縺れに縺れた蜘蛛の巣が焼かれた後で、親指達はなにを目指すか 作:てぃんた
ヴァレンチーナとルチオの過去に対する捏造あります。
基本的にこの小説はヴァレルチ中心になると思います。
蜘蛛の巣のこと覚えてるのは親方だけで、子方は覚えてません。
頭と調律者は時間逆行自体知らないので来てません。理由は適当。
作者はLimbusだけしか履修してません。なので描写に変なのあるかもしれません、ごめんなさい。
縺れに縺れた蜘蛛の巣から出たアンダーボス
あの害虫に食われて、アタシは死んだ筈だった。
でも声が聞こえたから、アタシは目を開けた...あの、落ちぶれたアタシを嘲笑い、忌々しい家族の声が、聞こえたから。そしたら、ボニャテッリ家のヴァレンチーナに、戻ってた。ただの生娘で恐怖に震えてた、あの頃に。そして成長し、私はまたアンダーボスの立場になった。でも、前の時ほどは嬉しくなかった。一度だけ齧った
前の時、
それが、憎くて憎くて、憎もうとしても、恐怖で身体が強張って、結局は憎めなかった。でも、感情は燻ってたからいつか、絶対に見返してやるって。あいつらを顎で使える立場になってやろうって、そればっかりを考えてた。でも、たまに褒められる時があった。パレルモでも、礼儀だとしても。その度に、私は今までのことを忘れたみたいに、嬉しくなった。そんなので母上や父上、お祖父様への怨みは無くならないけど。でも今だから...一度死んで、なぜかは知らないが時間が戻った今なら、分かる。私は結局、ずっと子供だった。
ボニャテッリ家に縋り、アンダーボスという立場に縋り...それで、実力だけはあの家でも上から数えた方が早かったから、結局蜘蛛の巣に左遷された。結局、私は足切りにされただけだった...私は、捨てられることに耐えきれなかった。だから酒に走り、自分を壊して、
あの恐怖は、私も知っている筈なのにそれを振りかざした。
「ヴァレンチーナ様、ルチオというものを、殺害すれば良いのでは?」
そんな一言で、アタシは過呼吸になった。必死に息を吸って、肺がなんとか空気を身体に回して、なんとか言葉を吐き出す。いや、それは最早言葉とは言えないほど崩れた音だった。
「...出ていけ、早く。下顎を砕いて、舌を切り落とすように」
そんな、言葉になってない、言葉しか、言えなかった。
私が家族に優しくされたことがなかったから。母親から怒鳴られることもない環境が羨ましかった。
そして、
だから、アタシは時々色んなもんをやった。甘いガムとか、飴とか、そういう裏路地じゃ高そうな物を。その度に
あの時だけは、私達は親子だったのかもしれない。でも、
礼儀と、パレルモ。でも、前の時にあらかた覚えてたから、こっちじゃよく褒められた。そして、今でも煙戦争に巻き込まれず、アンダーボスをやれてる。でも、心は
初投稿です!ヴァレルチの小説があまりないので作りました。
不定期更新になりますが、これを楽しんでくれる人がいたら嬉しいです。ヴァレンチーナの一人称がアタシと私なのは意図的です。