツッコミどころが多すぎる!!家出した女の子を遊ぶのはまだいい、孝太郎とクランがここにいる経緯については、納得がいかない!喧嘩でどうやって別の星に………」

 

孝太郎「それについてはみくるちゃんのツッコミでやったから、ジェットじいさんがやらんでいい」

 

ジェット先輩「おい!なんだそれは!それと僕はじいさんではないと言っただろうが。それとお前が家事をやってると言ったな、まさか……あんなとみくるのふ………」

 

あんな「ジェット先輩!そろそろ買い物の時間が迫ってるので、そろそろこの会話を終わってもいい!!クランさん早く!」

 

ジェット先輩「おい?!あんな!いきなり大声で…………」

 

クラン「アンナ、いきなり大声で…………まったくあそこまで恥じらっておきながら、無自覚とは

………わかりましたわ。このスイッチで」ポチ

 

まさか服の話題を出される前に、クランさんに強制終了を頼むなんて………よほど孝太郎さんに服や下着を洗っていることについてはいろいろな意味であんなの心がかき乱すのかしら?

さっきの反応でクランさんにあんなの気持ちばれちゃったからこれからどうなることやら…………

 

孝太郎「すっかり時間を食ったが、そろそろ買い物の準備はせんと、俺は行くがクラン以外のみんなはそれまでにどうするんだ。」

 

キィ「キィはポチタンちゃんと遊ぶの!」

 

 

あんな「私とみくるはどうしようか?」

 

クラン「だったら2人の体調を測りたいですわ。」

 

孝太郎「……そうかじゃあ終わったら揺り籠の入口で待ってくれ」

 

孝太郎とキィちゃんとポチタンはそう言ってクランさんの部屋から去ったわ

まつクランさんはどうして私とあんなの体調なんて測りたいの?私は特に何ともないけど、あんなの方はどちらかと言えば嫉妬や恥ずかしさによる精神面の方が心配たけど…………

 

クラン「オホン、簡単に言えばいきなり環境を変えたことによる思わぬことが、身体に表れていないか調べるためですの」

 

あんな「そうですか………………」

 

みくる「あんな?どうした?何か言いたいことがあるの?」

 

あんな「あの……検査に使う機械って当然地球の医療機器よりすごいですよね?」

 

クラン「ええと…アンナ?勿論ですけど……何か……」

 

あんな「ええと…遺伝子検査が出来たら私の遺伝子を調べてもらえませんか?」

 

遺伝子検査!?あんないきなりどうしたの?

 

クラン「…………まさかアンナの方から……理由をお伺いしても?」

 

あんな「ええと…お風呂を上がってみくるの部屋に向かう途中で、孝太郎さんと話したけど、私とみくるに血のつながりがある気がするって言ってたの………」

 

みくる「そういやそんなこと言ってたわ、私とあんなは似てるとか…」

 

でもそれだけで血のつながりがあるかどうかを分からないじゃない?私もあんなと血のつながりがあったら嬉しいけど……

 

あんな「それに夢の話になるけど、お母さんと昔の私が出てきて、お母さんの顔を見たらみくるに似てて………」

 

みくる「あんな、それはホントなの!?」

 

私には何故かあんなのお母さんの顔が見えないから、どんな人か分からなかったけど、

私とあんなのお母さんが似てたなんて……もしそうなら私の未来の親戚になるの!?

よし!私も遺伝子検査をさせてみようかな。

 

みくる「だったら私も……クランさん?どうしたのですか?何か驚いたような……」

 

クラン「……ミクルとアンナの母様と似てるですって!?もし私の予想通りなら、

間違いなく2()0()1()1()……」

 

あんな「クランさん?2011って何ですか?」

 

クラン「はっ!何でもありませんわ……私ときたら危ないですわ

検査自体はそんなに難しくありませんわ。専用の機械でスキャンするだけでその人の身体に関する全てのデータが出力されますわ」

 

みくる「すごい!流石フォルトーゼの機械ですね。それで時間はどのくらいかかりますか?」

 

クラン「10分でスキャンは終わりますが、データが出力されるのは2時間はかかりますわ。

もちろんスキャンが終われば離れても問題ありませんわ」

 

10分で終わるならと私とあんなはクランさんが持っている機械でスキャンされた後に、部屋から去ろうとした私にクランさんが「ミクル、あなただけに少し話がありますわ。」と言われた。

一体何の話だろうと思いつつも、あんなを部屋の外に待たせて、クランさんと2人きりになった。

 

みくる「それで?私にだけ話って?」

 

クラン「その前にミクルの口を塞がせてもらいますわ」

 

え?口を塞ぐって?

 

みくる「むぐっ」

 

ちょっと!?どうしてわたしの………

 

クラン「単刀直入に言いますわ、私はアンナがベルトリオンのことを好きなのはご存知ですわ」

 

みくる「むぐううううぅっうううううううっ!?」

 

ええええええええ!やっぱりばれてる!クランさんが手で私の口を塞がなかったら、叫び声であんなに聞かれたけど、いきなり口を塞ぐなんてひどい!

塞がれながらもなんとか叫び声を終えた私をクランさんは解放して謝罪と同時に、あんなが孝太郎さんのことを好きだと知ったタイミングを教えてもらったが、昨日の着替えを借りるときの

あんなの表情でバレバレだったのこと。

 

みくる「それで?クランさんはあんなを牽制する為に私を………」

 

クラン「なにを言っておりますの!?私はベルトリオンのことは相棒だと……そんなことはいいですわ!アンナがベルトリオンに対する気持ちに自覚していないことがかえって危険ですわ!

非常に不本意ながらアンナが自分の気持ちを自覚させるようにミクルにお願いをするためですわ!」

 

は?孝太郎さんに可愛いと言われて顔を赤くなっておいて、相棒は無理があるわ!

しかも非常に不本意っていってる時点で、クランさんもあんなのことを恋のライバルって言ってるようなものじゃない!

それに無自覚が危険っていったい……

とは言えあんなの気持ちを自覚させるのは私も賛成よ。正直に言ってあんながこのままじゃ良くないからよ。何故かは知らないけど、思い出せない夢の部分もあんなの今の行動に関係があるかもしれない。

 

みくる「わかったわ。クランさんの真意は分からないけど、あんなが自分の気持ちを自覚

できるようにサポートをするわ。これで話は終わり?」

 

クラン「ええっ…これで終わりですわ。さあ、アンナと一緒にベルトリオンのもとにお行きなさい」

 

クランさんとの話を終えた私は部屋から出て、外に待たせているあんなとともに孝太郎さんの

待つ揺り籠の入り口に行くと孝太郎さんとキィちゃんとポチタンがいた。

どうやら私たちが遅かったみたいけど、3人とも待ってくれたのね。

全員集合したのを確認した孝太郎さんは、「よし!このメンバーで買い物に行くか」と言うと

、私たちは元気のいい返事をして揺り籠から出発した。

 

まず最初に向かったのは、リサイクルショップで3つのプラチナの欠片を現金に換えた。

その金額は15万円で、孝太郎さんと私とあんなに5万円ずつ分けてデパートに向かったわ。

デパートに着くと、孝太郎さんはここで2つのグループを分けてそれぞれの買い物をすると提案してきたわ。

 

あんな「2つのグループですか………?」

 

孝太郎「ああ…俺やあんなちゃんとみくるちゃんとでは買いたいものが違う。俺は食糧や雑貨などをかなり買わねばならんが、あんなちゃんとみくるちゃんは替えの服や下着を買うだろ。こうなると全員でまとまって行動するとかなりの時間がかかる。そこで俺とキィちゃんで食糧や雑貨のあるエリアに行き、その一方であんなちゃんとみくるちゃんとポチタンは服がおいてあるエリアに向かい、それぞれが買い物に行った方が早く済ませられる」

 

みくる「それは分かりましたけど、買い物が終わったらどこに集合すれば……」

 

孝太郎「2階の広場でしよう。あそこなら充分に広い。それじゃあ俺とキィちゃんは食品エリアにに行ってくる」

 

キィ「あんなお姉ちゃん、みくるお姉ちゃん、ポチタンちゃん、行ってきます!」

 

孝太郎さんとキィちゃんは挨拶をして食品エリアに向かったわ。

さてと、私たちも服や下着とあんなと孝太郎さんとのデート(私の中では)のためにお洒落な服を買うために服が置いてるエリアに行かないと……………

 

みくるside終了

 

くれあside

 

今日は学校もお店シフトもせっかくのお休みだから、前から行きたかった春風市に行き

今は大きなデパートにいるわ。

店長が言うには春風市限定のデザートやケーキが絶品で、それらを売っているお店を探している。

給料日の10日前でお金はあまりないけど、期間が給料日より前なのでどうしてもこのタイミング

でしかなかったわ………

それにしても昨日は大きな流れ星を見つけた時は、私ながらもかなり大はしゃぎしちゃった。

 

くれあ「それにしても今日の探偵事務所は誰もいなかったな………みくるちゃんや最近越してきたあんなちゃんという子……もしかして2人で遊びに行ってるかな………?」

 

おっといけないわ………私としたことがつい考え事を…………あれ?あの2人?みくるちゃんとあんなちゃん?どうしてここにいるのかしら?しかも服や下着を買ってる?どうしてこんな遠い所でわざわざ着替えを買うなんて………はっ!私の心のきらめきがしてきたわ!

こうなったら2人に声をかけよう。

 

この時の私の心のきらめきで、不思議な3人組に会うことと、まさか私自身の失われた記憶の一部や名探偵プリキュアの本当の役割を思い出すと同時に、あの子がずっと一緒にいてくれたことを私はまだ知る由はなかった。

 

くれあside終了

 

孝太郎たちが出掛けてある程度の時間が経過したクランは、あんなとみくるの遺伝子検査を終えデータが出力されて、その結果を見て驚愕の表情を浮かべていた。

 

クラン「そんな………これではアンナを未来に……帰せませんわ!?しかも、アンナの

遺伝子データにおかしな所がありますわ!この遺伝パターンは同じとはいきませんがポチタンの遺伝子データと似ていますわ。もしそうならアンナはミクルと妖精の…………」

 

そのデータはあんなとみくるは親子関係だと示しており、なおかつあんなの遺伝子に妖精らしき

遺伝パターンが含まれていた。

 

そう…()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()2()0()1()1()()()()()()()()がこのデータで証明してしまったことに…………

 

*1
演劇の記憶とか登場人物とか魔法のことは省いている。




次話 悲報・シュシュタン擬態終了のお知らせ

プリキュアsideの小話2

それは4人でデパートに向かっている最中、みくるはあんなを後押ししたキィの真意を確かめるべく、キィの耳に小声で話しかけた。

みくる「あの……キィちゃん?どうしてあの時あんなを応援してくれたの?」

キィ「みくるお姉ちゃん、うーん……キィもわかんない!でも一つだけわかってるんだ!
あんなお姉ちゃんはお兄ちゃんのことがとっても大好きだってこと!」

みくる「そ、そう……」(こんな小さい子まであんなの気持ちがバレてるなんて………)

キィ「でも、キィもあんなお姉ちゃんと同じくらいお兄ちゃんのことがとっても大好き!」

みくる「グハッ」(ちょっと!?あんなの恋のライバルがさらに増えちゃった!?こんなの
どうすればいいのよーーーーーーーーーー!!)

キィの孝太郎大好き発言によって、さらに胃を痛めるみくるであった。
頑張れ!孝太郎の恋模様はこんなもんじゃないぞ!!
いずれ直接見せるのは確定しているから、それまでにプリキュア活動で体を鍛えることをお勧めするぞ
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