というわけで1999年で孝太郎と同じことをやらせて貰うことにしました。
(但し、孝太郎みたいに上手くできるとは言っていない)
パティスリーチュチュ
あんなside
私とみくるが霊能力を習得してからしばらくたった後、キュアアルカナ・シャドウって新たなファントムのメンバーと遭遇したの。なんでプリキュアなのにファントムに入っているのか分からない。けどその強さはかなりのもので、今までの特訓と霊能力を駆使してもようやく戦いになる程度だった。最も私たちの戦い振りを見たアルカナ・シャドウは、「驚いたわ。特訓していたとはいえここまで戦えるなんて……………」と言い残してアルカナ・シャドウのオトモ妖精のマシュタンと一緒に去っていった…………ってなんで特訓のこと知ってるの!?
その翌日、くれあさんにアルカナ・シャドウとマシュタンのことを話したら、なんとくれあさんが「アルカナ?うっ!」と言いながらこめかみを押さえた。
みくる「知ってるの!?くれあさん」
くれあ「分からない………でも
あんな「キュアアルカナ?キュアアルカナ・シャドウじゃなくて?」
くれあ「ええ…シャドウなんて……………あの子は………言ってなかった……」
みくる「あの子って………前に言ってた名前を思い出せない友達の?」
くれあ「そうよ………顔や名前や声は思い出せないけど………今のアルカナ・シャドウを聞いて
キュアアルカナのことを思い出したわ」
あんな「キュアアルカナ………キュアアルカナ・シャドウと何らかの関係があるのかな?」
みくる「絶対あるに決まってるわよ!今度あの子に会ったら、キュアアルカナとキュアアルカナ・シャドウの関係を聞き出してやる!」
くれあ「私もそのキュアアルカナ・シャドウにあって話したいけど………今の私じゃ足手まとい………あんなちゃんとみくるちゃんに任せるしかないというのが歯痒いわ…………」
あんな「くれあさん………………」
くれあさんは悲痛な表情を浮かべて私たちにキュアアルカナ・シャドウのことを任せるようなことを言った。キュアアルカナ・シャドウとキュアアルカナ、それらを繋ぐ鍵になりうるくれあさんの
名前を思い出せない友達……………謎は増えたけど、ファントムの事件がない限りキュアアルカナ・シャドウに会えそうにもないよ………………
まことみらい学園・家庭科室
翌日、学校の家庭科の授業は調理実習で、ハンバーグとご飯を作ることになった。
ハンバーグと聞いて揺り籠で食べたみくるの作ったハンバーグを思い出した。
初めて作ったからなのか、見た目は多少乱れていたけど、食べたらお母さんの手作りハンバーグとほぼ同じで、あの時は嬉しさがいっぱいになって泣いてしまった。
その時からみくるが私のお母さんだって薄々気づいたかも…………………
班は私とみくるとりえさんとゆみさんと男子2人の6人チームで、男子2人はご飯、りえさんとゆみさんは野菜のカットと盛り付け、私とみくるはハンバーグの担当をすることになった。
みくるは玉ねぎを炒めている間に、私はボウルに合びき肉とパン粉大さじ4、牛乳大さじ4~5、塩と砂糖各小さじ1/2ずつ、おろしにんにく1/2片分、コショウ少々を入れた。
計量にはかなり手こずったが、みくるから「孝太郎さんにおいしい料理を作るつもりでやってね♪」と耳打ちされて、顔を真っ赤にしながらやり遂げた……………
あんな「みくる!さっきのは何!?お陰で顔が………………ううっ………」
みくる「あらあら、どうせそのうち料理の練習する動機になるんだからいいでしょ?」
あんな「もう!」
りえ「なになに?明智さん顔が赤いけど…………ひょっとして自己紹介の時に言えなかった好きな人について考えたの?」
ゆみ「ひょっとして、その男の子に美味しい料理を振る舞う姿を想像してた?可愛いーーーーー」
りえさんとゆみさんまで!?ううっ………
みくる「おっと、タマネギが炒め終わったから、ボウルに入れるよ」
そう言ってみくるは炒めたタマネギをボウルに入れると、鮮やかな手つきで握るようにして全体を混ぜ、ぐるぐる混ぜるように練った。
みくる「これでタネは出来上がり。後はこれを6つに分けてそれぞれハンバーグの形を整えてね」
男子A「やったー」
男子B「ハンバーグのタネを整えるぞ!」
りえ「男子は元気だね」
ゆみ「いいじゃない。タネ、頂き!」
あんな「よーし、がんばるぞい!」
みくる「なに?がんばるぞいって?」
だって……NEW GAMEの青葉ちゃんの決め台詞、一度は言いたかったもん……………
ハンバーグのタネを6人に分けてそれぞれ形を整えた。
やっぱり6人とも形はバラバラでみくるが一番きれいで、私はかなり丸っこい形になった。
みくる「形はバラバラ………これも実習の醍醐味よ!じゃあ6個のハンバーグをフライパンに入れて焼くだけ………………」
ゆみ「野菜の盛り付けも終わったし、後は……………………」
他の班の女子A「ちょっと、変なことやめてよ!」
あれ?他の班の女子が大声で言ってるけど、何かあったのかな?
他の班の男子A「いいじゃん!せっかくの調理実習だぜ!俺のフライパン捌きを見せてやるぜ!」
他の班の女子B「はあ!?持ち方おかしいのに、フライパン捌きもへったくれもないでしょ!」
他の班の女子A「しかもヘラをフライパンに入れたままじゃない!」
なんか怪しい雲行き………大方普段フライパンを触っていない人が、興奮して出来もしないことやろうと躍起になっているパターンだ。これ…………
りえ「ねえ………止めたほうが………………」
他の班の男子A「そーれ!」ポイ
なんとその男子は
他の班の女子B「あっ…………………」
りえ「え?」
他の班の男子A「やべっ!」
あんな「オープン!」
私は咄嗟に霊力回路を呼び起こして、身体能力と視力を強化して右手に私の皿を持ってハンバーグが投げ出された班の机をジャンプ台代わりにして、空中に浮いているハンバーグやヘラと同じ位置に飛び上がる。
ゆみ「今………すごい動きをしてたよね?」
りえ「え?明智さん?今…………髪の色が………」
りえさんとゆみさんが何か言ってるがそんなことより、空中に飛び散ったハンバーグを受け取らないと…………普通ならこんな芸当なんて不可能に決まっている。けど………毎日の特訓の成果はキチンと出ていて、霊能力で強化した身体能力と視力を駆使してハンバーグを落ちそうな順から私の皿に受け止めたり、左手でヘラを取ることが出来た。よし!これで………………
ゆみ「明智さーーーーーーーーーん!危ない!」
あんな「な!?」
ゆみさんの大声で辺りを見回すと、フライパンが私の顔面に目掛けて落ちようとしていた。
まずい!今、ぶつかるとせっかく受け止めたハンバーグが落としてしまう。
だからといって空中で姿勢を変えるなんて…………だったら残るのは一つだけ。
それは左手で持っているヘラをでフライパンを殴りつけること!
バコーーーーーーーンッ!
男子A「おい……フライパンが天井にぶつかってそのまま人のいない所で落ちたぞ…………」
ゆみ「ヘラのグリップでフライパンを叩いた?嘘でしょ!?」
男子B「まるでアニメみたいだぜ…………スゲー」
なんとかなったよ…………ヘラでフライパンを殴ったからよかったものの、素手だったら火傷や打撲してたよ……………………後は着地を……………しまった!この位置じゃご飯がぐちゃぐちゃになっちゃう!こうなったら体勢を少しでも変えて位置をずらして……………あっ!なんとか地面に着地出来そうけど…………背中ですることになりそう………でもみんなで作ったご飯をぐちゃぐちゃになって悲しい思いをするよりは………せめて受け取ったハンバーグを守らないと………
みくる「オープン!あんなのおばかーーーーーーーーーーーーー!」
みくるの叫び声して私に文句を言ってる気がする……
あんなside終了
みくるside
ハンバーグを焼くのに集中した為、他の班の男子のやらかしを気づいてなかった。あんなのオープン!の掛け声を聞いて何事かとその方向を見ると、フライパンとハンバーグとヘラが空中に浮かぶ異様な光景と
え?なんでフライパンとハンバーグとヘラが空中に浮かんでるの!?それにあんなが人前で霊能力を使うなんて!?まさか……空中に浮かぶハンバーグを取る気なの!?
無茶よ、いくらプリキュアや霊能力の特訓したとはいえ……………え?ええええええええ!
空中に浮かぶハンバーグを全て皿で受け取ったうえに、ヘラを左手で受け取った!?いくら霊能力で身体能力や視力を強化したとはいえ、そこまで出来るなんて…………
ゆみ「明智さーーーーーーーーーん!危ない!」
ゆみ?どうしたの?え?フライパンがあんなの顔に目掛けて落ちようしている…………………?
やめてよ!そんなの直撃したらあんなの顔に大火傷しちゃう!?お願い何とか……………
バコーーーーーーーンッ!
え?今、何したの?
男子A「おい……フライパンが天井にぶつかったぞ…………」
ゆみ「ヘラのグリップでフライパンを叩いた?嘘でしょ!?」
あの子、いつの間にヘラのグリップでフライパンを叩いたの!?驚いたけど……火傷がなくて……
え?なんで体勢を変えようとしているの?このまま着地すればなんも怪我は……………………まさか!?自分の身体より、ご飯をぐちゃぐちゃになるのが嫌だから?しかも体勢が悪いせいで背中で着地しちゃう!もう見てられない!こうなったら……………
みくる「オープン!あんなのおばかーーーーーーーーーーーーー!」
私は霊力回路を起動して、あんなの自分を顧みない行動に文句を言ってあんなを受け止めるために、あんなの落下地点に走ってあんなを受け止める姿勢を構えた。普段は幽霊が見える恐れがあるからプリキュアの訓練しか霊能力を使っていないけど、この時はそんな恐れも髪の色が変化したところを見られるなんてこれっぽっちも考えなかった。ただ、あんなが無事でいてほしい一心だった。
みくるside終了
あんなside
ドサッ
あれ?どこも痛くない?背中で着地したのに……………………?
みくる「あんなーーーーーーーーーーーーーー!どこもいたくない?キチンと受け止めたけど………」
あんな「みくる?受け止めたって?ハンバーグは?」
みくる「いいからさっさと霊能力を切って!それとハンバーグは無事よ!」
え?なんか知らないけど、とりあえず霊能力を切った。あれ?みくるが近いけど何があったの?
あんな「ええと…どう………………」
ゆみ「明智さん!さっきの動き凄かったよ!いきなり皿を持って飛び上がってハンバーグを全部受け止めるなんて……………」
りえ「明智さんの髪の色、紫に変わったように見えたけど気のせい?」
あっ!さっきの動き全部見られたんだ………しかも髪の色が変わるところを見られかけたなんて………
男子A「しかもフライパンをついさっき受け取ったヘラで叩くなんてスゲー」
ゆみ「でも明智さん
みくる………私を助けてくれたんだ………ありがとう…………
りえ「でもその時のみくるの髪の色がピンクに変わったように見えたような…………」
うっ!みくる………霊能力をつかってまで……………
他の班の男子A「スゲーな!明智さんと小林さんあんな動きを………………」
みくる「何言ってるの?そもそもなんでハンバーグやヘラやフライパンが空中に浮かんだの?
理由を説明して……………」
みくる?なんか怒ってる?
他の班の女子A「もともとは私がハンバーグを焼いてたけど、うちの班のこの男子が「俺にやらせて」と言ってきたから交代したの。後は焼くだけだしそこまで変なことが起きないって思ったけど…………」
他の班の女子B「しばらくしたら、この男子がフライパンを両手で握ってフライパンを振り始めたの、しかも結構大きく…………そんなやり方じゃハンバーグが飛び出るから止めようと注意したけど………全然聞く様子がなくてますますやる気になったところでフライパンごと上に投げたの」
みくる「何それ?そこの男子………そんな理由で食材を台無しにしそうになって………」
他の班の男子A「でもさ、明智さんのお陰で…………」
あんな「みくる………ハンバーグを受け止めたし…………」
みくる「ふざけないで!」
クラス全員「!?」
みくるの大声で叫んで、クラスのみんなは驚いてしまった。
どうしてこんなに怒ってるの?え?みくる………泣いてるの?
みくる「あんたがやったことのせいで、ハンバーグは勿論、下手をすればあんなの顔に大火傷を負ったり、
他の班の男子A「あっ………………俺、明智さんになんてことを………ごめんなさい…………」
他の班の女子A「まって!わざと体勢を変えた?なんで分かるの?」
みくる「分かるに決まってるじゃない!あのまま着地したらなんも怪我はなかったのに、突然
体勢を変えたのよ!あんな、どうして姿勢を変えたの!?」
あんな「だって……あのまま着地したらみんなが作ったご飯がぐちゃぐちゃになるのが嫌だったから…………」
他の班の男子A「嘘だろ?自分よりも俺たちのご飯を……………俺のせいなのに…………明智さん
…………本当にごめんなさい!」
他の班の女子A「私も謝るわ……………明智さん………私たちのやらかしなのに………ごめんなさい…………」
他の班の女子B「私も……明智さん………ごめんなさい…………」
ちょっと……フライパンを投げた男子は既に謝ったし、他の人達が謝る必要がないよ!
あんな「みくる…………ハンバーグも私も無事だったから…………」
みくる「あんな!私が助けなかったらあのまま背中を大きく打ったのよ!どうして……………自分を大事に…………しないの?ハンバーグが無事でもあんなが怪我したら元の子もないわよ!ぐすっ」
あんな「みくる………ごめんね…………私………そこまで考えてなかった…………………」
みくる「そうよ!この…………あんなのおばかーーーーーーーーー!」
みくるが大声で私に文句を言ってそのまま泣いてしまった。私もそれにつられて泣いちゃった。
しばらくして私とみくるが泣き止むと、家庭科の先生による説教が始まった。
当然だよね?だって……ハンバーグが無事とはいえ食材を粗末にしかけた事実は変わらないから
実行犯の他の班の男子Aは勿論、他の班のメンバーもきっちり叱られた。
家庭科の先生「あなたがやったことは、食材は勿論、一人の生徒の人生を台無しにしようとしてたのよ。今回は明智さんのお陰で大事にならなかったものの、キチンと反省すること!分かりました!」
他の班の男子A「はい………小林さんがあんなに怒って俺がやったことがどんなに恐ろしいことをしたのか……………ごめんなさい…………明智さんもごめんなさい…………」
他の班のメンバーたち「ごめんなさい…………」
家庭科の先生「明智さん………先程の動きについては先生もかなりびっくりしました。
正直言ってオリンピックに出場してもおかしくはありません。けど言いたいのはそこではありません。小林さんが言うからには明智さん、他の班のご飯を守るためにわざと体勢を変えたのは信じがたい話ですが、状況からしてそういう理由で体勢を変えたのもある程度納得できます。
でもいくらハンバーグが無事だとしても生徒が大怪我したら、調理実習どころではありません!
そこのところはきっちり反省すること!いいですね!」
あんな「はい………ごめんなさい…………」
私も家庭科の先生に怒られた。
家庭科の先生「それにしても、このフライパンの底面かなり凹んでいます。一体どのくらいの力で叩き付けたらこうなるのですか?しかもステンレス製ですよ?ハンマーならともかくヘラのグリップで叩いてあそこまで凹ますなんて………最低でも数百 kg 以上の力がいるはず………」
数百 kg!?霊能力で強化したとはいえプリキュアになっていない私があんな力が出せたってことなの!?そ、それよりもフライパンをダメにしちゃった……………
あんな「あの…………フライパンをダメにして………ごめんなさい」
家庭科の先生「いいえフライパンについては、明智さんの責任ではありません。むしろあのままだったら、明智さんの顔に大火傷してそっちのほうが大変だったはずです。それよりも左手の方は、大丈夫ですか?ヘラのグリップ越しとはいえかなりの衝撃が伝わっているのでは?」
あんな「だ、大丈夫です!」
だって霊能力で強化したから……………………
家庭科の先生「この実習が終わったら一応保健室に行ってください。理由が理由なので先生と小林さんと一緒に付いて行きますから…………」
どうやら保健室に向かうのは避けられないよ…………
この後かなり遅れて作ったハンバーグとご飯を食べたが結構な時間が経ったからすっかり冷めちゃった。
あんな「冷めてもはなまる美味しい!」
みくる「まったく………人の気も知らずに………冷たいけど、まあまあ美味しいわ」
ゆみ「さっきの明智さん凄かった!しかもステンレス製のフライパンを凹むなんて………」
りえ「しかも先生が言うからには最低でも数百 kg 以上の力がいるって………」
男子A「嘘だろ!?じゃあ……明智さんってかなり力持ち?」
あっ!?まずいこのままじゃとんでもないあだ名が付けられる気がする………
FE風花のディミトリ殿下がゴ○○って呼ばれたように…………
それだけは絶対に阻止しないと!
あんな「言っとくけどあれは火事場の馬鹿力と同じだから!あのままじゃあ、私の顔にフライパンがぶつかって大変なことになってたから!」
嘘はついてない………だってプリキュアや霊能力なしで数百 kg 以上の力を出すなんてできないから!
男子B「確かに…………フライパンについては、納得できる………」
ゆみ「でもそれ以外の動きについては、火事場の馬鹿力では説明できないけど……………」
あんな「うぐっ!」
みくる「これ以上は、もういいじゃない。本人もこれ以上話したくないだろうから………」
りえ「言っとくけどみくるも先程の動きについて説明してほしいけど………運痴のみくるがあんな早い動きをしていたことについて………………」
みくる「変な略し方しないで!運動音痴って言われたほうがまだマシよ!」
みくるがなんかずれた叫びをして、波乱に満ちた家庭科の調理実習が終わった。
けど、やはり私とみくるの霊能力を使った動きについては瞬く間にまことみらい学園に広まった。
しかも高等部まで…………それでしばらくは大道芸みたいだって理由で私とみくるに大道芸人コンビって呼ばれた。でも私とみくるは嫌な気持ちにならなかった。だって……理由はどうあれハンバーグを守って調理実習を台無しにならなかっただもん!
後にこの出来事については、「大道芸事件」と呼ばれて後世まで語り継がれることになった。
あんなside終了
パティスリーチュチュ
くれあside
なんか今日の学生のお客様の話題が、かなり盛り上がっているけど………
その一部分を出してみるとこうだ。
学生A「なんか今日の調理実習でオリンピック選手並みの動きをしたって………しかも女子」
学生B「ああ…俺もその話、聞いたぜ。なんでも空中に浮かんだハンバーグを一つも残さずに
受け止めたって………」
学生C「ねえ聞いた!なんでも調理実習でフライパンを凹ますくらい叩き付けたって、しかもステンレス製よ!」
学生D「嘘でしょ!?ステンレス製って確か凹ますのって、最低でも数百 kg 以上の力がいるって聞いたことがある!」
話だけ聞いたら漫画やアニメの話っぽいわ。けど、学生のお客様がここまで噂話になっている以上
現実に起きた出来事…………そしてこんなことできる女の子は………
あんな「くれあさん!こんにちは!」
みくる「くれあさん!お邪魔します」
どうやらその張本人たちが来たようね………
くれあ「こんにちは2人とも。さっそく教えてくれないかしら?学生のお客様が噂になっている調理実習のことを………………」
あんな「嘘!?パティスリーチュチュにも今日の出来事が広がっているの!?」
みくる「まさか想像以上に広まっているなんて……………」
くれあ「やっぱりあんなちゃんとみくるちゃんなのね。だって学生のお客様が言ったことが出来るがあんなちゃんとみくるちゃんしかいないわ。それも霊能力で身体能力を強化したうえで………」
あんな「くれあさんには分っちゃうんだ…………」
くれあ「当たり前よ。もしプリキュアに変身したならもっと大騒ぎになったいたはずよ」
みくる「そうですね。じゃあ今日の調理実習で起きた出来事を教えます」
あんなちゃんとみくるちゃんから今日の調理実習で起きた出来事を教えて貰ったわ。
内容は他の班の男子がふざけてフライパンを振るったせいでハンバーグとフライパンとヘラが空中に浮かんでしまったのこと。それだけだったらかなりの大惨事になっていたところをあんなちゃんが霊能力を使って身体能力を強化して先程の学生のお客様が言ったことを実行したことに加えて、
他の班のご飯がぐちゃぐちゃになるのが嫌だって理由で、わざと体勢を変えたせいで危うく背中を強打するところをみくるちゃんが霊能力で強化してあんなちゃんを受け止めたのこと…………
それを聞いて私はあんなちゃんに怒鳴りつけるように言ってしまった。
くれあ「あんなちゃん!!なんで自分を顧みないの!?もしあんなちゃんが顔を大火傷したり、背中を強く打って何かあったら…………………」
あんな「ごめんなさい…………みくるにもそう言われて…………………」
くれあ「はっ!こっちもごめんなさい。だって……あんなちゃんが怪我をして辛い思いをしたらと考えたら………きっとみんなが悲しい思いにしたくなかったから、ああいう行動をしたんでしょうけど、もしあんなちゃんが大怪我したらもっと悲しい思いをさせてしまうのよ」
あんな「あっ………………………」
みくる「そうよ!今回の行動も人助けだってことは分かっているわ。けど無茶して大怪我しちゃったら………もしまた同じようなことがあったら、あんなは迷わず助けにいくでしょ?」
あんな「うん……」
みくる「だったら私に頼ってよ!だってあんなの相棒でしょ!」
あんな「そういや、お礼言ってなかった。ありがとう、みくる!あの時私を助けてくれて…………これからも頼りになっていい?」
みくる「もちろんよ!」
くれあ「私もよ。今の遣り取りで私のある決意が生まれたわ」
あんな・みくる「決意?」
くれあ「私も霊能力を覚えるわ!だってあんなちゃん危なっかしいし、それに私の心のきらめきがそう言ってるような気がするわ!」
あんな・みくる「霊能力!?くれあさんも!?」
くれあ「正直言って適正があるかどうかなんて分からない。でもアルカナ・シャドウに会いたいし、あの時の戦いでほんのちょっとの解説以外何もできなかったし、あんなちゃんとみくるちゃんの力にもっとなりたいから…………」
あんな「くれあさん…………できるかどうかは私には分からないけど、頑張ってください!」
みくる「今も充分力になってますけど………なんかお腹すいた………」
くれあ「だったらここで食べたら?2人はいつのもブルーベリータルトとミルフィーユでいいかしら?」
あんな・みくる「はい!」
2人はそう言って店内の席に座った。私は2人の注文したデザートを作り、2人に届けると2人は幸せそうな顔で食べたわ。それから営業時間が終えて自分の部屋に戻って、あんなちゃんが言ってた霊能力を使う理論を元に訓練を始めた。最初はなかなかイメージが浮かばなかったけど、シュシュタンが私の左腕に抱きついて「まだプリキュアの記憶を戻っていないから、あまり言えないけど瓶をイメージするといいでシュ」とアドバイスみたいなことを言ってきたので、シュシュタンを信じて瓶のイメージをしたら、星の形をした瓶のような物が浮かべた。
どうしてこの形なのかは分からない、だってどんな形にするかなんて特に決まってなかったから。
でもきっと私の失った記憶に関係するのは確かで、私は祈るような気持ちで「オープン!」と口にすると、私の身体に何か流れるような感覚がして、シュシュタンの体から青い光のような物が見えた。
くれあ「シュシュタンから青い光………?もしかしてこれが孝太郎さんが言ってた霊波?
じゃあ……私も霊能力が使えるようになったの?」
シュシュタン「くれあ!?ホントでシュ……………くれあ、鏡を見るでシュ!」
くれあ「鏡?まさか!?」
まさかと思って鏡を見ると、なんと私の髪の色が
くれあ「水色………ひょっとして私がプリキュアだった時の髪の色?すごく綺麗………みくるちゃんが気軽にイメチェンって言うのも少し分かるわ…………おっとあんなちゃんには禁句だったわ。
確か霊能力を切ったら…………」
霊力回路をオフにするイメージをしたら、私の髪の色が元の青に戻った。
くれあ「戻った……やっぱりプリキュアと今の現象に何らかの関係があるのは間違いないわ。
でも今は、霊能力を使えるようになったことを喜ばないと………明日になったらあんなちゃんとみくるちゃんに報告して、それから特訓しないと………」
シュシュタン「くれあ、霊能力を覚えたのはおめでとうでシュ。でもファントムの事件に巻き込まれた時に霊能力を使うのはやめたほうがいいでシュ」
くれあ「シュシュタン?分かってるわ、もし人前で使ったら…………………」
シュシュタン「それだけじゃないでシュ。だってくれあはプリキュアの記憶がないでシュ。
つまり一度はプリキュアになった状態でファントムの奴らの前に現れたことがあるでシュ。
それなのにくれあが霊能力を使って今の状態になって、ファントムの奴らに見られたら……」
もしかして私がプリキュアの力を戻ったことを勘違いしてしまうから?
くれあ「じゃあ……私がプリキュアの力を戻るまでは、ファントムの人達に見られてはいけないってこと?」
シュシュタン「もちろんどうしようもない時は使うべきでシュ。あの謎の女みたいな人がまた襲って来た時は………あの時のくれあは見ていられなかったでシュ」
シュシュタン………あの女の人との戦いで私に出来ることは何もなかった。あんなちゃんとみくるちゃんと孝太郎さんの力になれず、孝太郎さんのお母さんの事故死から守ることも出来ず(いくら歴史で決まられた出来事とは言え)悔しい思いをしたわ。
そう考えると今すぐにでも特訓したい気持ちが湧いてくるけど、もう寝る時間だし無理して身体を壊したら元も子もないから、布団に入って目を閉じた。
くれあside終了
あんなside
翌日くれあさんから霊能力を覚えたって報告が電話で言って、探偵事務所で実演するからと言って、しばらく待ったらくれあさんが探偵事務所に来て、私かみくるの部屋のどちらかで実演したいと言って、私の部屋にして3人で向かった。けどなんでリビングじゃないだろう?
くれあ「いきなりごめんね。リビングじゃなくて……理由は後で言うから………オープン!」
くれあさんがオープンの掛け声で言うと、くれあさんの髪の色が青から水色に変わった。
あんな「くれあさん!霊能力を覚えたの!?しかも私とみくると同じ現象なんだ。水色の髪………はなまる綺麗だよ!」
みくる「これがくれあさんのプリキュアの時の髪の色………すごい綺麗…………」
くれあ「2人ともありがとう。じゃあ……霊力回路をオフにするね」
そう言ってくれあさんの髪の色が元の青に戻った。
あんな「もうちょっと見たかったなぁ……」
みくる「そうですよ。それでなんでリビングじゃなくて個室にしたの?しかカーテンを閉めて」
くれあ「それは、シュシュタンから言われたわ。私がプリキュアの記憶がないってことは、一度はプリキュアになってファントムの人達の前に現れたことになるって。もしファントムの人達の前で私が霊能力を使って今の状態になったら………」
あんな「もしかしてくれあさんがプリキュアの力を戻ったって勘違いするから?」
みくる「そんな…………」
くれあ「もちろんどうしようもない事態になったら迷わず使うわ」
あんな「くれあさん………よーし!くれあさんも霊能力を覚えたし、この3人で頑張ろう!」
みくる「うん!」
くれあ「私もよ」
こうしてくれあさんが霊能力を覚えて、私たち3人はそれぞれ頑張る決意を固めた。