名探偵と青騎士 時を越えし者の共演   作:リリオン

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アフター
幕間1 あんなの霊能力訓練


キュアット探偵事務所・あんなの部屋

 

あんなはプリキュアや剣の特訓以外にもある訓練をしていた。

 

あんな「うーん、うまくいかないなぁ……霊力回路は感じ取れるのに、どうしてもスイッチの感覚が掴めないよぅ~」

 

孝太郎がくれあを霊視したきっかけで霊能力が実在することを知ったあんなは、孝太郎から聞かされた霊力を使う理論をもとに、独自の方法で訓練を始めた。

 

あんな「あの時は孝太郎さんがミラールーペで霊視できないかって言われた時はびっくりしたよ。

でもやり方が分からないって言ったら、孝太郎さんがシグナルティンを使って霊視を使う感覚を私と共有させるなんて…………ううっ………好きな人とこういうことされるの………恥ずかしかった……お陰で霊力を使う感覚や霊力回路を感じとれるようになったのはいいけど……」

 

ピンポーン!

 

あんな「あれ?こんな時間に誰だろう?」

 

ドアの呼び鈴の音が聞こえたあんなは、部屋から出てキュアット探偵事務所の入り口のドアを開けてると、そこにはくれあがいた。

 

くれあ「こんばんはあんなちゃん。」

 

あんな「くれあさん。こんな時間にどうしたんですか?」

 

くれあ「あんなちゃんたちの様子を見に来たのと、はい注文したデザート」

 

あんな「そうだった!ジェット先輩が注文したんだった。みくるも呼びますからリビングに来てください」

 

くれあが来たことであんなはみくるを呼びリビングに向かうとくれあはリビングに着いており

3人が座ったところで話を始めた。

 

くれあ「2人とも最近はどう?特訓の成果は?」

 

みくる「うーんバリアのコントロールは少しは上がったですけど……」

 

あんな「私もフォルトーゼ流剣術については型は何とかなったけど……」

 

くれあ「そう……私もプリキュアの力が戻れば2人の特訓に付き合えるのに………」

 

あんな「ううん、くれあさんがこうして話を聞いてくれるだけでも助かります」

 

みくる「そうですよ。それにいつかくれあさんの心のマコトジュエルを見つけますから」

 

くれあ「ありがとう2人とも……それよりあんなちゃん、何か悩み事があるのかしら?表情が思い切り出てるわ」

 

あんな「くれあさん!?」

 

みくる「ほう~ほらほら、悩み事を言いなさいよ」

 

あんな「もう!でもちょうどいいかも。剣とプリキュア以外で霊能力の………」

 

みくる「ガクガク」

 

くれあ「あらあら、みくるちゃん。別にお化けの話じゃないから」

 

みくる「分かっているけど…………」

 

あんな「ごめんね、なるべく短く済ませるから。霊能力の特訓で一つだけうまくいかないところがあって…………………」

 

くれあ「一つだけって、他のところはうまくいってるみたいに聞こえるけど……」

 

あんなは霊能力の特訓で霊力回路の起動以外のことで感覚を掴めていることを2人に話した。

当然のことながら2人はあんなの成果に驚いた。何せ霊能力なんて今まで馴染みがなかったのに、いくらプリキュアの経験があるとはいえ、そこまで進んでいることに対して驚くななんて無理な話だ。

 

みくる「私からすれば霊力回路もどんなものかわかんないわよ。そう言えばあの時もあんなはあっさりと理解できたけど、どうして?」

 

あんな「あはは……みくるとくれあさんからすれば、未来の作品の話になるけど、fateシリーズなどを出している型月作品から登場する魔術師の魔術回路みたいだからすぐに分かったの……」

 

みくる「fateシリーズ?型月作品?何それ?」

 

くれあ「魔術師の魔術回路?ええと…それと霊力回路とどう繋がるの?」

 

あんな「じゃあ簡単に纏められるかわかんないけど……」

 

あんなはfateシリーズや型月作品に関する説明をみくるとくれあにした。

主に歴史に有名な人物を使い魔として聖杯戦争というバトルロワイアルをする話や魔術師の魔術回路やあんなが未来でプレイしているFGOについて簡単に説明した。流石に聖杯戦争の真の目的や

エリちゃん主導しているハロウィンで登場する最凶建築物のチェイテピラミッド姫路城やfateシリーズのオリジナルヒロインであるオルガマリーのアレの仕打ちは話さなかった。というかあんなが2部終章でオルガマリーの余りにもアレな仕打ちを初見で見た時は、本気で吐きそうになった。

 

あんな「これがfateシリーズや魔術師の魔術回路に関する説明をしたけど………2人とも、やっぱりびっくりしちゃったの?」

 

みくる「びっくりどころじゃないわよ!?歴史に有名な人物を使い魔にするってどんな罰当たりなの!?アーサー王が女性になってるし、エクスカリバーがビームを撃てるのも驚きだし、さらに鞘の方が強いって何!?しかもクーフーリンなんて日本じゃ殆ど知らない歴史の人物が未来ではかなり有名だったり、あの有名な佐々木小次郎が只の農民で燕返しも燕が動くから別の世界の自分の剣を呼び寄せたり、アーチャーの正体が未来の主人公だったり、弓兵のくせに剣を使った接近戦をしたり、その武器も魔力で作った偽物で、その魔術も普通の投影魔術?というのとかなり違うっていうし、ヘラクレスも相当チートよ!何命12個って!?しかも一回殺すのもエクスカリバーと同じ威力の攻撃手段を12種類用意するのって無理に決まってるわ!最後にギルガメッシュって奴、あいつは何なの!?なんでアーチャーが2体だったり、全ての伝説の武器の原型を持ってて、しかも全ての英雄が持っている武器があいつのお下がりなの!?」

 

くれあ「しかもアーサー王……いや……アルトリアと言った方がいいかしら?様々な姿でたくさん登場しているらしいわ。水着やディーラーやオルタ?もあるけど、あんなちゃん、オルタってオルタナティブの略語でもうひとつの新しい選択肢という意味だけど、fateシリーズではどんな意味なの?」

 

あんな「ええと…この場合はこの英霊の側面のことを指すの。例えば通常のアルトリアさんは、正々堂々とした騎士道精神が溢れているけど、アルトリアオルタの方は、王様としての判断をなんも迷いもなく実行する冷酷な一面が強く出るんだ。最近出たロードログレスはかなり説明が難しいけど元々幻想だったアーサー王がその関係者に望んだ究極の姿らしいの。それとみくる、fateシリーズのアーチャーの定義なんて石を投げてもokなくらい判定がガバガバなんだ。例えばアーチャーの水着アルトリアさんなんてエクスカリバーと水鉄砲の2刀流だし」

 

くれあ「成程、つまり私に例えると、高校生の側面とパティシエの側面が分かれているけど、

どれも私としての欠かせない一面になるのね。それを英雄にスケールアップしたみたいだと思えばいいのね。それと例えばだけど私の失ったプリキュアの側面も含まれるの?」(ログレスってアーサー王伝説に登場する架空の地名よね?それがゲームとはいえアーサー王の究極の理想の姿に地名の名前を付けるなんて…………)

 

みくる「ねえ?石を投げたら弓兵扱いって何?なんでエクスカリバーと水鉄砲の2刀流で弓兵扱いなの?わけわかんないわ!?」

 

あんな「それは……深く考えても意味ないから諦めて……後のことは未来でゲームやアニメやFGOをやっていればたぶん………失った側面についてはちょっと分からないなぁ……アルトリアさんの場合は鞘であるアヴァロンを盗まれたせいでサーヴァントになっても鞘はないから代わりに高圧縮の風をエクスカリバーの刀身に包んでいるし、非常に特殊なケースを言うとモリアーティ教授は知ってるよね?老紳士の一面と若い一面がサーヴァントとして出てくるの。詳しくは省くけどその人物の生前やその物語でのキャラクターが全盛期だった頃の姿として顕現するの」(チェイテピラミッド姫路城なんて、最も理解できない代物だし………特にオルガマリー所長のカルデアス人類からされたあの仕打ちをお母さんと一緒に見た時は、本気で吐きそうになったよ……お母さん……みくるもすごく顔が真っ青になってたし……もしかして未来のくれあさんも…………)

 

みくる「多分ってなに!?分かった、未来で必ずするわ。それで魔術回路については要するに魔力の通り道にする為の仮想の器官なわけで、霊力回路もそういう解釈でいいのね」(うそ!?モリアーティってホームズの宿敵の!?そんなキャラクターもfateシリーズってのに登場するの!?

しかも若い時とおじいちゃんの時があるなんて……もしかして……ホームズもサーヴァントって使い魔になるの!?)

 

くれあ「つまり失ったプリキュアの側面が全盛期だったら、その姿で顕現するのね」(鞘が盗まれたのはアーサー王伝説で知ってるけど……まさか使い魔になってもその影響が残るなんて………でも高圧縮の風は何処から?fateシリーズの独自の設定かしら?)

 

あんな「だいだいそうだよ!後はその起動する為のスイッチみたいなイメージをするだけなのに………どうしてもスイッチの形が浮かび上がらないの………」

 

くれあ「スイッチの形…………もしかして!」

 

あんながスイッチのイメージについて悩んでいると、くれあはある解決策を思い浮かんだ。

それは孝太郎が霊力を使った状態の動きが、ある動きに同じだとあの戦いで見ていたからだ。

 

くれあ「あんなちゃん!プリキュアに変身するイメージでして!」

 

あんな「プリキュアに?そっか!よーし」

 

くれあのアドバイスで、霊力回路の起動をプリキュアに変身する要領でイメージすると、

頭の中にジュエルキュアウォッチと同じ形の時計型ポーチが浮かんできた。

 

あんな(やった!ようやくスイッチのイメージが出来た!後はスイッチを入れるだけ。

これもジュエルキュアウォッチみたいにオープンするイメージをすれば………)

 

スイッチのイメージをできたあんなは、スイッチを入れる為の動作をジュエルキュアウォッチをオープンするのと同じ動きをして声をあげた。

 

あんな「オープン!霊力回路!」

 

カチッ

 

すると時計の音がするのと同時に、あんなの身体に何か流れるような感覚がしてきて、

みくるとくれあの身体から光のような物が見えてきた。色はみくるがミスティックと同じピンクの光でくれあは水色の光だ。

 

あんな「これって!孝太郎さんが霊視したのを私に共有した光景と同じ…………やったーーーーーーーーー!みくる!くれあさん!私、霊能力が使えたよ!」

 

遂に霊視だけとはいえ霊能力を使えるようになったあんなは、喜びを表すかのように大声で叫ぶ。

しかし、みくるとくれあはある一点を見たまま何故か反応を示さなかった。

 

あんな「みくる?くれあさん?どうしたの?せっかく霊能力が使えたことを言ったのに~」

 

みくる「あの……あんな………せっかく喜んでいるところを水を差すようなこと言うの、すごく気を引けるけど……………」

 

くれあ「鏡で見たほうがいいわ。勿論霊能力を切らさないように……………」

 

あんな「え?鏡?霊能力をこのままで?なんか分からないけど……」

 

2人の意味不明な忠告に、あんなは首を傾げるもプリキットミラールーペで鏡モードにして自分の顔を映した。

 

あんな「ミラールーペで鏡モードにして…………え?ええええええええええええええ!なんで!?

()()()()()()………………()()()()()()()()()!?」

 

鏡モードにしたミラールーペで写っていたのは、間違いなくあんなの顔だが、何故か髪の色はキュアアンサーに変身したのと同じ紫だった。勿論あんなは変身はしていない。

にもかかわらず髪の色は紫なのに髪型はあんなのまま。

今の自分の顔を見たあんなは訳が分からず困惑していた。

 

あんな「どうして髪の色がアンサーと同じになってるの!?変身していないし、そもそも1人では変身できないよ!それよりもどうやったら元の色に戻せるの!このままじゃ学校に行けないよ!」

 

みくる「ええと…あんな、鏡を見たまま霊能力をオフにしたら?スイッチのイメージができたなら、オンオフの切り替えも多分………」

 

あんな「霊能力をオフに?鏡を見たままで?どういうことなの?でもみくるの言う通りにしようか」

 

みくるの言う通りに霊能力をオフにすると、なんと髪の色が元のオレンジ色に戻った。

 

あんな「髪の色が戻った!?なんで!?いったいどういうこと!?みくる、くれあさん、私の身に何が起きたのか教えて!」

 

みくる「ええと…落ち着いて聞いて。あんなが「オープン!霊力回路!」を言った瞬間に髪の色が紫に変わったの。しかもアンサーと同じ色だから、一瞬変身したと思ったけど髪型や服は変わってなかったから、びっくりしてあんなの髪の毛をずっと見てた」

 

くれあ「今の現象を考えるとあんなちゃんが霊能力をオンにしている間だけ、髪の色は紫になってると思うわ」

 

あんな「それって…………私が霊能力を使っている間は髪の色がアンサーになるってこと!?

孝太郎さんが霊能力を使った時は何も変わってなかったのに…………これじゃ人前で霊能力が使えないよ!」

 

みくる「そもそも人前で霊能力を使わないで!でもくれあさん、どうしてあんなのスイッチのイメージがプリキュアの変身だったの?やっぱり元プリキュアの勘ですか?」

 

くれあ「うーん……プリキュアの経験が抜けてるからその辺は分からないけど、孝太郎さんがあの戦いで霊能力を使った時の動きってまるで別人の様な動きだったの覚えてるよね?」

 

あんな「うん!青い鎧のアシストもないのに、かなり俊敏に動いてびっくりした!アゲセーヌの時とあの女の人との戦いの3回だったけど、まるで私たちが名探偵プリキュアに変身した時の動きと似ていて……………あーーーーそういうことだったの!」

 

みくる「なるほどね!私とあんなからすれば、孝太郎さんが霊能力を発動している間は変身状態に見えるから、プリキュアの変身イメージがあんなのスイッチにぴったりだったんだ」

 

あんな「でも…なんで私の髪の色が変わるの!?」

 

くれあ「うーん……そこなのね。こればかりは分からないわ………でも霊能力を発動している間だけだし………そこまで深刻な問題にならないわ」

 

みくる「それに、美容院に行かなくてもイメチェンできるのいいじゃない。孝太郎さんがアンサーの姿を褒められた時のあんなの嬉しそうな顔…………あんな?どうして怒ってるの?」

 

あんな「み~く~るぅ………私がこんなに大変な思いをしてたのに……そういうこと言うんだ

…………そんなに気軽にイメチェンしたいなら、みくるも霊・能・力・を、使えるように私がいっぱいお手伝いをしてあげようか…………もしかしたらジェット先輩もみくるに見惚れるかも………」(しかも孝太郎さんのことを引き合いに出すなんて!だったらお母さん(みくる)お父さん(ジェット先輩)の仲を進展させるきっかけを作ってあげないと…………)

 

自分はこんなに大変な思いをしたのにみくるの気軽にイメチェン発言を聞いたあんなは、みくるにもその時の自分の気持ちを味わって貰うべく、みくるにも霊能力訓練にさせようと迫った。

 

みくる「ヒィ!ごめんなさい!あんなのことを揶揄って……だから……霊能力は…………って待った!なんでジェット先輩が出てくるの!?それに私を見惚れるってそんなこと………」

 

あんな「別に~幽霊なんて見なくてもいいんだよ………それにミスティックバリアのコントロールの補助にもなるかもしれないし………一人よりも2人の方が訓練に捗るし、それにみくるが気づいていないかもしれないけど………時折ジェット先輩を見てるでしょ?」

 

みくる「な、何言ってるの!?私がジェット先輩を見てるってそんなことない………」

 

あんな「問・答・無・用・だよ。デザートを冷蔵庫にしまったら、霊能力訓練をやろうね。みくる。」(私のことをニブチンとか言ってた癖に!お母さん(みくる)も自分の気持ちに気づいていないじゃない!やっぱり親子だけあって恋愛においてはかなり疎いんだ………)ガシッ

 

あんなはみくるが逃げないように霊力回路をオンにして、みくるの体を羽交い締めした。

 

みくる「やだやだやだ。くれあさん。助けて!あんなが………」

 

くれあ「ごめんなさい。今のはみくるちゃんが悪いわ。それにあんなちゃん霊能力を発動して身体能力を強化しているから物理的にも無理よ。それじゃあ2人ともさようなら」

 

みくる「くれあさん!?ちょっと待って!それにあんな、いつの間に身体能力の強化なんて覚えたの!?」

 

あんな「プリキュアのつもりでやったら案外簡単だったよ。さてとデザートを仕舞いに行ってから、私の部屋に逝こうね。みくる♪」

 

みくる「ちょっと!?なんか字が違ってなかった!?待って引きずらないで!」

 

みくるは一生懸命逃げようとしたが、身体能力を霊能力で強化したあんなから逃げられるはずもなく、あんなの部屋に引きずられた挙句、霊能力訓練を強制的にやらされた。

結果の方は、あんなの時より時間は掛からなかった。

何せくれあからコツみたいなものを教えられたのと、あんなの怒りを収めるために真剣に取り組んだからだ。

 

あんな「うわぁ……みくるも霊能力を使うと髪の色がミスティックと同じになるんだ……

髪型はみくるのままではなまる可愛いよ!」

 

みくる「あんな~~~~そろそろオフにしていい?」

 

あんな「ダーメ!後30分はこのまま!私も霊能力をオンにしておくから頑張ろうね!」

 

みくる「やだーーーーーー幽霊が見えそうで怖いよ!」

 

こうしてあんなは無事霊能力を目覚めることに成功した。(ついでにみくるも巻き込んで)

しかしこれはスタートラインに立っただけであり、実戦レベルにするのはまだまだ訓練が必要だ。特に名探偵プリキュアとの同時併用や戦闘中に霊波の変化を見極めるのはそう簡単にいかないだろう。

しかしみくるは勿論、いずれエクレールの力を取り戻すのが確定しているくれあや怪盗団ファントムやまだ見ぬキュアアルカナ・シャドウなど訓練相手においては然程困らないだろう

 

後日

 

学校帰りにパティスリーチュチュに訪れたあんなとみくるはくれあにみくるの霊能力を開花させたことを報告した。

 

あんな「というわけでみくるにも霊能力を開花させました。」

 

みくる「やだ~嬉しくない~」

 

くれあ「あはは……おめでとう……みくるちゃん……」(あんなちゃんを怒らせると霊能力を目覚めるって………)

 

あんな「じゃあみくる、身体能力を霊能力で強化してね♪」ニッコリ

 

みくる「う~わかったわよ………オープン……」(あんなの今の笑顔が怖いよ~)

 

あんなの物静かな迫力にみくるはいやいやながらも、霊力回路をオンにするとみくるの髪の色が、

キュアミスティックと同じピンクの髪に変化した。

 

くれあ「うそ!?みくるちゃんも髪の色が変わるの!?しかもみくるちゃんがプリキュアに変身した時の髪の色と同じ…………可愛いわ!

 

あんな「そうでしょ!ミスティックの髪の色でみくるの髪型なんて新鮮で、昨日は30分はこの状態にさせたの!」

 

みくる「ちょっと!?昨日の事は言わなくてもいいじゃない!!」

 

あんな「へえ~みくる。気軽にイメチェン出来たのに、何か文句あるの?」

 

みくる「…………………なんでもありません…………………」(うわーん。昨日の私に文句を言いたい!)

 

くれあ「それで、あんなちゃんは今後霊能力をどう使うの?」

 

あんな「当分はいつもの訓練に霊能力も組み込みますけど…ファントムの事件の時は追いかけっこやハンニンダーとの戦闘の2つです。何せ霊能力を使うと髪の色が変わるから、ファントムの幹部の変装を見破るための霊視が使えないの…………」

 

くれあ「そっか………一般の人の前で突然髪の色が変わったら大騒ぎになるし、ファントムの人たちに霊能力を使ってるのを自ら言いふらすのと同じ………でもプリキュアに変身している時って

霊能力を使えるの?」

 

あんな「それについても昨日のうちに試しましたから。プリキュアのときも霊能力を使えますよ。

ただ……髪の色は変わらないけど……身体強化を使った時のパワーとスピードがあり過ぎて……どうしても振り回されて、とても今の段階では併用できないです………」

 

くれあ「ええ!?じゃあ……2つの力を同時に使えないの!?」

 

あんな「でも…霊視ならプリキュアと同時に使えます。それでも……霊波の変化を私はまだ把握してないけど………」

 

くれあ「霊視なら希望はあるのね。あんなちゃんもみくるちゃんも頑張ってね!」

 

みくる「ちょっと!私は………モゴッ」

 

みくるが何か言おうとしたがあんなに口を手で塞がれた

 

あんな「うん!私たちで頑張るから………せっかくだからデザートをここで食べよう、みくる!」

 

みくる「モゴモゴモゴ……ぷは………あんな~」

 

くれあ「くすっ……なんか今日の2人の遣り取り、新鮮ね。じゃあご注文を決まりましたら、私に声をかけてください。それとみくるちゃん、そろそろ霊能力をオフにしないと………」

 

みくる「そうだ、忘れてた!」

 

みくるは慌てて霊能力をオフにして髪の色を元に戻して、あんなと一緒に近くのテーブルに着いた。その後2人が注文したデザートを心ゆくまで楽しんだ。

 

くれあ(2人とも楽しそうね………もしかして私も私の思い出せない友達とこういう遣り取りしたのかしら?それにしてもなんであんなちゃんとみくるちゃんは霊能力を使うと髪の色が変わるの?

孝太郎さんが使った時は外見は何も変化はなかったのに……しかもプリキュアに変身している時と同じ髪の色に………もしかしてプリキュアの力の有無が関係があるのかしら?)

 

くれあはあんなとみくるの楽しそうな様子を見て、くれあの思い出せない友達について思いをはせると同時に、2人の髪の色の変化と霊能力の関係について考えていた。

 

 

 

なおそのくれあの思い出せない友達とやらとその妖精は、今の3人の遣り取りを言葉以外しっかり見ていた。

 

るるか「……………………マシュタン…………今の光景はなに?…………私の見間違いだよね?」

 

マシュタン「るるか………残念ながら………私も見たわ………ミスティック………小林みくるが髪の色がミスティックと同じ髪の色になったのを…………」

 

るるか「変身じゃないわね?アンサーと一緒じゃないと変身できないし……服や髪型は一切変わってない……それより変なのは…………どうしてくれあが普通に受け入れてるの!?普通なら非常識な現象を目にしたなら、記憶があるならともかく記憶がない今のくれあが驚かないのは変よ!?」

 

マシュタン「変なことね……でもそれだけじゃないでしょ?あの3人が明らかに変わったところが……」

 

るるか「そうだわ……アンサーとミスティックはアゲセーヌが出撃した4月16日以降に何故か毎日プリキュアに変身して特訓を励んでいるし、アンサーが持っている剣はどう見ても伝統的な騎士剣で、柄に家紋が彫ってあるし、とても発明家の妖精が作ったとは思えないわ。ミスティックもバリアのコントロールを練習してるけど……投げたり六角形状にしたりと一体何の目的なの?」

 

マシュタン「そもそも特訓の理由も分からないわ。ニジーに負けたあの時ならともかく、アゲセーヌが出撃したあの日は、何故かアゲセーヌの結界に紛れ込んだ男子高校生の協力があって、ハンニンダーを倒せたそうじゃない。しかもアゲセーヌが言うからには男子高校生は何故か戦いなれてた動きをしたって………」

 

るるか「それだけではないわ。あの2人は男子高校生の戦いなれてた動きを知っているかの様な連携してたわ。特にアンサーはプリキットライトで両手剣を作って男子高校生に渡したって……

最もその男子高校生は2人が自分の動きを知っているのを驚いてたけど………」

 

マシュタン「驚いたって言えば、男子高校生があの2人を見た時に、驚いて何か言ってたけど……アゲセーヌからは断片的なことしか聞こえなかったって、10とか探偵らしきとかこのことしか聞こえなかったわ……」

 

るるか「10とか探偵らしきとかこのこと?全然分からないわ。探偵らしきってあの2人のことかしら?その男子高校生も謎だけど、私が最も気になる変化はシュシュタンよ!あの子なんで元の姿に戻って、くれあの腕に抱きついてるの!あれじゃくれあにばれるじゃない!シュシュに擬態してたはずなのに!」

 

マシュタン「ひょっとして洗濯されたり、外に干されてるのを耐え切れなくなったところを見られたのでは?あれから半年よ。むしろ頑張ったほうじゃない………」

 

るるか「それを言われると何も言えない……とりあえずアイスを注文する。マシュタンは何にするの?」

 

マシュタン「るるかと同じでいいわ」

 

るるか(あの3人の変化も気になるけど、シュシュタンが元の姿に戻った以上くれあの記憶が戻るかもしれない………早くエクレールのマコトジュエルを取り戻して砕かないと………)

 

 

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