名探偵と青騎士 時を越えし者の共演   作:リリオン

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第07話EX 1999年4月15日(2.2)あんなの夢に乱入者!?相棒と不思議な白銀の精霊、再び呼び起こされる演劇の記憶と真・白銀の姫と青き騎士1章 後編 その2

あんなの夢の中

 

あんなside

 

あんな「シグナ?それが精霊さんの名前ですか?それよりシグナさんの半身って何ですか?」

 

みくる「そうよ!私たちが見たっていうけど、いったいどれのことを言ってるの!?」

 

シグナ「それについては、先程申し上げた通り最後までご覧になられば……」

 

クラン「ここで何をしていますの、青騎士もどきぃ!!勝手な事をするんじゃありませんわ!!」

 

あんな・みくる「「クランさん!?」」

 

クランさんまで出てきちゃった!?しかも孝太郎さんのことを青騎士もどきとか呼んでるし

孝太郎さんの頭を殴ってるし、もしかしてこれが喧嘩をしていたころの2人なの!?

 

孝太郎「痛いなこの野郎、お前まだやる気か!?」

 

クラン「戦っている余裕などありませんわ!」

 

孝太郎「俺を騙そうとしてるだろう!?その手は乗らんぞ!!」

 

クラン「そんなことをしている余裕はないと言ってるでしょう!?一刻も早くこの場を離れないと、大変なことになりますわ!!」

 

なんだろう?このやり取り………まるで私たちとファントムのやり取りに近いような……

いくらクランさんがライバルを蹴落とそうとしているとは言え、孝太郎さんと喧嘩しているとは思えないくらい激しく言い合ってた。

 

あんな「今の……ホントに喧嘩してたのかな?それにしてもかなり激しい遣り取りだし…………」

 

みくる「確かにどちらかと言えば、私たちがファントムと相手にする感覚に似てたわ。」

 

クラン「早くこっちにおいでなさい、青騎士もどきぃ!!まったく手間がかかる!!」

 

孝太郎「お、おい!」

 

みくる「クランさんが孝太郎さんの腕を掴んで、強引に引き摺ってどこかに行くみたい」

 

え?アライアさんを置いて?そう言えば一刻も早くここから離れようとしていたけど、

もしかして他の星に飛ばされたのを気づいたから、地球に帰ろうと言う気なの?

 

あんな「クランさん!いくらなんでもアライアさんを放置したら………ん?孝太郎さんとクランさんがある程度離れた場所で会話をしてる………」

 

みくる「もしかして孝太郎さんがクランさんを……………え?なんで2人の会話が殆ど聞こえないの!?」

 

クラン「…………………地球…………せんの…………」

 

孝太郎「…………………どう……………」

 

クラン「私が…………………武器…………………」

 

孝太郎「………………おかしな…………………」

 

クラン「………超……反発…………………惑星……………飛ばさ……………」

 

あんな「地球とか武器とか反発とか惑星しか聞こえないよ!」

 

クラン「……………………さかの…………………」

 

孝太郎「………る?」

 

クラン「ええ。……………………ップ…………………私たちの……………から、……………へと移動…………………」

 

孝太郎「タ…………………て!?」

 

みくる「こっちは全然分かんない!!移動しか聞こえなかったわ!」

 

孝太郎「それで………………どこで……………つなん…………」

 

クラン「……………トー…………2000……………」

 

あんな「2000?いったいなんの数字?」

 

クラン「………………揺り籠に戻って…………帰る方策………………リスクを……………せんわ」

 

孝太郎「なるほどな…………………訳か…………………」

 

クラン「いますわね」

 

みくる「孝太郎さんがアライアさんに指をさしてる………会話が殆ど分かんないけど、ようやく説得を……………」

 

孝太郎「あの子、変な……………助けた………アライア・クーア・フォルトーゼって…………………」

 

クラン「あらいあ・くーあ・ふぉるとーぜ……………?」

 

え?なんでクランさんの顎がガクンと落ちるの?

 

クラン「……………たすけ、た、ですって……………?」

 

孝太郎「…………………不思議………………………場所…………………演劇でも……………納得納得」

 

みくる「何に納得したの!?」

 

クラン「…………………青騎士もどきぃ!!」

 

ちょっとクランさん!?なんで半泣きしながら孝太郎さんに掴み掛るの!?

 

あんな「ううっ………羨まし………じゃなくて、どういうこと!?」

 

みくる「さっきのあんなの羨ましい発言の方がどういうことか私が聞きたいくらいよ」

 

クラン「気安く…………変え……………元の………………どう…………」

 

孝太郎「………………落ち着け…………………」

 

クラン「……………落ち着いて…………………自分が何を…………………!?」

 

孝太郎「………………困っている人を助けた…………………」

 

あんな「なんでクランさんがそんなに焦ってるの!?」

 

みくる「人助けして何を焦るのか分かんないよ!?」

 

クラン「分からない……………ここで何か………………が変わって……………出発……………場所に、戻れなく………………わ!!」

 

孝太郎「………なんだってぇ?」

 

え?場所に戻れなく?いったいクランさんは何を言ってるの?

 

クラン「…………………川の流れのよう………………元の流れ…………………」

 

みくる「なんで川の話になるの!?」

 

クラン「…………………流れ…………………彼女…………………青騎士………………あなた………………出来事…………」

 

孝太郎「……………出会い……………邪魔…………」

 

あんな「出会いが邪魔って、え?孝太郎さんとアライアさんが出会って変な訳………異星人だってことを除いたら別に……………」

 

クラン「…………………………2000………………可能性………………行くことも……………()()()()()()()()()……………違う…………………」

 

孝太郎「……………………()()()()()()()()()…………………なって……………」

 

みくる「2000ってまた出てきた!いったい何なの!?それにティアミリスとかルースとか知らない人が出るし、雰囲気からして女の人…………しまった!あんな、だい………」

 

あんな「う~また女の人が増えてる……しかも2人も…………さらにティアとか呼び捨て………」

 

なんで女の人の名前を新たに聞いただけなのに、嫉妬するの?もしかしたら友達かもしれないのに………でも…ティアという人に呼び捨てにしてるから、クランさんと同じくらい親しいかも……

 

みくる「もう!新しい女の人の名前を聞くたびにやきもち焼いてたら孝太郎さんとアライアさんとの交流を見たら泣いちゃうでしょ!それに孝太郎さんの知らないところを見れるチャンスでもあるじゃない!」

 

あんな「むぅ~別に泣いたりなんて…………ちょっと落ち込んじゃうかもしれないけど……」

 

みくる「ちょっと?クランさんの下着関連であんなにショックを受けたのに?」

 

あんな「もう!あれはびっくりしただけって言ってるのに!!

 

シグナ「くすっ、二人とも仲がよろしいようですね……特にアンナ様がコータローを想う気持ちが大きいのは、()()()から知っていましたけど……まさかコータロー様がクラン様の下着を

洗っていることまで、アンナ様とミクル様がご存知だなんて……」

 

シグナさんまで!?だから孝太郎さんとは友達だって……え?あの時から?それに孝太郎さんがクランさんの下着を洗ってるなんて夢の中ではみくるも私も言ってないのに、なんでシグナさんがそれらを知ってるの?

 

みくる「シグナさん?いつあんなの気持ちを知ったの?それに下着関連で洗濯してたって連想するなんて………そもそもコータロー様って呼んでるけど、孝太郎さんのこと知っているの?」

 

シグナ「あっ………つい口が滑りました。全てをお答えすることはできませんけど、コータロー様に関しては言っておきます。確かに私はコータロー様のことを知っております。」

 

あんな「それってどのくらい……………孝太郎さんのことを知ってるの?」

 

シグナ「………少なくともお2人よりは知っています。ですが、ここで話すより記憶の内容を見ることに集中した方が、よろしいかと」

 

あんな「それってどういう………あっ!孝太郎さんとクランさんの話が終わってアライアさんが2人に近づいてるよ!」

 

みくる「結局、2人の会話が殆どわかんないけど………何故かクランさんが焦っているのと、

2000の数字が2回も言ってたけど、どれもさっぱりだわ!特に2000って何をさしてるの!?」

 

私もあの会話は殆ど分からないけど、この2つと孝太郎さんの新たな2人の女性の知り合いの名前しか聞こえなかった。私としては孝太郎さんとティアさんやルースさんとのか、関係についてき、気になるけど、2000の数字とクランさんが焦った訳が特に気になった。

なんで孝太郎さんが人助けしたのに、クランさんが物凄く焦るのか………それに2000の数字の意味………なんだろう?私には2000の数字の意味が物凄く重要な気がする。

 

それにシグナさんって、今更ながら何者なの?精霊で、私とみくるはともかく孝太郎さんとクランさんも知ってるし、クランさんの下着関連のことまで知ってるし、それに私が孝太郎さんに対するまだ分からない気持ちも知ってるなんて………あっ!も、もしかして……私の孝太郎さんとのデート発言をシグナさんにまで……ううっ………聞きたいけど……もし聞かれたなんて私に向かって言われたら……恥ずかしくて死んじゃうよ~

 

あんなside終了

 

みくるside

 

まさかあんなが新しい女性の名前を聞いただけで嫉妬するなんて、いやいや孝太郎さんの周りに女性が4人もいるほうがびっくりよ!キィちゃんも含めたら5人。でもさすがにキィちゃんは子供だし

入らないよね!お願い!これ以上あんなの嫉妬を拗らせないで!

 

まあ……こればかりは私がフォローすればいいとして、孝太郎さんとクランさんとアライアさんはどんな話をしてるのかな………………?

 

孝太郎「俺が———いえ、私が倒した連中が目を覚ましてしまう前に、別の場所に移動をした方が良いと、私の従者と話し合っていた所でした」

 

クラン「従者ですって!?」

 

みくる「じゅ………従者って、皇女様に対して何てことを………しかも孝太郎さんが私呼びって、何か様になってるし………」

 

あんな「確か孝太郎さんも文化祭の演劇の練習してたって言ってたからじゃない。それに他の星の皇女様なんて言った所で、なんも意味はないけど……嘘ついているのがちょっと複雑………」

 

嘘がつけないあんなにとっては、クランさんの身分を偽っているのが複雑な気持ちね。

でも他の星で皇女を名乗っても政治的な治安次第で高貴な身分を偽ったとされて処刑される可能性があるから、従者の方がまだ言い訳が立つわ。

肝心のクランさんはすっごく嫌な顔をして孝太郎さんの従者呼びを了承した。

 

あんな「あの人たち、うめき声をあげたからもうすぐ目を覚ましそう!」

 

みくる「そろそろ孝太郎さんたちが移動する頃合いね。さてとアライアさんが仲間達がいる方向を指したから、そこに出発………」

 

アライア「騎士様もご同行頂けるのですか?」

 

孝太郎「そのつもりですが。なにか問題が?」

 

アライア「それは……」

 

あんな「アライアさん?どうして迷ってるの?」

 

みくる「そっか!アライアさんからすれば、ついさっき出会ったばかりだし、それに皇女様の立場や責任もあるから仲間たちにも危険が及ぶことも考えると、決断するのを迷うのも無理はないわ」

 

あんな「そういや私たちが孝太郎さんに見つかったときも、そうだった!でも孝太郎さん優しいから……」

 

孝太郎「殿下、迷われるのは分かります。ならばまずはこの場所を離れましょう。彼らが目を覚ましてしまいますゆえ」

 

どうやら孝太郎さんはアライアさんの迷いに気づいて助け舟を出したわ。敵が目を覚ます前に移動してからでもいいでは。孝太郎さんからそう提案されたけど、アライアさんはある質問をしたわ。

 

アライア「………騎士様、その前に一つだけお聞かせください」

 

孝太郎「なんなりと」

 

アライア「あなた様は、どうして彼らを、斬ってしまわれなかったのですか?」

 

あんな「アライアさん!?今の質問どういうこと!?」

 

どうやらアライアさんが先程の男たちを殺さなかったことについての理由を聞いてるのね。

もしここが日本なら殺さないほうが正解だわ。でもこの記憶は地球ではなくて、別の星。

しかも騎士がいるから、中世ヨーロッパみたいな時代背景。

当然のことながら日本の常識なんて通用しない。

しかもさっきの男の人達は、明らかにアライアさんを殺す気だった。

もし孝太郎さんが敵なら疑われない為に、味方なら追撃を防ぐ為に殺した方が都合がいいはず。

でも孝太郎さんは殺していないから、アライアさんはそこをずっと気になっていたんだ………

 

みくる「あんな、この記憶は地球じゃないから日本の常識は通用しないわ。そのことを忘れちゃダメ」

 

あんな「あ!そっか………それでも孝太郎さんが人を殺さなかった事について間違いじゃないって私は信じるよ。アライアさん、お願い!孝太郎さんのことを信じて!」

 

あんな、一応アライアさんはあんたの恋のライバルなのよ。そのライバルに好きな人を信じてなんて願うなんて………でもそっちのほうがあんならしいわ。

さてと、孝太郎さんはどんな理由をアライアさんに言うのかしら?

 

孝太郎「私は人を斬るのが好きではありません。それに助けに入った時、あなた様がどなたであるのか存じ上げませんでした。だから彼らを一方的に殺してしまう訳にはいかなかった。それが彼らを斬らなかった理由です」

 

あんな「孝太郎さん……目の前で争いがあったから止めただけなんだ………」

 

みくる「ええ……騎士の格好をしてるけど………元々は日本の高校生、人をいきなり殺せる訳がないわ。それにアライアさんも孝太郎さんの今の答えで何かを感じ取ったような表情をしてた」

 

アライア「これまでの御無礼をお許しください、騎士様。わたくしはあなたを信じます」

 

孝太郎「光栄です、アライア殿下」

 

あんな「アライアさんがはなまる可愛い笑顔をしてるよ!これって孝太郎さんを信じてくれたんだ。それに孝太郎さんもなんか嬉しそう…………やっぱり……アライアさんみたいな人が好み……かな?だって……アライアさんの笑顔……はなまる綺麗で………思わず見惚れたもん………ヒロイン属性が強すぎるよぅ…………

 

た、確かに……今のアライアさんの笑顔……アニメや漫画のヒロインに匹敵するくらい可愛い!

こりゃあ孝太郎さんも嬉しくなるのは、当然のことね。

あんなの方も2人の様子を見て微笑ましい表情を浮かべるのも、その後落ち込んだ様子になって

なんか小さな声で好みとか見惚れるとかヒロイン属性が強すぎるとか言ってた。

まったく……そういうことを無意識で呟いて……

 

アライア「騎士様、あなたのお名前を、お聞かせください」

 

孝太郎「これはとんだ失礼を致しました。私の名前は、レイオス・ファトラ・ベルトリオン。

この剣に誓って、必ずあなた様をお守りいたします」

 

どうやら孝太郎さんの方も名乗ったけど、しっかり演劇の登場人物の名前で名乗ってた。

それにしても孝太郎さんが出る演劇ってどんなのだろう……あんなが言ってた白銀の姫と青き騎士の主人公の名前と同じたけど、偶然だよね?だって……あんなの記憶にあった演劇に孝太郎さんはいなかったし………………そもそも孝太郎さんはこの時代の人間だから…………

 

みくるside終了

 

あんなとみくるが孝太郎とアライアの出会いを見てる中、シグナはあんなを見ていた。

 

シグナ(申し訳ありませんアンナ様、本来ならミクル様やクラン様とキィ様によってコータロー様を慕う気持ちを自覚させるべきですが、今のペースだとコータロー様とクラン様が()()()()()()()()()()()()()()()()()()に間に合いそうにありません。しかもアンナ様はコータロー様よりも未来の世界に生きておられる。このままでは……コータロー様を慕ったことで不幸になられるのは……どうしても我慢なりません……私もコータロー様に選んで貰えなかったのですが、

それは出会った順番の差でしかありませんでした。出来ればアンナ様もコータロー様がいるうちに、ご自身の気持ちを伝えてくだされば…………)

 

 

 

 

 

 

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