名探偵と青騎士 時を越えし者の共演   作:リリオン

9 / 16
第07話 1999年4月15日(1)あんなの夢に乱入者!?相棒と不思議な白銀の精霊、再び呼び起こされる演劇の記憶と真・白銀の姫と青き騎士1章 前編

あんなside

 

あんなの夢の中

 

あれ?ここはどこだろう?確か………揺り籠の船内にある私の部屋でみくると一緒に寝たはず……

辺り一帯真っ暗……もしかして夢の中?ひょっとして疲れたから夢が見えてない?

むーーせっかくの夢なんだから、何かいいものを見せてもいいじゃない。

 

あんな「みくると一緒にお出かけするとか、お母さんに甘えたりとか、孝太郎さんとデートしたりとかそういうの見させてよーーーーーーーー」

 

みくる「うわぁ!!あんな!?いきなり大声で叫んで、しかもとんでもないこと口走ってなかった!?」

 

?…………どうしてみくるの声が聞こえるの?もしかして私の夢に出てきた?よかった………

本物じゃないけど、これで安心できる………せっかくだからイタズラしたいな……

よし!みくるのほっぺたに指で突いちゃおっと

 

あんな「みーくる!ツーン」

 

みくる「!!?あんな!?何してるの!?」

 

うわぁ、夢の中のみくる、いい反応だぁ

それに、ほっぺたも柔らかいし、感触も伝わるし、夢の中にしてはものすごくリアルっぽい。

なんか夢中になっちゃう……そっか元々夢の中だから、………あれ?みくるの顔が真っ赤になってる?

 

ひょっとして怒ってる?まさか………夢の中で………

 

ぎゅむーーーーーー

 

みくる「あんな!!いつまで人のほっぺたを突いてるの!!いい加減にしなさいよ!!」

 

あんな「痛い!?みくる……ごめん…………え?なんで夢の中なのに、痛いの?それにみくるに怒られてる?私の夢の中から出てきたのに、どうして?」

 

みくる「何わけわかんないこと、言ってるの!?私は本物よ!!あんなの夢の中って何?」

 

え!?ほ、本物ぉぉぉぉ!!

 

な、なんで!?ここは私の夢の中じゃないの!?

そ、それじゃあ………私…………みくるのほっぺたを………本物を………イタズラで………

 

あんな「みくる!ごめんね。私……てっきり……私の夢で出てきたみくるだと思って……」

 

みくる「ふーん……あんなは、本物の私よりも、夢の私の方をとるんだ………ツーーーーーーン」

 

あんな「ち、違うの……本物とか夢とかそういうのじゃなくて……みくるのほっぺたを前から突いたりしたかったとか……前にみくるの友達がみくるに抱きついたのを見て、羨ましいとか………」

 

みくる「くすっ……もう気にしてないから。怒ったのはちょっとやりすぎたところだけだし、そ・れ・に・面白いところを聞・い・ち・ゃ・っ・た・か・ら・、これでおあいこよ。あ・ん・な・ク・ン」

 

よかったー---、みくるが許してくれて…………ん?面白いところ?

それに、なんか私のことを、君呼びするのって…………お風呂のときみたいな嫌な予感がする…

 

あんな「み、みくる?なんで私に向かって君呼びするの?それに面白いところなんて………」

 

みくる「あらあら……とぼけるつもり?あーーんなに、大声で心から望みたいことを3つも叫んでたくせに、しかも最後の方は、そんなことを望んでたなんて………いやぁ、あんな君も春が来たんだなって………」

 

あんな「嘘でしょ!?私、そんなことを……………あーーーーーー、思い出した!うーーー

恥ずかしいよぅぅぅぅ。まさか、みくるとのお出かけとか、お母さんに甘えたいだの、全部みくるに聞かれたなんて………」

 

みくるに私の欲望ただ漏れに近い独り言を聞かれて、思わず顔を手で覆ってしまう。

確かにみくるともっと思い出を作りたいし、お母さんにについてもキィちゃんのお母さんやアライアさんのご両親の死を聞かされて、私も未来にいるお母さんのことを思い出して、甘えたくなったけど、それとこれは別問題だよ~

…………………ん?3つ?え?2つじゃないの?私が叫んだ独り言って………それに私に向かって

春が来たって………

 

あんな「みくる?春が来たって、いったい……みくる?どうして含み笑いしてるの?」

 

みくる「ほうーーー、3つ目のこと忘れたふりをするなんて、なんて悪い子なの。

だったら私が代わりに言ってあげようかな。」

 

あんな「3つ目って、ホントに私が言ってたの!?忘れたふりなん………」

 

みくる「デ・ー・トって言えば、いくらにぶちんのあんなでもわかるよね」

 

あんな「デート?え?私、そんなこと………………………○×△☆♯♭●□▲★※!!!!!!」

 

みくる「やっと気付いたか、ホントに孝太郎さんのことになると、表情と言動がまったく噛み合わないわね。」

 

わ、わた、私、な、なに叫んだの!?で、デート!?孝太郎さんと!?なんでそんなこと叫んだの!?孝太郎さんとは友達のはずなのに………しかも、顔が熱い気がするし、胸もドキドキしてるように聞こえるけど気のせいよね!?

 

あんな「うーーーーー、なんでデートって言ったの?分かんないよ~みくるにはわかるの?」

 

みくる「うわぁ……それを本気で言ってるから質が悪いわ。言っとくけど、自分で答えを出しなさい。こればかりはあんな自身が、向き合わないとだめだから。」

 

ひどい!考えても分からないから、みくるに話したのに………

それに向き合うって、どうすればいいの?

 

あんな「そんなこと言われたって…………」

 

みくる「はぁ~答えについては助けてあげられないけど、相談やサポートなら受け持つから

安心して。」

 

あんな「みくるがそこまで言うなんて、そんなに私の今の気持ちって自分で気付かないとダメなんだよね」

 

みくる「そうよ。今のところはあんながその心構えを持てただけで充分よ。

それにしてもここはどこかしら?私たち揺り籠で寝ていたはずだよね?」

 

あんな「私は、てっきり自分の夢の中だと思ったけど、それだと本物のみくるがここにいる理由がわからないよ~」

 

みくる「それに、私たちがこんなに話しているのに誰一人来ていないのも変よ。

だって、孝太郎さんたちは、地球より遥かに優れた技術で作られた機械があるのよ。

もしこの空間に孝太郎さんたちがいるなら、とっくに合流できて…………あんな!

この空間が変化してるわ。」

 

ホントだ!今まで真っ暗な空間が変わり始めている。もしかしてここは本当に私の夢で

現実の私たちは、目を覚まそうとしてるかもと期待したが、そんな気配は全然しない。

代わりに空間の変化の方は終わりが近づいてきた。

どんな空間に…………え!?これってあの高校の………

 

みくる「そろそろ変化が終わりそうね。真っ暗だった空間のは全然違うわ。

んー?なんだか学校の体育館みたいな空間ねぇ…あんなもそう…あんな!?どうしたの!?

何かあったの!?」

 

あんな「これってまさか……吉(・)祥(・)春(・)風(・)高(・)校(・)の(・)体(・)育(・)館(・)なの?じゃあ……今から始まるのって………」

 

みくる「吉祥春風高校!?それってあんなが見た白銀の姫と青き騎士を公演した高校の名前!?」

 

まさかの演劇を公演した高校の体育館だなんて……じゃあこれって私の夢!?

だったら、なんでみくるが私の夢にいる理由が分からない。

でも、大事なのはそこじゃない。

吉祥春風高校の空間である以上、絶対に白銀の姫と青き騎士関連だと思う。

もしかしてまだ思い出せていない箇所も、思い出せるの?

だとしたら楽しみだなぁ……しかもみくると一緒に見れるなんて………

 

みくる「うわぁ……もう人が集まってる……しかも満員……よほどの人気のようね。

白銀の姫と青き騎士って………うわーんリアルだといつ見れるの?…………あれ?体育館館の入り口から一(・)組(・)の(・)親(・)子(・)がやって来るけど……」

 

あんな「一組の親子?どれどれ……え!?まさか!?昔の私とお母さん!?」

 

みくる「ホントだ。今のあんなより少し小さいけど確かあんなだわ。隣にいる女性があんなのお母さん……どんな顔を…………ん?変(・)な(・)方(・)向(・)か(・)ら(・)の(・)光(・)が(・)邪(・)魔(・)し(・)て(・)よ(・)く(・)見(・)え(・)な(・)い(・)わ(・)」

 

あんな「変な方向の光?何言ってるの?ちゃんとお母さんの顔が見えるよ。」

 

みくる「あんなには見えるの!?でも私はどうやっても変な方向からの光のせいで、あんなのお母さん顔を見えないよ!」

 

どういうこと!?なんで私のお母さんの顔をみくるには見えないの!?昔のわたしは見えるってみくるは言ってたし、何よりこんな嘘なんかつく理由があるわけない。

ホントに私の夢なの?だってもし私の夢なら、みくるにも私のお母さんの顔を見えるはずだよ。

でも、今の内容は昔の私が見た白銀の姫と青き騎士の演劇だし、他の人の夢ではこの光景は

無理だよ…………

 

みくる「あんな……ごめん……私があんなのお母さんの顔を見えないなんて言ったから……」

 

あんな「ううん……みくるのせいじゃない。私だってなんでみくるだけが、私のお母さんの顔を見えないかなんて、分からない………それにこんな嘘なんかつく理由もないって」

 

みくる「ありがとう……今は、この夢の内容を見ることに集中する。」

 

みくる………そうだね………今は白銀の姫と青き騎士の演劇をしっかり見ないと………

昔の私とお母さんもそろそろ席に着いたみたい……

昔のの私を見てみると、パンフレットを目をキラキラしながら見てた。

 

みくる「うわぁ……昔のあんなが目をキラキラしてみてる。よほど楽しみにしてたんだね。」

 

あんな「そう言えば、こんな気持ちだったな……お母さんがこの演劇を一緒に見に行こうって言われて、連れてもらったら、ものすごい人がいてみんなこの劇を楽しみにしている声も聞こえていたよ。実際私もパンフレットを見てはなまる楽しみになってきたよ。」

 

みくる「そうなんだ……そう言えば観客の人たちが持っている薄い板って何なの?」

 

あんな「そう言えばこれって私の時代の話だよね。あれが私の時代の携帯であるスマートフォンだよ。」

 

みくる「あれが未来の携帯!?すごいボタンもないのに、画面に触って操作してる!

しかも画像がくっきり見えるし……もっと聞きたいけど、演劇に集中したいからやめておくわ」

 

もっと聞きたいだろうに、演劇に集中するためにグッと堪えるみくる。

まだ体育館は暗くならないし、昔の私とお母さんの様子を見るために近づいた。

まさかこんな形でお母さんの顔を見るなんて、思わなかった。

それにしても、髪の色がみくると同じ………

初めてみくると会ったときは、たまたまお母さんの髪の色と同じだなって感じてた。

でも改めて見ると……なんか髪も長いし、目の色も顔もそっくり………

ひょっとしてみくると私のお母さんは親戚か姉妹?

 

もしかしてお風呂上りに会った孝太郎さんが言ってた血のつながりってこういうこと?

でも…孝太郎さん…私のお母さんに会ったことないのに私とみくるが血のつながりがあるって、どうやってそんな考えにたどり着いたの?ひょっとして勘が鋭いかな?

そういや茂みに隠れた私たちの人数も正確に把握していた。

でも…それなりの距離があるし見ない*1で人数を勘だけでわかるのかな?

腕輪の機械も使う様子は無かったし…………

あっ!お母さんが昔の私に向かって話しかけた。

 

あんな母「あんな、トイレは大丈夫?この公演それなりに長いから……」

 

12歳のあんな「はなまる大丈夫!ちゃんと済ませたから。それよりも楽しみだよ。

白銀の姫がピンチの所で青騎士が颯爽と助けるなんてはなまる素敵だよ!」

 

あんな母「そ、そうだね………はぁ~真(・)実(・)を(・)知(・)ら(・)な(・)い(・)って………おっと、いけないわ」

 

12歳のあんな「お母さん?真実って?」

 

あんな母「なんでもないわ…それよりもパンフレットに乗ってる登場人物の名前、言っちゃおか?」

 

やっぱりお母さんの声はタイムスリップ前と変っていなくて安心した。

みくるには聞こえてるのかな?怖いけどちゃんと聞かないと。

 

あんな「みくる…私のお母さんの声、聞こえる?」

 

みくる「大丈夫、ちゃんと聞こえたから。変だな…顔は見えないのに声は聞こえるって………」

 

よかった………みくるにお母さんの声は聞こえたんだ。

なんで声はよくて、顔はダメなの?みくるは私のお母さんと私と同じ血縁関係かもしれないから?

それにお母さん、真実を知らないなんて言ってたの?

白銀の姫と青き騎士に関する真実………まさかね……いくらなんでもお母さんがア(・)レ(・)を

知ってるわけが…………

 

12歳のあんな「うん!青騎士のレイオス・ファトラ・ベルトリオンでしょ。白銀の姫のアライア・クーア・フォルトーゼでしょ。黄金の姫のシャルル・ダオラ・フォルトーゼでしょ。お付きの正騎士のフレアラーン・ナイ・パルドムシーハでしょ。侍女のマリエッタ・アルセインでしょ。暁の女神という神様に仕える神官のファウナ・モードラウでしょ。首謀者の娘で白銀の姫とともに戦う策略家のリディス・マクスファーンでしょ。最後に馬の後ろ脚だよね?お母さん」

 

あんな母「す、すごいね……味方側とはいえ噛まずに言えるなんて………お母さんは3回くらい噛んじゃったのに………続いて敵側も言ってね。」

 

12歳のあんな「じゃあ続けるよ!首謀者のビオルバラム・マクスファーンでしょ。側近のグレバナスでしょ。村に毒を撒く従騎士でしょ。山賊Aでしょ。火竜帝アルゥナイアで最後だよ。」

 

あんな母「………なんか………いろいろとすごくて……何も言えないわ………」

 

………………なんか昔の私………すごくない!?

登場人物のフルネームを全部噛まずに言えるなんて………おかげで私も思い出したけど……

馬の後ろ脚や火竜帝アルゥナイアっ何!?馬の後ろ脚もおかしいけど、馬はまだわかるよ!

火竜帝アルゥナイアって、まさかクーデターで竜が出るの!?

もしかして孝太郎さんとクランさんも竜と戦ったなんてことないよね?あるなんて言わないで

それに、なんでアライアさんとシャルルさんのファミリーネームが聞こえないの!?

もしかして、みくるが私のお母さんの顔を見えないのと一緒!?

 

みくる「………なんか一部聞こえないけど……これ……全部昔のあんなが噛まずに言ったの?

おかしい配役が2つあるけど、お陰で登場人物のフルネームが分かったからいいけど……」

 

あんな「みくる!アライアさんとシャルルさんのファミリーネームは聞こえた!?」

 

みくる「あんなも聞こえなかったの!?私も聞こえないよ!」

 

あんな「そんな………いくらなんでもおかしいよ……間違いなく私の記憶を基にした夢なのに、意図的に情報を伏せられている箇所が2つもあるなんて………あっ!体育館の照明が消えた」

 

みくる「気になるけど、とうとう演劇が始まるんだね。さてと、どんな内容かしら?」

 

司会役「只今より、令和7年度吉祥春風高校文化祭、演劇部による白銀の姫と青き騎士第1章の公演を始めます。来場者は観客席に席について、静かにご覧ください。」

 

司会役の人が始まりを宣言すると同時に、幕は左右に開かれた。

そこには白銀の姫が槍を持った大勢の人たちに囲まれているシーンが目に入った。

 

みくる「い、いきなりピンチなシーンから始めるんだ……」

 

あんな「懐かしいなぁ……あの時は……お姫様がピンチで早く助けに来てと祈ったよ……」

 

みくる「へぇ…でも今は…おっと大勢の人たちが典型的な悪役のセリフを白銀の姫に言った!」

 

モブA「皇家の血もここまでだな。お覚悟を」

 

白銀の姫「民達をお守り出来なかったことだけが無念です。」

 

逃げ場はなく追い詰められた白銀の姫は、民達に対する謝罪をした後、そのまま無抵抗のまま

死の覚悟を固めた所で、青騎士が颯爽と現れて槍を持った大勢の人たちを次から次へと倒した。

 

みくる「まあこうなるよね。主役の青騎士もなかなかの動きとやるじゃない」

 

アライアさんも……こうやって……孝太郎さんと……出会ったのかな………?

って、ダメダメ!今はアライアさんのことを考えてる場合じゃない!

こうしている間にお互いに自己紹介をしたけど………案の定、白銀の姫のファミリーネームを聞き取れず、白銀の姫の仲間たちと合流するシーンに差し掛かってたけど………

 

みくる「あんな………せっかくの仲間たちと合流するシーンなのに………馬の後ろ脚が……

馬の後ろ脚しか目に入らないわ!」

 

あんな「私も……だめ……笑ったら……2回見たけど……演技が……上手すぎて……」

 

馬の後ろ脚の役の演技が……余りにも上手すぎて……笑いを堪えるのは大変だった。

なお昔の私も笑いを必死に堪えてたし、お母さんも口を抑えながらも笑い声がした。

観客の人も馬の後ろ脚の役の演技をみて笑い声がしてくるものの、

初代の馬の後ろ脚の役の演技には敵わないという人がいた。

 

みくる「え!?今より上手い人いたの!?馬の後ろ脚なんて普通嫌がるでしょうに」

 

あんな「うん、お母さんに教えてくれた覚えがあるけど……確か……」

 

あんな母「虹野ゆりかっていうコスプレ部員が初代の馬の後ろ脚の役で、一番演技が上手かった

って言われるわ」

 

12歳のあんな「そんなにはなまる上手な人が、居たんだ。その人が演技した映像ってこの学校にあるのかな?」

 

そうそう、虹野ゆりかっていう人。その人が演技した馬の後ろ脚は、まるで本物の馬の後ろ脚の動きのようだと言われるとお母さんに教えてもらったの。

 

みくる「初代の馬の後ろ脚の役の映像……つまり初公演での白銀の姫と青き騎士の映像……

この学校に残ってるのかしら?」

 

あんな母「残念ながらかなり前のらしくて、一般公開もDVD販売もしていないわ。」

 

12歳のあんな「そんな~」

 

あんな母「大丈夫よ、あ(・)ん(・)な(・)は(・)必(・)ず(・)見(・)れ(・)る(・)機(・)会(・)が(・)あ(・)る(・)か(・)ら(・)。それよりも演劇の方に集中しましょう。」

 

12歳のあんな「必ず見れる機会?よくわからないけど………分かったよお母さん。」

 

必ず見れる機会?どういうこと?真実を知らないといい、なんか意味深だけど………

でも、お母さんに聞く方法もないから演劇の方に戻ると、白銀の姫が青騎士にこれ以上巻き込まれてないためにここで別れを告げるも、青騎士はそれを断りこれまで通り協力すると答えるシーンが

差し掛かってた。

 

白銀の姫「しかし地位に追われた今の私達に味方をするということは、フォルトーゼの全てを敵にするのと同じことなのですよ!?」

 

青騎士「確かに、アライア殿下の仰る通りかもしれません」

 

白銀の姫「だったら……」

 

青騎士「しかしそれでも、わが誇りと忠義、そして何よりフォルトーゼの民の心を敵に回さずに済みましょう。それに誰が敵であるかは大した問題ではありませぬ。誰を裏切らぬかが大切なのです。」

 

みくる「また聞こえない箇所があるし、ほんとになんなの!?

それにしても誰が敵であるかより誰を裏切らないかが大切か……これって私たちにも言えることだよね……」

 

あんな「そうだね、みくる……」

 

青騎士にとって白銀の姫は裏切ってはいけないように、私たち名探偵プリキュアにとって大切なのは、きっとファントムが敵とかそういうのは問題じゃなくて依頼人の笑顔を裏切っちゃダメってことだよね。もしかして孝太郎さんがクーデターの解決するお手伝いした理由もアライアさんを裏切りたくない何かがあったかもしれない。

それが何なのか私は知りたい。アライアさんが、孝太郎さんとどの様な交流をしたのか、アライアさんは孝太郎さんのことをどう想っているのか…………!?、やっぱり胸がもやもやする………

 

みくる「あんなーーーー、どうやら白銀の姫が青騎士に何処から来たか尋ねようとしてるわ」

 

みくる、助かったよ…………それに、このシーンってあのセリフが有名なところだ。

 

あんな「みくる!ここはかなり有名セリフを言うシーンだから、びっくりするかも」

 

みくる「びっくりって、なになに…………」

 

白銀の姫「ではひとつだけお教え下さい。」

 

青騎士「何なりと」

 

白銀の姫「その胸に刻まれた皇家の騎士たる紋章。そのお姿、その振る舞い。そして気高く誇り高きお心。あなたは紛れもなくフォルトーゼの騎士。しかし……しかし、その剣に刻まれた家紋にだけは見覚えがございません。あなた様はいずこより参られたのでしょう?」

 

青騎士「………幾百万の刻と、幾千万の道程の彼方から」

 

みくる「そのセリフ、孝太郎さんがキィちゃんに言ってた答えと同じ!?

演劇と関係があるのは、あんなから聞いてたけどこのシーンなんだ………」

 

12歳のあんな「いったいどういう意味なんだろう?????はなまる分かんないよ~」

 

みくる「昔のあんなは思いもしなかっただろうね。まさかタイムスリップして流れ星を見つけることで、あのセリフの意味が理解できるようになるなんて………」

 

み、みくる、そんなこと言われたら照れちゃうよ~

それに今のシーンが来たってことは、とうとう白銀の姫と青き騎士1章の最大の山場を迎えるはず

それは………

 

みくる「道中で山賊に遭遇したけど、まったく問題なく村に着いたわ。どうやら青騎士と白銀の姫の仲間たち一行はここで休む気ね。」

 

あんな「幕が閉じたから次のシーンが来るよ」

 

みくる「どれどれ……え!?どうしたの!?青騎士以外の白銀の姫の仲間たち一行は苦しんでいるし、なんか兵士たち5人くらい村に来たけど。」

 

そう、白銀の姫を捕らえるために、敵は川に毒をまくという卑劣な手段を使ってきたのだ。

当然、その川の水で飲んだことにしている白銀の姫の仲間たち一行の人達は、苦しんでいる演技をしているわけ。

 

みくる「ふざけんじゃないわよ!そんな卑怯な手段を使って!」

 

みくるも当然のごとくかなり怒って兵士たち5人に怒鳴っていた

……今更ながら私たちは夢の中だから、大声を出しても怒られないだけで、

もし本物の体育館なら、観客のブーイング間違いなしだよ。

それはいいとして、村の惨状に青騎士は怒っては兵士たち5人に向かってこう言った。

 

青騎士「おのれ、ご婦人一人を捕らえるために川に毒を撒くとは、見下げ果てた卑劣漢め。

断じて許し難い!我が剣の錆としてくれよう!」

 

その言葉を皮切りに、青騎士対兵士たち5人の戦闘シーンが始まった。

最大の山場ということだけあって、かなり派手な動きを繰り広げられる

 

みくる「青騎士!こんな奴らやっつけちゃえーーーーー」

 

あんな「もうみくるったら……一応体育館だよ……私も応援するか……がんばれー」

 

みくる「あんなも応援してるじゃない!もう」

 

あんな「もう終わったみたい……もうすぐ1章のエピローグだよ」

 

みくる「さてと、どんな締めが来ることやら………」

 

兵士たち5人を倒した青騎士は、敵から解毒薬を奪って白銀の姫の仲間たち一行を治療した。

そして毒から治った白銀の姫は青騎士にクーデターの首謀者を倒して国を取り戻す決意を告げて

白銀の姫と青き騎士1章は終わりを迎えた。

 

 

みくる「これで白銀の姫と青き騎士1章は終わりだね。2章は確か……」

 

あんな「私の去年の誕生日だよ。」

 

みくる「そうだったわね……それにしてもこの空間が解ける気配がないわね。」

 

あんな「そうだね、観客のみんなは昔の私とお母さんを含めていなくなったし………

あれ?入り口から何かやってきたよ。」

 

みくる「どれどれ……え!?なにこれ!?白い玉みたいな物が私たちのところにやってきた!?」

 

あんな「ホントだ!精霊みたいではなまる可愛い。色も白というより白と銀が混ざったような色をしてるよ。しかも温かいよ」

 

みくる「精霊って………待って!?ここってあんなの夢の中のはずよ!?なのになんで温かいなんで感じるの!?」

 

あんな「うそ!?みくるに続いて新たに入ってきたこと!?でもこんな精霊みたいな子、

現実にも見てないよ!?いったい………みくる!空間がまた変りはじめた!」

 

みくる「今度はどんな空間になるの!?」

 

新たな乱入者らしき白と銀の精霊らしき玉が私たちのもとにやってくると同時に、

再び空間が変化をしていき、しばらくすると新たな空間になったのたが、

その形は、私の記憶にはまったく見覚えがないものだった。

 

あんな「何これ………こんな風景、私見たことがない。」

 

みくる「あんなが見たことないって、いったい誰の記憶をもとにした夢なの!?

言っとくけど、私もこんなの知らないわ」

 

その風景は、どこかの山のようで空は夜なのか色は暗くなっていた。

 

みくる「夜の山って感じね。うーん……いったいどこを見ればいいのか。」

 

あんな「そうだね、ミラールーペで見ればいいけど、夢の中じゃプリキットを一つも持ってないから出来ないし………みくる!あそこの崖を見て!人が大勢いるよ」

 

みくる「崖に大勢の人?なんか嫌な予感がするわ。どれどれ……あんな!大変だよ!

白い髪の色をした女の子が、10人くらいの男の人達に囲まれているわ。しかも男の人達は武器まで持っていて、女の子は崖っぷちまで追い込まれているわ!」

 

あんな「嘘でしょ!?絶体絶命じゃない!?みくる!プリキュアに変身して助けないと………しまった!夢の中だから、ジュエルキュアウォッチもないんだ。」

 

みくる「そもそも変身したとしても、夢の中の人物や物には触れないわ。ここは彼らの様子を見るしかないわね。」

 

あんな「そんな~」

 

悔しいよ、目の前で危ない目に遭ってる人を助けられないなんて………

けど、どうすることもできないので、みくると一緒に大勢の人たちの様子を見ることにした。

 

みくる「まずは、10人くらいの男の人達ね。鎧は着込んでて、かなりしっかりしてるわ。

武器は剣や槍の2種類で、夜空でも金属の光沢は見える………ってことは本物の可能性がある。

これはかなり最悪の事態だわ。」

 

あんな「そ、それって、10人くらいの男の人達は、女の子を殺すのが目的なの!?

なんで!?」

 

みくる「そんなの分からないわよ。少なくとも女の子を崖っぷちまで追い込んでいる事から、

余程女の子が生きていると困ることがあるのね。」

 

そんな………いったいどんな目的で女の子を殺そうとするの!?

しかも、大勢の人たちが武器を構えて徐々ににじり寄ってるし、少なくとも日本の警察はこんな方法を使わない。

 

一方で男の人達に武器を向けられた女の子をよく見ると、目の色は青で、髪の色は白………じゃなくてなんと銀色で、しかも長くて、はなまるきれいなシルバーブロンドだ。

服装はドレスみたいな服に、そのドレスの上に青い上着みたいなもので被さってた。

表情はまったく怯えた様子は無く、

むしろ奈々ちゃんと同じくらいの強い意思に秘められた目で、男の人達を見ていた。

この女の子はいったい何者だろうか?服装からしてかなり身分が高そうなだし、

自分が死ぬかもしれないのに、どうして気丈な振る舞いができるのか?

いろいろと考えたら、男の人達が女の子に話しかけたけど、その内容は、私とみくるに衝撃を与えた。

 

男A「長く続いた皇家の血もここまですな。」

 

銀髪の女の子「血など問題ではありません。ただ民達をお守り出来なかったことだけが無念です。」

 

男B「潔い覚悟ですな。しかしご安心召されよ。皇家が途絶えた後も、大臣閣下が国民達を守るでしょう」

 

銀髪の女の子「………せめてそう願いたいものです。」

 

みくる「嘘でしょ!?なんで演劇の台詞に似ていることを言ってくるの!?状況を考えても演劇じゃないのにどうして!?」

 

あんな「まさか……これって……あの女の子はア(・)ラ(・)イ(・)………」

 

あまりにも演劇の記憶と似たような会話をする男の人達と女の子を見て、私は女の子の正体が、

いろいろな意味で気になるあの人の名前を言おうとしたけど、最後まで言えなかった。

何故なら……………

 

孝太郎「お前らっ!女の子一人を相手に、良い大人が何やってるんだ!」

 

みくる「なんで、ここに孝太郎さんがいるの!?しかも金色らしき剣を持ってるし、

青い鎧も着てるし、いったいなにがどうなっているの!?」

 

あんな「孝太郎さん!?じゃあ、やっぱりあの女の子は………ううん、今は……

孝太郎さん!!あの女の子を助けてあげて!」

 

突如として現れた孝太郎さんによって、私とみくるは驚きのあまり孝太郎さんの方に注目せざるを得なかった。

 

そしてそこから繰り広げられる内容は、孝太郎さんとクランさんが語るクーデターの真実とともに

演劇の記憶とは、あまりにもかけ離れた様々なことも目撃するなんてこの時は私もみくるも知らなかった。

*1:
まさか霊能力で見たなどと微塵も思うまい。まあ…後に登場するくれあの???がヒントになるけど




次回 第07話 EX あんなの夢に乱入者!?相棒と不思議な白銀の精霊、再び呼び起こされる演劇の記憶と真・白銀の姫と青き騎士1章 後編 予告

みくる「うそ!?孝太郎さんの動きがあまりにも速いわ!?しかも青い鎧が喋った!?」

あんな「む~クランさんが羨ましいよ~孝太郎さんに背、背負って、もらうなんて」

みくる「馬から、人間の女の子になった!?その前に孝太郎さんが呟いたゆりかって
初代馬の後ろ脚役の虹野ゆりかのこと!?知り合いなの!?」

あんな「ティアミリスの青騎士?いったいどういう意味なの?」

みくる「アライアさんの監視と報告って、いったいなにを考えててるの!?クレバナスって奴は」

あんな「孝太郎さんとアライアさんが踊ってる………2人ともはなまる素敵だよ………」

あんな「アライアさん………ご両親を殺したマクスファーンを恨んでるのに……
それでも……国民の幸せを守ろうとするなんて………すごいなぁ……」

みくる「あれが…カリスさんの魔法……孝太郎さんが杖を使って火を出したのを見たけど、ちゃんとした手順で魔法を使うのを見るのは初めて見た。」

みくる「孝太郎さんがあんなに怒った顔見たことがない。私だって村に無差別に毒を撒かれて死人が出ている事実を見て腸が煮えくり返るくらい怒りたいわ!なんでこんなことできるの!?」


あんな「病……気?じゃあ…毒じゃなくて……ウイルスによるリアルバイオハザードってことなの?」

みくる「解毒薬が………ない…………?なにを…………言ってるの…………?」

あんな「ひどい!酷すぎる!!アライアさんがどんな気持ちでここに来たのか!!
自分はもう助からないかもしれないから、せめてシャルルちゃんたちや村の人に生きてほしい一心でここに来たのに、どうして平然とその気持ちを踏みにじれるの!!」

みくる「敵の数は、あのデクストロゥとかいう糞野郎を含まれて36人。演劇より7倍もあるけど、
そんなの関係ないわ!アライアさんの気持ちを踏み躙って、尚且つシャルルちゃんたちや村の人を皆殺しにしようとする奴らなんて、たとえ私やあんながこの場にいたとしても絶対に名探偵プリキュアに変身して孝太郎さんやクランさんと一緒に戦ったと思うわ」

あんな「うん!そうだよ!私たちがこの場にいたら、みくると同じことをすると思う」

みくる「魔術師たちが作った火炎玉が大き過ぎるわ!!しかも味方ごと巻き込む気だわ。
どこまで腐ってるのよ!?あのデクストロゥとかいう奴」


あんな「なに……あれ………?空間に黒い穴が空いて、大きな騎士の彫像が降りてきた?」

みくる「クランさん!!逃げて!!あんなでかい斧に当たったら骨も残らないわ!!」

あんな「いっけぇーーーーー孝太郎さんもクランさんもあの魔道兵を撃ち抜いてーーーーー」

あんな「アライアさんを殺したらいけない………?カリスさんもデクストロゥもそんなこと言っててけど、どういうことなの?マクスファーンが国を乗っ取ったのに……それに孝太郎さんが言ってた真の目的を考えたらシグナルティンを奪うことで、マクスファーンにとってアライアさんを生かしておく理由もないのに…………」

プリキュアsideの小話9

あんな(こ、このシーン………まずいよ!私のアレが流れる前にこっそりと早送りを………)

ガシッ

みくる「あ~ん~な~早送りはダメって言ったでしょ?」

あんな「み、みくる。さすがにこのシーンはいやだよ!」

マシュタン「あら?また嫉妬シーンですの?でも映像は真っ暗な空間であんながポツンと立っているだけで………変なところはありませんわ」

るるか「いや……おかしいから。映像のこの空間は何なの?」

くれあ「そうよ!この真っ暗な空間は何処なの!?」

みくる「ふっふーん、そ・れ・は……………」

あんな「は~な~し~て~」

みくるがこの空間の正体を言う前に、映像のあんなが大声で叫んでいた。しかしその叫び声の内容はまるであんなの願望がそのまま口から出たかのようだった。

るるか「………………………………………随分と……………己の願望がそのまま叫びになっているようね……………」

くれあ「…………………ええと…なんで…………あんなちゃんの本心を………叫んでいるの?」

マシュタン「…………みくるとお母さんはまだ分かるとして………孝太郎とのデートって、出会って1日も経っていないのに……他の2つと同列なのね」

あんな「やだーーーーーーーーーーーーーーーー!冷静に分析しないで!ううっ………知られちゃったよぅ………」

みくる「はぁ~別に孝太郎さんへの想いはみんな知ってるんだから、問題ないでしょ?」

あんな「それとこれは別だよ!」

るるか「どうやら真っ暗な空間にみくるが突然現れて、あんなの欲望の叫びについて驚いてるわ」

くれあ「欲望の叫びって…………え?あんなちゃんがみくるちゃんのほっぺたを突いた!?え?
なんで!?」

マシュタン「しかもみくるは驚いているのに、あんなはすっかり夢中になってるわ」

るるか「みくるは顔を真っ赤になってる………誰から見ても怒ってるのは明らかなのにあんなは辞める様子はない」

あんな「な、何だか恥ずかしいなぁ……」

みくる「何言ってるの?すっかり夢中になって………いつまで辞める様子がないから思い切りほっぺたを引っ張ってやったわよ!」

あんな「ごめんなさい~」

くれあ「あんなちゃんがみくるちゃんのほっぺたを突いたってこのことだったの?でもいきなり………え?夢の中?」

るるか「つまりあんなはみくるが自分の夢で出てきたと思ってほっぺたを突いたの?いくらなんでも無理がある。現に映像のみくるも本物だって言ってる」

マシュタン「あんながみくるのほっぺたを突いた理由も可愛らしいわ。あら?みくるがニヤニヤしながらおあいこって………」

あんな「ううっ………みくるぅ……………」

くれあ「これは絶対デート発言の方を追求する流れね。じゃあ……面白いシーンって………」

あんな「私にとっては全然面白くないよ!」

るるか「自業自得。しかも映像のあんなは2つしか思い出せないけど………まさかデート発言については、無意識?」

マシュタン「でもみくるが指摘すると、しっかり思い出したわ。顔も真っ赤にして…………肝心のあんなはどんな意図で言ったのか全然気づいていないけど…………」

くれあ「正直言って無理があるけど……実際あんなちゃんが孝太郎さんに対する恋心を自覚するのは、2日目の後半あたりだし………」

るるか「2日目?別に遅くないと思うけど……」

みくる「それが……………いや、いいや」(だって……この時代に4日しか起きていないのよ!後は11年近く眠ってるなんて………)

マシュタン「あら、何か…………どうやら映像の方はこの空間の正体について探っているけど、進展はないようね」

くれあ「いったいどうしたら…………………え?空間が変わろうとしているの?」(じゃあ……この空間があんなちゃんの夢の中で………2人が見たっていう2つの記憶を再生するの?)

るるか「いったい何が起きてるの!?」

あんな「ここからわたしとみくるしか見ていないシーンが始まるよ!」

みくる「くれあさん、ようやくあの時の約束を果たせますよ!もちろんるるかさんとマシュタンもこれから繰り広げられる映像をご覧ください!」

くれあ「とうとう見られるのね」

るるか「え?あんな?みくる?くれあも今のどういう…?」

マシュタン「るるか!空間が完全に変わったわ!どうやら学校の体育館の屋内のようね。
観客がいっぱいいて、何の………映像のあんなが吉祥春風高校って言ったわ!」

るるか「吉祥春風高校!?確か回想を終えたあんなが言ってた学校名!?観客の状況と学校名を考えて………例の演劇を公演するの!?じゃあ……この空間ってあんなの…………」

あんな「私の夢の中だよ。」

マシュタン「夢の中ですって!?なんで本物のみくるがいるの!?あなたたちのプリキットに夢の中に入る力を持っている物なんて………」

くれあ「あんなちゃんの寝ているシーンで、女の子の声がしたじゃない。もしかして……」

るるか「確か………コータロー様とか言ってた……………今気づいたけど、コータロー様って………孝太郎の知り合いなの!?しかも名前で呼んで様付けしてるし、まさかと思うけど……この女の子も孝太郎のこと…………」

あんな「うん……その子も孝太郎さんのことが好きで………私にとっては一番の……ライバルなの」

マシュタン「一番のライバルって、それ程までですの!?それはともかく、その女の子があんなの夢の中に干渉したって言うのですの!?そもそもの話何処から現れたの!?」

みくる「うーん……なんて言えばいいのか………結論から言うと、最(・)初(・)か(・)ら(・)揺(・)り(・)籠(・)の(・)中(・)に(・)い(・)ま(・)し(・)た(・)よ(・)」

るるか「最初から!?でもそんな人…………」

くれあ「今、体育館の入り口から一組の親子が来たわ………どれどれ……嘘ーーーーーあんなちゃんよ!しかも今より小さいわ!」

るるか「あんなが!?じゃあ……隣のみくるそっくりの女性が先程見たあんなのお母さん」

みくる「お!今度はちゃんとあ(・)ん(・)な(・)の(・)お(・)母(・)さ(・)ん(・)の(・)顔(・)が(・)見(・)え(・)た(・)!(・)いやぁ夢の中で見た時は、何故か私だけあんなのお母さんの顔が見えなかったよ!」

マシュタン「それホントですの!?みくるだけがあんなのお母さんの顔が見えないって………」

くれあ「どうやら映像のみくるちゃんも、あんなちゃんのお母さんの顔が見えなくて困惑しているみたい」

るるか「どうして特定の人だけが……………」(あんなのお母さんがみくるだから?でも今の映像にみくるがあんなのお母さんの顔を見えてるのは何故?)

あんな「ホントなんでだろう…………」(アライアさん………ちょっとやりすぎだよ!)

くれあ「この空間が体育館に変わってからずっと気になったけど……みく………あんなちゃんのお母さんも含めてほとんどの観客が持っている薄い板は何?」(小さいあんなちゃん、目がキラキラして可愛いわ!余程楽しみにしてたんだ………)

るるか「しかも画像がくっきり見えて、画面に触って操作している。あれはいったい?」(くれあ、ちょっと危ない!うっかりみくるって言いそうになってるし………やっぱりくれあもあんなのお母さんがみくるだって知ってるんだ)

みくる「そろそろ映像のあんなが………今2人いるから紛らわしい!立っているあんなが薄い板の正体を言いますよ!」

マシュタン「へえ~未来の携帯電話で、スマートフォンっていうの」

くれあ「あれが携帯電話なの!?フォルトーゼの機械もびっくりしたけど、スマートフォンってのもすごいわ!ざっと幾つかの観客を見てもインターネットをしたり、見知らないゲーム画面が表示されたり、動画を見ている人もいて、私が知っている携帯電話とは明らかにかけ離れてるわ!」

るるか「しかも回線速度もずっと速い。無線にも関わらずこの時代の有線より速い」

みくる「あ!気付かなかったけど、確かに表示スピードも速いし、画面も事務所にあるテレビよりずっと綺麗………」

あんな「あはは……28年もあるからいろんな物が進化してるの」

るるか「じゃあ……一つ聞くけど動画を見ている人がいるけど、あらかじめ端末に動画ファイルを保存しているの?それともネットで?」

あんな「うーん……どっちかだなんて分からないけど…大部分の人が有料の動画サイトか、月額料金で見放題のサービスを使って見ていると思うよ。」

くれあ「そんなのあるんだ………それってネットから見ていることになるけど、少なくともこの時代ではまともに動画を見られないから、かなりの進歩ね」

みくる「月額料金で見放題のサービスっていったいどんなアニメがあるの!?」

あんな「そんなのたくさんありすぎて全部言い切れないよ。代表的な物を言うと、コナンのアニメと全ての劇場版とプリ…………オホン!ある変身アニメの全シリーズと劇場版とオールスターズと
ドラえもんのアニメと劇場版があるよ」

るるか「全部見放題なの!?しかもあんなの時代も含めたらかなりの数じゃない!?それを月額料金で見られるなんて……ところである変身アニメって何?プリ………の途中で遮ったけど………」

みくる「きっと未来のアニメだよ……」(それってプリキュアのことじゃない!?それも全シリーズと映画も見れるの!?そもそも私たち名探偵プリキュアもアニメになっちゃうの!?)

くれあ「ええ……」(あんなちゃんってば、るるかにプリキュアのアニメについて話すのはまだダメなのに………それにしても未来では一般の人がプリキュアのことを知ってるなんて私たちからすれば、おかしな気分ね)

マシュタン「あら、未来の動画事情について盛り上がっていますけど………映像の方ではあんなのお母さんが小さいあんなに話しかけているわ」

みくる「そう言えばあんなのお母さん、意味深なこと言ってたのとおかしなことが起きたのもここのシーンだ!」

あんな「あっ!」

みくるの言う通り、あんなのお母さんは「真実を知らない」と小さいあんなに向けて言ったり、
小さいあんながパンフレットに載っている登場人物全員の名前を言ったりするシーンが流れたが、
幾つものおかしな点や、ツッコミを入れたいところがあった。

くれあ「真実を知らないって………」(みくるちゃんしか言えないわ!こんなセリフ)

みくる「白銀の姫がピンチの所で青騎士が颯爽と助けるなんてはなまる素敵だよ!って………まさかこの時は知りもしなかったよね?未来では白銀の姫に対してラ・イ・バ・ル視するなんて」

あんな「むぅ~」

るるか「あんなの恋のライバルについては置いといて…………」

あんな「るるかさん!?」

るるか「登場人物について…………多く言いたいことがある!まずは馬の後ろ脚や火竜帝アルゥナイアっ何!?馬の後ろ脚も変って言いたいけど、まだ予算の都合の理由で納得できる!けれど火竜帝アルゥナイアってまさか竜が出るの!?しかも二つ名が付いてるし明らかにおかしい!」

マシュタン「おかしいのはそこだけじゃないわ。何故か演劇のヒロインとその妹のファミリーネームが聞き取れないわ」

くれあ「それも気になるけど……登場人物の一人である侍女のマリエッタ・アルセインってもしかしてマリーさんのこと?」(ファミリーネームが伏せてる理由って、アレだよね。もしファミリーネームが聞こえてしまったら、絶対孝太郎さんとクランさんがタイムスリップした事が一発でバレるから………)

あんな「うん!」

るるか「マリーって演劇の登場人物の一人だったの!?でもなんで略称で呼んでるの?いや、孝太郎から下着関連の理由で…………」

あんな「ううっ………あんまり言わないで………」

マシュタン「そういう話題が弱いのは…………あら?照明が消えて司会役の人が始まりを宣言したわ」

るるか「もう少し考え事したいけど、ようやく例の演劇が始まるのね」

くれあ「ところで令和って何?」

みくる「あっ!そういやあの時は演劇の方に集中したから気づいてなかったけど、何で平成じゃないの!?」

あんな「そういや1999年ってまだ元号が平成だった!2019年(平成31年)5月1日から始まった平成の次の元号で、令和7年は2025年のことだよ」

るるか「後20年で平成が終わるの!?」

くれあ「それに2025年ってことは、小さいあんなちゃんの年齢は12歳なんだ……じゃあ小学6年生………」

あんな「中学1年生です!元の時代では中学2年生って前に言ったのに……」

くれあ「ごめんなさい!だって今の学校で中学2年生として通っているって言ってたから……」

みくる「混乱しますね。でもあんなを中学2年生として編入させたのは、喧嘩した時のあんなのあの一言を聞いたからです」

るるか「喧嘩?ニジーの時にあなたたちが息を合わなかった戦闘ね。確か………ニジーがあんなを違う時代のプリキュアだって報告を聞いたのもその時ね」

あんな「ニジー、聞いてたの!?あの「この世界でこの時代でひとりぼっち」を!?ひどいよ!?」

くれあ「あんなちゃん……………」

マシュタン「ご愁傷様ね………映像の方はどうやらお姫様が大勢の人たちに囲まれているシーンから始まるようね」

るるか「いきなりピンチの所から…………まぁ…こういう場面は颯爽と助けに入るのが鉄板ね」

くれあ「るるか、そういう読みはよくないわ」

映像は大勢の人たちに囲まれているシーンから仲間たちと合流するシーンまで流れた。

るるか「典型的な悪役の台詞を言ってあっさりと敗れた振りってどんな気持ちかしら?ククッ」

マシュタン「るるかってば…………案の定、白銀の姫のファミリーネームを聞き取れないわ。いったい何の為かしら?プッ」

くれあ「さっきから笑いを堪えているけど……馬の後ろ脚の演技がどうしても目に入って………笑いが止まらないわ……せっかくの仲間たちの合流するシーンなのに………」

みくる「やっぱり笑っちゃう」

あんな「あはは……そうだね」

るるか「それはいいとして、あんなのお母さんからコスプレ部員の虹野ゆりかって知らない人物が登場したけど………初代の馬の後ろ脚の役だけの意味かしら?みくるは何か知らない?」

みくる「はあ!?なんで私!?あんなの夢の中で初めて知ったんですよ!寧ろ孝………」

あんな「みくる!これ以上はダメ!」(るるかさん、私のお母さんがみくるだって気付いたんだ。)

くれあ「るるか、さっきの質問はかなり際どいわ!それと虹野ゆりかって女の人については、この中で誰一人知らないわ」

マシュタン「女の人?名前からして女性の名前ぽいけど…………それでもあんなのお母さんから
女性だって言ってないわ」

るるか「それなのに女性だって知ってる。この中で誰一人知らないって言ったにも関わらず。
つまりそれ以外の人から聞いたのね。例えば揺り籠のメンバーの中から…………」

あんな「るるかさん~確かに揺り籠のメンバーの中から聞きましたよ~ううっ………」

るるか「あんなの表情からして誰なのかバレバレね。それは後にして「あんなは必ず見れる機会があるから」っていったいどんな意味なの?初公演での白銀の姫と青き騎士の映像を手に入るアテでもあるの?」

あんな「それが……………今でもその意図が分からないの」(もしかして私の誓いをお母さんが知ってたから?)

みくる「む~さっきの虹野ゆりかについて質問がなんで私なのか、納得できない。映像は白銀の姫が青騎士にこれ以上巻き込まれてないためにここで別れを告げるシーンになったよ!」

マシュタン「あら、健気ね…………は!?また聞こえない箇所がありまして!?今度は場所ですの!?」

るるか「何故王族のファミリーネームと場所の名前を伏せられているの?それと誰の仕業?」

くれあ「理由と犯人はわかっているけど答えは言えないわ………少なくとも判明したらあの2人の秘密も明らかになるのは確かよ」

るるか「それについてはなんとなく分かる。かなりのネタバレになりそうだから。映像の青騎士が白銀の姫に理由を言ったわ。……………かなり私に刺さるセリフね。誰を裏切らぬかが大切って未来自由の書に信じるあまりくれあやあんなたちを傷つけた私にとっては…………」

あんな「るるかさん…………でも、くれあさんと仲直りしたじゃない!」

みくる「そうですよ!これからはるるかさんの大事な何かを裏切らないようにすればいいんですよ!」

くれあ「もちろん私も一緒だから」

るるか「そうね、この想いに対して守るためにも、あなたたちと一緒なら…………」

マシュタン「るるか…………どうやら映像の方は白銀の姫が青騎士に何処から来たか尋ねようとしてるわ」

みくる「とうとうこのシーンですよ!」

るるか「みくるがこうまで騒ぐってことは………………孝太郎がキィに言ってた答えと同じ!?」

くれあ「このシーンだったのね……確かに芝居の為の台詞ね。あんなちゃんが印象に残るのも当然ね」

マシュタン「なかなかのクサイ台詞のこと。でも…あんなの方が一番適しているのでは?」

あんな「マシュタン?何で私なの?」

るるか「そういうこと………幾百万の刻と、幾千万の道程の彼方からって言葉を紐解いていくとまるでかなり遠くの場所と遥かに彼方の未来か過去からやってきたような言い方になる。つまりタイムトラベラーのことを指しているわ」

みくる「あ!」(ま、まずい。まだるるかさんとマシュタンに孝太郎さんとクランさんが未来人だってネタバレするのは早いよ!)

あんな「でも……私にこんな台詞には似合わないし………そもそも青騎士がタイムスリップしたなんて演劇には書かれてないよ」(嘘はついてない。もし孝太郎さんのことだったら………)

るるか「確かにそうね……でも孝太郎が幾千万の道程の彼方からの方は合ってるよね?
なんせ宇宙船に乗って地球に帰っているのは確か。その事実は3人とも知っている」

くれあ「確かにそうね……あ!青騎士と白銀の姫の仲間たち一行が村に着いたわ。山賊に襲われたけど………」

マシュタン「幕が降りたしどうやら次のシーンが来ますわ」

るるか「幕が上がるわ………なるほど川か井戸に毒を仕込んで、その水を飲んで白銀の姫の仲間たち一行が苦しんでいるシーンね」

あんな「……………」ギリッ(駄目だ………このシーンを見るとどうしてもアレを思い出しちゃう………心を踏み躙じられて絶望したアライアさんの泣き声が……………)

みくる「あんな…………」(きっとアライアさんのあの姿を思い出しているのね。孝太郎さんとクランさんのお陰で何とかなったけど……アレを直接体験させられたらあんなも私もアライアさんと同じくらい絶望するかもしれない)

マシュタン「あんなとみくる。どうしたの?そんな暗い顔をして……」

あんな「!?ちょっと、嫌なことを思い出しただけだから…………」

くれあ「あんなちゃん………」(もしかして実際の方で見たから?もしそうなら……人が死んでいくところを見てあんなちゃんとみくるちゃんが心を痛めるのも無理はないわ………)

るるか「映像の方はみくるがかなり怒って兵士たち5人に怒鳴っていたけど…………」(この差はいったい………?」

マシュタン「夢の中とは言え体育館で大声を出すのは、いかがなものかと。どうやら青騎士も怒って敵に向かって戦いを始めたわ」

くれあ「あんなちゃんもみくるちゃんも応援しているわ!2人とも体育館でそんなことしちゃダメ!」

るるか「いや、夢の中で注意しても…………敵を倒して解毒薬を奪って白銀の姫の仲間たち一行を治療したわ。まあこれも典型的な展開ね。保険の為に解毒薬を持つのは……」

あんな「そうだね…………そんな都合のいい展開が……………ぐすっ」

みくる「……………」(ああっ、もう!あの糞野郎の台詞を思い出して腹立つ!何が俺らが飲まなきゃいい話なの!?ふざけないでよ!)

るるか「あんな?みくる?さっきからどうしたの?」(演劇とクーデターがまったく同じ話ってあんなが言ってたけど………もしかしてクーデターの被害がかなり凄惨だったとか?)

くれあ(もしかしたら………アライアさんの記憶についてはかなり覚悟を決めないと………)

あんな「ごめんね。暗い顔をして………」

みくる「どうしてもアレを思い出しちゃって…………」

マシュタン「どうやら孝太郎が語ったクーデターについては余程酷い所があったようね。
映像も1章のエピローグが終わって観客が帰ったわ」

るるか「でも……空間がまったく変化ない。まだ何か…………入り口から白い玉みたいな物があんなとみくるのもとにやって来た」

くれあ「あんなちゃんが可愛いと言って、暖かいと感じてるって…………」

マシュタン「ちょっと!?夢の中で何で暖かいなんて感じるの!?デッチ・アゲインが見せた記憶の世界と同じで夢の中にあるものは何も触れないし、感触も伝わらないわ!」

みくる「そうですよ。あの時は新たな乱入者が出てきてびっくりしたんですよ!」

るるか「いったい何者?また空間が変わった。今度は……………………え?夜の山?
あんなは夜の山に行ったことが………………」

あんな「ないよ!それに今再生しているのは私でもみくるの記憶でもないよ!」

マシュタン「なんですって!?あんなの夢の中で見知らぬ人の記憶が再生しているといいたいの!?」

くれあ「あんなちゃん、みくるちゃん、これがあの人の記憶なの?」

あんな・みくる「そうだよ!」

るるか「あの人って、いったい………映像のあんなとみくるも困惑していたけど………崖に大勢の人たちがいるのを見つけたようね」

マシュタン「崖に大勢の人たち?こんな夜に?嫌な予感がするわ」

くれあ「これって!女の子が大勢の人たちに囲まれているわ!しかも大勢の人たちは武器を持ってたり鎧を着ている!かなり最悪な事態じゃない!あんなちゃんは助けに行こうとしたけど………
夢の中だから何も出来なくて悔しそうな顔をしているわ」

るるか「まさかの殺人の直前!?しかも演劇と似たような台詞も言ってるし………更にあんなが銀髪の女の子を見てアライアと言いかけるし………」

マシュタン「あの女の子がアライア!?もしそうなら……しかも孝太郎が現れたわ!?金色の剣と青い鎧を着ているわ!?」

くれあ「これが白銀の姫と青い騎士の元となったクーデター………じゃああの女の子がアライアさんなんだ……」(こんなに可愛い女の子だったんだ………あんなちゃんが一番の恋のライバルだって思うのも無理はないわ)

あんな「るるかさん、くれあさん、マシュタン、正直に言うけどこの記憶に出てくる悪い人たちの悪意は演劇とはまったく比べものにならないくらいたちが悪いから…………」

るるか「な!?事実は小説より奇なりって日本の諺があるけど、それと同じなの!?」

くれあ「前にちょっとだけ聞いたけど、そんなになの!?」

みくる「はっきり言って、糞野郎って言いたいくらいの外道ですよ!」

マシュタン「糞野郎ってみくるの口からそんな言葉が出てくるなんて…………前にあんなが言ってたグランド糞野郎って言ったマーリンとは全然違う感じがするけど………」

あんな「全然違います!マーリンの場合はある意味親しみでそう呼んでいるから!」

るるか「親しみで糞野郎って意味が分からない………」(いったい誰の記憶なのかは分からないが、ほぼあんなの寝るシーンで声だけで登場した女の子で間違いない。まだあの銀髪の女の子が名前を言っていないけど、孝太郎が言ってたクーデターの状況と同じだし、白銀の姫であるアライア
であることはほぼ確実。それにしても随分と可愛いわね……あんながライバル視するのも無理はないけど………かなり分が悪い。好きな人とそのライバルの馴れ初めを見てあんなは大丈夫かしら?
みくるが何とかフォローしてくれることを願うしかない。それにしてもみくるが糞野郎って言うくらいの外道な悪人ってどれくらいなのか……)
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。