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みくるside
私小林みくるはあんなと一緒に見た大き過ぎる流れ星を調査するために探偵事務所を発ち
、苦労の末に場所を割り出してそこに向かうと、何処かへ繋がる出入口らしき物が置かれて
そこから右手に籠を左手に薪をそれぞれ持っている男の人が現れたの。
あんな「みくる…あの男の人、今出入口らしき物から出てこなかった!?」
みくる「ええっ………間違いなく…問題はその出入口は何処に繋がっているのか?」
あんな「もしかして宇宙船に繋がってるかも?」
みくる「もしそうなら調べたいけど、距離的にあの男の人に見つかる可能性があるわ」
あんな「だったらあの男の人の周りを調べるってどう?」
みくる「そうね、何らかの手掛かりを掴めるかもしれないわ」
普通なら人に見つからずに調べるなんて、難しいけど
ミラールーペが有れば茂みに隠れながらもかなりの手掛かりを得られるわ
みくる「ここはそれぞれ分けて調べるわ、あんなは出入口を、
私は男の人をミラールーペで見るわよ」
あんな「みくる、分かった」
さてと、何処から調べようかしら。
最初はとりあえず男の人を観察ね。
服は黒でミラールーペで詳しく見ると学校の制服と判別したから、学生かしら?
背も私たちより高そうだから高校生?
ん~なんで男子学生がこんな所にいるのか気になるけど、まだ調べる箇所があるわ。
ん?右手首に腕輪があるけど、もう少し詳しく見て………何これ!?ボタンが沢山付いてて
何の機械か分からない……あんなに聞いたら少しは分かるかもしれないわ。
お次はそれぞれ持っている籠と薪ね。それにしても片手ずつ持つなんて力持ちだ。
少なくとも私には片っぽを片手で持つなんてプリキュアにならないと無理ね。
ん~薪はどうせこの山から集め………ち、違うわ!?この山の木と一致してない!
しかも、1本だけ薪じゃないものがあって、
1メートル半の長さに飾りも付けて綺麗に磨かれてる妙な棒があった。
みくる「一体何処から薪を……ホームセンターは閉まってるし。しかも1本だけ妙な棒も混じってるし………」
あんな「みくる、どうだった?私は2つくらい見つけたけど」
みくる「私も籠はまだけどそれ以外は見たわ」
あんな「じゃあ、籠の中身を見てその後は、お互いに報告しよう」
みくる「ええっ!じゃあ一緒に見るわよ、あんな」
私とあんなは一緒に籠の中身を見ると、野菜と魚介類と大きな肉と木の実を使ったパンが入ってた。これもスーパーで売ってるどの食品とは当てはまらない。何処で買ってきたのか気になる。
それはそうと外でお料理するのかしら?この材料でどんな料理になるかお手並み拝見ね。
あんな「どんな料理になるかな?みくるは予想した?私には分かんないよ。」
みくる「ふふっ、あんなってば、報告が先でしょ?」
あんな「そうだった。じゃあ私が先にするね」
あんなからの報告の内容はこうだ。
出入口の周りには最近土が掘り返した跡があって、更に出入口の先を見たら大きな卵の形をした物体らしき物が地中に埋まってた。
それを聞いて思わず宇宙船!!と叫びたくなったものの、その気持ちをグッと抑えて私が見たものを全てあんなに報告した。勿論不審な点も含めて。
あんな「学生さんにこの山の木じゃない薪に1本だけ妙な棒と腕輪の機械…うーん、確かにおかしいね」
みくる「宇宙船らしき大きな卵の物体に、土が掘り返した跡もびっくりだわ!
腕輪の機械についてあんなの時代には心当たりあるの?」
あんな「ううん……色々な機能を持つスマートウォッチとかなら知ってるなど腕輪の機械なんてまったく………あれ?あの男の人、石を集めてる?何に使うの?」
案の定、腕輪の機械を知らないのね。あんなでも知らないならやはり宇宙人が作ったのかしら?
あの男の人が石を集める理由………あーあれね。如何やらあんなはキャンプの経験ないらしい。
みくる「石?あー、あれは風除けを作るためよ」
あんな「風除け?」
みくる「外で火を使うのにあたって一番の敵は、風に吹かれること。もし火が付いてる時に
風に吹かれると、大量の酸素が入って火が暴れるわ」
あんな「火が暴れるって、それって危ないんじゃ?」
みくる「ええっ、危ないわ。火事や事故の原因にもあたるから、
そうならないように石を使って、火を風に当たらないようにするの」
あんな「へーそうなんだ。あっ!風除けを作るの終わって薪を置き始めた。」
みくる「あんな、薪を置くじゃなくて、並べるっていうの。しかもただ並べるじゃなくて
空気の流れを意識しながら山状に組んでるわ。これはキャンプの経験をかなり積まないとこうはならないわ」
あんな「そうなん…ん?それってこの学生さんキャンプの経験が豊富ってこと?ますます謎が増えちゃったよ」
くすっ、あんなったら、そんな顔も可愛い……じゃなくて、後はあの学生さんが薪に火をつけるだけの………………ん?なんか足りないような気が……………て、火種!!そうだ、なんで気付かなかったの!?あの学生さんが外でお料理するなら火は絶対欠かせないのに、先程調べたものに
ライターやマッチも無かった。もしかしたら見落としただけかもってもう一度確認したら先程と同じ結果だった。私はあんなにあの学生さんが火種らしき物を持ってないと伝えた。
あんな「火種がないって、あの学生さんが忘れたって線はないよね」
みくる「キャンプの経験が豊富なら尚更、火種を忘れるはずがないわ。」
あんな「じゃあ、どうやって?まさか大昔の人みたいな方法なんて………あの学生さん、手に妙な棒を持ってるよ?」
まさか妙な棒が火種?どうやるつもりなの?ライターやマッチもない中で…………ん?
あの学生さん、妙な棒を
あんな「みくる…あの動きって私から見ても変だよ」
みくる「明らかに火を付ける動きじゃないわ。一体なんの…」
あんな「みくる!あの学生の
もしかして何らかの合図!?何を言うか分からないが火を付けるセオリーを外している以上、
何か起きるか確かめるためにあんなと一緒に聞き耳を立てた。
すると、あの学生さんから
学生「
ボォッ
あんな「えっ…
みくる「トリックじゃないよね、一体どんな…………」
カサッ
あんな・みくる「!!?」
しまった!妙な現象に驚いて音立てちゃった。その音を聞かれたのか学生さんもこっちに向いてる。このままじゃバレちゃう。
学生「なんか向こうからから音がしたような…………」
しかもしっかりこっちを見てる。お願い!こっちに来ないでよぉぉぉ…………。
学生「………………………………いや、なんかの
学生さんは夕食の準備を優先するためか、こっちを見るのはやめてくれて助かった
あんな「た、助かっっっっったぁ…、なんかこっちを
みくる「確かに助かったわ。それに
あんな「そうだね、まさかプリキュアやファントム以外の不思議な現象を目撃するなんて………」
みくる「ええっ……まずはあの妙な棒の正体を推理するわ。まあ大体予想できるけど」
あんな「あはは……私も………本物の魔法使いの杖だよね。妙な棒の正体って?」
みくる「呪文らしき言葉を言ってから、先端が燃えずに炎が出たし。ミラールーペで見てもトリックなんてなかった。」
あんな「でもそうすると、分からない事が1つあるよ」
あんなの言う通り、どうしても疑問が残る。それは何故学生さんは
なんて持っているのか、いやそれ以前に何処から手に入れたのか?
当然のことたけど、世界の殆どがオカルトや魔法なんてないものとされるわ。
プリキュアやファントムなんて例外があるけど、それらは内緒のはず。
それなのに学生さんは普通なら入手不可能なアイテムを持っている。
それらの矛盾を含めて、推測しようにも手掛かりが足りなさすぎて無理。
みくる「駄目ね、手掛かりもさっぱり。あんなはどう?」
あんな「私も全然………あっ!あの学生さん夕食の支度出来たみたい。見てみくる!
はなまる美味しそうだよ」
みくる「どれどれ……凄!どの料理も美味しそうじゃない。」
あんなに促されて私が見たのは、見事なキャンプ料理の様々。
吊り下げられた大きな鍋を焚き火の炎で熱されて、その中にある野菜と魚介類のスープは熱々で、
焚き火の炎で炙られた串焼きの肉は肉汁はぽたぽた溢れていて、涎が出そう。
後は木の実のパンは焚き火の傍に置かれているわ。焚き火の熱で温めているのね。
しかもこっちまでいい匂いが来て、なんか私のお腹の虫が鳴って……………ダメ!今鳴ったら今度こそ私たちのことがバレちゃう!!
あんな「みくるぅ……すごくいい匂いでお腹が空きそう………」
みくる「あんなぁ、ダメよ今お腹の虫が鳴いたら………」
あんな「でもこんないい匂いを嗅いでお腹の虫を抑えるなんて………」
もう駄目だ。私もあんなもお腹の虫を抑えるなんてもう出来ない。
そう思った私たちはバレる覚悟をしてお腹の虫を鳴らそうと同時に「わぁ!ご馳走だぁ!」
大きな声が聞こえてきた。
あんな「えっ!?誰なの?女の声みたいけど。」
みくる「あんな、出入口からよ。どうやら先程の大声はあの小さな女の子のようね。」
あんな「あっ、ホントだ。じゃあ、あの子のお陰で助かったんだ。」
みくる「そうね、でもあの子は誰なの?しかも服装も神社の人が着ている服みたいだし」
あんな「あれって?巫女さんの服?みくる!あの2人お話するみたい」
あんなから呼びかけで私はあの2人の会話を聞いてみるとこんな会話を耳にした。
学生「来たかい、キィちゃん」
キィ「これ、みんなお兄ちゃんが作ったの?」
学生「ああ。そんなに上手じゃないけどね」
キィ「そんなことないよ!とっても美味しそうだもん!」
と、とても微笑ましい会話が聞こえたわ
あんな「あの女の子、キィちゃんっていうんだ……」
みくる「あだ名っぽいね。それにしてもどういう関係…………」
キィ「お兄ちゃん!お兄ちゃん!近くに
学生「うおっ!なんだ!?この生き物!?まるでアニメで出てくる妖精みたいだ!」
ちょっと待って!?ピンクの生き物!?妖精!?まさかポチタンじゃないよね
そう思いつつピンクの生き物を見たら、間違いなくポチタンだった。
あんな「ポチタン!?なんであそこにいるの!?」
みくる「多分料理の匂いに釣られたのよ…………もうここは…」
もう大人しく茂みから出よう。そう思って行動をする前にこんなことが起こった。
キィ「妖精さん!?お兄ちゃん、ホントに妖精さんなの?もしかしてここに住んでるの?」
学生「まさか、妖精なんてここに住んでないよ。きっと
あんな・みくる「!!?」
何と学生さんは、こちらから
何故姿を見ていないのに2人だって分かったのか知らないけど、ポチタンや夕食の誘いの前に
姿を現さない訳にもいかず、私とあんなは学生さんとキィちゃんの前に初めて姿を見せた。
あんな・みくる「は、初めまして…………」