名探偵と青騎士 時を越えし者の共演   作:リリオン

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EX06 不可解!?カリスさんの尋問と謎の命令と不平等な取引

あんなside

 

孝太郎さんとアライアさんの2人の語らいから翌朝には出発して村に着くまで、いろいろなシーンが流れた。山賊に遭遇して戦ったり、関所で兵士Aにあたるオライエンっていう人がアライアさんの王族の証を見て敢えて見て見ぬふりをして見逃したりと正に演劇通りの出来事が起きた。

もちろん初めて山賊を見てその人相の悪さに驚いたり、オライエンさんがAの頭文字*1じゃなかったりと多少の違いはあった。

 

けど、村の宿屋で孝太郎さんとクランさんがお、同じ部屋だったり、クランさんの服や下着を孝太郎さんがあ、洗う理由が判明したけど………はなまる羨ましいよ!

ううっ……クランさんのばかぁ………

 

それからはクランさんが何処かで出かけたり、魔法使いの女の子の尋問をしていたなどのシーンが流れた。尋問は分かるけど……クランさんはどこに行ったの?しかも日帰りじゃないみたい……

 

あんな「クランさんの目的が分からないよう。魔法使いの女の子の尋問もフレアさんがしているけど、一向に口を割らないし」

 

みくる「その尋問も今の時代じゃ違反行為なのに一向に割らないし………少なくとも日本の警察じゃあ……」

 

あんな「みくる………私の時代でも冤罪を生み出して謝らない例があるから……………………

確か…………18歳の女性が殺人でもない事件の容疑で18日間拘留されたうえで、釈放されたけどトラウマで重度の拒食症になって半年後に亡くなったってニュースでやってた…………」

 

みくる「え?そんなことに……………えぐすぎて吐きそう………今の話は置いといて………」

 

フレア「なかなか強情なやつだ。5日も尋問しているのに………」

 

え?5日も経ったの!?でもクランさんはいないけど……いったいどこにいるの?ちゃんと帰っているのかな?

 

孝太郎「………………フレアさん、その役目私に任せてくれませんか?」

 

フレア「ベルトリオン、何か策はあるのか?」

 

みくる「おっと、ここで選手交代だ!果たして5日も口を割らない女の子をどうやって情報を聞き出すのか。その手腕はいかに!」

 

みくる?なんでアナウンサーみたいな実況の喋り方?ううっ……エッチなやり方じゃないよね?

もしエッチな尋問なら……私に…………な、何考えてるの!?ダメダメ!変なこと考えたら………

そもそも孝太郎さんとは……友達………なのに………こんなこと考える自体……………おかしいよぅ……いったい……どうして……………?

 

シャルル「青騎士、何をするのじゃ?」

 

孝太郎「何って、必要な物を取りに行くために、ちょっと離れることになります」

 

あんな「必要な物?いったいなんだろう?」

 

孝太郎さんがそう言ってこの部屋から出て、しばらくして美味しそうな食事を持った来た孝太郎さんが戻って来た。

 

みくる「美味しそうな食事…………まさか……孝太郎さん?」

 

あんな「食べ物で釣る気なんじゃ……」

 

ぐぅ~

 

孝太郎「どうやらお腹が空いてたようだな。無理もない5日も食べていないからな。もし何か喋ったらこの食事はお前が食べていいぞ」

 

???「減っていない」

 

フレア「ベルトリオン?まさか……」

 

ぐぅ~

 

孝太郎「無理をするな。お前の口からよだれが出ているぞ」

 

???「そ、そんな…………こと………」

 

ぐぅ~

 

あっ………………………これ絶対喋るパターンだ。

孝太郎さんから繰り出された食べ物の誘惑にしばらく耐えていたけど、とうとう我慢の限界が来たのかを、魔法使いの女の子がようやく否定以外の言葉を口にした。

 

???「カリス・ウェブナント…………これが私の名前だ。もう食べていいだろ!」

 

孝太郎「いいぞホラ食べていいぞ。マリーさんこいつが食べるのを手伝って上げてください」

 

マリー「分かったわ」

 

孝太郎さんはカリスと名乗った女の子の近くに先程の食事を置くと、カリスさんは物凄い勢いで食べ始めた。マリーさんが手伝っているのは、カリスさんが縛ったままだから。

 

みくる「ようやく喋ったわ。しかも食べ物で釣るなんて………うわぁ!フレアさんが孝太郎さんに怖い目で睨んでる!」

 

あんな「きっと真面目なフレアさんからしたら、食べ物で釣るなんて騎士のやることじゃないって思っていそうだし………でも名前が分かったのは大きいよ」

 

みくる「カリス・ウェブナント………演劇で登場しない名前だわ」

 

あんな「馬はどっちも出ているのに、クーデターの方だけ魔法で変身した女の子………カリスさんが登場するなんて………シグナルティンが魔法の剣である以上、魔法があるのは事実なんだけど………いざ実際に見ると、はなまるびっくりした」

 

みくる「どちらかと言えば、演劇の方は魔法に関するシーンは殆どなかったわ。シグナルティンの説明もよくある言い伝えだし……」

 

もしかして敢えて演劇には魔法の要素を無くしたのかな?だってたった28年で魔法が信じられなくなるなんて………それに竜が登場するのに…………魔法がダメって、いったいどんな理由で?

 

孝太郎「カリス、意地張ってないで教えてくれよ。一昨日は名前を教えてくれたじゃないか」

 

カリス「…………ふんっ」

 

あんな「一昨日?え?また時間がたったの?今度は2日も進んでいる」

 

みくる「ちょっといきなり早送りしないでよ!しかもまだ尋問しているし……やり口も一緒……」

 

あんな「違いがあるとしたら、鳥の丸焼きを持ってるくらい……じゅる……美味しそう………」

 

みくる「あんな……もう……よだれが出そうじゃない………じゅる………」

 

孝太郎「腹が減ってるんだろう?」

 

カリス「減ってない」

 

ぐぅ~~~~~~~~~~。

 

孝太郎「お前がどんな命令を受けて馬に化けていたのか、それを教えてくれたらお前も食べてもいいんだぞ」

 

カリス「た、食べたくなどない!」

 

ぐぅ~~~~~~~~~~。

 

うーん……やっぱり……喋るパターンになりそうだよ~

 

孝太郎「そうかそうか。じゃあこの村の特産品のワドワド鳥のローストは、お前の代わりに俺が頂くとしよう」

 

カリス「うぐぐっ」

 

ぐぅ~~~~~~~~~~。

 

みくる「ワドワド鳥のロースト………この星の鳥の名前かしら?しかも特産品!絶対美味しいに決まってるじゃない!揺り籠に残ってないかしら?」

 

あんな「これがリアル飯テロ………孝太郎さんがワドワド鳥のローストを豪快に食べ始めた!」

 

孝太郎「うおおぉっ、うまい!この絶妙な焼き加減!パリパリした皮の食感と、そこに塗られたスパイスの香りが混然一体となって口に広がる!しかもこの肉の柔らかさときたら!噛む度に肉汁が口の中いっぱいに広がって、まるでスープのようだ!」

 

カリス「ご、ごくり」

 

みくる「うわ~ん!孝太郎さんの食レポが………余りにも私の食欲が…………お腹が………………

直撃するぅ!こんなの耐えられないわよ!」

 

あんな「これが飯テロの破壊力……私も無理だよ!こんな食欲へのダイレクトアタックなんて!」

 

シャルル「青騎士、わらわも食べたい」

 

孝太郎「はい、殿下」

 

フレア「あっ、こらっ、ベルトリオン!」

 

アライア「シャルルったら、すっかりレイオス様になついてしまって…………」

 

フレア「笑い事ではありません、アライア殿下!」

 

シャルルちゃんも食べる気満々のようで、孝太郎さんに飛びついて、そのまま孝太郎さんの食べかけのローストをかぶりついちゃった……………

 

あんな「シャルルちゃん!?そんなに元気よく齧り付くなんて……………じゅる………」

 

みくる「皇女様にあるまじき姿だわ……………でもこんなに美味しそう物………お行儀よくできっこないわ!」

 

シャルル「うまい!もっとよこすのじゃ、青騎士」

 

孝太郎「仰せのままにマイプリンセス」

 

カリス「くっ、くそ、青騎士め、どこまで人間が腐っておるんだ!」

 

ぐぅ~~~~~~~~~~。

 

カリスさん…………きっと美味しそうに食べる孝太郎さんやシャルルちゃんの姿を見て、羨ましいんだ………

 

あんな「そこは、くっ、殺せのくっころが定番の女騎士の台詞だよ!カリスさん」

 

みくる「いや……くっ、殺せってあんなはどんなもの読んでるの!?定番の女騎士って囚われ物のエッチなやつじゃない!」

 

あんな「違うったら!!別に定番の女騎士はエッチなものじゃないから!

このすばのダクネスさんもそう言ってたし」

 

みくる「誰よ、ダクネスさんって!?それにこのすばってなに!?」

 

あっ、この素晴らしい世界に祝福を!ってこの時代にはなかったんだった………ま、いっか。

絶対みくるにこのすばの魅力を教えるとして…………

 

孝太郎「カリス、お前が一週間前に受けた命令を喋ったとしても、今となっては誰も不利益を受けないんだぞ?」

 

カリス「どういう意味だ!?」

 

あんな「ん?どういうこと?なんで喋っても敵さんの方に何も被害はないの?」

 

みくる「そりゃあ、カリスさんがやったことってアライアさんたちのスパイ。つまりアライアさんたちの情報をマクスファーンとクレバナスに流すのがカリスさんの任務じゃない」

 

あんな「情報を……………そっか!今は情報をマクスファーンとクレバナスに流すことができない!それに一週間もなんも連絡がなかったら……………」

 

孝太郎「お前からの連絡が途絶えて既に一週間。お前が行動不能であることは、お前に命令を与えた人間も知っているだろう。するとお前が情報を漏らしたかもしれない前提で行動するのが自然だ。ということはお前が喋ろうが喋るまいが、なんも影響もないということだ。違うか?」

 

みくる「……………ええと…私の言いたい以上のことを孝太郎さんに言われた。私は捕まったか殺された前提で命令を下した人が動くじゃないって思ってたけど…………情報を漏らしたかもしれない前提って」

 

あんな「つまり……一定期間連絡がなかったら、即座に切り捨てるの!?ひどい!!だったら……喋っても………ってそんなの………でも………」

 

もし私がカリスさんと同じ立場なら……多分言わないと思う………だって……みくるやジェット先輩のこと信じているから………絶対に私を助けに行くって…………

 

カリス「いやいや駄目だ!大恩であるグレバナス様直々の命令は言えない!」

 

あんな「え?ええええええええ!喋った!?しかもグレバナスからの命令なの!?」

 

みくる「まさかの首謀者の片割れからの命令!?そんなに重要だったの、アライアさんたちのスパイ!?」

 

いったいどんな命令なの!?もしかしてシグナルティンを奪うための手掛かりを得るとか?

だったら孝太郎さんのファインプレーでその計画はおじゃんになっちゃえば………

 

孝太郎「何も全員に教えなくても良いんだカリス。俺だけに教えてくれ」

 

カリス「お前だけに…………?」

 

あんな「これは嘘だって分かるよ。だって………尋問の内容をフレアさんたちに話さないわけにはいかないから…………」

 

孝太郎「そうだ。命令したのは誰かとか、そういうことは言わなくても良い。お前も立場上辛いよな」

 

みくる「うわぁ……グレバナスからの命令だって知ってるくせに………よくもまあ…ぬけぬけと………」

 

あんな「あはは……カリスさんとうに喋ったの気づいていないんだ………」

 

いくらなんでもカリスさんには同情するよ~

 

孝太郎「どういう命令を受けているだけを教えてくれればいいんだ。そうすればこれを食べられる」

 

カリス「ごく」

 

ぐぅ~~~~~~~~~~。

 

あ、もう陥落寸前……………

 

カリス「よ、よし、お前にだけ特別に教える。だからあたたかいやつを頼む」

 

孝太郎「よく言った!取引成立だ!」

 

みくる「うわぁ……せこい取引だ…………」

 

あんな「しかもグレバナスからの命令についてはタダ当然だし…………」

 

孝太郎さんから不平等な取引をしたカリスさんは、命令の内容を明かした。

けど、その内容を聞いた私もみくるも孝太郎さんも頭を傾げた。

その理由は………………………

 

カリス「ありがとう青騎士!!心の友よ!!初めて出会った時から騎士の中の騎士だと思っていた!!」

 

孝太郎「そ、そうか。思う存分食べろカリス」

 

マリー「それでカリスさん、どれから食べますか?」

 

カリス「辛いのは後回しで。まずは普通に塩味から食べて、食材本来の味を確かめたい」

 

マリー「はい、ただいま」

 

あんな「心の友って…………知らない方が幸せかな?」

 

みくる「それにしてもカリスさん、グルメなんだ………」

 

随分と食に対する拘りが強いんだ………カリスさんの食事の世話をマリーさんに任せた孝太郎さんは、シャルルちゃんと一緒に窓際のテーブルに座っているアライアさんの下にむかった。もちろん、そこにはフレアさんとリディスさんとファウナさんもいた。

 

アライア「ご苦労様でした、レイオス様。こちらへ」

 

アライアさんの下に着いた孝太郎さんは、アライアさんに勧められた椅子に座った。

 

あんな「シャルルちゃんが孝太郎さんの膝の上によじ登った!」

 

みくる「すっかり定着したんだ………」

 

すっかり懐いちゃったんだ………ちょっぴり………羨ましいなぁ……

 

アライア「それでいかがでしたか?」

 

孝太郎「……………どうやら何か厄介な事になっているようです」

 

あんな「とうとう話すんだ。あの不可解な命令について………」

 

フレア「厄介、とは」

 

孝太郎「カリスは宮廷魔術師長のグレバナスの命令で動いていたようなのです」

 

孝太郎さんは声をひそめてカリスさんの尋問の内容を言う。まぁ…自分だけって言ってたからカリスさんに聞こえるとまずいけど………

 

カリス「かっ、から!?みず、みずみず!!」

 

みくる「その心配はいらないわ………」

 

リディス「グレバナスの直接の命令ですか………妙ですね」

 

あんな「ここは「妙だな………」がしっくりくるんけど……」

 

みくる「いやいや、コナンじゃあるまいし………って、今でも連載中なの!?」

 

あんな「一時期、命の危機に陥ったらしくて………そのせいか2027年現在じゃ、2ヶ月に3~4話しか連載されてないんだ………」

 

みくる「え?命の危機!?マジで!?じゃあ……その時のファンの人たちは、コナンが未完で終わるんだって……おもってたんじゃあ…………」

 

あんな「実際、青山先生も死の危機を覚えてもし自分が死んだ時に、せめて新一君と蘭ちゃんの初めての出会いの話は世に出そうと必死に書ききったんだ」

 

みくる「うわぁ……でも今も連載してるってあんなが言ってたから命の危機を乗り越えたってことね………それにしても新一君と蘭ちゃんの初めての出会いの話か………いったいどんな話なんだろう?青山先生が万が一のことが起きても世に出そうとしたくらいだし…………ネタバレにならないように教えて」

 

あんな「軽く言うと蘭ちゃん視点と新一君視点の2つの話があるの。蘭ちゃん視点では幼稚園で新一君と出会って仲良くなる過程が明らかになるんだ」

 

みくる「それって2人のが幼馴染になった理由が明らかになるの!?うわ~ん気になるよぅ……

でも………ずっと先………待てるの?それと新一君視点はどうなるの!?やっぱり蘭ちゃんのこと好きになったきっかけが明らかになるの?」

 

あんな「うーん……新一君が初めて推理を披露した女の子が蘭ちゃんであることが明らかになるけどね………実は蘭ちゃんがかなり危ないことに巻き込まれそうになったの…………」

 

みくる「推理を初披露した女の子が蘭ちゃんっていかにもコナン君………新一君らしいね…………………え?蘭ちゃんがかなり危ないことって幼稚園の頃から!?いったい誰なの!?

蘭ちゃんに危ない目に遭わせようとするバカは!!」

 

あんな「詳しくは言えないけど、犯人は蘭ちゃんを孤立させて自分しか味方がいないようにしてたらしいよ」

 

みくる「は?なにそのふざけたやり方!!蘭ちゃんをそんな目に遭わせようとするなんて!!

しかもその頃って空手習っていないじゃない!許せないわ!!それを新一君が阻止しようと頑張るのが新一君視点の話?」

 

あんな「うん!蘭ちゃんと初対面の時に犯人の行動に不審に思って両親と相談して、何とかしようと頑張るんだよ!」

 

みくる「流石の新一君も幼稚園の頃は大人の助けがいるのね。あとは何年先になるか分からないけど、実際に読んでからの楽しみね。さてとアライアさんたちの会議は……………………」

 

リディス「着ている服を見る限り、あのカリスという子は魔術師の位はそう高くないんです。だからもし彼女に命令を下すとしたら、グレバナスではなく、彼女の直接の上司が下すはず。そうでない場合は、特殊な任務であると想像される訳です」

 

あんな「服でランクが分かるんだ…………じゃあ、グレバナスがカリスさんに直接命令を下すこと自体珍しいのに………」

 

ファウナ「じゃあレイオス様、その特殊な任務って何なの?」

 

孝太郎「アライア殿下の監視。そして現在位置の報告」

 

フレア「他には?」

 

孝太郎「他にありません。その二つだけが彼女の任務だったようです。アライア殿下の捕獲や殺害は任務に含まれていないと言ってました」

 

みくる「ホント、さっきの尋問でその命令を聞いた時は、はあ!?となったわよ!だってわざわざ馬になってまでスパイをして、単なる監視と現在位置の報告だけって、いったい何考えているのよ!グレバナスは!?」

 

この命令の内容が私とみくるが首を傾げた理由だった。追手の兵隊は捕獲や殺害のために行動しているのに、カリスさんはGPS…………ただの見張り。しかも本来あり得ないグレバナスからの直接の命令。明らかに何らかの裏があるのは明白。そしてその裏の理由もアレしか私は思い当たる節がなかった。

 

あんな「見張りがシグナルティン奪取に繋がる何かがあるの?孝太郎さん達は自分たちを泳がせているのか、マクスファーンとグレバナスの目的が違うのかって推測しているけど……」

 

みくる「決め手がないから結論が出せないようね。こっちも全然分かんないわ!ただの見張りで

シグナルティン奪取に繋がるのか!ウガーーーーーーーーーーーーーーー」

 

先に答えが知っているために何の為なのか分からずに大声で叫ぶみくる。私も何の為なのかは分からない…………

 

シャルル「青騎士、そう難しく考えることはない」

 

シャルルちゃん、何か言いたいことが………………な!?孝太郎さんのほっぺたをペタペタ触ってる!?いくら懐いてからって、小さい子供はこうするのがふ、普通なの!?

 

シャルル「詳しいことはわらわにはわからんが、つまりは逃げやすくなったのはということじゃろ」

 

孝太郎「…………なるほど」

 

みくる「繋がりはさっぱり分からないけど、今すぐに殺す気はなさそうのは確かね。シャルルちゃんの言葉で、緊張状態だったみんなの顔が緩んだわ」

 

あんな「そ、そうだね………フレアさんも逃げやすいって結論を出したし…………ううっ………シャルルちゃん………孝太郎さんにくっついている………」

 

アライア「シャルルは子供だとばかり思っていたけれど、ちゃんと成長しているのですね?」

 

アライアさんがそんなシャルルちゃんを褒めてから、何か作業を始めた。

 

みくる「あれって編み物?もしかしてアライアさんの趣味かな?腕は素人のようだけど…………腕は悪くないわ」

 

あんな「楽しそうにあんでるよ!うーん……誰か教える人がいないかな?ご両親はもういないし………………」

 

アライアさんが編み物を進めていると、意外な人がアライアさんを教えた。

 

孝太郎「ははは、アライア殿下、そこはこうするのとよろしいかと」

 

アライア「え?」

 

みくる「え?孝太郎さんが?」

 

あんな「え?ええええええええ!孝太郎さん編み物出来たの!?」

 

びっくりだよ!しかもお手本のためにアライアさんから編み物棒を取って、やり方を見せたけどアライアさんよりはなまる上手だよ!

 

みくる「アライアさんより上手だわ。いったいどこから…………この星にきたばかりだし…………はっはーん。もしかして女の子から」

 

ううっ………そこから言わないでよ!でも………気になるよぅ……しかもアライアさんから尊敬の眼差しを向けられるし………もしかしなくてもこ、好感度アップ………したんだ………

シャルルちゃんは不満そうにしていたけど、別に男の子が編み物してもおかしくないし…………

そんなもやもやした気持ちを抱えながらクランさんが姿を表すまでこの光景を見てた。

 

*1:
オライエンの頭文字はフォルトーゼのアルファベットでは先頭に来るため。もちろんあんなとみくるにはそんなことは知らない

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