あんなside
???「姉上!」
???「殿下!」
???「アライア様!」
ううっ………よかった………アライアさんの仲間の人達と合流できて………
しかもアライアさんを取り囲んで出迎えていたたし、やっぱりアライアさんって慕われているみたい。
みくる「よかった…………ちゃんと合流できて………アライアさんも笑顔で仲間の人達の輪の中に飛び込んだわ!」
あんな「仲間の人達もアライアさんの無事を喜んでいる!あっ!見て、金髪の女の子がアライアさんに目掛けて飛びついた!」
???「姉上!おかえりなさいなのじゃ!」
アライア「シャルル!」
みくる「シャルル!?それって黄金の姫のことでアライアさんの妹の!?こんなに小さい女の子だったの!」
あんな「はなまる可愛い!そっか、姉妹の再会でもあったんだ………ぐすっ」
みくる「もう!あんなったら…………こういうのは泣いちゃうんだから」
だって……やっぱり……家族と離れ離れになるのは………そっか………アライアさんとシャルルちゃんのご両親はもう……………
アライア「ただいま、シャルル…………」
シャルル「わらわは信じておりましたぞ!姉上のご無事を!」
みくる「アライアさんとシャルルちゃんが泣いてる。お互いに再会の喜びを噛みしめているんだ………ところで孝太郎さんとクランさんはもう着いたのかな?」
そう言えば、アライアさんを追いかけて走ったからそろそろ着いても…………いた!少し離れてアライアさんたちを見ている!きっと気を遣って……………え?2人は戸惑っている?
あんな「いったいどうし…………」
孝太郎「あれって、
クラン「ええ……
今…………なんて…………ティアさんにそっくり?え?
みくる「いったいどういうこと!?ティアさんって孝太郎さんの知り合いの女の子の一人じゃない!?しかも子供の頃って、え?孝太郎さん、説明してよ!」
孝太郎「すごい偶然があるもんだな…………」
あんな「偶然?シャルルちゃんとティアさんがそっくりって言ったのに……」
クラン「偶然ではないかも知れませんわよ?」
みくる「やっぱり理由があるんだ!さあ!早く!」
クラン「何せ、同じ血筋である訳ですからね」
あんな「え?またなの?どうして肝心の答えが聞こえないの!?」
みくる「もう!いったい何なの!?この舞台の場所や王族のファミリーネームについては未だに分からないし、さっきの関所の名前も聞こえないし、さっきの答えもそうだし…………」
何の為なの?もしかしてこの謎を解いたら一気に秘密も明らかになるから?でも誰が隠しているの?
孝太郎「なるほど、そりゃそうだな」
みくる「こっちはそうじゃないわよ!ふぅふぅ……………」
あんな「みくる、落ち着いて。ヒッヒッフーだよ」
みくる「私は妊婦じゃない!」
クラン「ほら、あそこに鎧を着ている人だって、どことなく面影があるでしょ?」
孝太郎「お、髪型やなんかに違いはあるけど、確かに
あんな「え?ルースさん?あの鎧を着た人も孝太郎さんの知り合いにそっくりなの?」
みくる「おかしいでしょ!?なんで知り合いの女の子のそっくりさんが2人もいるの!?
まるで格付けチェックの最下位寸前みたいよ!」
あんな「格付けチェックって1999年にあったの!?じゃあガクトさん専用ルームは…………」
みくる「ガクトさん専用ルームって何!?」
あんな「ええと…ガクトさんって言う芸能人があまりにも連続正解しちゃって…………他の芸能人が答えを選んだ部屋にガクトさんがいると、正解だって確信して安心するんだ。結果、緊張感もへったくれもなくなるから、彼専用の部屋を用意しておいたのがガクトさん専用ルームってわけ」
みくる「未来の格付けチェックってそんなことになってたの?たった1人の芸能人に専用の部屋を用意するなんて………」
クラン「あれは多分、この時代のパルドムシーハ。
孝太郎「ああ、そうか!」
あんな「フレアラーンって演劇の女騎士の!?また聞こえない箇所があるけど、やっぱり……そっくりの理由を聞けないんだ…………」
みくる「ちょっとおかしくない!?なんでクランさんはフレアラーンさんを見て最初にパルドムシーハってファミリーネームで言ったの!?だってアライアさんは仲間の人達の特徴をいってないのに……」
うーん……ひょっとしてさっきのドローンで仲間の人達の会話を聞いたのかな?………ううん……あのドローンは居場所を知らせただけで、人の名前なんか言ってなかった。じゃあ……いったいどこで…………アライアさんとの会話かな?だって初見で有名な女騎士のフレアラーンって言った……………あれ?なんか違和感が………………
フレア「ところでアライア殿下、あの二人は何者でありましょうか?」
アライア「フレア、あの方達は私を助けて下さったのです」
あんな「フレアって略すんだ………でもなんで孝太郎さんとクランさんを厳しい目で見るの?」
みくる「あの様子からして、孝太郎さんとクランさんが何者かどうか見極めるつもりだわ。あんな、フレアさんの立場から考えて」
フレアさんの立場から?もしかして………孝太郎さんとクランさんが敵だって可能性があるから?
ううっ………やだよぅ
フレア「…………何者だ?」
あんな「あ…………フレアさんが剣に手をつけながら孝太郎さんに問いかけた。ううっ………」
みくる「あんな…………大丈夫よ!だって……孝太郎さんやクランさんが地球にいることが無事だって何よりも証拠じゃない!」
そ、そうだよ!孝太郎さんやクランさんが地球にいるから……じゃあ……フレアさんからの信用も…………
孝太郎「私はレイオス・ファトラ・ベルトリオン。修行の旅を続ける漂泊の騎士であります。
こちらはわが従者のクラン」
フレア「殿下を救ってもらったことについては感謝する。しかし………」
アライア「フレア、もうやめてください。私の命の恩人に失礼があってはなりません」
あんな「アライアさんがフレアさんの右腕を掴んで止めた!これで引き下がって…………」
フレア「ですが殿下、得体の知れない男です!我々全員を……………」
アライア「もしそうなら、今頃とっくに襲われています。あの方………レイオス様は、私たちを散り散りにした兵たちを1人で打ち倒すほどの方なのですよ?」
みくる「アライアさんがフレアさんを諭しながら、剣の柄を乗ったフレアさんの手を包んだわ。でも力の差があるからこのままでも剣を抜くことはできるわ。そうじゃないと騎士なんて名乗れないからよ。」
あんな「あっ!フレアさんが剣から手を放した。よかった………アライアさんの話を信じてくれて…………」
フレア「…………申し訳がありませんでした、レイオス様」
孝太郎「いいえ。旅の騎士があの場に居合わせたなど、確かに出来すぎた偶然。パルドムシーハ卿でなくとも疑うのは道理でありましょう」
あんな「…………確かに疑うのも分かるけど……それでも否定できないものもあるよ…………みくるとの出会いや孝太郎さんたちとの出会いは偶然から成り立っているもん…………」
みくる「あんな………そうだよね。でもどっちの言い分も正しいだってことは忘れないで
あんなも演劇で見たから分かるけど、孝太郎さんが出会う前はアライアさんたちが頼れるのは騎士のフレアさんたった1人だけのはずよ」
そっか!敵は国を乗っ取ったんだ。そんな相手に逃げるだけでもかなりの苦労したはず。フレアさんはたった1人で追ってくる敵たちを追い払ったり、不安なアライアさんたちを支えたりかなりのハードなことしたんだ。
それに孝太郎さんを見ると、真剣な表情になった。きっと事の重大さに気を引き締めてたんだ。
えへへへっ、やっぱりかっこいいなぁ……
みくる「おやおや?孝太郎さんを見惚れたのかな?あんな君?」
あんな「み、みくる!?別に………………そういうの……………」
アライア「それではレイオス様、改めて私の仲間たちを紹介させて頂きます」
あんな「アライアさんが仲間たちを紹介するよ!後3人のことも分かるんだ」
みくる「チッ、いいタイミングで躱されたか…………」
なんで舌打ちするの!?
アライア「この子の名前はシャルル。正しくはシャルドリッサ・ダオラ・フォルトーゼ。私の妹でこの国の第2王女です」
あんな「へえ~シャルドリッサが正式名称なんだ。パンフレットにも書いてないから驚いたよ。ファミリーネームはもう伏せられているから、いいとして、ダオラってクランさんと同じミドルネームなんだけど………なんか関係があるの?」
みくる「うーん……特に関係はないじゃない。私も王族のミドルネームの法則なんて知らないし……」
アライアさんに紹介されたシャルルちゃんは、前に出て孝太郎さんを見上げた。
シャルル「青騎士とやら」
孝太郎「なんでございましょう、シャルル殿下」
シャルルちゃんに呼ばれた孝太郎さんはその場にしゃがんだ。
みくる「これでシャルルちゃんと話しやすくなったね。首を上げるってかなりしんどいからね」
あんな「案外子供の相手に慣れてるかも。だってキィちゃんの時もそういうことしてたし」
シャルル「姉上が世話になったそうじゃな。大義であった」
孝太郎「世話というほどでは、フォルトーゼの騎士であれば当然のことでありましょう」
あんな「孝太郎さんの答えでシャルルちゃんが笑顔になった。はなまる可愛い」
シャルル「気に入ったぞ、青騎士!より一層忠義に励むのじゃ」
孝太郎「は、仰せのまま、マイプリンセス」
みくる「シャルルちゃん、孝太郎さんを気に入ったんだ。しかも孝太郎さんの背中によじ登った。これって完全に懐いてるわ」
あんな「しかも孝太郎さんが立って、シャルルちゃんが「おおお、たかいたかい」って喜んでるよ!」
アライア「ふふ、シャルルったら」
フレア「殿下……………」
孝太郎さんとシャルルちゃんの様子を見て、アライアさんとフレアさんも微笑んでる
アライアさん、嬉しそうにしている………ううっ………またもやもやする。やっぱり……嫉妬しているから?けど………落ちこんでいられない。きっと理由があるはずなんだ。
みくる「フレアさん、一瞬微笑んだと思ったら、すぐさま気を引き締めた。どうやら真面目な性格のようね」
アライア「レイオス様、彼女はフレア。私の友人で古くから皇家に仕えてくれているパルドムシーハの正騎士です」
フレア「フレアラーン・ナイ・パルドムシーハだ。以後、よろしく頼む」
孝太郎「レイオス・ファトラ・ベルトリオンです。このような格好で失礼します」
あんな「握手してる!星は違っても握手の習慣があるんだ。はなまるびっくり!」
みくる「パルドムシーハって騎士の家だったんだ。その家から正式な騎士になるなんて、かなり強いでしょうね」
あんな「確かに、そうじゃないと……………シャルルちゃんが孝太郎さんに耳打ちしてる?どんな話だろう?」
シャルル「フレアは真面目で意地っ張りじゃ。そなたのことも、口でいうほど嫌っておらぬ。安心せよ」
孝太郎「それを聞いて安堵しました。斬られずに済みます」
……………なんかシャルルちゃんがフレアさんの気持ちを代弁して、それを聞いて孝太郎さんが安心したと思ったら2人はお互いに笑っちゃった。
みくる「なんかすっかり仲良くなったねあの2人…………」
あんな「うん……でもよかった。フレアさんも孝太郎さんのことを信じてくれたのが………………」
???「シャルル殿下には敵いませんね、フレアラーン様」
あんな「今度はあの赤い髪のメイド服の子だ。いったい誰かな?」
みくる「思ったよりもフレンドリーな子ね。あっ!あの子が自己紹介をするわ!」
???「私はマリエッタ・アルセイン。皇宮付きの侍女をしていたの。それで青騎士様!ここにいる子たちの中では誰がタイプ!?やっぱりアライア様!?」
あんな「この子が侍女のマリエッタ・アルセインなんだ。しかも皇宮付きってかなりすごいよ!でも……ううっ………その質問は………………」
みくる「もう!単なる質問じゃない」
わかってるよ、単なる好奇心で聞いてることくらい。でも……もし………アライアさんがタイプだって聞いたら………
孝太郎「この子、大家さんみたいだな……………」
あんな「え?今、孝太郎さん声は小さいけど…大家さんみたいって…………」
みくる「大家さん!?それってまた知り合いのそっくりさんパターンなの!?それに孝太郎さんアパート住まいなの!?」
あんな「いったいどうなっているの?6人の女の子のうち3人も孝太郎さんの知り合いの女の子にそっくりって………今気づいたけど、もしかしてその大家さんも女の子なの!?ううっ………また孝太郎さんの周りに女の子が1人増えてる…………」
みくる「また妬いてる………はぁ~これで自覚していないから、余計に質が悪い」
アライア「マリー、そんなことを訊いてはレイオス様に失礼でしょう?」
マリー「あはははっ、怒りませんよね、レイオス様!」
孝太郎「そうなるかな」
マリー「ほら」
みくる「なるほど、略称はマリーっと。ホラ、あんないつまで妬いてるの?まだ2人の女の子の紹介が終わってないよ!」
あんな「もう!妬いてなんか………孝太郎さんもあの2人の女の子を見てる………お願い!またそっくりさんのパターンを出さないで!」
みくる「なにその情けないお願い…………ええと…1人目は長い髪で色は孝太郎さんと同じみたい。服装は上着を着ていることしか分からない。顔はいかにも切れ者みたいな印象ね」
あんな「別に………………情けなくないもん…………2人目は白いローブで、星の大きなペンダントを胸につけてるよ。黒い髪で童顔って言うのかな?少し幼さがあって、教会のシスターさんみたい」
マリー「あ、あっちのお二人が気になりますか?意外とマニアック!」
あんな「マリーさん!孝太郎さんはそういう意味で見てないよ!」
みくる「そりゃあんなの願望でしょ」
マリー「あのお2人はリディス・マクスファーン様と、ファウナ・モードラウ様。リディス様はあの若さなのに高名な学者様。ファウナ様は暁の女神様に仕える神官で、アライア様の神学校時代の同級生なの」
みくる「マリーさん、自分のことじゃないのに、自慢げに紹介してる………学者に神官ね。パンフレットじゃリディスさんは策略家って書いてあったけど、学者故の頭の良さが理由なんだ」
あんな「ファウナさん、アライアさんと元クラスメイトなんだ。皇女様が学校に通っていたなんて、きっとファンクラブも出来てもおかしくないよ」
リディス「リディス・マクスファーンと申します。よろしくお願いいたします」
ファウナ「あたしはファウナ・モードラウ。アライア様を助けてくれてありがとう!」
孝太郎「よろしく頼む」
あんな「これでアライアさんの仲間の人達の自己紹介が終わったね。はぁ~よかった………リディスさんとファウナさんに向かってそっくりさんって言わなくて……」
みくる「だから情けない事は………………」
孝太郎「どこかで見たような見ないような組み合わせだな」
ピシッ
あんな「え?組み合わせ?」
みくる「どうやらあんなが情けないこと言うから…………」
あんな「私のせいじゃないよ!それに情けなくないって…………」
クラン「共時性というものかもしれませんわ」
きょうじせい?何それ?クランさんは何言ってるの?みくるは知ってるの?
みくる「きょうじせい?クランさん、意味をおしえて!」
あんな「みくるも分からないんだ」
クラン「シンクロニシティ。関係が無いはずなのに、運命的なものに導かれて、似たものや状況が現れることですわ」
あんな「う、運命的なものにって………アライアさんを含めた6人の女の子達は、孝太郎さんの知り合いの女の子と状況と似ているってこと…………ううっ………そんなの…………」
みくる「あんな、クランさんが言ってたじゃない。関係ない筈って、だったら……」
孝太郎「なら血筋の人間は関係あるんだから、それには当てはまらないだろ」
クラン「それもそうですわね。だとしたら、単なる偶然でしょう」
あんな「むぅ~どっちなの!?関係があったり、偶然とか!」
みくる「落ち着いて。少なくとも孝太郎さんの知り合いの女の子についてはこっちが知る術がないから………」
知る術がないから不安に…………ってダメダメ!元気を無くしたら!演劇と同じならまだ序盤だよ!なのにこんな調子じゃ……ん?孝太郎さんが周りをキョロキョロしたけど………
孝太郎「
あんな「ゆりか…………?またなの?しかもティアさんと同じ呼び捨て…………あれ?どこかで聞いたような…………」
みくる「いったい何人いるの!?ん?どこかで聞いたような…………」
シャルル「どうしたのじゃ、青騎士」
孝太郎「皆さんの姿を見て、故郷の友人を思い出しておりました」
あんな「故郷の友人…………やっぱり………6人のうち半分以上はそっくりさんが………」
シャルル「そうか。そやつらのことがすきか?」
孝太郎「はい」
あんな「ううっ………友達の方だよね………?」
みくる「いやいや全員が好きのほうが驚くわ!」
この後、シャルルちゃんが自分よりも好きって孝太郎さんに尋ねたところ、孝太郎さんはシャルルちゃんを慕ってるって言ったけど、多分シャルルちゃんがまだ幼くてご両親も亡くしているから、そんな彼女に向かってシャルルちゃんよりも故郷の友達の方が好きって言うのは可哀想だって思ったから、大人の判断でシャルルちゃんの方が好きって答えたとおもう。嘘はよくないけど………だからってシャルルちゃんを泣かしてまで、ホントのこと言うのも………もし私だったら………どう答えたのかな?
みくる「あんな………やっぱり孝太郎さんのさっきのシャルルちゃんに対する答えについて考えてたの?」
あんな「うん……嘘をついたのは…………でも……シャルルちゃん孝太郎さんに懐いてるし、懐いてる相手から自分より好きだって言われたら、泣いちゃうかもしれないって思ったら………」
みくる「こればかりはあんながどう納得するのか、考えるしかないわ」
みくるってば、時折厳しいこと言うんだ。孝太郎さんの知り合いの女の子に嫉妬して悩んでいる時もそうだし………
あんな「…………あっ、馬がいたの忘れてた。確かアライアさんの馬で、アライアさんが落馬した後に勝手にここまで戻ったって……………」
みくる「うわぁ……ご主人様が落馬したのに、見捨てるなんてひどい馬だね…………」
あんな「しかもよく見ると、角が生えてるしたてがみも地球の馬とは違うような…………もしかしてユニコーン!?はなまるびっくりだよ!」
みくる「ユニコーンってゲームとかアニメとかに登場する創造の生き物の!?すごい!他の星とは言え、ユニコーンが実在したなんて…………」
しかも孝太郎さんもユニコーンらしき馬をじっと見ている。仕方ないよね。だってユニコーンが目の前にいたら………あれ?あのユニコーン、ソワソワして孝太郎さんの視線から逃れるように身体の向きを変えた?
は!?ひょっとしてゲームとかでよくある清らかな乙女しか受け付けなかったりして………
そんな孝太郎さんの様子に気づいたシャルルちゃん(まだ孝太郎さんに背負ってもらっている)は、ユニコーンについて説明すると同時に、孝太郎さんはあのユニコーンに近づいた。
みくる「とうとう唯一の地球人がユニコーンに近づいた!果たしてどんな反応を………」
孝太郎「…………ゆりかが逸れたら迷子になって帰ってこれないけどな」
シャルル「何といった?」
孝太郎「いい毛並みの馬でございますね」
シャルル「そうじゃろう、そうじゃろう?」
あんな「説明を聞いた孝太郎さんが、さっき言ったゆりかに例えたけど………ひょっとして馬のことかな?」
もしそうなら……あんし…………何考えてるの!?ううっ………最低だよ………
みくる「うわぁ……今何考えたのか、すごくわかりやすいわ………そもそもアパート住まいの孝太郎さんが馬なんて飼える訳ないじゃない」
みくる!?やめて!私の考え事を言わないで~
馬?「ひひーん」
あんな「ユニコーンが鳴いたよ!ユニコーンでもひひーんって鳴くんだね」
みくる「でも孝太郎さんとシャルルちゃんが近づいたら顔をそっぽを向いた。やはり男の人は…………」
すると孝太郎さんがユニコーンに向けて呟いた。けど、その内容はとても馬に向けて言ったにしてはかなり不自然だった。
孝太郎「
あんな「みくる………………孝太郎さんの今の呟き……………馬のことなの?」
みくる「ええ……こんなの…………クランさんが言った共時性とやらを含めても………はっきり言って………おかしいわ。それにゆりかと馬の演技の組み合わせ………絶対どこかで聞いたことが………」
あんな「私もその組み合わせ2回は聞いたことが………………え?ええええええええええええ!
孝太郎さんが呟いた直後にユニコーンが走った!?しかもまるで逃げようとしてるように見えるよ!」
みくる「嘘でしょ!?まさか、ファントムみたいな奴らがアライアさん達のいる星にでもいるの!?うわあああああん!どうやって倒したの!?」
あんな「まだファントムみたいな人だって決まった訳じゃ……あっ………ユニコーンが足を滑った………………」
みくる「しかもユニコーンが転倒して地面に…………………」
ボンッ
あんな「え?ユニコーンから白い煙?え?どういうこと!?」
なんで白い煙が出るの!?もしかしてユニコーンって転ぶと煙が出ちゃうの!?でも……なんか変だよ………
みくる「白い煙が晴れた。怪我は………………はあ!?女の子がいるわ!なんで!?しかも黒いローブを着て大きな杖を持っている!」
あんな「え?ユニコーンは!?それにこの女の子まるで魔法使いみたいだよ。いったい何者なの!?」
孝太郎「ゆりかぁ!?」
あんな「え?ゆりかってやっぱり孝太郎さんの知り合いの女の子にそっくりさん…………ううっ………え?馬の演技………ゆりかさんが馬に例えている………まさか!?にじ………」
孝太郎さんが叫んだゆりかのキーワードを聞いて、馬の演技に繋がる人のフルネームを言おうとしたら、フレアさんが厳しい表情を変えて叫んだ。
フレア「
アライア「はい」
みくる「魔術師ィ!?さっきの男の人達も言ったけど苦し紛れの言い訳じゃないの!?
じゃあ……さっきのユニコーンはこの女の子が魔法で変身した姿!?さっきまでの感動を返して!」
あんな「私もみくると同じ気持ちだよ………でも……この女の子の変身魔法ははなまるすごいよ!
プリキットグロスを使った変装と同じくらい………それ以上かも知れないよ!」
まさか魔法使いが見られるなんて…………魔法自体は孝太郎さんが持っている杖やシグナルティンで見たことがあるけど…………ちゃんとした魔法使いを見るのはこれが初めてだよ………
フレア「敵のスパイだ!ベルトリオン、殿下たちを頼む!」
孝太郎「分かった!」
みくる「敵のスパイ!?馬になってずっとアライアさんたちのそばにいたの!?しかも孝太郎さんも真剣な表情になってるし…………」
あんな「まるでさっきの男の人達との戦闘やファントムとの戦闘の雰囲気になったよ!
孝太郎さんは、アライアさんの所まで下がってシャルルちゃんを降ろしてクランさんに周りを警戒するように指示したよ!」
みくる「まさかこんな夜に戦闘だなんて……果たして敵の魔法使いの女の子の強さは……」
あんな「あ!逃げようと………フレアさんがあの女の子の目の前に迫ってる!」
???「来たれ、風の………」
フレア「遅い!」
シャリィィィィン
フレア「そこまでだ!」
あんな「みくる………今の見えた…………?」
みくる「全然見えなかった………あの女の子が詠唱らしきことを言おうとしたら、いつの間にか杖が弾き飛んでた。フレアさんがいつ剣を抜いたのか、全然分かんなかった」
あんな「しかもあの女の子の喉元に剣を突き付けている……あれが剣の達人の動きなんだ……」
みくる「正直、次元が違いすぎる…………でも見れただけでも私たちにとって意味はあるはずよ」
あんな「もしかしたら………私たちプリキュアとして戦うのに役に立つかもしれない」
孝太郎「敵のスパイ……………それも魔術師だって……?」
孝太郎さんが驚いてる………もしかして孝太郎さんも魔法使いを見るのはここが初めて*1?じゃあ……シグナルティンはともかく魔法の杖も後で手に入るのかな?それはともかくあの女の子はしっかり縛られた。まぁ…敵のスパイなんてやってたから当然のことだった。
みくる「この後は尋問タイムか………あまりきついのは見たくないけど……ところでフレアさんが叫ぶ前に、何言おうとしたの?ゆりかが知り合いのそっくりさんのあたりから………」
あんな「そっくりさんから…………………あーーーーーーーーーーーーーーーーー!
馬の演技とゆりかさんが馬に例えているの組み合わせで思い出したよ!ホラ演劇の記憶の方でお母さんが言ったじゃない!初代馬の後脚ろ役の…………」
みくる「虹野ゆりか!道理で最近聞いたことがあったわ!じゃあ……孝太郎さんと虹野ゆりかは知り合いなの!?孝太郎さんが虹野ゆりかを馬に例えたのも馬の演技を知っているから…………?
でもいつ知ったの?初代馬の後脚ろ役の演技力が凄くて有名になったから?」
あんな「でも……ユニコーンの状態で例えたよ。聞いただけで即座にゆりかさんだって浮かべるのは無理があるんじゃ………じゃあ……その演技を見たの?でも……1999年にあの演劇は無かったし………いくらネットが発達していないとはいえ初代馬の後脚ろ役の演技力が広まらないのは……………………うーん……」
全然分かんないよ~孝太郎さんと虹野ゆりかさんの繋がりと馬の演技を知ってた理由が!
ただでさえ孝太郎さんの知り合いの女の子がたくさん判明してもやもやするのに!
しかもこの後はあの魔法使いの女の子の尋問………まさか……エッチなこと…………
って何考えててるの!?いくらネットが発達した未来でアレの広告を見えちゃうからって………
アレはあくまでもフィクションだから!それに孝太郎さんは女の子を嫌がる事はしないってクランさんが言ってた………